2021/10/23 のログ
■羅刹 > ―――空箱がくしゃりと音を立てて。蜥蜴は夜へ帰っていった
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から羅刹さんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」に羅刹さんが現れました。
■羅刹 > (やり口が違うな。…。また別か)
関係は薄いと思われるが、『蜘蛛』の息がかかったエリアが襲撃を受けた
一応の防衛戦力は配置していたが、あえなくその場所は放棄
人員は怪我はあるものの全員が無事に帰ってきた
(…。よくわかんねぇのが来たか。偵察にしちゃあ派手だし、強硬逮捕にしては誰も連れていかれて無ぇ)
目的が不明である襲撃
現在、風紀に対して仕掛けているのと同じく
理由が不明な襲撃は意図が読みにくく、ただ無視はできない
通常兵器では効果が薄い事、そして姿かたちだけはわかっている
対象の相手を確認次第、仕掛けずに会話するかあるいは撤退を指示しておく
これで多少は情報が引き出せる可能性が上がる
少なくとも、殺戮、捕縛が目的で無いとするならその程度は可能だろうという読み
相変わらずの『砲火』に対応はしない
あれは炙り出すための火だろうと予想はできる
こちらが焦って、反撃でもしてくるのを誘っているのか
狙われたのは関係組織でもない故に、放置
…、現状、戦える人材が少ないからこその対応でもあるが
「……………、もう少しか」
とは言っても、最大の火力である異能者二人は生きているし
デコイが居れば多少の人員は誤魔化せる
積極的に仕掛けることはしないが、いざという時に動ける人材は必要である
その程度の準備は、整う予定だ
後は…人質の更なる活用
情報もそうだが、あれの近接戦闘は見事だった
あれを蛇の下部構成員に伝えられれば…とは思うが机上の空論
「―――――――…………」
すぅ、と廃ビルの合間に煙を吐き出していく
指示は住んでいる。今は、少しの頭の休息の時間
ご案内:「違反部活群/違反組織群」にO RLYさんが現れました。
■O RLY >
今日の月は歪だけれど美しい。鬼も酔えそうな実に良い月だ。
こんな日はやはり気分が昂る。
そんな折に起きたバカ騒ぎを珍しく上機嫌に処理して屋根の上を走っていたところ、
前方下方に見覚えのある存在を見つけた。
「はぁぃ、ボス。
とりま、確認終了したぞー。
とりあえず残ってた”証拠”は消しといたよん
全く襲撃受けるなんてマヌケだねぇ。あいつらもさぁ」
前転しながらビルの屋上の端を掴んで壁を蹴る。
そのままナイフを壁面に突き刺して勢いを殺しながら着地。
んむ、どんぴしゃり良い感じの場所に着地した。10点。
「なーんで応戦しようとか考えるのかな?
結果勝てないんだったらとっとと引きゃいいのにさぁ」
馬鹿が暴れて痕跡を残しまくっていたのでとりあえず風化させてきた。
ちなみに命令系統には全く報告していない。
あいつらには異能も知らせていないし、しかも先行独断行動なので
状況把握で今頃あたふたしているかもしれないが知った事ではない。
「なに?あれはわざとやらせてんの?
