2020/06/27 のログ
ご案内:「酒場「崑崙」」に霜降寺 響元さんが現れました。
■霜降寺 響元 > 店の中でも隅の隅、テーブル席でも人目につかない片隅で一人。低級なワインと雑なツマミと共に読書にふけ晩酌をしている男がいる。
本は見るものが見れば首を傾げるだろう。
それは白紙の手記、何が書いてあるのか誰もわからない、読んでる本人以外は。
「……。なるほど『お嬢さん』、そうまでもの好きな事をする人は初めて見たよ。」
何処かを見渡す呪法は文字を通した使い魔による遠見の呪い。
さきほどまで何処かで何かが行われていた場に同席することはなかったが、覗かせてはもらっていた。
■霜降寺 響元 > 「しかし、そこまでして彼らを排除した所でナニも変わらないだろう。余計悪化してしまうかもしれないと言うのに、…優しいお嬢さんなのだろうね。」
ふと、瞠目し以前の彼女を思い出す。
アレらはどうでも良かったが、彼女はちゃんとした『観客』としてわざわざ赴いてくれたのだ。
では、こちらがするべき事は。
「次はお嬢さんにも楽しんでもらわないといけないね。」
誰か個人をどうやって招待しようか考えるのは何時ぶりだろうか。
『招待状』をわざわざ贈り付けてあげるのはサプライズに足りないだろう。
少し今は手放せない案件もある。
『少女』もいつかはまた、招待したいものだ。
この島に来てから久しく枯れていた刺激に心が満たされる。
……店員が気が付いた。いつの間にか部屋の隅のテーブルにしわくちゃのお札とともに空のグラスと皿が置かれていた。
誰もそこに客がいたことなど覚えていないというのに。
ご案内:「酒場「崑崙」」から霜降寺 響元さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に六道 しとねさんが現れました。
■六道 しとね > 夕方を超えて夜に差し掛かろうという処で。
「む」
ぴた、と路地を歩く足を止める。
その際に長く伸びた髪がふわ、と揺らめいた。
「……」
きょろ、きょろと辺りを見回す。
友人らと遊んだ後、何か食べようと思い色々と探しているうち。
気づけば入り組んだ場所に出てしまったらしく。
「迷ったな。いや何度も来ていたつもりだったんだが」
あっはっはと笑った。
ご案内:「歓楽街」にデザイア・ハートさんが現れました。