2020/07/22 のログ
金剛 経太郎 > 「まあ……無い、だろうね……モンスター討伐。
でもほら、少しは選んだ方が良いと思うよ。絶対。またこういうお仕事させられちゃうよ?」

流石に仕事に対する節操が無さ過ぎやしないかと思う。
普通の格好をして普通にバイトすれば普通に稼げるのではないか、とも。

「お姉さんがそういう風に言うの良くないと思う!」

非常に答えに困ることを聞いてくるなよ、と呆れながら思う。
女性に面と向かって女の子好き!と言える様な厚顔さは持ち合わせていないのだ。
まあ、揺れる豊満さを盗み見る程度には、興味は無い事も無い訳だけれども。そこは思春期のサガであるからして。

「良くないよ!止めようよ!入ってんだぞ?じゃないよ。
怒られるからね?お姉さんもそれは避けたいでしょ?」

はぁはぁ、と息を切らしながらも説得を終える。
しかしこんな店に来る子供も子供だが入れる大人も大人だな、と内心呆れかえって。

柏木凛 > 「あったら楽なんだけどな、ほんと。
やっぱそう思うか?だよな……次からはそうするか」

セクハラ野郎も多いしとため息を一つ吐き、やっぱり選ぶべきかと。
ただこの格好は自分にとっては普通、変という意識は全くない。

「そうは言ってもあるだろ?男なんだしさ」

そんなに変かと全く気にしていない顔で真面目に返し。
赤くなった少年の視線を追いかければ理由を察して笑みを見せて。

「ったく細かいよな……わかたよ、次に入りそうなら止めるって。
怒られるも面倒も俺は御免だしな」

少年の必死の説得に判ったと肩を竦めて頷いて。
歓楽街だからこそ来ていて入れる店もあるのだが少年はその手ではなかったのだと感心をして。

金剛 経太郎 > 「そもそも普通にコンビニとかでバイトしたら……?」

依頼をこなすよりよっぽど良いんじゃないだろうか、と首を傾げる。
何でも屋として仕事をする事に誇りでもあるのだろうか、と。

「あったとしてもお姉さんに言えるわけないよね!?」

酔っ払いみたいな絡み方をしないで頂きたい、とまでは言えないものの。
視線を辿られれば、慌てて首を振る。見てないです。見てないですよ。

「割とすんなりバレるからね?
とりあえず、分かって貰えて良かったよ……」

本当に理解してるかどうかは別として。
今一番大事なのは店の中に連れ込まれない事なのだから、細かい所は別に良いのだ。

柏木凛 > 「それもそうなんだけどな。これでもずっと何でも屋やってきたプライドもあるんだよ」

その方が確実に稼げるのは判ってはいるがやらないのはちっぽけなプライド。
笑われるかもしれないが碌な仕事しかなくても誇りをもってやっていると威張りたいのもあり。

「そこは聞かせてくれたら良い店紹介してやるのにさ」

残念だと笑って肩を竦めてそれ以上は聞かず、子供を苛める趣味はないと。
そして首を振る姿には怒ってない、年頃だしなと理解を見せて。

「そこまで仕事熱心なのかよ…。
ほんと先に判って助かったよ、ありがとうな」

ルールという型に嵌まるのは嫌いだが好き好んで面倒ごとに足を突っ込むつもりもなく。
そう言う意味では少年の言葉は非常にありがたいもの。
助かったと笑ってもう一度、今度は優しく頭を撫でていく。

金剛 経太郎 > 「そ、そうなんだ……」
(プライドを優先した結果こんな店の前で客引きやってるのか……)

プライドも善し悪しだなあ、と思う経太郎だった。
ここまで来ると笑うに笑えないし、涙すら出て来そうな気がする。

「えっと、遠慮しとく……あはは。」

だからおっさんか。酔っ払いのおっさんか。とツッコミたくなるのをぐっと堪える。
それなのに何だか暖かく理解を示された気がして、何だか酷く負けた気分になって来てしまう。

「いや、えっと、どういたしまして。
……そういえば、お姉さんの名前は?僕、経太郎。金剛経太郎。」

撫でられながらふと名前を聞いていなかった事を思い出す。
万が一今後何でも屋を利用するような事がまかり間違って発生した場合、頼ってみるのも悪くは無いかもと判断して。