釣り餌だった?ならもう少し喰わせてからにすればよかったかなぁ」
けたけたと軽薄に笑いながらタグを投げる。
どさくさに紛れて便乗してこようとした哀れなおバカさんの血がべったりとついたそれは地面を転がりからからと空しい音を立てた。
■羅刹 > 突然、上方から聞こえてくる声
咄嗟に足を止め、煙草の煙を吐き出せば
その煙に導かれるように軽く着地する女の姿
組織に招き、働かせており…非常に優秀であるため重用もしているが
未だにその全容がつかめない構成員の一人であった
だからと言って、態度を悪くするようなことはしない
組織のために働くのならば、敵ですら飲み込むのが蜥蜴である
「……白梟。お前か。……ったく、その口ぶりだともう向かわせてる奴らは無駄骨、か。
一言連絡寄越せ。動きに無駄ができる」
独断専行は今に始まった事ではない
けれど、どれもこれもが組織の利益につながることであるが故に、強く抑えつけるのもまた損だ
手早く、手短に。
傍受阻害の端末で現場に連絡する
何が起きたかわかれば、現場の連中も動きやすいだろう
「相手を見ただけで、その先の結果までわかる奴は早々居ねぇよ
何なら、お前が『指導員』にでもなるか?」
はっ、と笑って返す
再び壁に身体を預けて煙草を吹かし
「姿があの災厄……例の怪異なら、逃げただろうがな。
それ以外には…………俺への忠誠心とやらで一先ずは守ろうとすんのさ
脅して無駄なら武器、それでも敵わないなら情報を持ち帰る――。上等な働きだ」
誰も彼も強力な異能を持っているわけではない
武器を所持させてはいるが、牽制程度にしかならないだろう
だからこそ、敗走しても叱責することはない
彼らは、襲撃者の容姿と動きという貴重な情報を持ち帰ってきたのだから
「ま。手間が省けたのは確かだ。てめぇの独断は妙に良いところ突きやがる」
『浮いた』部隊には指示を出して別の仕事をさせる
それで無駄は無くなるだろう
白梟に対しては、小言ながら薄く感謝を告げる言葉を
『どうやったか』は深堀りする気も無いが、働いてくれたのは確かであるから。
■O RLY >
「そもそもあいつらの動きの9割は無駄じゃん。
餌役位はさせても良いけどさぁ。
それにあいつら現場荒らすんだもん。
とりあえず消せばいいって思ってるやつ多すぎな?」
証拠隠滅には実は結構な予備知識がいる。
証拠や手掛かりとなりうるものを嗅ぎつけられる前に判断し
必要な情報を消す……となると最低でも現場検証そのものの知識がいる。
そこの想定に異能も絡むとなると更に面倒かつ複雑になる。
だからこそ、邪魔されるのは非常に癪に障るし、
情報の価値が下がるのでさっさと終わらせてしまいたい。
「情報の優位性ってのは知ってるやつの数に反比例するってそろそろ教えてやったらぁ?」
最初に現場を読んだものが一番正確に情報を読み取り、選別できる。
例えばあの削れ方には少々心当たりはあるけれど、そんな素振りはおくびにも出さない。みたいな。
念入りに痕跡を残さないようにしたのは仮にあいつだった場合も含めて双方の証拠隠滅でもあった。
が、軽口の様に吐き出された言葉に眉を顰める。
「指導しても良いけどさぁ。
ついて来れないやつはもれなく死ぬけどいいの?
新鮮な死体役なら大歓迎するけど」
キヒヒと煽るように笑う。
お互いにそんな事をするつもりが無いのは判っているはずだ。
随分と人員を大事にしているようだし、だからこそこの程度の規模まで成長したのだろう。
「忠誠心とやらで足引っ張るとかこれだから……
迷惑なんだよねそういうのさぁ。」
まぁ、だからこそ真逆の結果を産む馬鹿な行動をする奴も増えるわけだけれど。
本当に救えないなぁと思う。
「数人くらいは喰わせりゃいいのに。
その方が情報集めやすいだろ。
……変な立ち回りで馬鹿泳がすよかさぁ」
