2019/03/08 のログ
桜庭 美月 > 「いーっつつつ………」

渋い顔をしながら手首を振る女教師。
暴漢とまでは言わないが、痴話喧嘩の仲裁をした時にビールジョッキで殴られたのだ。
ガードはしたものの、さすがに身体が頑強なわけでもない。
黒髪ポニーテールの女教師は、今日も島の警備に歩き回って。

「手首かー、参ったな………。」

殴った男はすぐに取り押さえて引き渡したものの、それで手首が治るわけでもない。
手を何度もぷらぷらとさせながら、渋い顔をしながら通りを歩き。

桜庭 美月 > 「折れてないといーけど……」

はー、っと溜息をつきながら、周囲を見回す。
包帯の代わりになるものや、冷やすものがあれば、なんて考えるが。

「……無いか。」

落第街のパトロール中にそうそうと自分に都合がいいものが見つかるはずがない。
ずきずきと軽く痛む手首を押さえながら、パトロールを続ける。
こういうところで何かがあると面倒なのだけれど。

「………流石に切り上げるかー。
 あんまり……無理してもいかんしな。」

ちょっとまずったなー、なんて呟きながら。

ご案内:「落第街大通り」から桜庭 美月さんが去りました。