2020/07/24 のログ
持流 童男 > 「おう、こちらこそありがとうでござるな、結構楽しかったでござる。また会おうでござろー少年ー」

快活に笑いつつも、ニット笑いながら
乾いた笑みを浮かべつつも
「ちなみに拙者にはそんな彼女は居ないでござるよ!!」
ははははと笑いながらも
「二次元は最高でござるー!!!」
冗談めかして言いつつも
「それじゃ、某この後、これから魔道具店に行って見るでござるから、ここで、解散でござるかなー!また会おうでござろー!少年!」

ご案内:「歓楽街」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から阿須賀 冬織さんが去りました。
ご案内:「酒場「崑崙」」に織機セラフィナさんが現れました。
ご案内:「酒場「崑崙」」にイヴェットさんが現れました。
織機セラフィナ >  
急にお酒が飲みたくなった。
しかし女一人で飲みに行く、と言うのもなんだか恥ずかしい。
さてどうしたものかと考えて、思い当たった友人一人。

「急にお呼び建てして申し訳ないです、ありがとうございます」

テーブル席の向かいに座る友人へ深々とお礼。
先日知り合ったばかりだが、お誘いしたら乗ってくれた。
ありがたい話である。

「まずは何飲みます?」

メニューを見ればカクテルやお酒が沢山書いてある。
どれを頼もうか。

イヴェット > 「私はどれでも構いませんよぉ。強いて言えば甘いものが良いですけどぉ」
くつくつと笑いながら、メニューを捲るセラフィナを眺める。

唐突な呼び立てに少し面食らったものの、特に断る理由もない。
友人と酒盛りというのも、また乙なものだ。
一人酒も良いものだが、たまにはこういうのもいいだろう。

「じゃあ、喉の潤いにカシスソーダでも貰っちゃいましょうか。」

織機セラフィナ >  
「カシスソーダ、あーいいですねー」

メニューをぱらぱらとめくりながら彼女の選択に笑顔を零す。
こうも豊富にあると目移りしてしまう。
ページはカクテルからワインへと移り、やがて。

「――あっ、珍しい! 私冷酒にします!」

ブラックなドラゴンのドロップな名前の日本酒があった。
あんまり見ないのに、珍しい。
店員さんを呼び、それぞれの一杯目を伝え、

「お料理は、んー、このページ全部持ってきてください」

食べ物メニューのオススメメニューを一ページ分。
大体二十品ほど。
店員さんの口の端がひきつっているような気がする。

イヴェット > 「どうも日本酒なんかは食指が伸びないんですよねぇ、酒気が強すぎると言いますか。
 美味しいとは思うし、飲めないわけではないんですがぁ。」

お冷のグラスの縁をくるくるとなぞって、料理のメニューを見る。
酒のアテになりそうなものから締めに持ってきてほしいものまで何でも揃っている……
が。

「……此処で頼んだら、絶対テーブルに乗り切りませんねぇ。
 セラフィナさん、申し訳ないですがちょっとシェアしていただいても宜しいですかねぇ?」

流石にテーブルを横に延ばすわけには行かない。
今なんか少し気配りができる女だったな、などと思いつつ引き攣った店員の顔には目もくれない。

「セラフィナさんって、お酒好きなんですかぁ?
 随分と楽しそうに注文しましたけどぉ。」

織機セラフィナ >  
「ええ、二人で食べようかな、と思いまして」

こちらも食べるしあちらも食べる。
おすすめメニュー一ページ分などすぐであろう。
店員さんがひきつった笑顔で引っ込んでいった。
なんだか厨房が騒がしくなったような。
外食するといつもながら申し訳ない。

「んー、嫌い、ではないですけど。好きなんですよね、このお酒」

所謂地酒と言うやつで、あまり外には出回らない、らしい。
少なくともそこらへんの居酒屋ではあまり目にしないが、流石は崑崙と言ったところか。
さほどもしないうちに飲み物とお通しがやってくるだろう。

イヴェット > 「あら、最初からそのつもりで?うふふ、ありがとうございますぅ。」

気遣いができる女は、向こうも同じであるようだ。
引き攣った顔の店員に目もくれないのも、どちらも同じである。
厨房の喧騒は、まぁそのうち治まるだろう。いつものことだ。