柏木凛 > 「そう言うので稼いだらな、もう何でも屋に戻れない気がすんだよ」

それならたとえ嫌な仕事でも仕事は仕事とやっていくと。
安定した稼ぎで何でも屋のプライドは捨てたくはないと人には解りにくいプライド。

「そうか?安いゲーム屋とか御菓子屋とかあるんだぞ?」

もう流石に変な店を教えるつもりは毛頭なく、少年お年頃なら行きそうな店をあげ。
これが年上のおっさんやナンパ野郎の視線なら問答無用で殴り倒す。
しかし子供なら仕方ないよなと、見るなら見ろと少しだけサービス。

「お前のお陰で風紀委員に捕まらなくて済むからな。
あ、名乗ってなかったか。こっちじゃ柏木凛って名乗ってる。
宜しくな経太郎」

そう言えばそうだったと名前を名乗り返し、何かあれば遠慮するなと手書きの名刺も渡しておき。

金剛 経太郎 > 「絶対そんな事無いと思うんだけど。」

流石にツッコんでしまった。
いや、戻れるから。普通に戻れるから。
むしろコンビニでバイトしただけで戻れなくなる何でも屋ってどんな職業だよ。
次々に己の内から沸き起こる衝動を口を閉じて封じる。

「話の流れ的にそういうお店紹介するのと違ったよね!?」

封じ切れなかった……。
途方もない敗北感に包まれ、がっくりと肩を落とし項垂れる経太郎。
更に負けた気がするからあんまり視線下げたくないのだけども。

「まあ、捕まるのはお店の人で、お姉さんは怒られるだけだと思うけど……。
えっと……凛、お姉さんっていうんだ。
よろしくね。何て言うか、もっと違う雰囲気の名前だと思ってたんだけど。」

金髪だし。耳とんがってるし。
見るからに日本人の名前じゃないけれど、まあ、名刺まであるのだから間違いないのだろうと。
渡された名刺と凛本人とを見比べて。

柏木凛 > 「ああいうバイトってな。決まった時間を働いて給金を貰うだろ?
そう言うのに慣れたら仕事を自分で探す何でも屋って苦痛になるんだよ」

安定した生活に慣れてしまえば、きっと不安定な何でも屋には戻れない。
今よりも楽に暮らせるのは判ってるけど出来ないと困った笑みを見せ。
何度も考えた事を少年の口からも言われてしまい、情けなさそうにして。

「いくら俺でもな。子供にそう言う店教えねーって…」

それこそやばいだろうと呆れた顔をして。
喜ぶと思ったが落ち込んでいるような様子に子供は判らないと首を傾げて。

「そうなったら恨まれるだろ?その対応が面倒なんだよな。
そうそう、それでいいぞ経太郎。
あー…それはな、こっち風に名前を変えてるんだよ。本当の名前知りたかったりするのか?」

金髪にこの耳だと流石に分かるかと乾いた笑み。
名詞と見比べられて、不思議そうに見返して。

金剛 経太郎 > 「そ、そういうものなんだ……?」

分からない。さっぱり分からない。
幾つかバイトを経験したことはあるけれど、どれも安定してるとは言い切れないと思う経太郎である。
少なくとも日雇いの仕事を幾つか繰り返して、
最低限は余裕のある生活をすればもう少し仕事も選べそうなものなのに、と思っても言わない。

「でも連れ込もうとはしたよね!?」

思わず顔を上げて再ツッコミ。どの口が言ってんだ、と怪しい店を指さして。
頭に回る栄養が胸に取られてるんじゃないか、と薄々思い始める始末である。

「まあ、恨まれるだろうね……実際、悪いのお姉さんだし。
ふんふん、凛お姉さん。うん、呼びやすいねっ。
……ああいや、別にそういう事なら気にしないよっ。」

わざわざ変えたって事は、あまり知られたくない理由があるのだろうし、と。

柏木凛 > 「俺はそう思うんだよ。なんていうかな…うまくやれたらいいんだけど俺って不器用なんだよ」

日雇いを探してそれで生活費を稼ぎ、何でも屋は趣味の仕事にしてもいい。
しかし一旦日雇いでも働きその仕事が楽しければ続けてしまうかもしれない。
そうなるかもしれないのが怖いという事もありぎりぎりな何でも屋専門でやっていて。

