2020/09/08 のログ
ご案内:「歓楽街「うさちゃん喫茶 月の都」」に織機 雪兎さんが現れました。
■織機 雪兎 >
ここは「うさちゃん喫茶 月の都」。
卑猥が一切ない至って健全な喫茶店である。
「アリガトゴザイマシター」
そんな至って真っ当な喫茶店で、死んだ目で去っていく客にご挨拶をするバニー店員。
お客が去ったテーブルのグラスを集め、テーブルを拭き、綺麗に片付けてグラスを運ぶ。
バニースーツの上に真っ白なノースリーブのシャツと燕尾の付いたベスト。
胸元には蝶ネクタイ。
高い位置のレッグカットが足を長く見せ、褐色のストッキングは脚を引き締め美脚に見せる。
胸元が少々心許ないバニーガールとして働くこの少女、実は風紀委員であった。
何やら裏の連中と繋がりがあるとかないとかで潜入捜査をすることになったのだが、如何せんこの格好は精神に来る。
「イラシャイマセー」
死んだ目のまま新規の客にお辞儀。
頭の耳がぴょこんと揺れる。
■織機 雪兎 >
「コチラドゾー」
新規客をテーブル席へご案内。
高そうなスーツにアクセサリーをジャラジャラさせたお兄さん方。
おしぼりを一人一人に手渡していく。
「一時間五千円、アルコールソフトドリンク飲ミ放題ニナリァス。ゴ注文オ決マリニナリァシタラオ呼ビクダシァイ」
ペコリとお辞儀をして立ち上がり、
■お兄さん >
「ねえ君テーブルつきなよォ」
■織機 雪兎 >
腕を掴まれた。
そう、この喫茶店なんと女の子の指名が出来るのである!!
指名料は二千円、その半分がバックとしてスタッフに還元される!
万年金欠に悩む自身としてはとてもありがたい!!
――ありがたいのだが。
「――オサワリハ禁止トナッテオリァスノデ、ゴ了承クダシァイ……」
セクハラされるのである。
言葉にした通りに建前上はお触りは厳禁。
しかし割とそこかしこのテーブルでセクハラが行われている。
だってセクハラしたらチップ渡すお客さんが多いから。
なので女の子もお金くれるならと多少のセクハラは許してしまう、と言うかお店がそう言う方しn卑猥は一切ない健全な店だ、イイネ?
「シツレイシァス」
しかし指名されてしまったら断るわけにはいかない。
断れるけど断れない。
だって店のいや卑猥は一切ない。
死んだ魚のような目で一礼して座る。
あっという間に真ん中に座らされた。
逃げ場はない。
ご案内:「歓楽街「うさちゃん喫茶 月の都」」にレオさんが現れました。
ご案内:「歓楽街「うさちゃん喫茶 月の都」」からレオさんが去りました。
■お兄さん >
「君可愛いねぇ、名前なんてーの?」
「彼氏いる?」
■織機 雪兎 >
「エッ、アッ、ユキラビッス……アッ彼氏ハイマセンデス、ハイ」
所謂源氏名を告げる。
どうしていいかわからず、とりあえず聞かれたことに応えていく。
ボーイが注文を取りに来て、お兄さんたちは各々注文を告げ、
■お兄さん >
「バニラビちゃんは? 何飲む?」
「お酒飲めるっしょ?」
「これ良いんじゃないカルーアミルク、甘くて飲みやすいよ」
■織機 雪兎 >
「アッ、オ、ハ、ハイジャアソレデ」
酒なんて飲んだことが……あいや、前に懇親会で飲んだっけ。
飲んですぐ記憶がないのだが、まぁ飲みやすいなら大丈夫だろう。
あれこれ聞いたり話したりしながら肩やら脚やらに手を置いてくるお兄さん方。
正直やめて欲しいのだが、あからさまに嫌がっても怒られてしまうし、我慢するしかない。
へら、と曖昧に笑って相槌を打ちつつ肩やら腕やら脚やらべたべた触ってくるのをひたすら我慢。
ご案内:「歓楽街「うさちゃん喫茶 月の都」」にジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエさんが現れました。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「……うーーーーん、間違えたかな???」
初手で首を盛大に傾げる錬金術師。
最近覚えた『酒を楽しむ』ということ。
それをまた味わいたくて、店の開拓もかねて入ってみたのだが、なんだか雰囲気が異様である。
なんというか……場違い感がとんでもない。
とりあえず中にズカズカ入っていくが、どうすればいいのかがよくわからず、適当な席を覗き込む。
「あー……済まない、そこのキミ。ちょうどいい、ここってどういうお店なんだい?教えて欲しいんだが……」
困った様子で、雪兎に声をかける。
■織機 雪兎 >
「エッ」
急にボックス席の外から声を掛けられた。
