2020/07/14 のログ
■持流 童男( > 「それが、お主の望みなのだな・・・」
「だったら某は、お主を止めに行く。」
ニット笑いながらも
「今のままで全てに満足して死ねないだろう」
「だったら、せめて満足して死ぬ方を選ぼうでござろうよ。レナード殿」
快活に真剣に言いながらも、
「ここで某に殺されてお主は、全てに満足して死ねるのるでござるか?」
目を見つつも
■レナード > 「満足せずとも、満足してようと、死んだらそこに残るのはクソの詰まった肉袋だし。
…死んだ後に金は持っていけないのと同じ、死んだらそこまで。
死に様自体に意味を求めるのは、僕はどーにも合えねえわけ。」
彼とは死生観が違う。そう言いたげだ。
…その特異なる眼が、今までにそれだけのものを映してきたのだから。
「…それこそ子供でもいなきゃ、自分がいたという歴史は未来に繋がらない。
でもそれは、子供に僕の苦しみを与えることになる。
……だから、できてしまうようなマネはしない。」
呆れたように、小さく作り笑いを浮かべて。
「分かる?
僕の未来は、袋小路なわけ。
じゃあ、もう、ここでリタイアしても、いーじゃん。」
■持流 童男( > 「ふっざけろ!!」
「リタイアなんてさせぬでござるよ」
本気で怒りつつも、
「だったらなんでお主は、作り笑いをして笑ってんでござるか!!!!」
いいつつ、ぶつける。
「だったら、今を楽しむでござる。」
「しっかりと、悔いがないように。」
「未来なんざまじで何があるかわからないんでござるから!!」
真っ向から見てレナードさんに目を向けつつ。
■レナード > 「……おめーこそ、何もわかっちゃいないじゃん。」
作り笑いは、止めない。
「どうして理解しない? どうして分かろうとしない?
……どうしてお前は、自分の考えを人に押し付けるわけ?
お前は何様で、何の立場で、何の権利があって、僕の未来に口を出すわけ?
今まで自分のした発言で責任取ったことあるわけ? ある奴のセリフには聞こえねーし。」
真っ向から、彼を視る。
…最初は飄々としていた彼と、辟易していた自分が、
今は怒りをあらわにする彼と、からかう様にいなす自分がそこにいた。
「おめーの言葉には、何の重みもない。
今を楽しむ?悔いがないように?未来には何があるか分からない?
…よくもまあ、そんな誰にでも言えるような言葉を僕に向けられるし。
それとも、もうその程度しか僕に投げる言葉が残ってないわけ?」
正面に立った彼に、腕を上げ…指を差す。
「自分にも救えないものがあることを、いい加減認めなよ。ヒーロー。」
■持流 童男( > 「・・・・お主こそ、屁理屈をこねるな」
「確かに某にも、救えないものある」
「だがしかしそんな作り笑いをしているお主が、一番助けを求めているのではないか。そして、そんな煽るようにいなすのは、誰かにわかってほしいからこそだろ。」
「お主こそ、誰かに助けてもらいたいからこそなのだろうが。」
しっかりと言いつつも
ニット笑いながらも目を見つつも
「そして、何の権利があって?何の権利?何様・・・?」
「知り合いで、ヒーローだからこそだ。」
「ヒーローはおせっかいなんだよ。だからこそ、全力で命を張って綺麗事にするんでござるよ。レナード殿」
しっかりと目を見つつ笑いながらも
■レナード > 「…屁理屈に劣る理屈なんて、それこそ屁程の価値もないじゃん。
そんなもん、聞く気になれねーし。」
作り笑いは、まだ止めない。
「……だからさ、この場で、僕を、殺せばいいって言ってるじゃん。
それが助けになるって言ってるし。
おめーって、自分の都合のいい言葉しか、聞こえてないわけ?」
流石に、少し辟易してきたようだが。
「ヒーローだろうと、おめーは他人様だし。伴侶でもなければ、血縁でもない。
そんな他人様が、人の一生が決まるような選択を勝手に決めてるなんて、烏滸がましいと思わないわけ?」
それでも彼の言葉には、答えている。
■持流 童男( > 「の割にはしっかり話を聞いてるようでござるな?」
「他人ではないっていってるだろうが、知り合い!!知り合いだと言ってるだろうが!だから殺さぬよ!!」
二カッと笑いつつも、レナードさんに対してしっかりと答えている。
■レナード > 「知り合いなら、そいつの人生決めていいんだってお前本気で思ってるわけ?」
首をかしげながら、聞いてみた。
■持流 童男( > 「あぁん?んなわけねぇでござろう!!」
