2020/07/29 のログ
持流 童男 > 走りながらパトロールをしながら考える。

(某は自分の自己満足のために、13回の世界の推し達を泣かしてきたでござる。自分の身勝手な理由で自分自信を殺して。・・・そうか)

(見返りを求めたらそれは正義じゃないけど。自分自信を殺して、自分の身勝手な理由で救って傷つけることで助けることは、正義とも呼べない。)

(会話をしてなかったのでござるな。某は)

(自分が気持ちよくなることしか考えてなかったのでござるな)

走りながらも考えている。

持流 童男 > (・・本当にこの世界に来て、色んな人たちに教えてもらって、会って、良かったでござる)

思いつつも走りつつパトロールと警邏をしている。

(某は、化け物からやっと、英雄のスタートラインに立てたでござるな)

少しだけニット笑いながらも

持流 童男 > 走りすぎた、これ以上は無茶になる。

今は無茶するべきときではないから、自販機で、ジュースを買い、
ベンチに座りつつ


休息を取りつつ、・・・・実は、病院から抜け出して、パトロールをしているのだ。
正直見つかった時が一番怖い。色んな意味で。

ご案内:「歓楽街」に涼風 雷火さんが現れました。
涼風 雷火 > るるるーるるるるーるるーるーるーるるるーるー……

赤と青のメッシュが入った髪。それをポニーテールにまとめた少女は、何処か物悲しい歌をギターを弾きながら歌っていた。
別に誰が聞いているわけでもないが、ひとしきり歌っている姿を見たかもしれない。

ふと、歌を終わらせてキミに近づいてくる。

「……ねえ、そこの人。なんでそんなにバタバタ走り回ってるの? 探しもの?」

少し不思議そうな顔で問いかけてきた。
その腕には、あまり似つかわしくはない一昔前のTVヒーローがつけていた装置の玩具が付けられていた。

持流 童男 > 「うん?おお、いや、某は、パトロールと警邏中でござるよ」

二カッと笑いつつポニーテールにまとめた少女に対して、快活に言いつつも
「・・・いい歌でござるね。懐かしくて、どこか物悲しい歌でござる
それと、その腕の装置。かっこいいでござるな」

笑いつかけつつジュースを飲みつつも。

「某は、持流 童男。今はまだ、見習いヒーローとして修行中で、、風紀委員をしているものでござるよ」

ニットわらいつつ雷火さんに自己紹介をする。

涼風 雷火 > 「ふぅん、パトロールね。なんか、レースにでも出るのってくらい走ってたけど、あれでパトロールになるの?」

きょとんとした顔で問う。悪意があるわけではなさそうだ。
単純に疑問を感じたのだろう。

「あはは、ありがとう。聞いててくれたんだね。
 それに、こっちもね。ボクのお気に入りなんだ、これ。」

そういって誇らしげに左腕の装置を見せびらかす。
見れば、古ぼけていて使い込んだ形跡も有る。

「持流 童男さん……ね。見習いヒーローに、風紀委員かあ。
 あはは、ボク、ヒーロー大好きだよ!」

楽しそうに少女は笑った。
とても快活な笑顔である。

「でもさ、童男さん。なんで風紀委員なの?
 風紀委員ってどっちかっていうと警察っぽいじゃない。
 それってヒーローより、ヒーローの相棒っぽくない?」

また小首をかしげて疑問を口にした。

持流 童男 > 「・・・うーんそうでござるな。」

目を合わせながらもポニーテイルの少女に言う

「一人ではできないことがあって、風紀委員は、人手があって頼れるからでござるからかな。公安でもいいんでござろうがなぁ」

たははと笑いつつも

「ヒーローは一人では、できないのでござるよ。誰かに覚えてもらって、信頼されて、讃えられるて、人を信じて、信じられて初めてヒーローになれるのでござるよ。」

「人を、誰かを頼りにして、そして人を信じて、信じられるからこそ。守れるものがあるでござるよ。・・ダサいかも知れぬが」

「ヒーローになろうが、ヒーローの相棒であろうが、一人でヒーローをしようと、やろうとすると、碌な結果にならないでござるからな」

少し悲しく言った後に快活に笑いながらも。

涼風 雷火 > 「あはは!そっかそっか、なるほどね!うんうん、確かに確かに!
 警察が相棒の時ってお互いに連携して戦うもんね―!追跡は警察の仕事、戦うのは……ヒーロー!」