そちらを見れば長身の美しい女性。
あっこの人めっちゃきれい。
「アッエット店員ノウサギサント一緒ニオ酒モ飲メル至ッテ健全ナ喫茶店デス」
事前説明で言われたセリフをそっくりそのまま復唱。
■お兄さん >
「おねーさん綺麗だね」
「こっちで一緒に飲もうよ」
■織機 雪兎 >
と、お兄さん方が彼女を手招き。
左隣のお兄さんがこちらの肩に手を回し、めっちゃがっちり寄せてくる。
うわぁこわぁい。
タスケテ、と言う視線を彼女へ送る。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「うーん、一緒に呑むのはやぶさかじゃあないんだが……」
首を傾げる。
これが、健全そうな相手ならばそのまま色々教えてもらいつつ、などと考えたが、どうにも気配がそうではない。
というか、給仕の子の目が死んでいる。そして助けを求める縋る視線が飛んでくる。
「そうだなあ。私はそこの子と二人でゆっくり呑んでみたいんだが、ダメかな?」
お金ならあるぞぉ、と言いつつ、お兄さんたちに問いかける。
■織機 雪兎 >
彼女の申し出に顔を見合わせるお兄さんたち。
頼む~~解放してくれ~~~~~。
■お兄さん >
「あー、いいよ、別の女の子指名するし」
「あ、おにーさんカワイイ女の子一人回してー」
■織機 雪兎 >
助かったぁああああああ!!
あっさりと解放され、注文したカルーアミルクを持って席を立つ。
その隙にお尻を撫でられた。
チクショウ男ってやつは!!
でもボックス席から離れ際に一番デカいお札を一枚貰った。
やったね。
かなしい。
「アリアトゴザイァス。エー、飲ミホ一時間五千円、指名料二千円ニナリァス」
助けてくれたことについてぺこりと頭を下げてお礼。
ぴょこんと耳が揺れる。
それはそれとして料金説明。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「(あら、あっさり)」
食い物に出来ればそれでいい、という感じなのだろうか。
まあ、それで許されるなら問題ない。別の子には悪いが、まあ、あっきらかに不慣れそうなこの子よりは上手くやるだろう。
「ありがとう、感謝するよ。
――さあ、そこのキミ。今日は私にお酒を教えて欲しい。こっちへどうぞ。出す物は当然出すとも、キミの時間を貰うのだから当然さ」
そう言って、まるで姫をエスコートする騎士のように手を差し出す。
ご案内:「歓楽街「うさちゃん喫茶 月の都」」に園刃 華霧さんが現れました。
■園刃 華霧 >
きびきびと動き回るバニー一人。
あちらこちらと席を飛び回りつつ、
誘いは華麗にスルーして……
というか、そろそろゆっきー手助けしないとアレかね……
と思ったら、なんか別の女に捕まってた。
「……お客様、お飲み物は何になさいますカ?」
ゆっきーを連れて行った女性に
割と流暢に注文を取りに行った。
■織機 雪兎 >
「アッハイ」
お酒を教えて欲しい。
正直自分も良く知らないのだけれど。
差し出された手にこちらの手を重ねて席へ着こう。
「アンマリオ酒詳シクナイケド、ソレデモ良ケレバ……」
とかなんとか言っていたら同僚が来た。
店のスタッフと言う意味ではなくて風紀の同僚。
助かったけどもうちょっと早く助けてほしかった。
「あっかぎ……じゃなくて、えっと」
思わず名前――ニックネームだが――を呼んでしまいそうになった。
しかし源氏名で呼ぼうにも彼女の源氏名を覚えていなかった。
ぶっちゃけそれどころじゃなかったし。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「何、一緒に適当に飲んでくれればそれでいいさ。一人でよくわからないまま飲むのも寂しくてね」
そう言って、エスコートするようにして席につきつつ、かけられた声に反応する。
「おや、また可愛らしい。いや、実はあまりお酒に詳しいわけでもなくてね。飲みやすいものがあればぜひ頼みたいと思っていたんだが……おすすめはあったりするかな?」
肩をすくめつつ、新たなバニーに若干の無茶振り。とはいえ、知識があればそうでもなかろうが。
そして、最初に声をかけたバニーに向き直って。
「彼女は友人かな?見た瞬間、緊張が和らいだように見えたけれど」
■園刃 華霧 >
「あ、はい。一緒にお仕事をしている仲間ですから。
キリバニです。よろしくおねがいしますね。」
よそ行きの笑顔で完璧な仕草。
"演技"は得意だ。
「お酒ですか? そうですね、アルコール自体苦手ですか?
