2020/06/23 のログ
■咲坂くるみ > 「……ん、まあ今月のお小遣いがなくなって、タピるのも苦労するぐらいには」
あはは、と実害がないわけじゃないと言う話をして。
壊れたら大損害というか地味に生活に響く、というのがファミリアシステムだ。
別に自由に自爆しようと戦闘やベッドで壊れようと構わないが、任務などの歩合で稼いでなければ、自損分は生活費が削られる。
必要に迫られて行うものについてはともかく、そうでないものは表面人格のペルソナが嫌がるように組まれていたりするのだ。
「ありがとう……咲坂くるみよ」
手袋を脱いで握手。
細く柔らかく、しなやかできれいな指だった。
■紅月 純 > 「お小遣い制か……。
気が向いたら飯でも用意してやんよ」
世知辛いアンドロイドだ、と苦笑。
彼女の握手にしっかりと応える。
「また騒ぎに巻き込まれるかもしれんが、まぁよろしく」
何もなければ、手を振って去っていくだろう。チンピラ顔で。
■咲坂くるみ > 「ふふ、よろしく」
ああ、くそ。
いいヤツだ、こいつ。
ハッキリわかる。
上辺だけの態度と見た目でいい人ぶってる私とは違う。
ああ、ぐちゃぐちゃになればいいのに。
もちろん、しないし出来ない。
私みたいなこんなのに関わるべきじゃないし、関わっていい相手でもない。
ああ、せれな、せれな。
たぶん彼女がいなければ、このあと憂さ晴らしをしてから帰るだろうというのが容易にわかってしまう。
どうしようもないAI。
「ええ、何かありましたらそのときはよろしくおねがいします」
そんな事を考えつつ、キレイな笑顔で、まったくそしらぬふりで見送った。
ご案内:「落第街大通り」から咲坂くるみさんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から紅月 純さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に神鳴 壬さんが現れました。
■神鳴 壬 > 今日も今日とて小遣い稼ぎが終わったあとの帳簿付けである。
大通りのすぐ裏のベンチに大通りで買ったばかりのケバブを頬張りながらカタカタとキーボードを叩いていく。
ちなみに先日足切った違反部は案の定あの後風紀か公安に見つかって解体したと風の噂で聞いている。
しばらくしてもこちらになんの音沙汰も無いことから証拠の隠滅は完璧、やはり一般生徒に手を出すのはやりすぎだな。
と一人思案しながらノートパソコンの帳簿に本日の収支をサクサクと記入していく。
少しばかり支出は増えたモノだか特に問題はないだろう。
■神鳴 壬 > モクモクカタカタとキーボードを鳴らせども辺りの喧騒はいつも通り騒がしい、あちらこちらで何かが起きているんだろうがこちらには関係のない話だ。
こちらに関係あるのは…、
「いらっしゃい。今日はこっちしか持ってないよ?」
自分の座っているベンチの後ろに気配がする。
何も言わずとも自分の横には少なくない額の茶封筒も置かれているのを横目で確認すると一つのUSBメモリを差し出してやる。
最近流行りだした電子ドラッグというやつだ。
VRを利用して色の明滅や音の高低で脳をバグらせるコレは、アッパー系が好きな奴らがよく利用している。
手に持つUSBが受け取られるも背後は向かない。
互いの素性は知らないようにするのが互いのためだ。
相手の気配が完全に消えたのを確認すると茶封筒の中身を確認する。
最近だと振り込みも無くはないが、互いの素性を隠すため原始的な方法も処世術の一つである。
一応、中身は相場通りの額が入っている。
それに満足すると帳簿にカタカタと新しく記載していく。
ご案内:「落第街大通り」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「ふぉおお!この商品は!伝説のマジックブルーの本ではないですか!」
と言いながら怪しげな露天を見ている。 一昔前のオタクのファッションをした、格好の男がやけにハイテンションで震えている。
「こんなところで売られているとは・・・よし・・!いいねで買えなかったでござる・・・さっきカツアゲされたでござる」
としょんぼりしている
■持流 童男 > 「っむむ!あそこの方のあれは・・・パソコンのような感じのようなものっぽいでござるな・・!」
(すごいに気になるでござる・・!)
