2023/06/24 のログ
ご案内:「歓楽街」に宇津木紫音さんが現れました。
宇津木紫音 > 長身で制服をしっかりと崩さずに着たお嬢様風貌。この場所には不釣り合いなのに、それでいてあまりに堂々とした態度。

「では、またお会いしましょう?」

バニーガールの女の胸元にチップを差し込む仕草もまた手慣れたもの。
目を細めてウィンクを一つ。微笑とともに店を去る女。


「面白いお話はいくつも伺えましたね。」

酒場から出てきたにもかかわらず、素面なお嬢様は足取りも変わらない。
彼女はいつだって話を聞くだけ。

不思議で、それでいて強く、人の常識を超えた能力を持つ人間の話。

宇津木紫音 > 彼女もまた特異な力を持つ女。
その能力の解析とコントロールを目的にこの島にやってきた………。
というのは、ただの名目。


彼女の目的は、この島で"お友達"を増やすこと。
人との繋がりを財とするなら、その財を増やすこと。
常識を超えた能力を持つ人間と繋がることができれば、それはいくらお金を積んでも得られないメリットである。

それが彼女がこの島にやってきた理由である。
"強欲"なのだ、彼女は。

ぺろりと唇を舐めて、女は笑いながら夜の街を歩く。

宇津木紫音 > ………。

「あら、なぁに、………ふふ、じゃあ今夜はもう少しお話をしましょうか。」

店からついてきた女性の手を握れば、お嬢様は優雅に笑う。
"強欲"なのだ。すべてにおいて。

ご案内:「歓楽街」から宇津木紫音さんが去りました。
ご案内:「歓楽街 」に寝刀シロさんが現れました。