2020/06/17 のログ
デザイア・ハート > 「あはは…そこはほら、魔法の薬だから。
成分表示とかつけられないししょうがないでしょ?
だから手加減して欲しいなぁ…って。」

トントンとこめかみを叩く仕草に、それが恐らくは彼女自身の記憶として覚えた、という事だろうと納得して…。

「はいはい、じゃーあんないするから付いて来てね~?
そんなにお仕事は…ないと思うけど。」

くるりと回りながら風紀委員の生徒を引き連れて、彼は路地裏へと消えて行った。

ご案内:「落第街大通り」からデザイア・ハートさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から緋桜 鶫さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」にフローレンス・フォーさんが現れました。
フローレンス・フォー > 日暮れぐらい落第街の大通りを歩く。
一人で一見全く警戒をしていないように歩くのは絡んでくる誰かを待つため。
絡まれれば遠慮なくその武力を振るい今の実力把握が出来るから、そんな物騒な目的で歩いているのだが…。

「来ないわね……警戒されてる?」

あまりにも露骨だったかもしれないとは考えつかず、もしかして以前にやり過ぎたかも程度にしか考えていなく。
そのうちに何かあるでしょうと軽く考えて人目を引くように歩いて。

フローレンス・フォー > だがただ歩くのもつまらないと時折足を止めては人間のように溜息を吐いたり大きく背を伸ばし。
人目を引くような行動を取っては歩くと繰り返し。

「……そこの貴方、前に路地裏で……もう、何で逃げるのよ」

ふと見た顔、以前に絡まれた男の一人を見つけ声をかけるが悲鳴を上げ逃げられるとふくれっ面。
ちょっとボコボコにしただけじゃないと文句を呟きウロウロと歩き続け。

ご案内:「落第街大通り」に紅月 純さんが現れました。
紅月 純 > 物陰から騒がしい声。
しばらく戦闘音が聞こえたが、静かになり。

「んー……」

路地裏から一人の男。片手にバットを持つ顔の悪い男。
モヒカンなチンピラを3人ほど蹴散らしながら大通りに出てきた。

「最近モヒカンが多くなってるな……勢力争いはこっちでも健在か」

疲れた、面倒くさい、帰りたいと呪怨を吐きながら、歓楽街を目指す。

フローレンス・フォー > 「……おんや?」

大通りも歩いても絡んでくる相手が居なければ考える事は一つ。
腰抜けしかいないのなら路地裏に行けばきっとという…歪んだ目的。

ここから近い路地裏へと足を向ければ聞こえてくるのは騒がしい音。
もしかして当たり化と笑みを浮かべるが到着する前に音は消えてしまい。
変わりに出てくるのは先日に出会った相手。

「や、純。精が出てる?」

路地裏から歓楽街方面に歩き出した背中に笑みを浮かべ声をかけて行って。

紅月 純 > 「あ゛?……お前か」

新手かと思ったが、女子の声なので多分違うし、こちらの名前を知っている。
振り向けば、先日初めて会ったばかりの知り合いの顔
これでモヒカンだったら泣いていただろう。

「精?嫌というほど出てくるわ。治安クソ悪い」

はぁとため息をつきながら、先程出てきた路地裏を顎で示す。
見てみれば、大小様々でカラフルなチンピラが倒れているだろう。

フローレンス・フォー > 「こんなかわいい声を聞き間違えた?」

威圧するような声も全く気にせずに友好的に見える笑みを浮かべる。
これがもし知り合いでなければ後ろからいきなり攻撃を仕掛けていたが知り合いには流石にはしない。
ただ、この場にはふさわしいとは言えない格好であるが。