「ふぅん。……お、来ましたねぇ。
 それじゃ、乾杯でもしちゃいましょうか。何に乾杯するのかは判りませんけどぉ。
 女の友情に乾杯、ですかねぇ?」

くすくすと笑い、グラスを手に持つ。
カシスソーダの中で、透明な氷がからりと踊った。

織機セラフィナ >  
「えへへ、ありがとうございます。――お仕事お疲れさまでした、は私だけかな?」

兎にも角にも乾杯である。
ガラスのおちょこに日本酒を注ぎ、持ち上げて彼女の持つグラスと軽く当てる。
カチン、と涼し気な音。

「――んー、やっぱり美味しいなぁ」

ちいさなグラスの中の液体をぐいっと喉に流し込み、満面の笑顔。
お通しもひょいひょい摘まんでパクパク食べる。

イヴェット > 「うふふふ、それでも良いですよぉ。
 本日もお仕事お疲れさまでした、乾杯。」

ちりん、と涼しげな音を立ててグラスとお猪口が触れ合い……
その中身を、互いに喉に流し込む。

「…ぷぅ。んー、おいし……
 あ、このお通しも美味しいですねぇ。さすがレベルが高い……」

こちらもお通しをつまみつつ、結構なペースでカシスソーダを飲み進める。
酒に強いのだろうか、飲むペースが早いタイプのようだ。

「最近お仕事忙しいんですかぁ?
 そろそろ夏真っ盛りですし、生徒も減ってやりやすいかと思うんですけどぉ。」

織機セラフィナ >  
とっくりからまたグラスに酒を注ぎ、ぐいっと。

「あー、あー……んー、ふふふ」

美味しくて謎の笑いが出てくる。
へんなの。

「んー、まぁ、夏休みに入るともうちょっとやること減るんですけどぉ」

とっくりを揺らす。
むしろ夏休み直前でテストが終わったばかりの今はちょっとやることが増えている。
顔がちょっと赤くなって雰囲気がぽやんぽやんしだした。
少しずつテーブルの上に広げられていく料理をぱくぱく食べてはにんまり幸せそうな笑み。
どうやら酔うのは早い方らしい。

イヴェット > 「あっと、お注ぎしますよぉ?
 ……もしかして、もう酔ってらっしゃいますー?」

こちらはほとんど顔色が変わらない。
2杯目のカクテル……今度はカシスオレンジだ……を注文し、料理を食べ進める。

「あー、でも夏休みになると私の仕事が増えちゃうんですよねぇ。
 ほら、問題起こす連中も増えちゃいますからぁ。
 こうしてお酒飲んで美味しい料理食べて、のんびりした休暇を過ごしたいんですけどねぇ……」

その顔をじーっと見る。楽しい。
くるくると表情が代わり、ふわふわと溶けるように揺れたかと思えば
食事を口に運んで笑う。飽きない。

織機セラフィナ >  
「あぁーありがとうございますぅ。んー? まだまだ酔ってないですよぉ」

ぽやーんと笑いながら。
どう見ても酔ってる。
とは言えこれでもほろ酔い程度だ。

「えー? イヴさん公安さんでしょぉ。そう言うのは風紀のお仕事じゃないんですかぁ?」

公安と風紀の違いはよくわかっていないが、悪さをする生徒をとっちめるのは風紀の仕事じゃないのだろうか。
からあげをもぐもぐしながら半目でくすくす笑いつつ、人差し指でつんつんと突くような仕草。

イヴェット > 「酔ってる人はそう言うんですよねぇ~。
 うふふ、まぁそれはいいです。酔うために来てるんですからねぇ。」

その笑顔につられて柔和に笑いつつ、カシスオレンジを流し込む。

「やることは大してかわりませんよぉ。
 むしろ小事が増えて大事が見逃されやすくなってしまうので、
 やることは逆に増えてきちゃったりもして……ねぇ?」

そう、夏休みとはいうなれば悪事の雑草が増える季節。
それを刈り取って綺麗にしなければ、もっと奥深く……公安の領分である『根』は出てこない。
故に、夏休みになればある程度風紀の領分に踏み入った活動もしなければならないのである。
当然、その本分は風紀に任せるが……まぁ、軽い自警団まがいの活動になるのだ。

