2021/10/16 のログ
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
――珍しく、砲火は無い。
違反部活の拠点が群がる場所だからといって、戦闘が起こらない
訳でもない。力量を弁えた者達が率いる組織は、相応に
『引き際』を弁えているのだ。

従って。こうして落第街でも特に物騒な地域を風紀委員の
制服姿で闊歩していても。少なくとも『今は』激しい銃火が
響く事はない。
襲われれば話は別だが…昨夜の騒動の直ぐ後だ。
積極的に交戦しようという組織は、今のところ見受けられない。

だから、此処を訪れた。
怪異が暴れた場所からは少しずれた場所。
落第街の深淵の、少し手前。
本来であれば、自分が焼き払うべき、場所。

「……大きな動きが無い。だが、無秩序になっている訳でもない。
大人しくしているだけなら、まだマシだ。
手際が良過ぎるのも、困りものだな。
しかし、これは――」

『秘匿回線』から届いた手紙の中に。己としても引っ掛かっていた部分はあった。
かつて取り逃がした"捕虜"の組織。鮮やかな手口で、捕虜を
奪還せしめた組織。
未だ、その全貌どころか組織の概要すら掴めていないが――

「……また戦争をしたい訳でもあるまいに。
いや、単なる風紀委員会への圧力として見るなら
今は一番理に適った行動をしているのか…?」

勿論、他に思い浮かぶ組織が無いわけではない。
しかし、直近で激しい抗争を行った組織と言えば…と、言う事である。

確証はない。情報もない。
だから、ソレに対してフォーカスした手が打てる訳では無い。
見事なものだ。味方であったのなら、どれだけ楽が出来たことやら。

神代理央 >  
暴れまわるだけで済むのなら、話は早い。
しかし、無秩序に暴れまわればどうなるか…というのは
あの怪異が身を以て示してくれた。
そう考えれば、安い投資だったのかもしれない。
賭けたのは、落第街の住民の命なのだが。

「まあ『風紀委員会』が暴れるのとは訳が違うとはいえ。
無責任かつ無作為な暴力というのは、一長一短なものだな。
力の使いどころは、私も学ばねばなるまい」

と、今はそう言う事ではなく。

「…問題は、今回の敵は『連中』だった時だな。
特務広報部を総動員しても尚、我々が敗北を喫した連中。
奴等が相手だったと、なれば……」

力押しでは、難しい。
結果的に、公安の剣客に頼る事が多くなるだろう。
以前の様に、物資を統制して締め上げても良いのだが。

「各個撃破されては、此方の戦力補充が追いつかぬからな…」

元々、落第街のならず者を集めた特務広報部。
正規の風紀委員が好き好んで入る部署でも無い。
だからこそ、自分の様に単独である程度火力を出せる面々を
揃えようとはしているのだが。

「参謀役の不足か。敵が羨ましい限りだ、全く」

力で全てを捻じ伏せてきた己の苦手とするところ。
それを、敵は得意としている。
溜息しか吐き出せない。

神代理央 >  
「……参謀、とは言わないな。せめて相談出来る相手が欲しいところだ」

今までは、己の火力で捻じ伏せれば良かった。
良くも悪くも、ワンマンアーミーで済んだのだ。
独りで殺戮し、独りで燃やし尽くし、独りで責任を取れば良かった。
しかし、今はそうもいかない。己の背後には、護るべき部下と
追い掛けて来る後輩がいるのなら。

「……破壊だけが、正しい解決方法にならない事も教えなければならない」

だが、しかし。

「伊都波凛霞は、早急に救い出さねばならない」

悩むべき事はある。しかし、それで本題を見失う訳にはいかない。
ならばどうする。どうすればいい。
自分に出来る事は、何だ。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」にさんが現れました。
> ――捕虜の見張りは、交代制だ
いくら異能者と言えど疲労は蓄積する
休息しようと、周囲を確認してから、外へ出る小柄な姿