楽しそうに笑いながら少女は其の場で演舞をしてみせる。
キックを、パンチを、空に切らせて打ち込む。
戦いの姿を演じているつもりらしい。
大きなポニーテールが動きとともに元気に跳ねる。

「でも……童男さん、悲しそうだけど前になにか失敗でもしたの?」

一通り動いて見せてから、また改めて質問を投げかける。

持流 童男 > 「・・・あぁ、某は、『失敗』したでござる。一人でヒーローを・・やろうとして。」

少しだけ悲しく笑いながらも、雷火さんに対して応える。

「某は、たった一人の女の子に『会話』をせずに、自分の『自己満足』で『救いたい』と思った結果、一人の女の子を『救われる側の気持ちを考えないで行っていた結果』『死なせてしまった』でござる」

「そして、『怖くて』『目をそらし続けた結果』『最低な結果』になってしまった・・助けれなかった『少女がいたでござる』」

ぽつり、ポツリ語っていく。自分のしてきた過ちを、

「・・・軽蔑したでござろ?」

そう、ポニーティルの少女に語っていく。

涼風 雷火 > 「ふんふんふんふん……なるほどなるほど。へ? 死んだ?
 い、いきなり重いなあ……聞かないほうが良かったかな……」

むぐ、と口をつぐむ。
少し考えている様子だ。

「うーん、別に軽蔑はしないけど……ボクには実際に何があったかはわからないしね。
 それに、人間、失敗ってあるものだし。この場合は、なんかひどい結果になっちゃってるから……うーん、だけど。
 ただ、『怖くて』『目をそらし続けた結果』……っていうのはよく分からなかったかな。
 なにが『怖く』て、何に『目をそらし続けた』のか。結果は何か予想ついちゃったから聞かない。」

ふむむ、と考えてから出した答え。
それがこれ。

「童男さんの、つらいなー、くるしいなーって気持ちは伝わったよ。
 そこはごめんなさい!なんか凄いつっこんだ質問しちゃった。」

ぺこんっと深々と頭を下げる。
勢いでポニーテールが跳ね回った。

持流 童男 > 「あぁ・・安心してほしいでござるよ。某が失敗したのは、本当でござるから、だけど落ち込んでるだけじゃないでござる。」

悲しい顔から少しだけ笑いながらも

「その失敗を、しっかりと、次に生かす。」

ニットしっかりと笑ってポニーテイルの少女に笑いかけつつも

「って、すまぬな。ちょっと重い事を言ってしまったでござる。」
快活に笑いつつも、豪快にいいつつ

「そういえば、実を言うと内緒で、病院から抜け出してパトロールしてるのでござるよ。内緒でござるよ?バレたら某絞られるでござる色んな意味で

冗談めかして言いつつも笑いつつ。よく見れば至るところにガーゼが張ってある。

涼風 雷火 > 「……………」

しゅんとしかけていた顔が急に代わり、じっとジト目でキミを見始める。
顔に不満がありありと出ていた。
どうやら、そういうのを隠せないタチらしい。

「童男さん、それ失敗生かしてる? いきなり駄目じゃない!!」

があっと吠えるような勢いで言葉にする。

「なんで病院抜け出てるの!しかも内緒って!むしろ、そっちの方が軽蔑なんだけど!!」

ぎっと睨みつけるような顔。

持流 童男 > 「ままままつでござる!!あ、あれでござるよ。・・やべぇ!言い訳が思い浮かばねぇ!!」

いいつつ後ずさろうとする。

「いやぁ、某、どうにも、『頑張らない』方法が思い浮かばなくてつい、抜け出してパトロールしてるでござるよははは」

といいつつ、ポニーテイルの少女に対して、冗談めかして笑いかける後ろに後ずさりつつも。

にらみつける顔に対して気圧されながらも

涼風 雷火 > 「このまま、素直に帰ろう? それって、それこそ仲間の信頼裏切ってるってわかってる?
 ボク、そういうのだいっっっっっきらいなんだ」

完全に怒った顔。
それでいて、何処か冷静に懐から小さなスティックを二本取り出した。
そして静かに左腕の装置を弄る。
それはかつてをその装置を使っていたTVヒーローがしていたのと同じ動き。