そうではなければ、飲み口のよいカクテルなどをおすすめしますが」
そういう知識もよく持っている。
話すのはまあ、できなくもない。
とりあえずは相手の出待ち。
「……ゆっきー、こノ人、知り合イ?」
合間に、ちらっと耳打ち
■織機 雪兎 >
「あ、うん、友達」
そう、友達だ。
同僚だが、そうである前に友人だ。
ちびり、とカルーアミルクを一口。
「ううん、初めて会った……」
こちらも小声で。
でも悪い人じゃないはずだ。
助けてくれたし。
美人だし。
くぴり。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「キリバニちゃんか。私はジェル、ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ。一夜限りかもしれないが、どうぞよろしく。
お酒は覚えたてで、あまり強いのは不慣れかな。飲み口のいいカクテルがあるなら、それがいい」
頼めるかな?と首を傾げて見せつつ。
「ああ、そう言えばキミの名前も聞いていなかったな。教えてもらってもいいかい?」
もう一人、最初に声をかけたバニーに問いかける。
■園刃 華霧 >
「では、チャイナ・ブルーなどいかがでしょう?
ライチとグレープフルーツの香る、フルーティーなカクテルです。
よければ、彼女の分も」
そういって、ユキラビ……ゆっきーの方を示す。
「ゆっきー、カルーアはコっちに寄越セ。
ソいつアんまグビぐびスっとヤばいゾ?」
こそこそと耳打ち。
■織機 雪兎 >
「あ、ゆっ――きラビです」
名前を聞かれた。
思わずゆっきーと言いそうになって誤魔化す。
くぴり。
「えっ、あ、うん」
ちびちび飲んでたカルーアミルク。
寄越せと言われたのでそちらに渡す。
何故だろうか。
とりあえず渡して、なんとなく左右にふらふら揺れる。
ゆらゆら。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「ユキラビちゃんだね、よろしく」
にこりと微笑んだのち、キリバニの言葉に数秒考え、なるほど、と頷く。
「なるほど、ここの集金体系は、客側がスタッフのドリンクも持つことで単価をはね上げているんだな。そういうものもあるんだね、勉強になるよ。
ああ、もちろん、ユキラビちゃんの分もお願いするよ。キリバニちゃんは、飲みたいものはあるのかい?」
あんまり高いのは、足が出ちゃうから許してほしいけれどね。と茶目っ気を見せつつ笑って見せる。
ところで。
「――もしかしてユキラビちゃん弱いのかい?こんなところで働くには向いてないんじゃないか?」
弱そうだし、接客も不慣れだし。
そこまで金の要る事情でもあるのだろうか……と少し心配そうに二人に問う。
ご案内:「歓楽街「うさちゃん喫茶 月の都」」に園刃華霧さんが現れました。
■園刃華霧 >
「あ……私は大丈夫です。こちらがありますので。」
ゆっきーがさっきまで飲んでいたカルーアを見せて
「…普段はこんなではないのですけど。ちょっと珍しいですね。」
ということにしておく。
…まあ、目の前の相手はある程度バラしても平気そうではあるけど一応、ね。
「ゆっきー、おとナしク待ってロ?