「でも……偶にはこうやって息抜きに飲みに来てもいいですかねぇ?」

織機セラフィナ >  
「酔ってませんよぉ。ちょおっと気持ちよくなってるだけですぅ」

えへら、と笑う。
言葉は完全に酔っ払いのそれだが、焼き鳥をむしゃむしゃと頬張る動きに淀みはない。
見た目ほど酔っぱらってはいないようだ。

「そう言うもんなんですかぁ。風紀も公安も大変ですねぇ」

くぴくぴと日本酒を飲みながら他人事の様に。
いや実際他人事なのだけれど。

「あれぇ、もしかして私口説かれてますぅ? んーふふ、でもいいですよぉ。私で良ければいつでもお付き合いしますからぁ」

人懐こそうな笑みを返して。

イヴェット > 「見た目は完全に酔っ払ってますけどねぇ~?」

こちらも焼き鳥を食べる。
軟骨が好きだ。やげん軟骨はやはり塩コショウに限る。
塩だけでも良いのだが胡椒のアクセントがあったほうが好みだ。

「そういうもんなんですよぉ。大変ですよぉ。」

こちらもくぴくぴとカシスオレンジを飲み干し……

「……うふふ、どうでしょう。口説くのもいいですねぇ。
 セラフィナさんお綺麗ですし、引く手数多かも知れませんけどねぇ?
 あ、すみませーん。私にも冷酒一つ。」

……美味しそうに呑むのを見れば、こちらも呑みたくなるのが人情である。

織機セラフィナ >  
「だいじょぉぶですぅ、酔ってるけど酔ってませんん」

酔ってるけど酔ってないとは。

「あーはぁ。口説かれちゃったぁ。んーでもイヴさんの方が美人さんですよぉ。身長高いしスタイル良いしぃ」

いいなぁ、なんて口を突き出して不満を表現。
自分より彼女の方がモテそうだと思う。

イヴェット > 「つまり酔ってるんですねぇ~」

このままでは話題が堂々巡りになりそうだ。

「セラフィナさんもスタイルいいし可愛らしくて……私はそういう方が好みですけどねぇ?
 ……あ、このお酒美味しいですねぇ。これは正解かも。」

くい、とお猪口に注いだ酒を口に含む。
そのまま喉に流し込み、香りと熱を鼻の奥でじっくりと味わう。
これは確かに美味い。雑味と言うか、日本酒特有の焼けるような強さはなく、
爽やかに喉の奥に果物のような香りを届けてくれる。

織機セラフィナ >  
「んふふー、お酒呑んでますかぁ」

へらーと笑って。
こんなどうでもいい話題堂々巡り出来るのも、飲みの場ならではである。

「やー、私なんておっぱいばっかりおっきくてぇ。背も高くないですしぃ」

自分の胸を腕全体で持ち上げてみたりしながら。
お刺身も美味しい。
もぐもぐ。

イヴェット > 「そうですねぇ、お酒飲んでますからねぇ~」

まぁ、こういった身のない話をするのも楽しいものだ。
言葉や話に意味を求められ続けるのは現し世の常。
夢か現か分からない酒気の霧に包まれている今は、そんな事は必要ないのだ。

「そういうところが可愛いんじゃないですかぁ。
 私なんて身長大きいからよく怖いって言われたりしてぇ。」

こちらもこちらで体に悩みがあるのだ。
天ぷらはとても美味しい。むしゃむしゃ。

織機セラフィナ >  
「んふふー」

にっこにこ。
お酒を飲んでふにゃふにゃになるの楽しい。

「可愛いよりかっこいいの方がいいですよぉ。私もう二十四ですよぉ。可愛いなんて歳じゃないんですよぉ」

ぷう、と頬を膨らませて見せて。
そう言うところだぞ、と言う感じである。

「身長大きいのカッコいいと思いますけどねぇ。イヴさん女の子にモテそうですよねぇ」

イヴェット > 「うふふふ。」

こちらもニコニコ。
酒はやはり、これくらい脳を空っぽにして呑むのが楽しい。
一人酒なら味わって呑むのが楽しいのだが、不思議なものである。

「まだまだ可愛い盛りじゃないですかぁ。私から見れば可愛いものですよぉ。
 ……んん?あ~、うーん。どうなんでしょう。
 あまりそういうのは……気にしたことがなかったですねぇ~。
 でも、言われてみれば周りには女性の方が多い気が~……?」