「さっきまでは客引きだったからな。経太郎と話してる間に今日の仕事は終わったんだよ」

少年の突っ込みと雇い先の怪しい店を刺されての言葉にさらりと告げ。
バイト時間が終わればこんな店に勧める義理もないとあっけらかんとし。
頭に回る栄養が胸やその他に回っているのは否定できないかもしれず。

「そうだろ?だからそうなる前に経太郎に会えて感謝だって。
なんかそう呼ばれると弟が出来たみたいで嬉しいもんだな。
そうか?それならいいか」

変えた理由はただ単にこういう名前が多かったというだけで深くもなんともなく。
それに本当の名前も今の名前も自分の名前で凛と言うのはどちらも同じだったりして。

金剛 経太郎 > 「そっか……まあ、うん。そういうことなら。
何でも屋のお仕事、もうちょっと良いのが来ると良いね。」

不器用なのはこの短い間の会話でも充分理解出来た。
風貌からするに異邦人なのだろうし、上手く生きられないというのも納得できる。
……納得して良いかどうかはまた、別だけど。

「……あ、終わったんだ?そっか、もうそんな時間なんだ。
あ、じゃあその服も着替えてくるんだね?いってらっしゃい。」

まだ店の制服だと思っていた。
バイトの時間が終わったのなら店に戻って私服に着替えるのだろうと。

「なるほどね。じゃあ、どういたしましてっ
……弟みたい?そうかな?
あ、じゃあお姉ちゃんって呼んだ方が良い?えへへ、凛お姉ちゃーん。なんちゃって。」

散々頭を撫でられたりしたけれど、弟になったと思えば確かに悪い気はしない。
その上でふざけ半分に凛へと抱き着こうと試みる。避けられたら避けられたで構わないと思いつつ。

柏木凛 > 「理解されないってのは判ってんだよ。
でもな、俺って本当に不器用なんだよな……こういうの。
ん、ありがとうな」

此方に来てそれなりに慣れたとはいえあくまで生活だけ。
こういう面ではまだまだ上手く生きる事が出来ていない。

「短時間で稼げる仕事って事で受けてただけだしな。
あ?これは俺のだぞ」

何で着替える必要がと眉を寄せて少年の言葉に反応し。
つまりはこれが私服という事。

「俺に弟はいないんだけど居たらきっとこんだろうなってな。
あー……やばい、それはキュンって来ちまいそうだ。わとと」

子ども扱いのように撫でていたのは心のどこかでそんな風に考えていたかもしれず。
抱き着こうと少年が来れば反射的に抱きしめてしまい、丁度顔を胸に埋もれさせて…。

金剛 経太郎 > 「どういたしまして!
そういう生き方しか出来ないんだったらしょうがないよー。」

異邦人が生活する大変さは経太郎には分からない。
いや、10年をゲームの中で過ごしてまた現実へと戻されたから少しは似たような気持ちが分かる。
本当に、さわりだけ、上澄みだけの理解だけれども。

「え、それ私服……へ、へえ……。」

経太郎の中で凛への評価が少し変わった瞬間だった。
具体的にはちょっとセンスが悪い、とかそういう方面。

「わぷぷ。
……っと、調子に乗り過ぎました。」

抱き締められるように受け止められ、埋もれてから慌てて離れる。
流石におふざけが過ぎました、とぺこり、頭を下げて。

「あ。そろそろ僕も帰らないと。門限ギリギリじゃん。
ねえ、凛お姉さん。学生寮ってどっちの方か分かる?
僕、迷子になっててさ。」

おおまかな方角だけでも分かれば、と凛を見上げる。

柏木凛 > 「もしかしたらな、簡単な事かもしれないんだよな。
でもさ…生き方ってなかなか変えれないだろ?」

慣れない生活の中で便利な物、楽なものに身を任せてしまっていいのかという考え。
元の世界に戻る事はもうないだろうが、こちらの生活に慣れてしまえば元の世界を忘れてしまうかもしれないという恐怖もあって。

