2021/12/27 のログ
ご案内:「落第街大通り」にフローレンス・フォーさんが現れました。
ご案内:「落第街大通り」に紅月 純さんが現れました。
フローレンス・フォー > 少し日は遡りクリスマスの当日。
落第街とてクリスマスで飾られ普段は見ないような露店や屋台を見ることが出来る。
そんな場所にある意味目立つサンタ衣装を身に纏い目つきの悪い少年を連れてやってくる。
その理由は商店街や歓楽街よりも面白い物がありそうという理由であるのだが…。

「こっちもこの時期はカラフルなのね。こういうのって新鮮味があっていいわよね?」

よく遊びに来る時とは多少違う光景に目を丸くして楽しそうに口にし。
一緒に来た少年に顔を向け、そう思わないかと同意を得ようと微笑んで。

紅月 純 > 「お、おぉ……」

こっちでもやってるんかいクリスマス。

学園側は盛り上がってるがコッチは何をやっているんだと来てみたが、違法部活やらヤベェヤツやらでもやるやつはいるんだな。
とはいえ治安悪いっちゃ悪いな。路地裏覗くと喧嘩してるし。

「こっちで過ごす連中の中でも比較的まともなのが店を出しているっぽいな」

友好的で、面倒事を回避できそうな奴が中心っぽい。
が、売ってるものは大概だった。まともなものもあるが、アウトローなものもある。
クリスマス関係ないものもあるし、何だその「2番目に混ぜる粉」って。

フローレンス・フォー > 「平和で賑やかなイベントはこっちでもやるみたいよ」

何やら驚いている様子の少年にこういうイベントは別ではと言うように声をかけ。
色々と見える店の一軒に普段からじゃれ合う一団を見つければ軽く手を振り。
路地裏を少年が覗いていてセンサー感度を上げれば喧嘩の声や音を拾え。

「そうみたいね。何か面白いのがあれば買っていくのかしら?」

流石に堂々と店を出すからには危険物はない様子。
無いようだがまともに見えるものやそうでない物まで様々。

「これとか面白そうじゃないかしら?」

そんな売られる商品の一つ、粉を溶かせばジュースになるという商品を見つけてははしゃいで。

紅月 純 > 「そりゃあ役に立ちそうなら買うが。……あ、それいいな」

ジュースになる粉に興味を持ったので手にとってみる。
普通に店売りできそうな出来だった。

「案外、こういう友好的なのが落第街の地盤になってるのかもしれんな」

とりあえず、時々あるヤベェ店を無視して回ってみる。
……カップ麺の加薬だけだったり、トリックアート失敗作だったり、マッサージ機モドキだったり。
文化祭の出し物で却下されたからこっちで売りに出された、みたいな二次文化祭(統制ゼロ)の空気がする。

その中でも茶葉だったり模型だったり花だったりもあるわけで、見て回る分にはとても楽しめる。

フローレンス・フォー > 「そう?意味のなさそうなのも面白ければワタシは買うわね」

興味をもった粉末ジュースを彼に渡して自分は他の商品に目を向け。
しかし後の物はどう見ても食べれるのか?飲めるのかというキテレツな物ばかり。

「それはそうよ。全員が全員危ないと生活なんてできないわよ」

そんな事を言いながら店を回るのだが、ヤバイ店の前で足を止めてしまうがそのたびに彼に引っ張られ。
使い道のよくわからなもの、それだけがなぜあるのかなど不思議な商品多いがそれはそれで楽しく。
こういう品は何処から流れてくるのかが非常に気になって。