<オープン>

機械音声が流れた。

「そうじゃなかったら……このボク、『涼風雷火』の名前の下にキミを断罪するよ!」

カチッとスティックを玩具にはめていく。

<アァイアァンッ>
<パゥワァァァ>

再び機械音声が響く。

持流 童男 > 「っっとお!?ならば某も変身するでござるか・・!それにこのまま帰ったら某、色々とやばいので!!」

いいつつも
「ダイスさん!!!!」「イビルダイスさん!」
言いつつも、異形の賽子と異形の賽子ベルトを呼び出す。
(なんだ・・・お主が悪いだろこれは・・)
<なんだ・・・お主、逃げの一手をするつもりだな?>

一応相手にも聞こえる様にダイスさんが言い出す

「だー!とりあえず力貸してください!!」
<腑に落ちんが・・そこの・・・まぁいい、こいつは逃げの一手をう使うから捕まえてくれ>
(頼んだぞ。こいつは無理を無理と認識できない馬鹿だからな)

「誰が馬鹿だ!!」
ツッコミを入れつつ ベルトを装着する

涼風 雷火 > 「そうなんだ。”逃げて誤魔化す”んだ? キミさ、ダイスさんにまで言われてるのに、それでも”誤魔化す”の?」

カチッ

スティックが一つ、外された。
改めて別のスティックを取り出して、挿す。

<スピィドォッ>

<ロード>

「最低……!!! いくぞ、怪人持流童男!!! キミを止めるのはこのボクだ!」

少女が、吠えた。

持流 童男 > 「変身!!!!」
ダイスロールゥ!!!と甲高い声とともにベルトのダイスが回る。 

闇が持流を包もうとしたが、

重低音と、勇ましい曲が流れ、闇が光になり、輝きが持流を包む

その直後に、勇ましい声で、

『RISE UP ヒーロー!!!』 『シャイニング ヒーロー!』『サンライトヒーロー!!』「ライトニングヒーロー!」

ヴァアアアアアアジンンッ!!!!!!!イズ・ザ!!!ヒーロー!!!!

「輝きの英雄:ヘラクレスぅ!!!!!! イェイ!!サイッコー!!!」

そして温かい輝きから晴れると同時に、中から、角と赤いマント、そして筋骨隆々の見るものに勇気を与えるかも知れない勇ましい姿の異形が

立っていた。

「捕まった時の要求なんでござるが、雨見 風菜殿だけには言わないでくだされ!!!!」

言いつつも後ろに逃げようとする。

持流 童男 > (さてと制限時間は) [1d10→9=9]
ダイスさん達 > (9秒だな)

<9秒だ>

「ポニーテイルの少女よ。こいつは体が限界なので、我らが時間を削っておく捕まえてくれ。その後は煮るなり焼くなり構わん」

涼風 雷火 > 「わ、変身いいな……っと、そうじゃなかった!!」

一瞬、変身した姿に気を取られる少女。
しかし、それもすぐに立て直し、地を駆ける。

「変身してするのが逃げることって、ヒーローの風上にもおけないでしょっ!!!!
 それに此処、街中なんだけど!!」

雷光の速さで童男の背中を追う。
それは通常の人間では出せない速度。
ポニーテールが大きく揺れる。

持流 童男 > 「うおおお!!捕まってたまるかぁ!!!9秒で逃げ切っやるわぁ!」

言いつつもそれを単純な膂力で雷光の速さで迫りくる、ポニーテイルの少女の速度から逃げようとしたが、一歩踏み出した瞬間に、変身が解ける。

「・・・・・んなー!!!!!もう9秒立ったのか!!!いや・・にげきっ・・」

普通に雷光の速さで、人の足が逃げ切れるわけもなくこのままなら普通に捕まるだろう。

涼風 雷火 > 急に童男の変身が解ける。
水が必要な変身ヒーローだってもう少し保ちそうなものだが、そこはダイスが言ったとおり時間を削ったのだろう。
むしろ勢い余って突っ込むかもしれない。