「最終的に決めるのはお主でござるからな」
しっかり目を見つつ。
■レナード > 「じゃ、いいじゃん。
死にに行くのも、僕の選択なんだから。」
結論が得られた、と、にっこり。
■持流 童男( > 「あ、なるほど・・・」
と言いつつも
「ってなんでやねんでござる!!」
ツッコミを入れる
■レナード > 「………まだ、続けるわけ?」
どうやら、諦めてなさそうな雰囲気。
いよいよため息を吐く。
「何がおかしいのか、言えるもんなら言えばいーじゃん。」
■持流 童男( > 「くっそ。こうなればお主が疲れ果てるまで、カバディするでござるか・・」
諦めてない。
「それにたどり着けてないから、困ってるのでござろう。」
■レナード > 「もう困ってないんだけど。
ショートカットしたいって言ってるわけ。」
何度も言わせないでほしい、と、投げやりになった乱暴な口調で。
「もう、はっきり言ってやるか。
そこ、邪魔なんだけど。」
口論を続ければ、彼は退いてくれる。
そう思っていたようだが、どうにも退いてくれないものだから。
口ではっきりそう言うことにした。
■持流 童男( > 「はぁ、仕方ないでござるな。」
某の言葉で駄目ならば、他の誰かに任せる。
と思いつつ、道をどいた
■持流 童男( > そしいて裏路地からさっった
ご案内:「落第街 裏路地」から持流 童男(さんが去りました。
■レナード > 「……最初から、そーすりゃいいのに。」
ひた、ひた。彼の横を通って、歩き始める。
彼との口論で、随分余計な体力を使ってしまった気さえした。
歩く動きにさえ、弱弱しさが目立つくらいに。
…そうして、彼の姿が見えなくなったころだろうか。
『ぐぎゅるるるるるううううう―――』
と、腹の虫が大きな音を立てた。
「………あぁ、…お腹すいたな…………」
天を仰いだ。
そこには星一つ見えない、どんよりとした曇り空が広がっている。
心細そうに一言呟いた彼は、ふらふら、よろよろ、路地裏を歩いていった…
ご案内:「落第街 裏路地」からレナードさんが去りました。
ご案内:「落第街 裏路地」に園刃華霧さんが現れました。
■園刃華霧 >
別れていく二人を見つめる影
「……ふゥん?」
同僚?がいたから、ちょっと遠慮したけれど
なるほど、可愛いヤツが居るじゃないか
まだまだ、鉱脈ってやつは有るもんだな?
ひひ……
「覚エておこット」
ひひひ、と笑いを浮かべ
闇に消えていった
ご案内:「落第街 裏路地」から園刃華霧さんが去りました。
ご案内:「落第街大通り」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 > 期末試験期間。風紀委員も含め、多くの生徒は歓楽街への立ち入りを控えるべき期間である。だからこそ、【歓楽街健全化運動】と銘打った学生への注意勧告。歓楽街への立ち入りを現象させる為に、風紀・公安の両委員会が少ない人員を振り絞って活動を行っていた。
今回、己が此の場所を訪れたのもその一環。しかし【注意勧告】の相手は、生徒達ではない。
風紀委員の制服を纏い、整然と整列し行進する多脚の異形を無数従えて。査問官さながらに、大通りを闊歩する少年の姿。
注意勧告の相手は――落第街の住民全て。
怪我で療養中との情報が行き渡っていたであろう己が、再び前線に立つ事を示す、謂わばプロモーションの様な、行進。
■神代理央 > そんな少年に向けられるのは
好奇、懸念、怪訝、疑惑、猜疑――憤怒、怨恨、畏怖、悲哀。
負の感情が勢ぞろい。それに類似する視線もまた、物理的な圧力を持ったかの様に向けられているだろうか。
「…睨み付けるだけで手が出せないのなら、最初からそんな顔をするものでは無いよ。貴様らとて命が惜しいから、私に立ち向かってはこないのだろう?」
そんな落第街の住民達を、煽り立てる様に一際大きな声で言葉を紡ぐ。憎しみを、恐怖を、憎悪を煽り、その対象が己へと向く様に。
【鉄火の支配者】は、未だ健在である。その砲火は、何時如何なる時も彼等の頭上に降り注ぐ。
そう告げるかの様に、大地を踏み締める異形達の多脚は、整然と、一糸乱れる事無く。地響きの様に周囲を震わせながら、剥がれかけたアスファルトを踏み砕く。
天空に掲げられた砲身が、不快な金属音と共に軋む。
ご案内:「落第街大通り」にラヴェータさんが現れました。
■ラヴェータ > 「ハッ。そう煽り散らしてまた腹をぶち抜かれても知らんぞ?