「十分出してるじゃない。いいなぁ」

顎で示された路地裏、そこで倒れるチンピラを見ると近寄り徐に踏みつけ。
何で私に来ないと言うように何度も踏んで。

紅月 純 > 「間違えない。かわいいかわいい」

からかいを軽くあしらう。
何故こんな場所にとは思ったが、戦いに生きてたらしいので聞かない。
見た目は場違いだが。

「何で蹴ってるかは知らんがそれだと見えんぞ。
あとそいつ復帰しそうにないが」

踏まれてるチンピラに同情しておく。

フローレンス・フォー > 「ならよろしい。ご褒美にキスしてあげましょうか?」

軽くあしらわれても全く気にせずに冗談で返し。
先に獲物を奪われてしまったのは気に入らないがいると判った事を収穫として置く。

「ワタシを襲ってこないお仕置きね。
……使えないわね」

意識があれば良い物が見えるかもしれないが復帰しそうにないチンピラには無縁のもの。
気が済むまで踏み、うめき声を零した隣のモヒカンを蹴り上げると満足と。

「それで純はこんな所で何してるの?」

紅月 純 > 「……おまえな」

この間の最後の出来事を思い出す。純の負けだ。
そこを言及してもやぶ蛇だとおもったので止まる。

「襲ってこないって、そうか戦闘用だったなお前。
俺は、寝床周囲で暴れているヤツらを倒して回っていただけだ」

これがあるからすぐ絡んでくるわ、とバットを持ち上げる。

フローレンス・フォー > 「どうかしたの?」

何かを言いかける事に如何したのかという表情。
冗談という口調で言ってはいるが求めればキスは本当にしそうな様子。

「そそ、だから少しでも身体を動かさないと落ち着かないの。
純ってこの辺りに住んでるのね。こう言うのがいると安心できない訳か」

持ち上げられるバットを見るとそれが必要かと気が付いた顔、そして。

<コール、突撃銃>

何もない空中に指を這わせる仕草と同時に何もなかった場所から突撃銃が現れ手に取り。
これで絡まれるわね、と満面の笑みを見せて。

紅月 純 > 「……なんでもねぇ」

この間自分がやったことを思い出せ、と言わんばかりの半目で切り上げ、
突然現れた銃に瞠目。

「動かねぇと落ち着かんってのはわからんでもないが」

(そのオーバーキルしそうなブツを見てオラつくやろうがいればいいな)

最初から変なヤツだったが見た目に合わずポンコツでは?と思い始める。

フローレンス・フォー > 「そうは見えないんだけど……?」

半目で切り上げよとする視線、それを見てにやりと意地悪い笑みを浮かべ。
急に瞠目した様子に変?と首を傾げて。

「でしょう?だから殴っても問題がないのを探してたのよ」

そう言えばコッキングレバーを引き初弾を装填してみせ。
誰か絡んでこないかなと視線を巡らせれば先ほど以上にそらされ避けられ。
何故来ないと本気で不思議そうにしている。

紅月 純 > (なんか変なこと思いつきやがったな)

しょうもないことだろうと放置。

「召喚タイプの武器たぁ羨ましいこった。
さぞかしそいつは強いんだろうな」

自分で気づかないせめてもの情けに、絡んでくるヤツを探しに歩こうとする。

フローレンス・フォー > 思い付いたのは本当にどうでもいい事。
キスをすれば慌てるかな、喜ぶかなという興味本位の事。

「少し違うのよね。見えない所に収納系。
欲しければあげてもいいわよ?」

ケーキのお礼にと本当に軽い様子での提案。
そして歩き出せば付いて行けば機会があるかもと後ろを歩いて。

紅月 純 > 「そっちか。外からじゃ変わらんな
あといらん。俺に銃は扱えん」

ひらひらと手を振っていらないのポーズ。

その最中、周囲のチンピラの挑発を試みたが、ハンカチを嚙んだり、銃を見て逃げたりするだけで全く絡んでこない。

どーしたらこいつは満足するだろうか、と彼女を見る。

フローレンス・フォー > 「でもね、この辺にバックがあるとかじゃないのよ。
そっか、使ってみると楽しいのよ」

断られると残念と肩を竦めて見せ。
その動きに胸の膨らみが揺れ動き。

何度かチンピラを見つけはするが、逃げられるのは理解できるが、何故ハンカチを噛んでいるのかが判らず。
戦えないならいらないと突撃銃を取り出したときのように消してしまい。

「ひーまーー」

と彼の後ろから腕を回して圧し掛かろうとしていく。

紅月 純 > 「俺は殴り合うのすら面倒なんだが」

胸の動きを見ないよう、前を向く。

チンピラを探すが。何も変化なし。
暇と言われてしまった。

「暇って言われてもなっ……!?」

突然の奇行に対応できず体重をかけられ前のめりになる。
背中に未知の感触。

「お前……お前なぁ……」

必死に言葉を探すべく、姿勢を直すことも忘れる。

(まじでなんなんだこのメカ……!!)