そこに、自分の持っている通信機を目当てに組織の人間が寄ってくる
どうやら、『鉄火』が一人で…深淵近くまで来ているようだ

(…はぁ。仕事熱心なヤツ……。
…しかも、あれを出してないってことは…はー…まー、これもお仕事、かぁ。今来られたら詰みだもんねえ)

羅刹の近くに居るからこそ、焔もまたその影響を受け思考をある程度トレースできる。

…『礫』にいやいやながら保険を頼み
通信機を大体の鉄火の位置に飛ばさせよう
ぐだぐだ言ったので、ここに砲火をぶち込まれたいのかと蹴り上げて

直接相対することはしない。
解析もできないよう、通話をしながら全てのデータが順次消去されるデバイスを使う
通話中に何かを解析しようとすれば、即座に通話が切れて内部がショートする仕組みも入った緊急用のもの

一応、羅刹に許可を取れば…挑発はするなよ、とだけ返ってきた
砲火が無いということは、個人に寄る調査の可能性が高いとのことだ
それなら相手もまた情報が無い、あるいは少ないという事。

なら、顔も声も知られている自分が話せば…真偽のほどを確かめる為に時間を使うハズだとも
ガキに、むやみやたらに暴れられるよりはマシだという許可を得て実行に移す

そして…『礫』の能力によって大体の位置に飛ばされた通信機は
うまく行けば、後ろか、前か。
悩んでいる少年の大体の位置近くに落ちるはずだ

辺りに人の気配は全く感じられない
騒ぎの影響もあるだろうが、風の音が良く聞こえるほど非常に静かである

そんな中、小さな端末だけが震え続ける
出回っているタイプとは違うが、耳に付けるイヤホンタイプ
ご丁寧に、受話ボタンのマークがついておりそれを押せば、通話は繋がるだろう。

もちろん、番号などは表示されていない

神代理央 >  
このタイミングで。
己に向かって飛んで来た、通信機。
まさか、誰かが間違えて此方に投げただの、落としただの。
そう言う事で、なければ。

「………ほう?銃弾ではなく通信機、とはな。
今更、犯行声明というわけでもあるまいが」

警戒する事はない。
此処で狼狽えたり、無闇やたらと警戒心を露わにするのは
『鉄火の支配者』が見せて良い姿ではない。
彼等の敵足り得る為に。風紀委員の武威を見せつける為に。
周囲を見渡す事も無く。さも自分のものである、と言う様に。
通信機を拾い上げ、イヤホンタイプのそれを耳につける。
そして、静かに通話ボタンを押して――

「………さて。ドブネズミの鳴き声を聞いてやろうというのだ。
よもや、つまらぬ話ではあるまいな?」

> 狼狽えても、警戒をしても周囲には殺気はおろか本当に気配すらない
居たとしても、鼠か虫くらいのものだろう

当然、爆弾でもなく怪しげな装置というわけでもない
改造は施されているが、ただの通信機だ

<こんばんは。神代理央。いい夜ね>

嘲りの言葉も気にせず
聞こえてくるのは、先程まで鉄火が思考していた者の声
叫ぶ声も、恨む声も存分に聴いたであろう、女の声だ

<無理を言って話をしてるんだから、そんなにカッカしないで欲しいな?
私たちの仲じゃない。溝鼠と同列なんて、泣いちゃいそ>

そして相手には、こちらの状況は伝わらない
焔が多少なりとも組織を『裏切って』通話している風を装う

以前にあった恨みは抜け落ち
清廉に聞こえる声が耳に届くだろう

神代理央 >  
予想外と言えば予想外。
しかし、通信機からの声が彼女ではないかと…思わなかった、訳でもない。
少し意外だ、というのが正直な感想だろうか。

「……良い夜ね、か。よもや、貴様からそんな情緒溢れる
言葉を聞く事になるとは思っていなかったな」

聞き慣れた声。
己自身が。部下が。散々に甚振った少女の声。
少しばかり意外だったのは、その声色が予想以上に――
――奇妙なまでに、穏やかであること。

「ほう、無理を言って…か。仲間想いの貴様の組織であれば
多少の無理くらいは聞いて貰えそうなものではあると
思っていたのだが」

これは本心である。
彼女一人を取り戻す為に、あれだけの戦いを引き起こしてみせたのだ。
しかも、結果は此方の敗北。敗北の苦渋は、未だ記憶に新しい。
で、あるならば。

