2020/08/23 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」にアーテルさんが現れました。
アーテル > 「……落第街の、その路地裏。
 いやぁー、こんなにアブナそうなとこがあるたぁな。」

錫杖を肩に担いで、落第街の路地裏を歩く一人の男。
気楽そうな様子に、ざりざりと砂を擦る草履の音が良く目立つ。

「…まさしく、栄華極まる学園都市の裏の顔ってぇワケかい。
 はー……くわばら、くわばら……。」

なんて、まるで観光名所にでも来たような、そんな暢気な様子で辺りを散策している。
大よそこういう一面の見学にでもきたのだろう。
辺りを見回しながら、ゆっくりと進んでいた。

ご案内:「落第街 路地裏」からアーテルさんが去りました。
ご案内:「落第街 路地裏」にアーテルさんが現れました。
アーテル > 「…………。」

暫く進んだ辺りで、周囲を見回す。
特に、何も起きないだろう…そんな予感がしてきた。
まあ、今日くらいはいいだろう。元より、荒事をしにきたわけではないのだから。

「んま、軽い下見程度でいいってぇわけだ。
 のっけからフルスロットルは疲れるしな。」

路地裏の真ん中を、堂々と歩く。
……当然、何かに襲われてもいい様に、気構えはいるわけで。

アーテル > 「……よし。
 下見はこんなもんでいいかな。」

ふんす。息を一つついて、立ち止まる。
どうやら思っていたことにはならなさそうだ。
とはいえ今日はたまたまそうだっただけの話、次来た時には分からない…
そういう、不確かさを精々楽しむとしよう。

「……行きはよいよい、帰りはなんたら。
 なーんてことになんなきゃあいいがー。にしし……」

そのままざりざり、砂を擦る音を立てながら、
夜の闇へと消えていった―――

ご案内:「落第街 路地裏」からアーテルさんが去りました。