2020/07/12 のログ
神鳴 壬 > どこにいてもドコかにいる事が出来るのは中々に違和感があるもので、コレは最初と同様慣らして行くしかないだろうと。

ガチャンとボタンも押してない、お金も入れてない自販機からジュースが出てくる。

「とりあえず、のんびり色々と探してみるかー。」

色々、そう色々と。
ネットやアングラに籠もって特殊異能調査機構、その情報について調べて見たのだがどうにも雲が掴めない。
どこかの特殊機関やら秘密組織なんかの情報を引っこ抜こうとした時とはまた違う触感。

違和感はあるが、そもそも雲が掴めないという感覚。
急いでいるわけでもないが、探って見る気にもなるわけで。

こうやってジュースを飲みながらのんびりとしていこうかと。

神鳴 壬 > 「とりあえずかのんも待たせてるしそろそろ帰るか。」

一旦、異能を解いてふらりと歩き出す。
やることも終わったしこのままこの辺りをふらついていても変なのに絡まれる可能性も無いわけじゃない。

とりあえず今日の所はこの辺りで。

ご案内:「落第街 路地裏」から神鳴 壬さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」に赤黒い人型さんが現れました。
赤黒い人型 > 赤黒い、煙が集まって人型になったような異形が路地裏を歩く。
それの通ったあとは、気絶したチンピラがちらほら。

「見た目がこれでも絡んでくるのが一緒って頭悪いのかこいつら……。
いやそういう種族に見られてそうだな……」

はっきりと見えるのは、鈍色の手甲のみ。
ここまであからさまなのにパンチをノーガードのチンピラ共だった。

ご案内:「落第街 路地裏」に園刃 華霧さんが現れました。
園刃 華霧 >  
今日も今日とてドブさらい
ただ、やっぱり雑魚は回収できても
大物は釣り上げられない

まあいい加減、釣れそうな大物はだいぶ減ってきただろうなー
なんて思いながら徘徊中

なにしろ、今の住まいはコッチ側
時間制限なんてあってないようなものだ

「……ンン?」

ふと見やれば
寝こけたチンピラロードが開通している
まあ、ある意味名物みたいなもんだが……

しかし、その先には、なんか妙な赤いやつ

「ほーン……?
 アレが犯人ってコト?」

にやり、と笑ってそちらに歩いていく

「ヨ! アー……待っタ。
 アンタ、ニッポンゴ、わかル?」

声をかけてみて、そういや、と思い直していた

赤黒い人型 > 「あ゛?……げっ」

声をかけられて思わず振り向いた。
そこにいたのは、

(いつぞやの、やべーやつ博覧会に混ざってた顔じゃん)

あそこにいた奴ら(着ぐるみや覆面軍団含め)全員をやべーやつだと認識していたので思わず身を引きそうになる。
声には出た。

「……あぁ。日本語は普通にわかる。どうした?」

ここまで喋って、異形のフリでもすればよかったか?と後悔。

園刃 華霧 >  
「いヤー、良かったヨかった。
 話通じナいのが一番めんどーダかんネ。」

ヒヒヒ、と笑う。
話し方を聞けば……まあ、マトモな方っぽい
そうかそうか

「どうシたもコーしたモさ。
 このチンピラロード。アンタの仕業、だよネ?」

に、と笑って問いかける

赤黒い人型 > 「あー……まぁ、うん」

まともに会話して通じるかがわからねぇけど。
通じればいいなぁ。

「絡まれたから気絶はさせた。面倒だからそれ以外のことはやらんが」

肩をすくめてため息をつく。いつものことだったから口出しされたらまずいわ。

園刃 華霧 >  
「へェー……?」

にやにやとしながら話を聞く
良い返事じゃないか
とても優等生だ

「面倒ダから、ネ。
 んじゃ、面倒じゃナかったラ『それ以外』モするノ?
 そモ、アンタ何者さ?」

にやにや
相変わらず笑みを浮かべている
とてもとても楽しそうに

赤黒い人型 > 「うーわ。めっちゃ踏み込むな……そうだな」

こいつ、よく見たら風紀委員かそれに近しいような腕章をしてやがる。
面倒じゃなかったら、なぁ。
答えは決まってるが、答えることに悩むとか久々だ。
……ここは前に出るか。

