2019/05/03 のログ
ご案内:「訓練施設」に暁 名無さんが現れました。
■暁 名無 > 「まったく、連休中だってのにご苦労なこったねえ。」
訓練施設の片隅、休憩用に備え付けられたベンチに腰掛けながら暁名無はのんびりとした口調で呟いた。
視線の先にはランニングマシンをひたすら走り続ける利用者の姿。
数人並んでいるが、メインはもっぱら女子に向けられているのもいつも通り。
「退屈しのぎで来てみたけれど……案外悪くないもんだな。」
なんかこれ毎回言ってる気がするな、とオーバーサイズのジャージに身を包んだラフな格好で一人のたまうのだった。
■暁 名無 > 「こうしてのんびりしてられんのも、あと何日だ……」
そろそろ連休明けの授業の準備が必要になりつつある。
連休明けには小テストがあるし、それを皮切りに春先に入学した生徒向けた本格的な授業が始まる。
それらの準備を今から始めない事には、どう見ても後で苦労する羽目になるのは目に見えていた。
「……解っちゃいるんだけどなー、頭ではなー。」
うだうだとしながら大きく上体を伸ばす。
同時に欠伸も漏れたが、隠す様な素振はせずそのまま大あくび。
教師としての威厳とかそういうのは一切持ち合わせてない名無だった。だって今は連休中だからね。
■暁 名無 > 「取り敢えずまあ、今はこの余暇を思う存分楽しむとして、だ。」
よっこいせー、とベンチから立ちあがる。
通り掛かった生徒と目が合い、にこやかに挨拶を交わして。
「うむ、とりあえず美月ちゃんちにでも行ってオススメのネトゲとか無いか聞いてみよ……」
およそ教師らしくない今後の予定を立てながら、ぶらぶらと訓練施設を後にするのだった。
ご案内:「訓練施設」から暁 名無さんが去りました。
ご案内:「演習施設」にアイノさんが現れました。
■アイノ > 「よし。」
小さく吐息を吐き出しながら、起動していないフローターボードの上に乗る少女。
金色のツインテールがトレードマークの自称天才美少女。
北欧からの刺客、アイノ・ヴィーマその人。
スケートボードが得意で、フローターボードも得意。
ただあくまでもこのボードは「浮く」だけであり、滑ることはできても飛ぶことはできない。
でも、もしもそのボードがなにか後からで浮き上がるとしたら?
そしてそれを自分でコントロールできるとしたら?
薄青の瞳の奥がぼんやり火が灯ったように明るくなり、ボードもはっきりとしたものこそ見えないが、自分の力で薄く包まれる。
「よ、っし……」
演習施設の中、ちょっとよろめきながら、宙を浮くボードに立ってバランスを取る。
天才を名乗る彼女は、こっそりと努力をする人でもある。今日は演習場で己の力の限界を知るため、そしてそれを押し上げるための練習中。
ご案内:「演習施設」に佐藤重斗さんが現れました。
■アイノ > 「………こっわ。」
思わず声が漏れる。
機械の力を使わず自分の体が浮き上がる感覚。
文明や科学の保証が無くなった、神秘の力だけでの浮遊感は、………多少心細い。
誰もいないからこその言葉をつぶやけば、そのボードの上で少しふらつきながらも立つ。
さすがに………この状態で移動は難しい。
それでも、空中にとどまっていられるなら、まず間違いなく有利だ。
冷静に計算をしながら、空中で静止してバランスを取ることをじ、っと続ける。
それが当たり前でいられるようになるよう、意識をゆっくりと紙を縒るように。
■佐藤重斗 > 風紀委員見習いに成り二日目。
元から秘密裏に改造していた愛銃(銃弾は入ってない)を持ち、演習施設に来ていた。
「流石にこの時間。誰も使ってないだろう…。」
誰もいなければ無様なところも見られないし、どれだけ使っても怒られない。
勝ったな。風呂入ってくる。
「……ん?」
わざわざフラグを建てたからだろうか。
演習施設には先客がいるようだった。
身長は140㎝程だろうか。金髪のツインテール。
いうなれば完全に美少女がいるわけで…。
「…。」
俺はポカンとした顔で立ち尽くしているのだった。
■アイノ > スケートボードのようなものに乗って、ふわふわと……5mほど上空を浮かぶ少女。
汗をぐい、っと拭えば、よし、と少し手応えを掴んだような笑みを浮かべて。
浮いたままの戦闘ができれば、さほど強くない相手複数に囲まれたときに、圧倒的に優位に立てる。
ゆっくりと浮いたからか、頭痛もあまりない。
これならいける、と目を開いたところで見上げている青年が一人。
「……何見てんの。 ここは満室ってやつー?」
ケケケ、と悪い笑みを浮かべて、ぺろりと舌を出す。
ホットパンツはぴっちりとしているが、フリルTシャツをしたから見上げるとおへそくらいまで見えるか。
■佐藤重斗 > へそ!へそ!美少女のへそ!