フローレンス・フォー > 「どうして?楽しくないの?」

愉しい事なのに面倒とは判らないと本気の顔。
前を向くことはさほどに気にせずにチンピラが来ればと思いはしても全く来ず。

「こっちの世界は知らない事ばっかり。この身体は新しい感覚をくれてるから色々としたいのよ」

でもそれが出来ないというのは楽しみを覚えた戦闘AIには苦痛ではなく暇と認識。
突然に圧し掛かるのも意図した訳でなくどこかで見た光景を真似ただけ。

「お前じゃなくて、フローレンス・フォー。フォーでいいから」

ちゃんと名前で呼べと不服そうに体重をかけて。

紅月 純 > 「生き方の問題だっての……。
戦ってすぐ死ぬなら戦わずに別のことして長く生きるもんなんだよ戦わないヤツらは」

最前線に行かんのか。
なんでそんな体を選んだんだこいつ……と叫びたい。

「覚えてるわ。あぁはいはい、フォーな。はぁー。
……抱き着くなら、ずり落ちないようにしろや……」

無理に降ろせと言わない。何しても色々面倒そうで諦めた。
はじめはドギマギしたが、スタイルの良い妹をあやしている兄の気分になりつつある。

フローレンス・フォー > 「生き方……?
そう言うのはワタシが理解するにはデータが足りないかも」

かつての全てをデータとして認識していた丈夫さが売りの、何時機能停止てもおかしくなかったボディ。
そしてこの世界で会えた同族に貰った、データだけではなく色々な感覚を感じる事ができるボディ。
その違いが本当に楽しくて仕方なく、新たに無邪気さという感情がAIに芽生えていて。

「それならよし。これからは名前で呼ぶように。
了解。純はワタシのサンドバックを探してゴー」

言われるままに落ちないように強く抱き着き密着し。
段々と方向性は少々おかしいがAIは成長していて。

紅月 純 > 「だったら色々やってみろや。戦う以外を知りたいなら、戦わず」

彼女が今何をしたいのか知らない。だが、彼女が何か知りたいと言うのなら。

「飯を食う。作る側に立ってもいい。ただひたすら街を走るのもアリだ。公園で寝転ぶのもな。
そんなとき、お前の視界に映るのは、戦う敵じゃなかったら、戦うための道具じゃなかったら、なんだろうな。
色々したいなら、無駄な時間を過ごしてみてもいいんじゃね」

彼女を背負い、自分にも問いかけるように呟く。
自分は、この世界でどう生きるのか。

「……サンドバッグ、見つかりゃあいいな」

箱入りの妹だ、と思いつつ前に進む。
背中の感触は必死に無視して。

フローレンス・フォー > 「色々やってるのよ。ケーキをご馳走になった時もそう」

あの時は買い食いと散歩だったか。
新鮮であったが物足りず、最後に彼に会ったのが一番の刺激だったと。

「純は難しい事を言うのね。……戦いの合間に試してみるわ。
でも、そう見えないと本当にどう見えて、何なのかしら?
無駄な時間って今みたいな?」

彼に背負われたまま告げられた事を考えるが答えは出ず。
自分はどう生きたいのか、かつてのように殺し殺されるのか、
もしくは覚えた快楽のとりことなるのかと纏まらず。

「見つかってくれないと困るのよね」

ぎゅっと強く抱き着いて押し付け、そんな事を口にして。

紅月 純 > 「何をしたいか、何を知りたかいか、死ぬまでわからんもんだろうけど」

殆ど哲学のような問答。

「……、見つからなきゃ困るって、そんなに暴れたいのかよ……」

少し思考して、大通りの隅にある広場に向かおうとする。

フローレンス・フォー > 「色々とやりたい、知りたいじゃ駄目かしら。
機能停止は経験してはいるけど判らないの」

自分よりも色々と知り経験をしている彼の言葉にぽつり。

「少しだけで良いの……そうじゃないとね。
ワタシは機能を停止をしていて、完全に止まるまでの梅なのかと思うの」

そんな事がない?と同意を求め。
視線の先、何処に向かっているか判らずに。

紅月 純 > 「それでいいんじゃね」

短く返す。

「よくわからん。なんもしてねぇといる意味がないとか思ってんのか?
立ち止まって自分を振り返るのもアリだとは思うが……、
降りろ」

広場に着いて。
カバディをしていた坊主頭達を追い払い、彼女の尻を叩く。

「ケンカとかはともかく、体を動かすだけなら付き合ってやる」

フローレンス・フォー > 帰ってきた身近な言葉にそれで良いのかと目を丸くして。

「何もしていないのに稼働する意味ってある?
立ち止まって振り返るの?……難しい事をいうのね」

彼の言う言葉の難しさに答えは出ず、言われて仕方なく背中を降り。
こんな場所があったのかと珍しそうにしていると突然にお尻を叩かれ小さく悲鳴を上げ。

「身体を動かす?えっちとか?」

喧嘩、戦闘でない運動と聞けば動きが止まったように固まりデータを探り、そんな言葉が出てきて。