「う、わわわわ!? ぶつかっ、とま、んぐ……つか、まえ……った……っ!!!!」

力を込めて減速し、最高のタイミングで捕らえようと手を伸ばす。
このタイミングなら隠し技でもなければ捕まえられるという絶妙の動き。

持流 童男 > 「うおおお!!離せぇぇえぇ」

言いつつ、あっさりと捕まるだろう。

「まぁ、待ってくれ、まず交渉を始めよう。お主は、某を見逃す。見逃してくれれば某は、あれでござるよ、パトロールを続けられるでござるから。お互いウィンウィン・・・オーケー?」

いいつつ汗がダラダラしている。

涼風 雷火 > 無言で少女は装置をいじり、スティックの抜き差しをする。

<オープン>

<グゥラビティィ>

<ロード>

「……それで? それ、何処にボクの得があるの? 交渉ってさ、相手が納得できなきゃ意味ないよね?」

何処までも冷たい目で童男を見下ろす。
その視線とともに、眼に見えない力がキミの体を拘束しようとしていることに気がつくだろう。

「あ、皆さん。ごめんなさーい! ヒーローショーの練習ですから、気にしないでくださいねー!」

それから、奇妙な出来事に集まってきた人々に笑顔で言い訳をした。

持流 童男 > 「うっそでござろ!?なるほどこれも経験でござるな・・って言ってる場合じゃねぇ!」

いいつつ、見えない力に拘束されるだろ。
抗おうとするが、万全ではないため、普通に捕まる。

「あ、ヒーローショーの練習でござるよー!」
こちらも人々に言い訳しつつ

「あれでござるよ!少女殿。某懲りたでござるから!、無茶はしないでござるから!約束するでござるよ!」
笑いかけながらも

(『無茶』は、しないでござる。)」

言いつつもポニーテイルの少女に対して。

涼風 雷火 > 「さっきも言ったけど、ボクは涼風雷火。そして、ボクはキミを断罪する者だ。」

懲りた、というキミに静かに冷たく言葉をかける。
先程までの元気いっぱい、という様子とはかけ離れている。

「無茶はしない? そんなことをボクは言ってないよ。
 キミの罪は、『非道』。キミは自分で言ったことを何一つ、守っていない。そんな人間が約束をするって言って、信じると思う?」

びしり、と指を突きつけた。
その指先には圧があった。

「ボクはね、ヒーローが大好きだ。この装置だって、ボクの大好きな大事なヒーローのものさ。
 だから、ボクはキミが『見習いヒーロー』って言ったのをすごく嬉しく思った。」

静かに少女は語る。
語りながら、左腕にはめた装置をとても愛おしそうに撫でる。

「でも、今のキミを知ってボクはショックだよ。
 失敗をしてもいい、傷つくことだってある。ときには、負けることだって。
 でも、約束を破るようなやつは……『ヒーロー』じゃない。」

そこまでいい切ったところで、冷たかった顔は悲しそうな顔に変化する。
首も下向きに……ややうなだれる。

持流 童男 > 「雷火殿・・・・・確かに、某は、自分で言ったことを守れてなかったでござるな。」

その顔を見つつ、しょんぼりしつつも
仲間の信頼を、裏切るか・・・仲間かぁ
懐かしむように見つつ。

「分かったでござるよ。病院に戻るでござるよ・・」

「ありがとう、雷火殿。」

少しだけニット笑いつつも

涼風 雷火 > 「……童男さん。ショックを受けたのはわかるけど、多分空回ってるよそれ。
 それじゃあ何も変わらないままだ。
 だから、もしこの後も童男さんが今のままなら……ボクは言わなきゃいけない。もう一つの、『断罪』を。」

