2021/10/24 のログ
■O RLY >
「別に乙女気取るつもりはないし、楽しませてくれるなら何でも誰でも良いけどさぁ……
覗き見は駄目だよ。せめて男女間の秘密くらいにしておいてくれなきゃさぁ」
潜在的敵勢力と見るのは正しい。
それに対して警戒するのも道理だ。
だからといってうざいものはうざい。私は秘密主義なのだ。
何より将来的な敵に目を向けている余裕が今あると思っているところが一番イタい。
崇拝主義者と雛鳥共は本当にそういった方向で手に負えない。
「次からは勝手に殺るからよろしくぅ。
……まぁ別にあっちは良いよ。一応梟だし潜入させる能力も高い。
何よりえげつないことするのに躊躇いが無いって所が良いからさ。地味に気に入ってはいるんだよ。
それに鉄火が蟻とかにとって脅威なのは確かだし。
直接叩きゃ獲物を目の前にした狗みたいに嬉々としてやってくるよねあれ。
お坊ちゃまというかオトコノコってのはみんなそういうもんだろうからさぁ」
風紀委員で一番目立っているのがあれなのは確かに間違いない。
直接的に被害を被る可能性が高いのもあれだ。
対策としての駒の一つとしてストックしておくというのは理にかなってはいる。
が、もう一つの方はどうも納得いかない。
「けど妄想乙女に関しては納得いってない。
さっさと潰すべきの答えとしては弱すぎる。
あんだけ男好きする顔と体してんだからさ、
稼ぐのに使っても良いし、餌として使うなら生きてる必要ない。
過去にご経験もあるみたいだしさぁ。本人の為にもイイワケ作ってやりゃいいじゃん。
あの動画見た?随分楽しそーだったよねぇ。
ギリギリのリスクで考えるならさっさとウリに使いつつ絞るだけ絞って
頃合いを見て始末するべきじゃね?生かしておいて出てくるリスクは許容しがたいでしょ。
既に接触してこっちを探ってきてる奴がいるっぽい気配もあるし。
撒き餌に本人使って裏掻かれるリスクを負うだけの抑止力とそれ以上があれにあるの?
いつできるかわからない新しい”オクスリ”を待ってるだけのメリットがあると本気で思ってる?」
あれは間違いなく男誑しだ。それは情報面で強力な武器にもなりうる。
”寝物語”程口を割り、懐柔しやすいものはない。
そしてあれはしっかりとそれを理解している。
理解して、しかも自分だけは傷つかないよう立ち回っている。
現状結果だけ見れば、こちらは利用されたと言っても良い。
そして人というのは、そういうのに自ら感化されに行きすらするのだ。
そんなあれはある意味、”こっち側”に居る人間だ。
「アタシはさぁ、気にしてるんだよ?
うちのボスが、”良い人”になろうとしてるんじゃないかってさ。
前の居場所で出来なかったから優しくしよーみたいな
ツマラナイ代償行為を求めてるんじゃないかって。」
犠牲を出さない。利益のために始末しない。
まるでこれじゃルールと意義に囚われる”正義の味方”だ。
「ねぇ」
トンっとゴミ箱から飛び降りると獲物を狙う獣の様にゆっくりと近づいていった。
後ろ手に手を組み、表情だけは笑っているが、光ない瞳は欠片も笑っていない。
「日和ったんじゃ、ないよね?」
そうして”ボス”の顔を見上げ、その表情を伺う様にじっと見つめた。
嘘をついたら許さないとでも言うように。
■羅刹 > 「なら、組織以外の眼から見られてもこっちに切れるんじゃねぇぞ
そっちは自己責任だ」
ひらひらと手を振って。
こちらから覗かないようにはするというだけで
「色々手はあるだろうが、根はそうなんだろうよ
じゃなけりゃ、もうとっくに蜥蜴は根絶やしだろうさ」
あれに優秀な参謀、索敵を主とする部隊が居れば
最悪、砲火は最小限に…出た芽から違反部活、組織は殲滅される可能性すらある
あくまで、可能性だろうが
調香師については理解を得られただろう
ただ、やはり問題となるのはもう1つか
まくしたてる様な心配の言葉を受け取り、息を1つ吸って、吐く
壁に預けていた背を浮かせ、向き直る
ポケットに手を入れ、いつもの姿勢になれば
「ここで俺が『いいや、日和ってない。俺は徹底的にやるぞ』つってぐだぐだ言っても
お前の信用を今損なってる以上、何にもならんだろ」
この相手は、毒舌ではあるが根拠も無しに馬鹿にしているわけではない
つまりは、この詰問をされている以上…疑われていることは間違いない
所属するに値する組織かどうか、と言う部分を
ともすれば、このまま身体を貫かれたとて可笑しくはない
「だから簡単に、だ。
リスク、撒き餌としてのデメリット。百も承知。