「これとか面白そうね。マッサージ機かしら?」

電極パットと振動パーツの二つが付いた不思議な機械を見つけては珍しそうに見て。
肩こりに効きそうと自分には不要な物を見せては買わない?と提案したりとして。

紅月 純 > 「インテリアとかにならまぁ買っても……って感じだな。
あとそれはモドキだ」

それでもインテリアは観葉植物とかに落ち着くだろうけど。
そして彼女の持ってきたものはマジで買うん?と確認を取る。
いいならいいけど。

「まぁどっかしらに生産施設なり異能者がいるんだろうな。お抱えになってるような感じで」

こんな環境でも野菜を作るのを可能とする異能なんかもあるし、治安悪い中でしぶとく生きているのだろう。どうしてコッチに、ってのは疑問だが、答えは無さそうだ。

ちょいちょい現れるナンパを手甲の射撃で追い払いながら、他に買いたいものは?と聞いてみる。

フローレンス・フォー > 「これをインテリアに……?直ぐに飽きそうだけど。
使えないのね、これ」

このマッサージ器をインテリアにと飾った事を浮かべれば確実に変と言える光景。
買うのかと確認をされると使えないのなら買っても仕方ないと元に戻し。
代わりに飾るならとよく判らない動物の置物を手にし、安い事もありあっさりと購入してしまい。

「どっちもありそうよなのよね。案外生産区や農業区で働いて持ち込んでるかもしれないけど」

この辺りで作れるならそれはそれで凄いと考えてしまい。
基本的に壊す事しかできない自分からすればそう言う異能を使えるものは凄いと思っていて。

この格好のせいで追ってくるナンパは彼が追い払い、それでもしぶとい物には拳で追い払い。
そして他にと問われれば、何か面白い物が欲しいと難しい返答をして。

紅月 純 > 「尚更、こっち側にいるのが不思議なんだよな……」

なんでコッチにいるのか、なんて問えばブーメランを投げることになる故切り上げる。

面白い物って何と考えつつ、希望に合いそうなものを探してみる。
充電式マンドラゴラ、幻影の火炎放射器、全自動スイカ割り機……いかん。置物系はネタなものが多すぎる。

「……そっちで目ぼしいもんはあったか?」

フローレンス・フォー > 「きっと何か理由があるんでしょ?」

きっと深い理由があるのよ、などと言いはするが何も浮かんでいなく。
戦闘用アンドロイドで戦闘以外は結構ポンコツな思考では浮かばずに。

「そうね……ああいうのはどうかしら?」

彼が探してくれている、視線を向けているものを見ればそれも面白そう。
どれも買いたくなってしまうのだが…少し我慢し、見つめた物を指差す。
変にリアルな60㎝ほどの大きさのリスの置物…に見えるくるみ割り人形を。

紅月 純 > 「ん、どれ……うわでか……」

指の先を見てみるとそこそこでかいリス。
何なのかと思ったが、ちょうど店員が実演して説明を始めた。

「最初何かと思ったが、ビジュアル極振りのくるみ割り人形か」

こいつ、ああいう置物好きだっけ?という疑問が晴れた。
これなら買っても良さげだと頷く。夜中に動き出しそうだが。

フローレンス・フォー > 「大きいけど可愛くないかしら?」

自分も最初は大きいと思ったリスの置物。
彼も同じように驚いたことに嬉しそうに笑ってしまうのは性分なので仕方なく。
飾るなら栄えるでしょう?と楽しそうに告げて。

「飾れるし使い道もあるのよ。こういうのならいいと思わない?」

時折に変な物を買っては彼の住居に持ち込んでいたりして。
これで動くなら更に面白いのだがそう言うギミックはない様子だが欲しい物は欲しく。
あれを買うと目を輝かせて。