…おっと自重しよう。
この素晴らしい景観を脳内のメモリに保存しつつ落ち着いて答える。
「ああいや、見惚れてたというか、何というか…。
そ、それより君はここで異能の練習か?
出来れば隅っこの方を使わしてほしいんだが…。」
どもった。ヤバい、不審者一歩手前じゃないか。
お…?
クソ。ホットパンツか。見えない。
そんな内心を悟らせないような曖昧な笑顔でそう問いかける。
まあ、鋭い人なら目線から予想できそうなものだが。
■アイノ > 「ま、見惚れるのはわかるけどさ。
端っこは危ないと思うけどなー。
決まったスポーツをやるわけでもなし、流れ玉にあたっても文句言えないけどな。」
相手の視線に関しては、分かっていても気が付かないふりをして、ウィンクを一つ。
今更見られたからといって困る質でもない。
「私、割と危険なことするよ?」
あっけらかんと声を返して。
■佐藤重斗 > なんだろう。後から来たのは俺の方だし、言い分もわかるのだが…。
なんかこう、年下に下に見られるのってすごい嫌。
少しは年上のすごいところを見せたい。
俺だって男の子なのだ。
「大丈夫、大丈夫。
どうせ避けるから。」
先程のを見る限り念動力系の異能だろうか。
さっきはフワフワ浮いてて速度も遅かったし、あれくらい避けれる。
凡人をなめないでもらいたい。
そんな思いを込めながら不敵に笑ってみせて。
■アイノ > 「あ、そ。 そんならいいけど。」
一応警告したし、大怪我さえしなけりゃ文句はあるまい。
おっけー、と軽い調子で言いながら、ポケットからトランプの束を取り出す。
でも、流石に金属はやめておこう。その大怪我に繋がりかねない。
プラスチックのトランプをしゃららら、っとシャッフルしながらお気に入りの鼻歌を歌い。
瞳の奥、水色にまた炎が灯ったかのように光れば。
そのトランプがしゅるり、しゅるりと1枚手から離れて、宙を浮く。
「……これを、こう………。」
両手をかざせば、そのカードがしゅるしゅると回転し始める。
まるで、スナップを効かせて投げたときのような回転をその場でし続けて。
「………触ったら指くらいは一発で落ちるから、注意しろよ。」
ニィ、と唇の端を持ち上げて、悪い笑顔を見せた。
■佐藤重斗 > その邪悪な顔を見て一瞬で悟る。
あ、これダメな奴や。
手に持っているコンテンダーを構えながらすぐにでも逃げられるようにする。
大丈夫。対応できる。
喧嘩なんて一回もしたことがないけど、目には自信があるのだ。
背中を冷や汗で濡らしながら言う。
「…こいよ。」
引き金に指をかけ深呼吸。
■アイノ > 「狙って投げねーから安心しろよ。
………ま、指が落ちるのは嘘だよ、切り傷くらいはできるかもだがな。
…ただ、当たったら死ぬつもりでやってみな。
挑戦的な態度は嫌いじゃねーよ、先輩。」
フフ、と少しだけ笑って、両の腕を大きく振り上げれば、回転するトランプが1枚、2枚と増えて。
それが風もないのに竜巻のように、彼女を中心に回り始める。
ニヤついた少女を中心に、暴力の竜巻が唸りを上げて部屋全体に広がっていく。
それこそ投げつけられた程度の速度にまでは抑えているが、もう細かいコントロールは効かない。当たったらそれはそれ、怪我くらいはしてもらう。
「ただ、………売る相手を間違えてるけどナァ!!」
堂に入ったゲス顔。
■佐藤重斗 > おい、ラスボスじゃねぇか。
お前こっちは村人Bくらいの人間だぞ。
でもまあ指は落ちないらしい。なら修行相手になってもらおうかな。
「こないなら、こっちからいくぞ!」
堂々と吠えながらコンテンダーを発砲。
カチン
………あ、弾入れてない。