薄氷のような笑みを浮かべながら僅かに非難するような響きを言葉にのせる。
「妄想処女なんか走らせても”アレ”は止まんねぇだろ。
それとも時間かせぎゃ対抗できる策でもできんの?」
■羅刹 > 口が悪く、自分の欲望と知識、判断に従う
それは好ましいことだ。誰かに覗き見されていなければしばらく話すのもいいだろう
盃も自粛しているため、中々面と向かって話す機会も少なくなっているからだ
「やけに熱心じゃねえか。
……人員は無限でもない。それに、誰も彼もお前ほど動けるわけじゃあねぇ
だからといって、『その辺を完全に理解してる』お前に預けちゃ逆に数が減る。
つまりは、今ある人員をフルに使うしか無ぇのさ
その忠告は、広めておいて…今のうちに、教育してみるがな」
仕掛け始める前に、一通り教育は追えているが
『理解している』者からすればまだ稚拙だったらしい
返答は予想通り、人員をわざわざ減らすものであったから、煙草を吸って、吐いて返答する
少数精鋭、かつ口が堅く、異能も隠蔽に向いている
そんな人員を無制限に揃えられればどれだけ楽か
肩を竦めて、当たり前の事を説く
現在は、争いも少ない。新たな情報…知識を共有するなら今が良い機会でもある
「…忠誠だなんだと言ってるが、何も考えずに引っ張られて自分の欲望を果たしたいだけの奴も多い。
…は、相変わらず、カッカしてやがんな。白梟」
こいつなりに心配しているということか
あるいは自分にできることが何故出来ないのか、そういう苛立ちかとアタリを付け
煙草とライターを一本放ってやる。
吸うかは知らないが、好きにしろという意味を込めて
それで口がふさがれば、多少は静かになるだろうという狙いもあるが…
「ああ。警戒だけしか通達は出してねぇか。
…止まらねぇだろうとはわかってる。…結果としちゃあ、もう何人もファーストコンタクトで食われてんだ。
だが、その犠牲で、あれの大体の情報もわかってはいる
姿を見れば発狂、あるいは味方を巻き込んで同士討ちを始める。指示を出せば異能であろうと出所をある程度察知される。
…状況からの予想としてはそんな能力だ
あれを殺す方面に可能性があるとするなら、長距離からの視界を介さない狙撃、罠。
だが、『礫』の能力による狙撃も現地の眼は必要。『焔』は論外。
1つ手はあるにはあるが、お前の言う通り、少し時間がかかる」
本題はあの怪異のこと。
情報を共有するが…戦闘員がほぼ、視覚に能力を頼っているのが災いしている
口には出さないものの少なくとも今すぐは、怪異相手に有効な手段は無いと告げる
「お前が聞きたいのはこのくらいか?
…厄介な奴だよ、全く。風紀も良い手札持ってやがる」
聞けばあれは"妄想処女"ともかかわりがあるらしい
ということは、以前から飼われていたか
一本の煙草を灰にし、足元に落としてから。
血まみれのタグを、つま先で弄ぶ
■O RLY >
「トーゼン。
遊ぶときには思いっきり楽しまないとかありえなくない?
やる気があるっていうならさぁ、足引っ張んないで欲しいんだよね。
どいつもこいつも狗ばっかでさ、オママゴトのルールに拘ってばっか。
仕舞いにゃこっちを探れるとか思って馬鹿な時間割いてるじゃん。
次覗き見しにきたら殺すよって伝えといて?」
近くのごみ箱に腰掛け脚を遊ばせる。
懐を探って飴を取り出そうとしたところに投げられた煙草をキャッチ。
指先だけでくるくるとまわして投げ返す。
「匂いつくからイラネ。何か仕込まれてても嫌だし。
つか何人アタシに抱かせろって声かけてきた馬鹿がいると思ってんの。
どいつもこいつもさぁ。オママゴトしやがって。」
一応名目上は大人しくしていた時期もないわけじゃない。
結果として遊撃手に徹したほうが効率的だと判断したから離れただけだ。
「理解できないってほっといてくれるなら良いんだけどさ?