紅月 純 > 「まぁ……でかいが可愛いな」

動物は好きなので否定する気は無い。
でかいが。置くスペースどこに作ればいいんだ。

「まぁいいか。料理に使えばリスも本望だろう」

クリスマスプレゼントだ、と店員に金を渡す。
ついでに彼女の胸をガン見してたので一発入れてからリスを彼女に手渡す。

「うし、この調子で見て回るか」

フローレンス・フォー > 「でしょう。こんなに大きくて可愛いのは滅多にないわよ」

ここで駄目と言われれば強引にでも買うつもりであったが可愛いと同意を得られ満面の笑み。
問題は置く場所なのだがそこは家主に任せる事にして。

「クルミならなんにでも使えるから、このリスも休む時がないかもしれないわね」

勿論飾るだけではなく使うつもり、なので二重の意味で買って損はないと。
そして彼がプレゼントと買ってくれ、胸をガン見していた店員を殴った事にくすっと笑い。

「ありがとう、純。そうね、他にも良い物があるかもしれないわ」

手渡されたリスの人形を抱きしめるように持ち、次はあっちの店に行ってみようと勘を信じて。

紅月 純 > 彼女に合わせて店を移動し。

「店の傾向として、歓楽街側はまとも、真ん中ら辺は胡乱、路地裏はヤベェってところだが、ここは……よし普通だな」

雑貨屋なのは変わらず、食料品とかも置いているようで。あ、変なものも売ってら。
何にせよ、ここで何かしら買い物したらちょうどいい時間になりそうだ。

「欲しいもん好きに探していいぞー」

流石に茶を拭きだすようなものはないだろう、と彼女を店内へ促してみた。

フローレンス・フォー > 「歓楽街は時々変なのがあるわよ?あとの二か所はノーコメントね?」

入った店は雑貨だけでなく食料品に変な物まである何でも屋。
彼は普通とは言うが自分から見ればおかしなものがたくさんあるように見えて。
欲しいものを好きに探していいと言われると早速と探しに向かい。

「これは商店街にあるわね。これは……流石に危ないわね。
……何でこんなのまであるのかしら?」

パンの缶詰にどう見ても怪しいドクロマークの瓶と眺め。
そして一つの薬瓶を手にして考えこむようにして見つめ。

「こういうのって需要があるのかしら?」

そう言い彼の元に戻り、興奮剤と書かれた瓶を見せて。

紅月 純 > 土産になりそうなものを探して数分。
茶を飲んでたら吹きだしそうなものを持ってきやがった。

「時と場合による」

目を逸らしてそう言うしか出来なかった。
そんなストレートな商品ある??
ここ落第街だもんな。目を盗み放題だから作るやついるよな。

「まぁフォーはそういうの効かないから意味無さそうだが」

よく見たらお菓子とかもパッケージ似せておいて中身がアレなものが混ざってる。迷い込んだ人にトラップ張る店だこれ。

フローレンス・フォー > 「そうなのね。需要があるの」

問いかけた彼が目をそらす姿に需要があるようには思えずに首を傾げ。
ラベルの文字と中身が同じとは限らないが、もし同じならそれはそれで面白いかもと考えると自然と笑みが浮かび。
こういう場でしか手に入らないようなモノは欲しくなるのは仕方なく。

「ワタシには意味はないわね。でも、効く人は沢山いそうだし?」

何故か彼を見る目に悪戯な光が籠っていて、よくよく商品を見直せば危険と言えるものが幾つか見つけ。
それを美味しそうなお菓子と言いながら購入するために手に取っていく。

紅月 純 > 「あ……まぁいいか」

一回引き留めよう彼女には効かないし、彼女が食べる分には問題ないだろう。
見送ることにした。

こっちはこっちで、彼女が戻るまでまともなものを探すとしよう。
……おう、思ったよりもアレなものばっかりだしアカンものもあるな……

フローレンス・フォー > 止められなければ目についた物を購入リストに入れていき。
超激辛チップスにパッケージと中身があっていなさそうなお菓子、一見すればケーキなのだが実際はどうか判らない物を購入し。
右手にリスの人形、左手に今買った物を持って何かを探している彼に近づき。

「良いのはあった?ワタシはそこそこあったわよ」

買いましたと言うように今買った物が入った袋を揺らし、
そして今彼が見ているものはなんだろうと身を寄せて覗き込んでいく。