うつむいた顔のまま、続ける。

「『ヒーロー』って名乗るのを止めてって……それだけは、させないでほしいな。」

顔を上げる。
其の顔は、さきほどの悲しそうな顔のまま。

持流 童男 > 「・・・どうすればいいかわかわからないんでござるよ。『頑張らない』方法が『思い付かない』のでござるよ、雷火殿・・信頼すればいいのでござろうが。某が動かなきゃいけないって思っちまう・・・『今までずっとそうしてきたから。』それの名残でござろうな」

「・・・雷火殿、某が、13回の異次元の世界を救ってきたって言ったら信じるでござるか?」

深刻そうに言いながらも、

真剣に言いながらも真摯に雷火さんを見る。

涼風 雷火 > 「会った瞬間の童男さんなら素直に信じられたかな。でも、今だと半信半疑くらい。」

少女は素直に口にする。
真っ正直な眼。
先程の悲しみは拭い捨てていた。

「でも、それはどちらでも問題ないかな。別に信じたっていい。重要なのは童男さんが本当に信じられる人になれるのかどうか、だし。
 はっきりいって、今のままだと天使のような顔をして優しい言葉を口にして騙そうとする悪、と大して変わらないよ。」

はぁ、とため息を一つつく。

「どうすればいいか、なんて答えは自分で言ってるじゃない。なんでそれをしないの。雨見風菜さん、だっけ?どうしてその人を裏切る前に其の人のことを考えてあげられないの? ボクにはそっちのほうがまったく理解できないよ」

呆れたような口ぶりで、心底わからない、という風に言った。

涼風 雷火 > 「……うん、わかった。ボクの次にするべきことが。
 雨見風菜さんを探して、このことを話す!ボクの次の『断罪』はそれだ!」

びしり、と再び指を突きつける。

「童男さんは『どうすればいいか』をもう一度考えてよ。『わからない』んでしょ?
 じゃあ、ちゃんと考えて。答えが出ないなら、いろいろな人に聞いてみなよ。『ヒーロー』だって相談くらいするさ。
 じゃあね。次までにちゃんと結論、出てると良いな。」

それだけを言い残し、少女は走り去る。
ポニーテールを元気に揺らしながら。

ご案内:「歓楽街」から涼風 雷火さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「・・・わからないでござるな・・・やっぱり、『頑張らないというのが』」

いいつつもまた、パトロールをしている。今回は外出許可を取った。
さっぱりして考えをまとめようとしているが未だ分かっていない

「ていうか、本当にこんな事を『誰かに』相談するのって、あれでござるよなぁ。」

言いつつ あるきつもパトロールをしているが、『考え事』をしてる。

「うーん。やはり誰かに教えてもらわなければ」
よく見ればガーゼが少しだけ増えている。
あるきつつも、

ご案内:「歓楽街」に柏木凛さんが現れました。
持流 童男 > 「・・・所詮某、ごときが、傷つこうが大丈夫なんでござろうが。」

あるきながらも独り言をつぶやきつつ

「でも某が、傷つくと色々と大変でござるよなぁ」

うーむと言いつつも笑いつつ悩んでいる

柏木凛 > 珍しく仕事も用事もない日になり新しい顧客を開拓するかと歓楽街へ。
相変わらずに騒がしく色々な人種や恰好がいる場では変と言われる事の多い服装も普通。

「さて…どうすっか」

慣れた場所とは言えぶつかったりすれば面倒ごとになる相手も多い。
なので気を配りながら歩いていれば前から如何にも派手、ヒーロー?という姿が歩いてくるのが見え。
どのタイミングで避けるかと気を向けていたが避ける様子もなく向かってきて…。

「馬鹿野郎!あぶねーだろ!!」

観察するあまりに避けるタイミングを失ってしまい、ぎりぎりでどうにか避けると声を荒げて怒声をかけていく。

持流 童男 > 「おお!?す、すまぬでご・・・ざ・る・・」

言いつつ彼女の姿に、驚き動揺する。この世界に、この世界にいるはずが無い・!!

だって、彼女は・・?!!彼女は・・!確かに、前の世界で”助けて”某の自己満足で・・・!”傷つけてしまった・・!”