注文とってクるから」
耳打ちをして、向き直る
「では。注文入れてきますね。少々おまちください」
■織機 雪兎 >
「んぇ、だいじょーぶ、だいじょーぶ」
まだ割と意識ははっきりしている。
この間みたいにお酒じゃないと思って一気にぐいって言ったわけじゃないから。
たぶん。
「いやぁ、まぁ、へへへ……」
理由を聞かれて誤魔化すように笑う。
流石に潜入捜査とも言えないし、とはいえお金に困っていると言うのもまぁ事実。
嘘は言っていない。
「ぇぁ、うん」
当たり前と言うかなんと言うか、やっぱり頼りないよなぁ。
心なしか付け耳もしょぼんとしているような。
胸のところの微妙な隙間がちょっと気になって、ちょいちょいと直しながら眺める。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「ああ、なるほど。それじゃあ、後でまた乾杯しようか。チャイナ・ブルーだっけ、よろしく頼むよ」
そう言ってキリバニに微笑みかける。爽やかで、どこか絵になるような微笑み。
そして、ユキラビを見やって。
「ううん、普段は平気なのならいいんだけれど……面倒な客に当たって調子でも狂ったかい?変なことされなかった?大丈夫?」
もしかしてセクハラでもされてたのでは……と心配そうに顔を覗き込む。
■園刃華霧 >
「…、…、!… 」
何事か奥で会話をして、二つの青いカクテルを持ってくる。
ブルーキュラソーの青が眩しい、美しいカクテル。
「お待たせいたしました。チャイナ・ブルーです。
こちらがお客様の分になります」
そのうちの一つをスイッとジェル女史に差し出し、
もう一つをゆっきーに。
「コれ。こっちナらへーきダから、こっチのんドけ。」
ノンアルにしたチャイナブルーをそっと渡す
■織機 雪兎 >
「えー、あー……まぁ、うん。ここ、割とそう言う店、だから」
こそっと耳打ち。
周りを見れば、結構みんなキャストの女の子に触っているのがわかるだろう。
割とダイナミックに。
そんで胸元にお札を挟まれたりしてる。
ぼくには挟めるところなんてない。
くそが。
「あ、うん。ありがと」
そうして青い飲み物を受け取って。
すん、と匂いを嗅いでみれば、甘い香り。
アルコールっぽい匂いはしない。
あぁ、かぎりんかっこいいなぁ、なんてぼんやり彼女を眺める。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「ああ……なるほど。健全とは名ばかり、ということか……」
うっかり変な店に入ってしまったな、と嘆息。
首を数度横に振って、気持ちを切り替える。
「まあ、せっかく来たなら楽しませてもらおう。うーんしかし、触っていいと言われると少し触ってみたくなってしまうな……」
いいかい?と可愛らしく小首をかしげて見せる。
そうしていると、キリバニがチャイナ・ブルーを持ってくる。
それにぺこりと頭を下げて。
「ああ、ありがとう。ああ、やっぱりカクテルは見た目にも楽しいのが素敵だね」
受け取り、笑みを浮かべる。
そして、小さく掲げて。
「それじゃあ、せっかくの出会いを祝して杯を合わせようじゃないか。と、こちらの世界にはそういう文化はあるのだっけ?」
■園刃華霧 >
「ああ、『乾杯』と。そういう文化はありますね。
掛け声と一緒にグラスを合わせるのですが。
お客様のところでは、どのように?」
正直、自分は興味もないが聞かれれば答えるというものだ
ついでに相手に花を持たせればいい感じに
「ん…」
ついでにカルーアの匂いをなんとなく嗅ぐ
あれ? ヤバくないか、これ
■織機 雪兎 >
「あ。か、かんぱい」
慌ててグラスを掲げる。
ちょっと零れそうになって慌てて持ち直す。
くぴり、と一口。
うん、アルコールの気配は感じられない。
相手の言葉にちゃんと乗って返す出来る女かぎりん。
つよい。
「あー、まぁ、僕は、まぁ、うん、おねーさんなら、構わない、よ……?」
初対面の知りもしない男の人に触られるよりは、こうして少し話した綺麗なおねーさんに触られた方が良い。
ていうか触りたい。
それはともかくとして。
「かg……キリバニ、だいじょぶ……?」
カルーアミルクの匂いを嗅いでちょっと怯んでる感じの彼女に声をかける。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「ああ、こちらでも同じ文化さ。カルヴァーレ……ああ、私の出身なんだけどね。そこでは『Buvons !(ビュヴォン)』と言って豪快に杯をぶつけ合っていたよ。ああ、麦酒とかがメインだったからね。葡萄酒の時は優雅に軽くくっつけるくらいだったけれど、カクテルだともっと気を遣わないといけなさそうだ」
飲む前に零してしまってはもったいないからね、と笑ってから、チン、と軽く合わせる。
そして、くく、とカクテルを口に。
「――うん、美味しい。飲みやすいのに心地よくなるのはいいものだ、っと……ふふ、それじゃあ遠慮なく」
ユキラビが触ってもいい、と言ったのを妖艶な笑みで受け止め、そっと腰に手を回し体を寄せる。
「嫌なラインを超えたら言っておくれよ。可愛い女の子に嫌な思いをさせたくはないからね」
言いながら、腰をさすさすと優しくなでつつ。
「キリバニちゃんはどうだい?NGならもちろん言ってくれて構わないよ」
■園刃華霧 >
「乾杯」
かちん、と合わせる…チンと、心地よい音がした。
ん、だけど
いや、まさか…ガチで触り始めてないか、この女
ついでにこっちも、ときたもんだ
「平気ですけれど…」
(ただ、規則外なので、別料金をいただきますよ。
心付?といえばいいでしょうか。そういうやつです)
と囁く
「んー…、ゆっきー、これ結構ヤバイ仕込みが入ってるきがする」
ポソっとゆっきーに囁き
■織機 雪兎 >
「フャハ」
抱き寄せられて変な声が出た。
綺麗なお姉さんの顔が近くにある。
きゅ、と身体を硬直させてされるがままである。
「ふぇ、へ?」
そして同僚からのささやき。
ヤバい仕込み?