分かんねーからってやめろって奴が多すぎるんだよ。
話しても理解できないしさぁ。」
理解する気が無いこともあるだろうけど。
はなっから結論が決まってるやつというのは何を言っても無駄なのだからメンドクサイ。
別に雑魚は良い。雑魚だから。無視すればいい。
けれど上の方がその思想となると話は別になってくる。
「成程ねぇ。
いたずらに時間を稼ぎながらその場に常駐する。
それに理由があったとしたら時間稼ぎ位でしょ。もしくはリーダーが馬鹿。
あんたは多少はマシって聞いてるからさぁ。良かったよ。」
とはいえ、対抗手段の詳細は今の所聞き出せそうもないだろう。
それに関しては良い。別に気にしない。
問題はもう一つの方だ。
「とはいえさぁ……なーんか随分お優しいじゃん。
あれ泳がしてんのも同じ理由なわけぇ?」
揶揄うような口調に更に棘が混ざる。
アレの件は確かにそうだ。こちらとして手札が無いのは確かだろうから。
しかし、例の件は見過ごすには少々癪だった。
「あんなの搾り取って始末したほうがよっぽど安全だし
取り返しに来る馬鹿向けにも壊しちゃった方が効率的だよね。
表の調香師とかもさぁ。随分可愛がってんじゃん。
もっと有効な使い方あるよねぇ?分かってんでしょ?
どーてーぼーやじゃねーんだからさぁ」
■羅刹 > 黙らせるどころか、更に火を与えてしまったようだ
正確に投げ返された煙草を口に咥え、火をつける
「覗き見に関しちゃ徹底させておく。
今、マジの内輪もめは流石に勘弁だ。俺の手が届かねぇ
…だが、狗が嫌なら手駒でも拾うか『優しく』育てるんだな
それとも、単独で動きたいなら、俺の能力を受ければ許可するが?」
彼女には軽く、能力は明かしてあるし受けるタイミング、受けないことも任せている
ただし、頭の中にいつでも羅刹の意思で声が響く異能だ。この女には合わないと予想していたが
チームで動くことが難しいなら、そういった手段もありだろう
「…―――、てめぇは見目だけはいいからなァ…
『蜂』も空気の入れ替え時か」
口の悪い愚痴、あるいは意見を聞きつつ返す軽口
こうして何も恐れずに意見を言ってくる相手は貴重でもある
男はボスとして君臨しているが、全能ではない故に
適当な組織、に選ばれている以上はその能力を十全に生かすのが頭の義務でもある
先の提案はそれも含んでのことだ
いくら優秀でも、それを邪魔する場では意味がない
組織内で男女のトラブルが起きないよう…息抜き場でもある、娼館を持つ組織も入れ替えが無い
つまらない嘘を吐くとは思えない。
本人からの実情が上がってきた以上、今のうちに動かしておく方が賢明ではあるか、と
「ああ。わざわざ言ってくれてありがとうよ
まず調香師。どっからその情報手に入れたか知らねえが、アレを『そう』使うつもりは無ぇ
人間と話が出来る時点であれも怪異の影響も受ける可能性がある。
一番目立つ鉄火に関しちゃあ、本来の使い方をして不意打ちした方が失敗するだろうさ」
鉄火を直接下手に刺激しては、怪異よりも手に負えないモノがあふれ出る可能性が高い
それは、焔と鉄火の接触によっても予想がついていた
鉄火については、眼を引き付けてその間に裏側から崩す方がやりやすい
「で。お前がより苛ついてる方だが。
ま、異能も戦闘向けじゃねぇ、頭を撃ちぬいた方が確実に相手の戦力は減らせる
まだ未確認だが…一時期鉄火の代わりに出張ってきてた奴かもしれねぇしな」
12時になると姿を消す謎の風紀
シンデレラ、という表現があれほど似合う女もそうそう居ない
ほぼ間違いないとは思っているが、確証がないため考えの端に置いてあるだけだ
「だが、それについても『心配』されるほどの事じゃねえよ
情報はまだ絞れる。それと、この風紀側の反応からすると…あの女が持つ信用も利用できる
要するに、まだ価値があるものをわざわざ壊す必要は無ぇ
…蜘蛛の変態共が次の薬を仕上げるまでがリミットだが…精々何もかも搾り取る。
その後はアレの態度次第だな」
既存の麻薬は既に効かないと見ていいだろう
だからこそ、それが健在でいることは…別部門の発展のモチベーションにもなる
「不満があるか?」