「『面倒じゃなかったらする』。ああいった奴らの湧きどころを潰したりとかな。
あと、全く信じてもらえないが普通の一年。
逆にあんたは?」

こっちに出しゃばってる時点で普通からは外れてそうだが、そう言うしかない。

園刃 華霧 >  
「ほっホーう? 面倒じゃナかっタら『する』、と。
 ひひひ、そッカ。ソっか、そっかァ」

うんうんうん、と
とてもひどく納得したように頷く
実際、とても予想通り

『湧きどころを潰す』
そんなことをいとも簡単に口にする
そういう輩ってことだ

一体、何処の勇者様なのだか
とかく、此処はアレなやつらが本当に多い

「フッツーの一年ネ。
 別に疑いハしないケどさ。
 そンなら、学生証の一つも見セてヨ。」

ははん、と笑う
あーあ、なんて思いながら

「もし。どンな権限が? なーンて言うンなら。
 ソッチの質問のお答エだ。
 アタシは『風紀委員』ナんでネ?」

嘘は言っていない。
いまは『トゥルーバイツ』ではあるが、
これだって所属的には一応風紀の一員だ。

赤黒い人型 > 「風紀委員なぁ。こんなところまで見なきゃならんとか大変だな。
……ぁんだよ。随分と含んだ物言いだな。
ストレートに言ってくれた方が助かるわけだが」

やっべ。こういう奴マジ怖い。
後でいきなり『お眼鏡に適わないからシネーー!!』とかするやついるから近づきたくねぇ。

「はぁ。とりあえず学生証な……ほれ」

胸ポケットから学生証を出して渡す。そちらからは体内から出したように見えるんだろうか。
学生証には本来の自分の顔写真が映っている。

園刃 華霧 >  
「ほーン……?
 随分とお顔が違ウことデすが、『紅月 純』クン?」

にやにやと笑う
異邦人とか、なんかの異能とかで姿が変わる、なんてことはよくあること
そういう意味じゃ、こんな写真はあんまり価値ないんだけど
でもまあ、此処はいじるのが礼儀ってもんだよね?

「含み?
 ンなもン、ないよ。
 でもサ、ほれ。此処は『落第街』だゼ?
 まサか、知らナい? ヒヒ、まっさか知らなイ、なんてコト、ないヨね?」

けらけらと、けらけらと笑う
とても楽しそうに

そう
『普通』の学生はこんなところに居るはずがない
まあ、まだ歓楽街に近いあたりならともかく

赤黒い人型 > 「異能の副作用だ。時間で戻らぁ。
あー、おう。紅月 純だ。そっちの名前は?」

いつ戻るのかは知らんがな。
こっちだけ情報が抜かれるのはなんかアレなので名前だけでも聞いておく。

「掃き溜めだろう?何度も来てるから知ってるわ。
元いた世界でこういうアホ共とドンパチやってたんだよ」

俺はこいつに狩られるのだろうか。理不尽すぎる。自衛してただけなのに。
念のため、警戒レベルは上げておく。

園刃 華霧 >  
「はー……めんどクさい体質シてんノなー。
 不便じゃネーの、ソレ」

無遠慮に聞く
実際、なんかよくわからん赤いの歩いてたら普通のやつらは怖いだろう
そんなの定期的になってりゃめんどくさいことこの上なくない?
 
「アタシ?
 ひひ、アタシは園刃華霧。
 しがない、いち風紀委員さ。
 ンで、お仕事とシては……憐れナ学生サんの保護ッテのガあるンだが……」

実態のところは、普通でも真っ当でもないわけであるが
そこを言う義理はない
それにまあ、二級学生だって『憐れな学生』であることには間違いない

「いヤ、あのナ。
 異邦人ダろーと聞いてルと思うンだが……
 『普通』、学生は此処、来なイもんだゼ?
 それトも、此処に来るような、特別な理由でもアるの?」

特別な
そいつがとても大事なものなら……ちょいと話は別になる
さてさて、どうなるか

赤黒い人型 > 「めっちゃくちゃ不便だが?普段から使いまくるわけにゃいかねーよこんなん」

不便だが?
自分にダメージ入るし普通の魔法使えなくから不便だが?
だがそのうち必要になるんで使ったらこれである。
持流に言い訳できねぇ。

「園刃な。覚えて置く。
こっちに来た理由としては……チンピラの出る杭を打ったり、魔力集めたりだ。
集める度にこうなるわけだがな。はは」

効率クッソ悪い。思わず乾いた笑いが。

園刃 華霧 >  
「アー……まあ魔力集め、トかはしゃアなしトして、だ」

あー……なんか正義マン?
やっぱり?
うん、そんな気はしてた。
やっぱり何処の世界の勇者様だ

これ、アタシの本業じゃないし、こっちで真面目に働く気はないんだよなあ。
でもなあ、この調子で狩られると、うっかりとウチの戦力になるやつ削がれちゃうかも、
なんだよなあ……うーん……