どうも、あまりモテた試しはないのだ。
大体の人間が高嶺の花だと勝手に決めつけて去っていったのと、
公安の仕事が忙しいのが原因なのだが。

織機セラフィナ >  
「あれぇ、イヴさん年上でしたっけぇ」

そう言えば年齢知らないや。
見た目から三十ってことはないだろうけれど。

「かっこいいですよぉ。ミステリアスでぇ、凛としててぇ。かっこいいですもん。イヴさんの周りの女の子、みんなイヴさんの事好きだったと思いますよぉ」

みんなかどうかはわからないけれど。
酔ってるので話も盛る。
もりもり。
天ぷらももりもり。

イヴェット > 「……そこは乙女の秘密、ということで♡」

明らかにごまかす時の猫なで声だ。

「そうですかねぇ。そうだと嬉しいんですけどねぇ。
 でも、それを言うならセラフィナさんだってきっと男子が放って置かなかったと思いますよぉ?」

クスクス笑いながら、酒を飲み干す。
そして改めてカクテルに戻る。今度はレゲエパンチだ。
ついでにアスパラのベーコン巻きを食べていく。……スタンダードに美味しい。

織機セラフィナ >  
「えー。おしえてくださいよぉーいいじゃないですかぁー」

どうせ女同士の呑みの場なのだ。
うっかり口を滑らせたっていいじゃないか。
ほっぺつんつん。

「少なくとも、私は魅力的だと思いますよぉ。えー、どうですかねぇ」

あんまり気にしたこともない。
元々男性との距離の詰め方がバグっているような性格なのだ。
男の子からの視線など気にしたことが無い。
もちベーコンも美味しい。

イヴェット > 「だーめーでーすー。女は謎があったほうが魅力的に見えるんですー」

完全に苦しい言い訳である。
ほっぺは柔らかいが、あまり突きすぎるとつんつんし返される。

「うふふ、ありがとうございます。
 ……あと、セラフィナさん距離が近いですからねぇー。
 勘違いする方も多いのではー?」

ぐびぐび。どんどんペースが早くなっていく。

織機セラフィナ >  
「むむぅ。じゃあその謎は解き明かせないですねぇ」

むむむと大げさに悩んで見せる。
女の魅力を出されたら太刀打ちできない。

「えぇーそうですかぁ? ゆっきーちゃん――あ、私のいとこなんですけどぉ。その子もこんな感じですよぉ。あ、日本酒お代わりおねがいしますー」

異性との距離がバグってる従姉妹である。
日本酒が空になったのでお代わりを要求。

「――でもぉ、私イヴさんになら勘違いされてもいいかなーとは思ってますよぉ」

うふふ、なんて目を細めて。

イヴェット > 「ふぅ。あまり首を突っ込むと痛い目を見ることもあるんですからねぇ」

見せるつもりはないが、流石に乙女の秘密を明かすわけにはいかない。
今後の生活にも関わってくるのだ。

「へぇ、従兄弟がいらっしゃるんですねぇ。……二人共問題だなぁ~。
 まぁそれはそれとして、私もレゲエパンチおかわり~。」

こちらも仲良くおかわり要求だ。呑むペースがとにかく早い。
典型的なザルである。

「うふふふ、悪い子ですねぇ。本気にしちゃったらどうするんですぅ?」

織機セラフィナ >  
「きゃーこわい」

えへへ、なんて笑いながら、何も怖がっていない感じ。

「そうかなぁ、問題かなぁ。うーん、普通にしてるつもりなんですけどぉ」

唇に指を当てて考えるポーズ。
こてん、と首まで傾げて。

「ふふ。じゃあ逆に、本気にされちゃったらどうされちゃうんですかぁ?」

とろんとした顔で。

イヴェット > 「ほんとにもう、悪い子だこと……」

しかしその目は怒りなどは湛えず、ただクスクスと愉快そうに笑うばかり。
こちらも若干、顔が赤くなりつつある。

「そういうあざとい動きがですねぇ、もう。
 そういうの、すぐ男性って勘違いしちゃいますからねぇ。」

根拠はないがそんな感じがする。

「……んー?ふふ、どうしちゃいましょうねぇ。
 攫っちゃうとか、ね?」

織機セラフィナ >  
「えへへぇ」

悪い子、と言われてなぜか嬉しそうに。
日本酒をかぱかぱ開けているが、割と動きもしっかりしている。

「えー、そうですかねぇ。そんなつもりないんですけどぉ」

