2019/02/21 のログ
ご案内:「落第街大通り」にギルゲイオスさんが現れました。
ギルゲイオス > 「ここも余り変わらぬな」

(日も傾き、夕暮れが差し始めた空模様。
謎肉の串焼きを頬張りながら、物怖じの欠片も無く通りを歩く魔王様。
ここは無い筈の場所、しかして確かに存在する。表と比べると陰気で雑多で猥雑であるものの、これはコレで一つの活気と言ってもいいのだろう)

「さてはて、という事はこの島もやはり相変わらず……という事であるがな。
ひとまず、あのハーブ屋はまだ残っておるかな?」

(もっしゃもっしゃと口を動かしながら、首をかしげる。
別に悪い事に使う訳ではないのだが。己の世界にあった薬草とよく似たモノが、此方では「効き過ぎる」という事で禁止になっているらしい。
万が一に備えて、少し確保しておきたい所、ではあるのだが)

ギルゲイオス > 「あー、この辺前に、なんか、ヒト型の虫?みたいな奴と戦った辺りであるかな」

(当然と月日が経っている為、当時の状況に繋がるような景色はひとつとしてない。
相当盛大に周囲を吹き飛ばしたような記憶があるのだが、放っておいた方がもっと大変な事になっていたと思われるので、許していただきたい。
結局アレは一体何だったのだろうか。分からずじまい。こことは違う別の世界からきた存在――ある意味ではご同類だったとは、思うのだが)

「もう居ないのであれば、それで構わぬのだがな。
――……いいや、用事があるので遠慮しておくのである」

(物思いへとふけっていれば、何やら怪しい店の客引きが声をかけてきたが。
軽くと手を振れば、そのまま通り過ぎてゆく)

ギルゲイオス > 「……この路地を入った所と、記憶しておるのだが」

(はたと足と止めれば、朱い視線を向ける先。
通りよりも、さらに深く闇に覆われた裏の裏。漂う風も、どこかじっとりと纏わりつくように感じられる。
謎肉の残りを頬張ると、串をパキリと二つに折ってポケットへ突っ込んで。
暗がりの中へと向かって、進んでゆくのであった――……)

ご案内:「落第街大通り」からギルゲイオスさんが去りました。