2021/03/16 のログ
ご案内:「ある違反部活の拠点」にマディファ=オルナさんが現れました。
違反部活生 > 検問で流通が滞る中、数少ない物資を独占し高値で売り捌く、ある違反部活の拠点。
今日もいつものごとく、運営が行われようとしていたところに。

扉が蹴り飛ばされ、運悪く男が一人、それに巻き込まれる。
更に運の悪いことに打ちどころが悪かったらしく、巻き込まれた男から血溜まりが広がる。

「何だ!?」

とっさに各自の得物を抜いて、警戒態勢。

マディファ=オルナ > 扉の会ったところから出てきたのは、褐色犬耳尻尾の少女。
ここと似たような違反部活をいくつも潰しまわっているマディファ=オルナ。

「特務広報部のカチコミじゃあ!」

部屋に一歩入り、高らかに宣言。
無論、銃弾で盛大に出迎えられるが物ともせず。
手近な男が一人、彼女の大剣に叩き潰される。

違反部活生 > 「クソ、マジかよ!?
 銃弾が効いてない!?」

「だから『蜥蜴』の傘下に入ろうって言ったんだよボス!」

弾幕を張りながら下がりつつも、銃弾を物ともしないマディファに狼狽える部員たち。

「うるせぇ、俺に着いてくるって言ったのはお前らだろうが!」

ボスらしき大男が仲間の叱責にそう返す。
その手には……対戦車ミサイル。
とっさに別の男がボスらしき大男の後ろの窓を開ける。

「畜生、これでも喰らって死ねぇ!!」

弾幕の中、悠然と歩いてくるマディファに向けて、それは放たれた。
無論、回避行動を取るまもなく直撃。

マディファ=オルナ > 「っかー。
 やはり対戦車ミサイルは効くのう」

煙を振り払い、煤まみれの少女が姿を現した。
言ってる割に、見た目のダメージは防いだらしき左腕にしか見当たらない。
表面が焦げている程度だ。

「つか室内でそんなもん撃つとは思いもよらんだな。
 しかし撃つ前に窓を開ける判断は良し。

 じゃが残念。
 儂はそんなのでは死なん」

一気に距離を詰め、大剣が振るわれる。
ボスらしき大男と、窓を開けた男が一太刀で切り払われて命の火が消える。

違反部活生 > 残る部員たちはへたり込む。
対戦車ミサイルが直撃したにもかかわらず、こうも健在な相手。
そんな相手に室内で暴れられて、どう制圧しろというのか。

大剣が振るわれるたび、死んでいく部員。
そんな中、最後に残った一人は。

「た、助けてくれぇ!!」

土下座。
返り血と煤に塗れた少女に土下座。
その股間は濡れており、硝煙と血の匂いがなければアンモニア臭がしているだろう。

マディファ=オルナ > 「おう、よかろう」

あっさりとその命乞いを受け入れた。
だが命乞いされたからとて、この男を放置していくわけにもいかない。
ロープを取り出して、縛り上げる。

「あーもしもし、傭兵のマディファじゃ。
 また一箇所潰したんじゃが、一人命乞いしたから確保しておる。
 ポイントは……」

椅子に座り、まるで携帯端末で誰かと通話しているかのように喋りだす。
男は知る由もないが、マディファは携帯端末の通話機能も自身に組み込んでいるのである。
そしてその機能で、確保した男の回収を要請。
何も横槍が入らなければ、じきに風紀委員がこの地点の確保に来るだろう。

風紀委員 > そうして、何事もなく風紀委員がやってきた。

「……これはまた、派手にやったものだな。
 しかしこの焼け焦げはなんだ?
 え、対戦車ミサイル?直撃した?
 恐ろしい防御力だな……」

部屋の惨状にそう零しつつ、縛られた男を連行。
部屋に残った、無事な資料や資材を押収していく。