からあげを二個三個とぱくぱく頬張って。
男は狼、だなんて思いもしていないような。

「えー、攫われちゃうんですかぁ。二次会にイヴさんちで宅呑みですかぁ」

そう言うことではない。

イヴェット > 「なんでちょっと嬉しそうなんですかぁ?」

こちらもかぱかぱとグラスを空けていく。
ついでに料理もどんどん無くなっていく。そろそろ店員の冷や汗が止まらなくなる頃だ。

「自覚してないんでしょうねぇ~。
 ダメですよぉ、悪い男に引っかかったりしちゃぁ。
 ……うふふ、それも良いかも知れませんねぇ?行きます?」

くつくつと笑い、その顔をじっくりと覗き込む。

織機セラフィナ >  
「なんででしょう、飲んでるからですかねぇ。あ、芋焼酎のお湯割りおねがいしますぅ」

こちらもペースがどんどん上がる。
ここらで飲み物を変えよう。

「あ、それは大丈夫ですよぉ。私こう見えても結構強いんですよぉ」

楽しそうにいいながら、剣を振る真似をして見せて。
そう言うことじゃないし、ばるんと揺れる。

「あぁ、良いですねぇ。イヴさんお料理得意ですかぁ?」

完全に乗り気である。
それはそれとして食事の追加注文である。
ここからここまで。
終わりが見えてきた厨房を、再び地獄に叩き落す鬼の所業である。

イヴェット > 「うふふ、今度手合わせでもしてみたいですねぇ。
 私も、結構剣には覚えがある方なのでぇ。」

我流に近い物があるが、それでもイヴェットの剣の技術は高い。
当然一人で何でも出来るというものではないのだが、それなりだ。

「ええ、一応自炊程度には得意ですねぇ。
 あ、私もこれとこれとこれ追加でお願いしますぅ。」

さらなる絶望を叩き込む所業だ。
傷口に粗塩を一袋念入りに擦り込むような悪魔の一手である。

「揺れますねぇ。」

ぼそっとなにか言った。

織機セラフィナ >  
「あ、良いですねぇ。後学のためにお願いしたいですぅ」

こちらの流派が敵は己にあり、みたいな思想なので、あまり試合そのものには興味はなかったりするが、それはそれとして言葉通り後学のために興味はある。
たまには立ち合いもいいものだ。

「あ、私も同じ感じですねぇ。どうせなら何か作りながら飲みましょうよぉ」

手をぺちんと叩いて、嬉しそうに。
ばるん。

「? 地震ですかぁ?」

首をこてんと傾げる。
揺れた感じはしなかったが。
ちがうそうじゃない。

イヴェット > 「ではそのうち是非とも。
 ……とはいえ、夏休み前も色々と忙しいんですよねぇ。
 それが終わってからになりますかねぇ……」

哀しい事情だった。
忙しさを乗り切るための楽しみができた、とも言えなくはないが。

「良いですねぇ、そういう事したことなかったので新鮮です。
 あと揺れてるのは胸ですよぉ。」

流石に直球だが、ここまで言わないとたぶん自覚しないだろう。
ちょっとは危機感を持ってほしい。

織機セラフィナ >  
「私はいつでもいいですよぉ。楽しみですねぇ」

へら、と嬉しそうに笑う。
彼女の楽しみになったのなら嬉しい。

「私もあんまりしないですねぇ。でもやったことないからこそやりたいですねぇ」

やったことが無いことはやってみたい。
二人で並んで料理しながらお酒を飲むキッチンドランカー。
楽しそうだ。

「胸? ――あー、そうなんですよぉ、動くと揺れるんですよぉ。困りますよねぇ」

へにゃりと笑う。
彼女も胸が大きいからきっとこの苦労はわかるだろう。
だからそうじゃない。

イヴェット > 「うふふ、楽しみにして生きていくことにしましょうかぁ。
 ……嫌ですねぇ、書類仕事。」

若干げんなり。

「もういっそ作りながら飲めるのが良いかも知れませんねぇ~、フライとか天ぷらとか~。
 それなら調理しながら呑めますからねぇ~。」

こっちも考えることは同じである。
手元はしっかりしているので、火傷をしたりすることはないだろうが。

「そういう事ではなくてぇ~……まぁ、いいですぅ。
 ……そろそろ、お勘定しましょうかぁ。
 本当にうち来ちゃいますぅ?酒と食材くらいしか無いですけどぉ。」