だが、価値があるかないかでいえば、『ある』と断言してやる。近いうちに動くさ
それについて…本当に価値が『ない』とお前が判断するなら、好きにしろ」
当然、アレが嫌だと言ってもしっかりと情報だけではなくそういう方面にも使う
『癒す』のは最初に鬱憤晴らしから。次に、敵対組織へと移っていく
あれは言葉上とはいえ全てを差し出したのだから
そして、徐々にアレが『男に遠慮なく媚びを売っている』という情報を流し、耳聡い者に宛がってやる
いきなり動くのは、怪異のこともある。今はまだ、リスクも高い
そして言い渡すのはそちらの判断で裏切りも何もかも許諾するという事
信用できないのならば、遠慮なく他へ行けという自信の眼がサングラスの奥から覗く
嘘はない。とはいっても、全てを口には出さないが
「以上だ。質問は」
■O RLY >
「ふぅん……。
ま、いっか。」
言葉少なく呟くと踵を返す。
意図は伝わったようだし、それを踏まえてしょうもないぽかをやらかすようなら
別につくという旨は当の昔に伝えてある。
それはこれまでも、そしてこれからも変わらない。
「おーけぃ”ボス”
今はそれでいーや。
ひよってないならさぁ。」
結局のところ、このままスタンスさえ変えなければ別にいい。
その動機が何でも、行動さえ変わらなければ。
この島に、世界に蔓延る”正義”とかいう気持ちの悪い鎖にかみついてくれるなら。
「期待してるよボスぅ。
下らないオママゴトで自慰行為してるやつらにさ、目が覚めるような一撃入れてくれるって。
その目的に向かっているなら、アタシは手伝ってあげるよ。」
その為のイベントの一環。そう考える事にしよう。
そう考えれば多少の「方向修正」に付き合うには吝かではない。
「ま、まずは周りの牽制からだねぇ。
ほら、対外的に見れば今回のあたしらは風紀委員の”お姫様”をみすみす逃がしたマヌケだからさぁ
ちょーし乗ってるとこも多いみたいだし。」
先にした反論はある意味、「周りの組織からの視点」でもある。
特にお姫様ときたら、すでに色々と補足されている。
自分はこうやって本人に詰問できるが、他組織は自身で判断するだろう。
その結論が何処に落ちるかは想像に難くない。
「ちょうどいいからボスが懐柔された体で情報流してやろーっと。
こっち探ってる馬鹿はその方が”飲み込みやすい”だろーし。
”下にはそう流す”から情報合わせよろしくぅ。」
懐から今度こそ棒付きの飴を取り出し咥えながら
まぁそれで騙されるならそれまでってことで。とケラケラと笑う。
内部に入り込んでバレてないと思っているお馬鹿さん達がどれくらい釣られるのか
良い暇つぶしの種になりそう。
■羅刹 > 「…お前と会った時から、スタンスは変わってねえよ。
『たかだか女一人で』変わるならとっくの昔に折れてる」
伝わったならそれでいい
加減する気も無く、死ぬまで…あるいは死んでも止まるつもりはないのだと
そのための布石もいくつかは置いてある
「お前と同じで、派手なのを望んでる奴がいるからな。精々動かしてやるさ」
軽口を言いながら、息を吐く
随分と、冷える季節になってきた
「自由にさせてる時点で、そうは見えるだろうな
せっかくだ。俺は好色だっつーのも流してやれ。蜂の人員が手に入るかもしれねぇ」
元々、適当なタイミングで命じる予定ではあったが、それはそれ
自発的に提案してくれるならそれでいい。それならば、頭としてできることはその補助だ
むしろそれを利用して。
色仕掛けをしてくるような組織があるなら、その人員をこちらの人員にしてやろう
更に。
蜥蜴のボスは情けなくも、捕虜に懐柔され風紀と協力しようとしている…
そんなうわさが流れれば、潜むのもやりやすい
ともすれば、風紀側に流れればそれもそれでいい
「俺も、てめぇがその目的のために動くなら援助してやるさ
それが白梟と蜥蜴の関係だ」
精々広めろ、と言って
しばらくはその場に留まることだろう
暇つぶしを、刺激を求めるなら。その種は、蜥蜴が吐いてやる
■O RLY >
「”骨抜き”にされてるって舐めてくれてる方が色々やりやすいからねぇ。
風紀の目も多少緩まるかもしんないし?
まぁその程度の団体に押されてるっていうのは癪だけど、
それだけの”種”をあいつは腹に貯めこんでるみたいだし」
他の誰がだめでも、”あの女”ならありうると周りに思わせる事が出来る。
あれはそういう存在。もうあれはある意味一種の異能ですね。
「好色ねぇ…。それは難しいんじゃない?