「……それでも尚、無理を言ってというのかね?
溝鼠と同列であることを、味方に知られたくない程に」

狙いが、読めない。それは己の弱点だ。
陰謀策謀は、決して得意ではない。
ならばどうする――土俵に乗るしかない。
疑わしいと思っていても。それでも。

「そんなに私の声が聴きたかったかね?
あの時の薬が忘れられないというのであれば…いや、あれは
元々貴様達のモノだな。幾らでも使えるだろう」

「風紀委員会に鞍替えしたくなったかね?
それとも、私に靡く雌犬にでもなるつもりか?」

単調、というよりも。ありふれた煽り文句。
だがそれは、その『次』の返答に期待している…様に、振る舞う。
相手の策に乗りながら、次手を探る。
己には、それくらいしか出来ない。相手が上手なら、先ずは引き出すしかないのだ。

> 恨みが晴れたわけでは決してない
そうでなければ、わざわざ以前に仕掛けたりはしない

ただ、洗練されたのだ
雑然とした想いから、一本筋の入った思いへと
暴れまわるのではなく研ぎ澄ます
いつか、その刃を刺せる日まで

声を荒げることはしないが、ふざけているような調子の声であるのに笑っているように聞こえない声である

<…そ。仲間だからこそ、言えないこともあるでしょう
出来れば、『裏切っている』ことを知られずに裏切りたいの。その方がハッピーだと思わない?
それに…私って信用を得ているからちょっとくらいなら、こうして無理ができるってわけ>

少しだけ大人びたような声音と口調
履歴の消去の影響で、若干のノイズが入るが会話自体は問題ないだろう
暗に、通信機を飛ばした理由を疑われないようにフォローしつつ

<相変わらず変態さんねー。語尾にわんとか付けた方がいい?
んん。…あんまり時間が無いから、端的に言うね

…鞍を変えるつもりはまだ無いけど…忠告しておいてあげる。
…こっちに注力しすぎない方がいいよ。あの人の狙いは、こっちじゃないから>

咳払いしてから、くすくす、と笑う声
信じられはしないだろうが、判断を迷わせる材料にはなるだろうと予想しつつ
こちらが甚大な被害を受けていることなど前には出さない

<それにぃ、昨日の災害のせいで色々大変なのよ。本当この島は何が起きるかわからないから嫌。
…そっちはそっちで、対処したりしたでしょ?あんなことが起こったんだから>

今度は、こちらからも
反応を聞いて、本当に被害を受けたかどうか
こちらは、『巻き込まれた』だけだと軽く言って…

被害状況を把握できていないため、本当の『災害』だったのかを確かめる狙いの言葉

神代理央 >  
「………面倒な女になったものだな。
これだけ煽っても、その声色の儘か。
良いだろう、真面目な話をしようか。今夜は、良い夜だからな。
ふざけた語尾を付ける必要も無い。鳴きたければ好きに鳴け」

僅かに零れ落ちる、苦々しい口調の言葉。
それは彼女の言葉の内容に関するものではない。
明確な"憎悪"が、向けられない。彼女は、変わったのだ。
それが、彼女の言葉通り"裏切っている"からなのか。
それとも、未だに剣を研ぎ続けているのか。
判断が、出来ない。

「さて。先ずは御忠告ありがとうと言っておこうか。
注力したいのはやまやまだが、此方には情報が無くてな。
薄っすらとした…霞の様なものはあっても、それだけで動く
訳にもいかぬ。であるなら、対象は落第街全域になってしまう。
しかし……」