いや・・でも彼女が某のことを覚えているはずがない。だって・・知らざる英雄の効果で、記憶から消えているはずだ。某は彼女と顔をあわせる資格もない。

涙が出かけるのを止める。我慢だ。このまま誤って、素通りしようとしたが。

「リ・・・ン殿・・・・?」
思わず口から出ていた。

柏木凛 > 「ちゃんと前は見ろよな。絡まれてもしんねーぞ」

目立つ格好してるくせにとその男に目を向け睨む。
睨み見ればどこかで見たような気がし、つい睨み続けるようにその顔を見詰めるが心当たりがない。

「どっかで見たような気がすんだが……悪い、なんでもない」

きっとこの街のどこかで見たのを知っていると勘違いした。
そう考えて口調こそ悪いが一応の謝罪をし、通り過ぎようと脚を進め。

「……おい、やっぱり知り合いか?」

男の口から出た言葉、偶然で名前を言われる筈はないと脚を止めてもう一度男を睨みつける。

持流 童男 > 「・・・はじめましてでござるな。」
辛そうな顔をして、この世界で、初めての自己紹介をする
声が震える。嬉しいけど悲しくてうまく笑えない。

「『はじめまして』、某は、持流 童男。見習いヒーローしてて、胸を晴れるヒーローを目指してるものでござる」

辛い笑顔をしながらも言い切った。

「お主とは、初めて会った・・何もない。お主に胸を張れない。顔も見せられない、ただの臆病な人間でござるよ」

弱々しくも、リンさんに対して言い切った。

柏木凛 > 「だよな……ってなんでそんな声なんだよ」

男の言葉に納得は出来ないが会って話したという記憶はなく初めてだろう。
ただ気になるのは何で声が震えているのかという事。

「あー…初めましてだ。なんて初めて会ったのに道のど真ん中で挨拶してんだよ。
俺は柏木凛だ。ヒーロー見習いね……確か見た映画ってのに出てた空飛ぶ奴だったか?」

にこやかとはいえない皮肉めいた笑みを浮かべ、マントで空を飛ぶヒーローの真似かと。
衣装に着られているように見えるが見習いなら仕方がないと。

「そう言われたら会ってるって言ってるようなもんだぞ。
おい、ヒーロー見習いなら胸を張ってしっかり相手を見ろよな」

弱弱しく情けない事を言う男、その胸を巨大な篭手で覆われた拳で軽く殴りしっかりしろと笑いかけて。

持流 童男 > 「・・・あぁ、すまぬ、でござる、リン殿」

言いつつも、しっかりとリンさんの顔を見ようとするが、しかしリンさんを見て、涙目になる。。

「・・覚えてないならいいんでござる。ただ、”お主”が幸せになってたらそれでよかったでござる。」

それを某は、自分の自己満足で、勝手に消えて勝手に記憶から消えて傷つけてしまった。情けない自分に、怒りが湧くが表にはださない。

「・・・すまない何でも無いでござる。リン殿。」

と悲しく言いながらも、無理ににこやかに笑いを浮かべて

「こちらも元気を貰えたでござる、ありがとう」

言いつつもこちらも笑顔を貼り付けた笑みを浮かべて笑う

柏木凛 > 顔を見ないので見ろと言えば見るのだがそうすれば涙目になる。
何だこいつはと男を見る目がジトっと細くなっていく。

「覚えてないって事は会ってるって事だよな?幸せ?毎日なる様にしかなってねーよ」

本当になんだこいつは、会った記憶はないのに男は自分を知っている。
気が付いていないのかその事を何度も口にされては気になって仕方ない。

「お前は何でもなくても俺は色々ともやもやしてきたんだけどな。
そりゃよかったよ……なら俺とお前が何処であったかキリキリ吐け」

元気の代金に言えと怖い笑みを張り付けた笑みに返して。

持流 童男 > 「(ここで気味悪がられて嫌われるのもありでござるか)」

自嘲気味に笑いつつも

「様々な種族の入り乱れたファンタジーと言える世界・・お主の世界で、お主が、それなりの規模のなんでも屋をしてた時に会ったでござるよ」

「・・・そこで・・お主の店で、お主と出会ったでござる。」

拳を握りしめる。自分のやってきたことを、懺悔を始める。

柏木凛 > 「あー…なら俺の元の世界で会ってたのか。俺が何でも屋やってたの知ってるなら間違いねーか」

男の言葉、元の世界の事、そこでも何でも屋をやっていたのを知っているなら間違いないと。
ただ問題はあった記憶が全くない事。客の顔は忘れないのが自慢だったのでそこがふに落ちず。