ボスって部下に手出したりとかしてないよね。
そういう情報うちに来てないし、いい寄られても断ってるじゃん。
折角崇拝されて体差し出す部下はいっぱいいるだろうにさぁ。
嘘でも意趣替えするならもう少し景気良く喰ってくれない?」
火元が無いのに煙立てれないわーと肩を竦めた。
ある意味懐柔したとうわさを流せるのはあれの顔と体と性格があってこそ。
スペックだけで見れば完璧なのだからそこに押し切る説得力が発生する。
「今の所ボスの印象って堅物すぎるんだよねぇ」
良く聞こえる組織内でもそう。
梟程の情報収集能力が無くてもそれで騙すのは少々厳しそう。
■羅刹 > 「ああ。その程度だったか、っつーのが一番良い評価だ」
別に、スターを目指しているわけでもない
侮られた方が、対外的にはやりやすい
こちらが必要な相手だけに力が伝わればそれでいい
「秘密だからこそ、っつー訳にはいかねぇか」
全てが暗闇ならばいくらでも作れる
だが、今の男は頼れるリーダー、導いてくれる者、堅物
そんな評価が付いて回る
「火元、火元、か。焔辺りは受けるだろうが、支障が出るだろうな」
あれは良くも悪くも鉄火に、そして自分に執着している
利用できないことはないだろうが…
焔は、そういった諜報には向いていない。となれば
「噂の元が、実体験で話すのが有効になるか
『新参』にすら手を出す、ってな」
一歩、迫る
情欲ではなく、単なる利益として
目の前の相手を見る視線を向けていく
■O RLY >
「なら今度はあれもちゃんと口説きなよ?
というか一度実際に手を出す方が良いかもね。」
皆が皆、王道な物語が好き。
下種な悪人がそれらしい振る舞いをしたり、その悪人が改心したり、みたいな。
崇拝している者も、傍観を決め込んでいるとおもっている者も。
「別にいよ?
まぁ一応は理にかなってるしね。」
嗚呼、確かに適任だね。と嗤う。
自分への不満はある程度高めてある。そこにそんな火種を投げ込めばどうなるだろうか。
自由にさせているのはボスの女だからだ。なんて噂が立つのは目に見える。
あれを自由にさせている”物語”ともマッチする。
こっそりと報告や連絡をするのも、そして実際にしていると思わせるにも都合は良い。
「とはいえアタシが直接話しても信ぴょう性ないでしょ。
秘密っぽい顔して良い感じにヤってるところ目撃させた方がよっぽど早く伝わるよ。
これは秘密なんだけど……って好きだし皆」
都合の良い場所ってあったかなーと脳内検索。
■羅刹 > 「頭が直接動くっつーのは、避けるようにしてんだが…。」
悪影響が出かねないが、今回に限ってはその方がいいだろう
悪い噂を流すのも徹底的にする必要がある
鬱憤を晴らす下部組織に嫉妬し、などというみみっちい噂も流せる
「なら、それで決まりだ。
………その条件ならA-6のアジト。
程よく人数が多い。多すぎるわけでもねぇ
そこで扉でも小さく開けてわざと見られて…『秘密』にさせりゃいいだろ」
話が速くて助かる
見られたら殺すとは言っていたが、目的のためならそれもひっくり返すのだろう
ならば精々、盛り上げてやろう
「適当な日時…………そうだな……」
自身の予定と照らし合わせて日程を告げる
それに頷けば、一先ずは悪巧みの打ち合わせは終わりか
■O RLY >
「動いた方が良い時もあるってねー。
で、ボスはそっちは経験豊富なわけ?
良い感じに善がってる所見せないとだしさぁ。
どーせやるならちゃんと楽しみたいじゃん?
自信ないなら色々準備してくるけど」
あけすけにも程があるかもしれないけど、悪だくみは楽しくする派なの。
自分で言うのもなんだが、”餌”には悪くないはずだ。見た目だけは。
それに”ボスの女”がふらふらしていたら他組織がどう動くか……。
嗚呼、楽しくなってきた。
「おっけー。把握。
じゃその辺りにデートってことで。
楽しみぃ♡」
まるで年頃の娘の様にくすくすと笑い、体を預けるように歩み寄る。
そうしてネクタイに手を伸ばして引き寄せつつ背伸びをして……
暫くして体を離すと互いの唇を繋ぐ銀糸を指先で拭い微笑む。
「ん…。じゃぁお休み。ボス♪」
そうにっこりと笑い呟くと路地からビルの上に駆け上がり、夜を跳ねていく。
今日は月が綺麗な夜だ。鬼が嗤う程に。
■羅刹 > 「心配性だよ、てめぇは。
演技の心配しなくていいようにしてやるから、安心し―――…………」
毒舌。薄氷のような関係
けれど、この女は全力だ。それは信用に値する
そんな思考を巡らせたところですり寄ってくる猫のような体
さすがの悪鬼と言えど、口を塞がれては言葉は出せない
長い時間ではなかったが、互いの熱を伝えるには良い時間、影が重なり
「ああ、好く眠れ」
今更その程度で動揺するほど初心でもない
あっという間に飛び去った梟を見送る
面倒なことにはなったが、白梟から面白い意見が上がってきた。大きな収穫だ
それを飲みこみ、また蜥蜴は夜闇を進もう――
ご案内:「違反部活群/違反組織群」からO RLYさんが去りました。
ご案内:「違反部活群/違反組織群」から羅刹さんが去りました。