そこで《災害》について少し考え込む様な、間。

「……あの災害については、事前に可能性がある事は掴んではいた。
しかし、如何せん此方も"優秀な人材"を欠いていてな。
対応が後手に回った事は、認めよう。
既に情報を得ているやもしれぬが、アレは尋常ならざる怪異の
仕業だ。落第街に現れるらしい、という所までは、掴んではいたが。
結果として、事後処理の方が面倒になった。困った事だよ」

嘘は、つかない。
怪異を嗾けたのは事実。されど、あそこまで大規模になるとは
思ってもみなかった。
だから『災害』が起こる可能性の既知。
しかし、その対策が"伊都波凛霞誘拐"によって遅れた事。
其処までは、伝えた。それは、嘘ではない。
風紀委員会…いや、特務広報部としても想定外の出来事ではあったと。
淡々とした声色で、答えるだろうか。

> <女の成長は早いんだよ?………なーんて。
鳴くのはまだ嫌かなー。もっと『仲良く』ならないとね>

まだ、蜥蜴の頭ほど感情を制御できるはずはなく
言葉の端に、隠しきれない恨みが乗る
それを自覚して、少し慌てて調子のいい声を出す

<ふぅーん?支配者様ならぜーんぶ吹き飛ばしちゃえば終わりそうだけどね>

などと馬鹿なことを返す
それができないからこそ、蜥蜴は闇に潜めている
もしなりふり構わず全てを更地にされたなら、隠れる場所すらなく、駆逐されるのみだろう

<大変だねえ。お前が優秀だって言うなら相当だろうし。こっちも『大事なもの』が無くなっちゃってさー
しかもアレについては、なーんにもわかんないままだしね。ほんと、最悪>

本当の言葉ともわからないため、嘘を返す
情報…姿や能力らしきもの程度は得ている
ただしそれは伝えずに…災害として扱い続ける

<…まあ、私からはさっきの忠告だけ。前ばかり見てたら、後ろから刺されるって伝えたかったんだ
これ以上は今は無理かな。……鉄火の支配者は私と遊ぶんだから、簡単に死なないでよ?>

これ以上は、焔では限界だ
もう一度忠告を繰り返して笑う

<そっちからは何かある?>

ただ、最後に聞いてやろうと。
どこか楽し気な声で、聴いてみよう

神代理央 >  
「下らんな。性別で成長が変わるのなら苦労せぬ。
貴様の成長は、貴様自身によるものだ。
それが憎悪か、はたまた忠義か、他の理由があるのかは知らぬが。
それでも貴様は"成長"した。だから、警戒する。侮らぬ――」

ほんの僅かに。僅かにではあるが、片鱗を見せた彼女の感情。
其処に、此方も小さな感情を。僅かな感情を乗せて。
次の言葉を、返そう。

「ああ、全部吹き飛ばせば終わりさ。
その時は、尻尾を振って私の元へ来ると良い。
『仲良く』してやろうじゃないか。あの時の様に。あの時以上に」

ほんの僅かな愉悦を混ぜたところで、言葉の応酬に一区切り。
彼女は『裏切っている』と言った。
ならば嘘であれ本当であれ、何方にしても通信の時間は余り無い、筈だ。

「アレについては、此方も手をこまねくつもりはない。
お前の"今の"頭目に伝えておけ。
『戦争をするなら、御互い気持ち良くしようじゃないか』とな。
何も情報を得ていないのなら、協力も吝かじゃないさ。なにせ――」

「……それは『御互いの為』になるだろう?」

何を、とも。何のために、とも言わない。
漠然とした意味合いだけ、伝われば良いのだ。
落第街の住民を虐殺することは、現状本意ではない。
それだけ。

「ふむ…。その言葉だけは信じよう。
貴様の願い通り、簡単に死んではやらぬさ。
遊ばれるのがどちらか、を今更議論もせぬ。
精々、身を清めて待っておけ。小汚い女を抱く趣味は無い」