「俺の店って事は客だよな?一体どんな仕事受けたっけ?悪い、何でか覚えてねーんだよ」

覚えてないのは失礼だしなと、思い出そうと受けた依頼を聞き出そうとして。

持流 童男 > 「・・・・魔族から街を守る仕事だったでござる。『そこで』・・・・」

言いつらつら語っていく、苦虫を噛み潰した顔になる。

「覚えてないのも当然でござる。『お主』を守るために、某は『自分勝手』な理由で。お主の記憶から消えたのでござるから。その世界から。」

言い切った。

柏木凛 > 「魔族から……?って事はあの時か」

語られる内容は思い出したくない出来事。
結果的にあの一件であちらの世界では店を失い、こちらに来る原因になった出来事に手を出す事になった大事件だったので。

「あー…つまりは何だ。お前、持流は俺の恩人でその後に記憶を綺麗に消していなくなったって訳か」

言い切られた言葉に何で生きてるのかという疑問は解消した、しかし…。

「それに関しては感謝してるぜ。ただな……記憶を消したんだ、いっぱっつ殴らせろ」

それはそれだと急に満面の笑みを浮かべると拳を握る。

持流 童男 > 「ハハ・・軽蔑したでござろ・・?」

言いつつ殴られる準備をする。

「・・・某は、お主の幸せを祈ってたでござる。・・だけど自分の為、自分自信の自己満足の為にお主を傷つけたでござる・・・」
「いや、某ごとき、傷ついたうちにも入らないのかも知れぬな。」

