2020/07/22 のログ
■『拷悶の霧姫』 > 「フェイスレスに同意します。ヴラドは先に共有した我々の目的さえ
違わなければ、『好き勝手』動いてくれて構わないと考えています。
今の盤面には、その手がきっと最良だと。
判断は、貴方に任せましたよ、ヴラド。
そしてフェイスレスと私は近場に待機し、状況次第で介入を」
頷きつつ、彼女は立ち上がる。
そうして手に持っていた石をヴラドに、そしてもう一つを懐から取り出せば、
フェイスレスに投げる。
「丸々2週間かけた、手製のマジックストーンです。
受け取っておいて下さい。
一度だけ、たった一度だけですが、身代わりになってくれる筈です。
これから、どんなことが起きるか分かりませんから」
『後片付け』は、頼まれません、と。
そう付け加えて、彼女はマントを翻す。
その去り際。
「ヴラド、貴方には期待しています。
そしてフェイスレス。また、貴方とはじっくり語り合いたいものですね」
ヴラドへは、虚ろながら信頼の眼差しを。
そしていつも以上に不安定な様子を見せるフェイスレスには、
冷たい声色はそのままに、拷悶の霧姫――エルヴェーラはそう投げかけるのだった。
■『吸血鬼』 >
ミストメイデンの言葉に思わず、苦笑する。
「……今回は応えるべき『期待』が多いな」
渡されたマジックストーンを少し手の中で転がす。
死なないように、か。
使わないで済むのが一番だが。
「『自分のモノ』くらい自分でなんとかしろってか……
ありがたく使わせてもらうよ、ミストメイデン」
感謝を告げるとマジックストーンを懐へと仕舞う。
期待には応えるさ、と彼女の瞳に応えつつ、
「そうだ、フェイスレス。
これが終わったら一度どこかで他愛のない世間話でも俺ともしよう」
よければな、と言いつつ彼の纏う霧は濃くなり闇に混じる。
■『無形の暴君』 >
「……確かに」
言葉少なに『拷悶の霧姫』から石を受け取る
彼女の力の結晶。
決して疎かにできないモノ
「……ああ、いずれまた。『拷悶の霧姫』」
……見透かされているな
いつまで経ってもこれか
成長したつもりだったが
「……勿論だ、『吸血鬼』。今後必要があれば呼んでくれ。
何にしても話を通しておく必要もあるだろう。」
こちらにも言葉少なに告げる
彼は"見た"ことは多い、が。
会話はあまりしたことはない。
これも、いい機会だろう。
……危急の事態に考えることではないのだろうが。
ご案内:「『裏切りの黒』地下拠点」から『拷悶の霧姫』さんが去りました。
ご案内:「『裏切りの黒』地下拠点」から『吸血鬼』さんが去りました。
ご案内:「『裏切りの黒』地下拠点」から『無形の暴君』さんが去りました。