と、まあ。下世話な言葉で締め括ろうとしたのだが。
何かあるか、との問い掛けには、思案する様な吐息が暫しの間
通信機に籠って――


「…いいや、なにも。なにもないさ。
言いたい事は、直接言う。こんな通信機ごしでは、つまらぬからな。
何時でも、私の首を取りに来ると良い。それだけだ」

彼女と同じ様に。楽しそうに。愉しそうに。
くすり、と笑って。言葉を返した。

> <変態の癖に。ナマイキ。
…でも…ほんと、楽しみ。どっちがより『仲良く』できるか>

ぐつぐつと、腹の底から煮える様な思い
本当ならば今すぐ飛び出して焼き尽くしてやりたい思いを言葉の端に乗せて発散する

――足止めとしては、十分だろう
後ろを狙っている、などと伝えた以上…このまま『進軍』する可能性は低いと考える
それでも突っ込んでくるなら、それまでだ

<わかった。伝えておくわ。『お互いのために』
精々、嘘でもついて…お前から『好意的な』メッセージを受け取ったってね>

急いでいる風を装い、返答は短く。相手の言葉をそのまま返すように
この言い様なら、間違いなく情報に対して疑いをもたれていることはわかる
ただ、その疑いもまた足かせとなるだろうと
今の目的は、少しでもその調査を、足を鈍らせることだ

後に何かが潜んでいると警戒させる。『今は』それだけのやりとり

<はぁ…本当、下品…。今のお前に抱かれるくらいなら舌を噛み切った方がマシね
もう少し背の高い方が私は好みだから>

下世話には下世話で
大抵、こういう相手はその体格を気にしているもの
この程度でキレはしないとわかっているやりとり

そして、最後の質問に愉しそうに応えられれば

<…そ。なら、また会いましょう>

気軽に、まるで友人にでもそうするかのように言って
軽いノイズと共に通信は切れる
中には何も残っておらず、ただ物言わぬイヤホンだけは残される

その後は、夜の…この街ゆえに淀んだ暗さが少年を包むのみだろう

神代理央 >  
音のしなくなった通信機を、耳から外す。
今宵は、これ以上『先に』進む必要はない。
それは、彼女の忠告を信じた…と、言う訳でも無いのだが。
少なくとも"進んで欲しくない理由"はあるのだ。
それが己を気遣っているのか。それとも、違う理由なのか。
それを判別出来れば、苦労はしないのだが。

「………どのみち、お互い様さ。
準備も無しに、貴様達相手に私一人でどうこう出来るとも思えない。
狩りをするなら、準備は入念に。今これ以上進んだところで、な」

通信機を懐に仕舞い込みながら、零す言葉。
検査したところで何も出てこないだろうが、一応持ち帰るくらいは、する。
後方に気を付けろ、という言葉に僅かにではあるが信憑性を
覚えてしまうのも悲しいところだ。
嘘だ、と笑い飛ばせない程度には、自分には敵が多い。
何方にせよ、今宵これ以上先に進む事はない。
また、敵の方が一枚上手だったかと苦笑い。
されど、まあ。今回はそれで良い。

「……フェアに戦争しようか。でなければ、互いに面白くは無いからな」

そうして。落第街に背を向けて歩き始めようとして。
ふと、振り返る。誰もいない暗闇へ。何の気配もない深淵へ。
僅かな言葉を零して、少年は立ち去っていくのだろう。


「………私は、今の貴様の方が好みだよ。
"次"は、部下にはやらぬさ。愉しみにしておくといい」


誰も聞いていなくても良い。誰かが聞いていても良い。
それは、月も飲み込む闇の中で。彼女にだけ向けた言葉。
だって今夜は『良い夜』だから。

ご案内:「違反部活群/違反組織群」からさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から神代理央さんが去りました。