「こっちに来る前、前の世界からのなんだよ……変か?」

少年の反応にもしかして変なのかと不安になり見下ろし。
飲み屋では同じようは服装をしている者多いので気にしていなかったが不安を覚え。

「調子に?子供は元気なのが一番だぞ」

抱きしめると離れて謝る少年。
そんな姿に元気が一番だと受け止めて。

「あー……もう遅いよな。
学生寮?それなら判るな。
よし、お姉さんが案内してやるよ」

もう暇だしなと笑っては看板を店に立てかけて少年の手を握って歩き出し。
もし拒否されなければ色々と話を聞きたくて問いかけながら両の前まで送っていくはずで。

金剛 経太郎 > 「うん、そう……だよね。」

異邦人の凛が言うからこそどこか重く感じる言葉。
神妙な面持ちになりつつも、経太郎は小さく頷く。

「えっ?あ、いや!全然!変じゃないよ!」

少しだけ不安げな様子に慌てて首と手を振る。
変では無い、変ではないが……私服としてはだいぶ派手だと思う。
でもそれも異世界での意匠なのなら無理も無いか、と。

「あ、あは、あははは……。」

一応中身は高校生。それを知られたら一発殴られそうな気がするが。
まあ凛本人は気にしていない様だし、こうも言ってるのだから今度見かけたらまた抱き着いてしまおう、と目論んで。

「えっ、連れてってくれる?
わぁ、ありがとう!方向が分かっても、人が多いと上手く進めないから助かるよ!」

手を握られると少しだけ緊張したように顔がこわばる。
しかし、直ぐに慣れたのか寮に着くまでの間、本当の姉弟の様に歓談しながら歩いたのだった。

ご案内:「歓楽街」から柏木凛さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から金剛 経太郎さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「今日はここで、色々と遊ぶぜぇ・・・」
「昨日は海で思いっきりベニ殿と競争したでござるが・・・」
「なかなか楽しかったでござる」
といいつつ歓楽街をぶらついている。
自販機でコーヒーを買いつつも、それを飲みつつ

歓楽街を歩いている。近いのだ!!!アパートが!!
「某は、もう迷わないでござるよ。」
「・・・メイド殿が、ナナセ殿や、推したちがピンチの時は必ず<知られずの英雄>を発動するでござる・・・!」
「(それに某の存在が、記憶が邪魔になってる時は喜んで、キオクから消えるでござる。それもまた、推しを助けることでござるから)」

言いつつ、魔法少女ブルーのアニメDVDを買いに店に行く、道すがら。本屋によりつつベンチに座りながら
「でゅふふふふふ!!やはり魔法少女ブルーは最高でござる・・!!」
とデュフフフ言っている。

持流 童男 > (・・某が推しの幸せを邪魔してるのが、推しが辛い思いするほうがつらいでござるからなぁ。それならば、某が忘れられて、推しが幸せになったほうがまだいいんでござるよね)

(魔法少女ブルーは快活で良い子でござった、元気にしてくれてると嬉しいのでござるが)

どこか懐かしむ様に、そして、熱中しながらも、まほしょうじょ!と書かれたコミック雑誌を読んでいるベンチに座りながら

持流 童男 > (はぁああやはり、ロリと魔法少女はベストマッチでござる・・!!このちらっと見える絶対領域・・!そして魔法少女の悪と戦う、戦い、そして、芽生える友情!フォおおお!!ヨダレが止まりませんぞ・・!!!やはり魔法少女は最高なんでござるよねって。1000年前から言われてるから・・!!!お、吸血鬼もやってるでござるねぇ。本当に最高でござる。吸血鬼と人間の恋物語とか尊い意外のなにものでもねぇでござる。某のはノーカウントとして。)
頭の中で早口になりながらも、思いつつ熱中して本を読みつつ。

持流 童男 > さてとと本をしまいつつも、お店に行こうと歩きだしつつ。
お店はまだ遠い

歓楽街から抜けていくオタク!!

ご案内:「歓楽街」から持流 童男さんが去りました。