貴様は狙撃というものを知らんのか」
神代の足元にある影から黒い軍帽とそこからはみ出た白い三角が覗く。
そしてゆっくりと影の中から姿を表す白と黒で構成された狐の少女。
その表情は神代を気遣うというよりかは揶揄うような。
端的に言うとイキるな、と。
「こんなおもちゃを並べたところで、貴様のその肉体は脆いものなのだからな
ここは落第街だ、何がいるかわからん。そうだろう?」
おもちゃ、と言いながら腰を下ろした対象は神代の異能によって召喚された異形。
彼の異形もこの狐にとってはおもちゃでしかないと、そう傲慢に言い放った狐の表情は神代を小馬鹿にしている様子で。
恩着せがましく「感謝しろ」なんて言っているが勝手についてきて勝手に護衛を名乗っているだけである。
寧ろ、監査役と一緒であることを口実に落第街見物と言ったところである。
■神代理央 > 「何、多少の怪我は治るものだ。それに、私の異形共は敵意と敵対行動に関しての自立行動を行える。少なくとも、死にはせんだろう」
影から湧き出る様に現れた少女。異形の群れを従える己の側に立つのは、軍服を纏った少女。先日、己が監査役となった第一級監視対象。
そんな少女の揶揄う様な言葉にも、フン、と尊大な吐息と共に言葉を返すのみ。多少の怪我等、死ななければどうということはないとばかりに。
「肉体の脆弱さは否定出来んがね。その脆弱さ故に、此の街の住民は"おもちゃ"程度で何とかなる連中が大半、という事だ。
それに、対処出来ない様な"何か"が現れれば、貴様が私の盾になる。そうだろう?」
小馬鹿にする様な少女の言葉にクツリ、と笑みを浮かべて肩を竦める。勿論、少女が身を挺して己を庇うなどとは露程も思ってはいないのだが。
それはさておき。彼女が加わった事で、今回の任務は半ば達成した様なものだ。存在が何処迄住民に認知されているかはさておき、第一級監視対象の少女と、その監査役たる己が揃っての示威活動。
この二人に喧嘩を売る愚か者は、少なくとも此の大通りには存在し得ないだろう。いるとすれば、稀有な自殺志願者くらいか。
「まあ、貴様のおかげで今回の任務は楽になりそうだ。自由気儘というのも、偶には役に立つじゃないか、駄狐?」
そう言って、ゆるりと唇を歪める。
■ラヴェータ > 「ほう、それは随分と便利なものだな。
昔の私も是非とも標準搭載しておきたかったものだ」
素直に羨まし気な様子で椅子代わりの異形に触れる...手が汚れて顔を顰める。
今では兵士としての経験などから殺意に気づく事も容易ではあるが昔は殺意どころか気配の察知すら出来なかった物だ。
頭を撃ち抜かれた事も少なくはない。
自動的に敵意を察知して防御してくれる存在、是非とも欲しかった。
「そう頼りにするなよ?異能のない私は貴様ほどではないが貧弱だ
まあ貴様よりはマシだがな」
護衛とか言ってついて来ている以上、いざと言うことがあれば戦わねば報告書的に不味い。影に1日は入れなくされるのは中々に堪える。
まあ実際に戦えるかと言えば異能のないこの狐は大して強くはない。
体術と影操作ぐらいか。
「ふん、そう思うなら素直に『ありがとう』の一言でも言って見せれば良い物を。
小娘」
煽る。煽るぞこいつ。傲慢な神代が少し気を許したと思えばこれだ。
『馬鹿め』とでも言いたげな様子でそう言い放って。
■神代理央 > 「逆に言えば、それだけだがね。細かな指示、砲撃目標の設置。追撃の有無。それらは此方で命じなければならん。火力には事足りるが、不便なところもあるさ」
それは、紛れもない事実。己の異能により召喚した異形達は、その膨大な火力の管制を召喚主に依存している。
故に、司令塔である少年の防御は絶対。絶対だが、本人の肉体・体術などは最低ラインも良い所。
上手くいかぬものだな、と顔を顰める少女に苦笑い。
「ならば、大人しく私の後ろに隠れている事だな。駄狐。
