2020/11/28 のログ
ご案内:「落第街 路地裏」にソレイユさんが現れました。
ご案内:「落第街 路地裏」にF.U.R.Yさんが現れました。
■ソレイユ >
たまには、探索といこう、とばかりに黄泉の穴にいけば
まさか、知り合いがいると思わなかった
その上、彼は大怪我を負い……ついには失神してしまう
まさか放置するわけにもいかず
とはいっても家など知るわけもない
だが黄泉の穴に放置すればろくなことがないのも目に見えていたので
とりあえず、落第街まで連れてくることにした
流石に肩に担ぐのもな、と思ったので
両腕で抱えて、だ
■F.U.R.Y >
「…‥‥」
抱えられた男は傷が深く、眠る表情も芳しくない。
ぽたぽたと体から落ちる血が衣服を濡らし…あまつさえ腸が外に出ている。
ほっとけば治る、と言っていたが、危険な怪我には違いないだろう。
「……ッ
……ァ?キンパツオンナ……?
何……してんだ…?」
運ばれる振動が傷に響いたのか、表情をしかめながら男が目を覚ます。
目の前にいるのは、何時ぞや出会ったオンナ。
あの銀髪のオンナは何処いきやがった?と周りを見るが……その姿はなく。
地につかぬ足に違和感を感じた。
「……ア!?
オイ、テメ…ッ何だこの状況ッ!!
ギンパツオンナァ何処いきやがった!?
……だァー…!離しやがれッ!!」
ようやく状況に気がついた男は、彼女の腕の中で暴れ出す。
どうしてコイツがオレを抱きかかえて歩いてやがる!?
というかオレァ男だぞ!?ゴリラかコイツ!?
■ソレイユ >
「何してる、と言われても……君が大怪我をして気絶までしたから、運んでいるんだ。
血が出てるどころか、腹の中身が出ているじゃないか。
無茶……どころの騒ぎではないだろう。」
目を覚ましてぎゃーぎゃーと騒ぎ始める相手に冷静に応える。
まったく、元気な男だ。
「まあ、そんなわけで暴れるんじゃない。
中身がこぼれ出るぞ?
……ああ、いっそ縫っておけばよかったか。」
冗談とも本気ともつかない発言を真顔で語る。
「そもそも、君は私を探して……まあ、どうしてあんなところにいたのか謎だが。
黄泉の穴などにいったのだろう。
であれば、私が居ることは僥倖ではないのか?」
さらに冷静に言葉を継ぐ。
暴れまわる相手をどうにか腕の中に収め続けて
■F.U.R.Y >
「それとこれとは話が別だ…ッ!!
兎に角離しやがれ‥‥!!」
上手く力が入らねェせいで中々引き離せねぇ。
何よりオンナの体は押しても手が沈んでいきやがる。
目が上手く見えねェせいで何処押してんのかわかんねェ。
なんだこの……随分柔いのは?
兎も角さっさと離れやがれ…!
■ソレイユ >
「ふむ……存外君は助平なのかな?
まあ、構わないが」
自分の胸に押し付けられてくる手を、特になんでもなく眺める
「少なくとも、ろくに歩けそうにない相手を下ろすわけにもいかないのだが……」
しかし、こう暴れられると抱えるのも面倒だな、と考える
さて、どうしたものか
■F.U.R.Y > 「ァ…?
……ァー」
押してる手の方を見る。
…胸だ。
そういや、コイツも一応オンナだったか。
「チッ、構いやがれクソが…ッ。
……はァ」
仕方なしに押している手を引く。
別にオトコだオンナだで態度変える気なんざさらさらねェが、襲う気もねェヤツに変に手は出さねェ。
下衆な真似は死んでもやる気はねェからな。
「……兎も角、一回下ろしやがれ。
揺れて痛ェんだよクソが……
少し腹のモン、詰め直させろ……」
多少冷静になれば急に痛みが増しやがる。
兎も角…メシと腹の傷塞ぐモンを見繕わねェとハナシになんねェ。
■ソレイユ >
「どうやら冷静になってもらえたようで何よりだ。
話し合いも通じない輩というのは手に負えないからな」
軽く笑って応える。
好ましい種類の人間であることは確かだ
「さて、君がそういうのであれば……そうだな、下ろすのも吝かではない。
ただ、怒りを沈めて、落ち着いて対応してもらおうか。
聞きたいこともあるしね」
ごく冷静に言葉を紡ぎ……素直に、男を地面にそっと下ろす。
はたから見れば姫をうやうやしく下ろす騎士にでも見えるだろうか。
■F.U.R.Y >
「憤怒に怒り納めろ、ね……」
ため息を吐きながら、降ろされる。
べたりと地面に体が触れる感覚がして、そのまま壁にもたれかかる。
背中も足も腕も右目も痛ェ。
そうか…そういや、黄泉の穴とかいう穴ぼこで鎧みてェなヤツらをやりあってたんだったか。
アイツラそこそこ雑魚じゃなかった上、堅くて顎が随分疲れやがった。
……ァー、腹減ってきやがった。
「そもそもテメェみてェな筋肉も感じねェオンナが腕二つでオレを抱えられりゃ驚きもするだろうが。
全く…人のこと言えた義理じゃねェがどんなカラダしてんだ?」
タフなのは知ってたが、筋力もゴリラとはな。
そこそこ面がいい分余計に意外だ。
…ま、異能の島じゃそれなりにいるんだろうが。
■ソレイユ >
相手の言い分を考える
確かに、ソレはそうだな、と思ったので言い換えてみる。
「そうだな、確かに考えてみればやや妙な言葉になるか……
ふむ、そうだな。
あえて言うなら……怒りながらも冷静さを保て、という辺りだろうか。
怒りを制御する、といったところか?」
「筋肉を感じられない、か。なるほど、そう見えるのだな。
まあ、それはそれでいいか。
変に強者に見られてもいいことはないしな。」
ふむふむ、と冷静に言葉を考える。
「まあ、コツもあるんだが……
それはそれとして。話を始める前に、まず君の体について解決しようか。
その怪我、まずはどうするかな。応急処置でもしようか。」
いつのまに用意したのか、包帯など医療品の類を出してみせる。
■F.U.R.Y >
「へいへい……ま、テメェに当たる気もねェよ。
一応、恩人みてェなモン……だからな」
腹立たしいが、自分を見かねてここまで運んだのは事実だ。
その恩を仇で返すつもりはねェ。
「……チッ。
借り一つ追加じゃねェか。
……ま、仕方ねェか」
あんな有象無象に傷を受けた自分の落ち度だ。
どっから取り出されたかはわかんねェが……手当まで暴れたらそれこそメーワクをかける。
さんざメーワクかけてるヤツに、これ以上メーワクはかけらんねェ。
言われた通り、冷静に怒っていることにすっか。
「…で、何だ? 聞きたい事っつゥのは」
■ソレイユ >
「うん。やはり君は義理堅い……いや、曲がったことが嫌いなのだろうな。
それでいて、こんなところにいるのだからまあ、人生というのは……
おっと、余計なことだったな」
何かを言いかけて途中でやめる
人の事情などそれぞれだ。
あえて言及することもあるまい
「さて……ああ、聞きたいこと、か。
うん。君が気を失う前に……私を探していたことは、代理人から聞いている。
で、聞きたいのはそこのところかな。
何処に何人くらいの人間がいて、とか、そういったことをね。」
そこまでいってから、ああ、と気づいたようなポーズを取る
「ソレ以外にも、君の方から言っておきたいことやら、
聞いておきたいことやらあれば言ってくれ。
いい機会だろう。」