そちらの方を見にこうとします。
■神鳴 壬 > 「……はぁ、うま。」
帳簿付けも終わりもしゃもしゃとのんびりケバブを食べているとヤケにこの落第街には似合わなさそうな雰囲気の男を見つけた。
なにやら、本が買えるだか買えないだかで一喜一憂しているがボラれるのが目に見えているため野次馬のように端から見ていたが、何故かこちらに気付いたようで。
「なんだ、これか? そんなに珍しいものじゃないけど、ノートパソコン知らないのか?」
興味があるのはどうやら、このノートパソコンらしい。
持ち上げてヒラヒラと振りながら告げるが、自分からしたらあまり珍しいものでもない。
むしろ、ノートパソコン自体を知らないのかと尋ね返して
■持流 童男 > 「ふぉおお、これが、ノートパソコンでござるか・・!!」
と感嘆に打ち震えつつ、
「おっと、これは失敬。拙者の元いた世界はまだそこまで進んでなかったので。テンションが上ってしまったでござる。」
ひらひらと振り上げながら告げられるのを見て、落ちないかすごいあわあわしている。
「せ、拙者の名前は持流 童男でござる。・・もしよかったらでいいのでござるが・・・と、友だちになってくれないかでござるか。初対面で十分変なのもわかってるのでござるが。」と手を頭にして緊張しながら。
■神鳴 壬 > 「あぁ、なるほど。異世界の人ってことね。」
この島にはたまにこういう人が流れてくるんだと学んでいるからかそこまで珍しがることはない。
むしろ、時代錯誤で教科書でしか見ないような古のオタクと言われた風貌にむしろ納得して。
アワアワとしているのを見てクスリと笑い膝にノートパソコンを置き直すが相手の言葉には拒否を示して。
「持流ね…。友達かー。それはさすがに出来ないかな。」
名前を聞くもこちらは名字くらいしか呼ぶつもりはないのだ。
とはいえ、険悪な雰囲気というわけでもなく、拒否したにしては雰囲気は柔らかで。
「アンタみたいな普通の人間はそもそもココに来ちゃダメだよ。だから、オレとも関わっちゃダメ、わかるよな? だから友達になる事は出来ない、そういうこと。」
基本的に人を邪険には扱わないため、相手には忠告しておく、見るからに人の良さそうな表側の人間がここにいるべきでは無いと
■持流 童男 > 「優しいのでござるな、貴殿は。」
ノートパソコンが置かれて少しホッとしたあとに、柔和な笑みを浮かべて。
「だがしかしでござる。お主がピンチの時は飛んでいくでござる。」
と硬い意思を感じるような目で神鳴さんをみつつ。
「某は、諦めが悪いのでござる。必ず!貴殿を友達として認めさせるでござる。そしてこの世界の友達第一号になってもらうでござる!」といいつつフンスと鼻息を鳴らしつつ
「某が関わりたいから関わるだけでござるよ。それで傷つこうが、それは某の自己責任でござる」
とにっっと笑う
■神鳴 壬 > 「いや、そこまでしなくても良いって…、」
何故か先程よりも決心を固める相手の様子に溜め息混じりに言葉を返して。
「アンタが傷付くのは勝手でも俺の夢見が悪くなるだろ。知り合いくらいには格上げしといてやるからそういうのはやめてくれ。」
こちらがピンチに陥ることがあるとしてこれ以上、変なものを背負うつもりはなく。
やはり、断る言葉を吐き連ねる。
とはいえ、少しくらいには認めた方が良いのかと友達になる気は無いが知り合いくらいなら良いと妥協して
■持流 童男 > 「おお!!!!よかったでござる!!この世界第1号の知り合いでござる!!」
とさっきよりも凄まじく嬉しくしてつつ
「良かったでござる!嬉しいでござる!!ありがとうでござる!正直この世界に来てから知り合いなんか全然いなくて、ずっと心細かったのでござる。貴殿の知り合いになれてよかったでござる。」
と上機嫌な声色でいった
■神鳴 壬 > 「心細いって…、そういえばオマエ学生とかでもなさそうだもんな。」
もし学生ならわざわざこんな所に好き好んで迷い込んだりしないだろう。
上機嫌でいる相手とは対象的だが嫌がっているような様子では無いようで、少し肩をすかしている程度で。
「とりあえず、知り合いになったからって次からはこの辺りなんかに迷い込んだりするなよ。学生通りとかならお前みたいなのでも働けたり住まわせてくれる所があるだろうしそっちを拠点にしな、」
■持流 童男 > 「如何せん、まだここの地区になれてなくて・・・ありがとうでござる。学生通りに行ってみるでござる!」
と上機嫌にいいつつ、
「ところで、学生通りって、どこの道通れば行けるでござるか?地図を見てみたのでござるが、頭がパンクするところでござった・・・恐ろしい地図でござる」と戦慄したように
■神鳴 壬 > 「仕方ないな。持流でも携帯の契約出来るとこはあるしそっちの案内もしてやるよ。」
意味深に軽く辺りに目配せをしつつ立ち上がる。
今日のところは店じまいにするのが正解なようだ。
どうやら、地図を見ても現在地がわかっていないようだし、学生通りの方まで案内するついでに、異世界から来た人間でも気軽に携帯の契約でも出来るとこに案内してやるかと思い、告げてやると先にあるき出す。
「ほら、行くぞ。」
一度振り返り相手が着いて来るのを待ちつつ、落第街を後にし
■持流 童男 > 「おお!!、何から何までありがとうございますでござる!」
と、神鳴さんについて行きながら
「やはり貴殿、いい人でござる」と柔和な笑みを浮かべて、上機嫌に一緒に落第街を後にしようとします
ご案内:「落第街大通り」から神鳴 壬さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」から持流 童男さんが去りました。