何、それも仕事の内だ。監査役として、丁重に丁寧に保護してやろうじゃないか」
元より守られる事など期待していない――というより、己が守られるという前提が無い己は、少女の言葉にも小さく肩を竦めるばかり。
少女の軽口も、尊大な態度で受け流していた。いたのだが。
「……誰が小娘か、誰が。正しく小娘である貴様に謂われたくは無いぞ、駄狐」
反応を見せた言葉はよりにもよって其処である。
ジロリ、と少女に視線を向けて幾分低くなった声色で言葉を投げかけるだろう。
■ラヴェータ > 「それは貴様自身でどうにかするしかないだろう。なあに経験だ経験。
私が稽古をつけてやってもいいぞ?」
稽古という部分も含めて、冗談ではなく意外と真面目な様子で。
経験とは大事である、と。
ふざけた異能を持つ狐でも経験は非常に重要な物であると思っている。
幾ら優れた力を持っていても、それを扱う側が未熟ではどうにもならない。
そして異形から降りれば神代へと歩み寄れば当たり前のように手の汚れを少年の制服に擦り付けようとして。
「そう言うのであれば仕方がない、守られてやろう。
だが、近づいて来た輩には私が対処してやる。」
傲慢と傲慢の会話というのかどうにも。周囲からすれば度し難いかもしれないが、当人の間では通じ合うというのだから尚更度し難い。
背は任されてやろうと、肩を竦める神代にニヤリと鋭い八重歯を見せて。
「精一杯威勢を張ってもその程度か。弱々しいぞ『小娘』!」
こいつは砲撃をぶちこまれたいのだろうか。
煽る。
■神代理央 > 「…確かに、経験とは何よりも得難く、それでいて努力次第で誰にでも手に入る通貨だ。稽古、稽古か。ふむ……」
真面目な雰囲気を纏って語る少女には、此方も同様に真面目な口調で言葉を返す。
まして、己の異能は発動者の体力や経験に依存しない。だからこそ、肉体能力が貧弱な己でも戦力足り得ている。
言い換えればそれは、経験値の不足。異能の持ち主に努力を強いないモノ。だから、少女から発せられた稽古という言葉には、興味を惹かれた様な反応を示して――
制服に汚れが擦り付けられれば、むすっとした表情でその手を軽く叩くだろう。
「…態度だけは偉そうな事だ。とはいえ、大人しくしていてもらえるのなら重畳。左団扇で監査役を務められるのだから、楽なものだ」
そう、軽口と悪口の応酬。互いに尊大さと傲慢さをぶつけ合う様な会話であっても、其処に敵意や嫌悪感は微塵も感じられない。
本当に、此れが通常なのだ。監査役と監視対象。人間と幻獣。少年と少女。悪態をぶつけ合いながら笑い合う二人は、今宵。間違い無く落第街最大の脅威足り得るのだから。
「…駄狐が、言わせておけばぬけぬけと。今宵の報告書の査定を楽しみに――」
忌々し気な表情で言葉を投げかけようとしたその時。
先ず、異形達が反応を見せる。此方に駆け寄ってくる少年。単純に、召喚主へ接近する者へ見せた警戒。軋む砲塔。
しかして、その砲塔が火を噴く事は無い。少年が接近する前に、渇いた銃声が一つ。そして、倒れ伏す少年。
死んだわけではなさそうだ。未だ息があり【誰か】に助けを求めている。
「……仕事だぞ、駄狐。どうやら、私が買い込んだ恨みは中々捌き切れぬ様でな」
風紀委員の別働隊が、己の護衛についたとの報告は無い。
となれば、今の銃声は。幼い少年を撃ち抜いた銃声の発生源は、ビジネスパートナーから一歩進んだあの女か。
中々に殊勝な事をする、と内心嗤いつつ、軍服の少女に視線を向ける。
「恐らく、敵対勢力そのものは此方の手の者が対処する。だが、次の襲撃に備えて警戒を密にしておけ。
それと、あの少年だが――」
己に駆け寄り、撃たれた少年。手に抱える【何か】は、どうせ碌な物では無いだろう。
それでも。己を殺めようと。傷つけようとした少年でも。救う事は出来ないか、と僅かに言葉に詰まった。
殺してしまえば、見捨ててしまえば楽だというのに。