「あのサ。ボランティアは、ちょっト困るンだワ?
 一応、ほレ。アタシらも面子っていウもんがアるっていうカ……
 ン―……」

喧嘩するつもりも無いし、どういったもんかな。
と、珍しく頭脳を回転

「ソッチの世界に、警察、だか、なんか、こう。
 ああ、なンだ。まあ、なんか国に任された、守備兵、みたイなの、居なカった?
 ソレ以外が、取締、とかシたらどーナん、そっちでは?」

あーもう、めんどくさっっっっ

「あと、アレ。
 その魔力集めって、大事なン?
 とりあえず、結果がめんどーソ―だけド」

赤黒い人型 > 「あー……警察で通じる。言うなれば『大変容』前の世界みたいなもんだし」

なんとなーく察した。

「つまりあれか。そっちで監視してぇヤツがいて、ちょっかいかけられると面倒とかそういうのか」

メンツ確保用の餌とか裏取引とかそういうのもありそうだな。

「魔力集めは……程々だな。これは事故で集めすぎたからなっただけだし。
……聞きたいのはこんなところか?」

何に使うかは伏せておく。

園刃 華霧 >  
「ひひ、まアそうイうこと。
 コッチもお仕事ナんでネ。
 そレに……
 あーンま派手にやリすぎっト、ソッチが取り締マられッカら気をつケな?」

こっちにその意志はないよ、とでもいいたいのか
両手を上げてブラブラさせながら気軽に言う。

喧嘩するつもりなんてないわけだから、取り締まるわけもない。
上手いこと釘刺しておくのが一番

これも"ドブさらい"

「ン、まア……ソんなら、ソだね。
 もし、魔力集め、まダ必要で。
 この辺じゃナきゃ魔力、とかイうの集めラれ無いってワケでもナいなら、
 できりゃ別ンとこニしてってコトくらい?」

素材としては面白そうではあるが、
多分ちょっと毛色が違う

だから素直にいつもどおりの対応だけする。

赤黒い人型 > 「……善処する。忠告サンキュ」

戦わずに済みそう、と肩から力を抜く。
思った以上に強張ってら。

「そうだな……転移荒野なんかで十分だろう。あまりこっちでやらんようにするわ」

ここで面倒事を起こすわけにゃいかないしなぁ。今日は受け入れておこう。

「一気にすることが無くなったな……帰るか……」

肩周りをストレッチしながら退散しようと……慌てて引き返して。

「渡した学生証返せや」

園刃 華霧 >  
「ほイほい、あンがとサン。
 わかっテもラえて、おねーサん嬉しイよ。
 今後ともヨろピく」

ひひ、と笑って答える。
肩の力抜けたか?

なーんだ、警戒してたのね
ま、そりゃそうか
こっちは喧嘩とかする気ないんだけど……
そこはそれ、か

「ァ、バれた?」

戻ってきた純の前には
けけけ、と笑いながら胸元に学生証を挟んでいる姿があった。

赤黒い人型 > 「わからいでか!そのまま帰ったら捕まるわ!」

それは今の俺にとって生命線に近ぇんだぞ!!
慌てて返してもらおうとするが。

「そして!なんで!!そこにしまう!!!」

胸元に隠したりするヤツ、久々にみた。女子ってこわい。

園刃 華霧 >  
「うひゃはははははは!」

女子にあるまじき笑いをした
実に楽しそうである

いやあ、予想通りの反応ありがとう
ありがとう、純情少年よ
実に期待通りだ

ああ……でも、ホント久しぶりだな、こういうの
たまにゃ、いいだろ?

「ヒッヒっ……うひ……ぁ、は……
 いヤいや、健全ナ反応、ありガとう……
 ほレ、返すヨ」

取って♡
とかやっても良かったが、流石にやめた

素直に取り出して放り投げる

赤黒い人型 > 「クッソ!!お前怖い!!!」

投げられた学生証を受け取る。
胸出されたら思いっきり突っ込んでやろうかと思った。

「っはぁー!くそ、また会ったとしても仕事中のお前に絡まれたくねぇ……!」

げんなりした顔で退散する。
今度こそ何もないよな?と確認してから。

「一気に疲れた……じゃあな園刃。お前の世話になるのは勘弁だ……」

園刃 華霧 >  
「ヒヒ、ソいつはドーも。
 アタシはこの辺にイること、多いシ
 まタのご来店ヲお待ちシてもいいヨー?」

けけけけ、と笑って返す。

これでまあ、また来るようなら
それはそれで勇者だな
ソンなら、そのときはそのときってことで

ばいばい、少年
また……もし会えたら遊ぼうや

「ほンじゃ!」

ひらひらと手を振ってお見送りだ

ご案内:「落第街 路地裏」から赤黒い人型さんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」から園刃 華霧さんが去りました。