リンさんを見つつも、リンさんに対していう。

柏木凛 > 「命の恩人を軽蔑はしねーよ。むかついたけどな」

殴られる準備をした男にいい覚悟だとその覚悟に頷き。

「別に傷ついてはいねーよ。傷物にもされてねーしな。ただお前は自己満足で俺の記憶から消えた大馬鹿だってだけだよ。
だからな……」

本当に自分勝手な事ばかり言う奴だと思えばむかつき、握った拳を思い切り振りかぶり。

「次は忘れさせんじゃねーぞ、馬鹿野郎!!」

そう叫べば男の頬目掛けて勢いよく拳を振り抜き。
ぶん殴れば忘れさせたことはチャラだと言い切る。

持流 童男 > 「ぐっっっは・・・!!!!!」
「いい一撃でござるな」

と言いつつ地面に叩きつけられる。

「・・忘れさせぬでござるか。・・分かったでござるよ、リン殿。・・・忘れらるのは、辛いでござるからな。」
少しだけ笑いながらも。 頬を腫らせながらも

そのとき懐から、一枚の写真が出てくる、どうやらリンさんと持流が写っているツーショットのようだ。

「もっと一緒にいたかったでござる。」
ポツリと言い切った。

柏木凛 > 殴り倒した男を腰に手を当てて見下ろし。

「そう思うなら忘れられんなよ。俺は恩人に感謝も出来ねーし、お前は知り合いに覚えられてねえ。
どっちも嫌だろうが」

お前は馬鹿だろうと呆れていれば男の懐から何か出てきて拾い上げ。

「…本当に馬鹿だよお前は。ったく……今日からまたダチだ。
新しい交流って奴をやってくぞ、それで我慢しろ。
これからはこの辺りで会えるんだしな」

聞こえた言葉に拾った写真と今詰まっている名刺を押し付けるように渡して。

持流 童男 > それを受け取りつつ、

「・・・某は、友だちになってもいいでござるか・・?」

「こんな某でも・・・こんな、ダサいのでも・・・」

「また友達になってくれるのでござるか・・・?」

震える声で、起き上がりながらも、リンさんに言いつつも

柏木凛 > 「その写真を見ろって。俺がツーショットで撮るんだ。前もダチだっただろ?」

写真写りはよくないと撮影は兎も角嫌う自分、それが二人で撮っているのだからそうだろと。
そしてダサいという言葉には今度は軽く足をキックして。

「ダサかろうとなんだろうとお前はお前だろ?俺はダチを顔で選ばねーよ、それぐらい知ってるだろ馬鹿」

そして声を震わせて起き上がる男の胸を軽くもう一度叩き。

「誰かに忘れさせられたからな。またじゃなく一からダチのやり直しだ、よろしくな」

持流 童男 > 「・・・っ!!!あぁ!!分かったでござる!!!!リン殿!!!」

笑いかけながらも握手をしようとする。震えているが少しだけ、

笑いながらも握手をしにいこう

「ところで、そうそうでわるいのでござるが。リン殿。某、『頑張らない』方法を知りたいのでござるが」

言いつつ真面目に考えながら、伝える。あれからも、あの一軒からも『頑張っていたのだろう』

「某、『頑張らない』やり方が思い浮かばないんでござる」
冗談めかして言い切った。よく見ればガーゼや傷だらけだ。

柏木凛 > 「ったく……本当に馬鹿だよな」

震える手を見ればこいつはと呆れた笑みを見せてその手を握り。
思い切り握る強めの握手。

「ん、ダチなんだから遠慮すんな。って…頑張らない方法?」

いきなりに何を言ってるんだと呆れながらも真面目に話す話を聞き余計に呆れ…。

「お前……アホだろ。そんなの何にもしなけりゃいいだろ。
飯食って寝て……この世界にはテレビってのがあるんだ。面白い番組見て身体休めてろよ」

冗談めかしていても何故か本気に聞こえ、よく見るとガーゼや傷が見え…今度は殴り倒すではなく突っ込みで頭をはたいてしまう。

持流 童男 > 「あいた・!?・・・そうか何もしなければ・・」

やっとスッキリした顔になったけどもすぐ笑いつつ

「魔法少女ブルーのDVDアニメとか見なければ・・!今日は第二期があったはず・!分かったでござる、やっと分かったでござる」

言いつつも笑いながらも

「ゆっくり休めばよかったでござるね。某は」
やっと分かったようにスッキリした顔で。

柏木凛 > 「何でそんな事に気が付かねーんだ…お前は本当に…」

判ってなかったのかと本気で呆れてしまい、笑っている男の顔を見ればもう一発は突っ込めず。

「魔法少女……?まあ、なんでもいい。それ見て何もしないでだらだら過ごしてろ。それで「何もしない」だろ?」

それで良いんだよと男のすっきりした顔に頑張れよと胸を叩き。

持流 童男 > 「はははやっとわかったでござる」
と言って胸を叩かれつつも

「・・・・そういえば、
ちょっと正義の味方を休んでくださいって約束した女の子がいてでござるね。で・・多分これがバレたら怒られるのでござるよね」

少しだっけ自分の指と指をツンツンしながらも

「ちょっと怒られてくるでござるよ」
笑いながらもリンさんに言い切った。

柏木凛 > 「むしろ何で判んねーんだよ、相変わらず馬鹿だな」

記憶はないがこの男は前から馬鹿だったと何故かそう思ってしまい。
何だかほっとけないなという気持ちがおこって。

「おい、ヒーローなら約束は守らねーといけないだろ。
しっかり叱られて来い、お前にはいい薬だ」

女々しい事してんなと指と指をツンツンする男をまた蹴り。

「さっさと見つけて叱られて来いって。そんで反省して太るまでじたらくして休め」

そうしろそうしろと男の行動を揶揄うように自分なりに褒めて。

持流 童男 > 「・・うむ、行ってくるでござる、リン殿」

やっとこの言葉が別れの言葉じゃなくて

「またな」

全力の満面の笑みで言いつつも笑って歓楽街を後にしようとする。

柏木凛 > 「あぁ、気を付けてな」

決めた男を止めるなどせずに送り出す笑みを浮かべ。

「またな、持流。ちゃんと休めよ」

そう言えば男を見送ってからその場をだって行く事に。

ご案内:「歓楽街」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から柏木凛さんが去りました。