なにそれこわい。
怖いけどお姉さんと距離が近い。
ついでに囁いてくるかぎりんの顔も近い。
ここは天国か??????
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「(ああ、なるほど。ユキラビちゃんにも出すべきだろうね。大丈夫、わかったよ)」
こくん、とキリバニに頷きを返す。
そして、そっと空いている手をキリバニの太ももに。すりすり。
「ほらほら、そんなに硬くならないで。大丈夫、流石にお触りより先に行くつもりはないしね」
リラックスリラックス、と軽くユキラビの肩を撫でてやりつつ、ん、とカルーアミルクを見やる。
「おや、これ……ううん?この店では、こんなものを供しているのかい?カルーアミルクは私も嗜んだことがあるけど、これは随分と『違う』ようだけど?」
キリバニをじっと見つめる。
――物体の組成を理解し、分解し、再構成する錬金術師としての眼力は、組成の違いという形で、カルーアミルクの異質に気が付いたのだ。
■園刃華霧 >
「お客様の悪戯じゃないでしょうか。
たまに、そういう方もいらっしゃるようですし?」
まあ、今回は標的が変わった辺り、わりと弱気というか
押しの弱い連中だったようだけど。
「お客様の誠意のお陰で、お仕事ができますから」
暗にそういうことが罷り通り、その不文律を破れば良いことはない、
と告げる。
「やっぱ飲まナいで正解ダな、ゆっきー。悪酔スるぞ、こンなん」
もうしてる気もする
■織機 雪兎 >
「ひゃ、ヒャヒィ」
露出した肩を擦るように撫でられ、びくんと軽く跳ねる。
あァ~~~~天国じゃァ~~~~~~。
「え、え、なに、何の話?」
まさかカルーアミルクに何かおかしなものを混ぜられていたとは思いもよらず。
二人が何の話をしているのかよくわからない。
「悪酔い……? そんな強いの、そのお酒」
わりとくぴくぴ飲んでしまった気がする。
なんだか頭がちょっとふわふわするのはそのせいだろうか。
いや半分ぐらいは綺麗なお姉さんと密着してるからかもしれない。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「わかっているとも、ラインは越えないさ。ああ、越えかけたら釘を刺してくれると助かるよ。それにしても……本当にしっかりしているね。頭の回転も早そうだ」
言いつつ、優しい笑みを浮かべてキリバニの頭を撫でようとする。
それは、出来のよい生徒を見る教師のような笑みだ。
「うーん、酔わせる成分が随分と多いように見えるね。キミ、私が迷い込まなかったら、あのままあの連中に連れ去られてたんじゃないかい?」
そして、ユキラビに説明をしつつ、その姿を想像する。
レディキラー、という酒もあるという。女性を酔わせ、強姦するために用いられる、飲みやすく強すぎる酒。
そのようなものを飲まされ、前後不覚になった少女が、男たちに辱められる情景。
――胸が締め付けられる。
思わず、強めに肩から抱き寄せた。
「――偶然さ。私が迷い込んだのは誓って偶然だ。でも、その偶然に私は、感謝するよ。無事でよかった。本当に……」
■園刃華霧 >
「私は……いえ、なんでも」
おとなしく撫でられておく。
こんなもの、経験と慣れと蓄積でどうとでもなる、とはまあ言わない。
「…友人を助けていただいたようで感謝します」
あ、ゆっきー抱きしめられてる。
ついでだから、アタシもちょっとしとこ。反対からギューっと