2021/12/29 のログ
ご案内:「訓練施設」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「ふぅー……たまにはこうして本格的に運動するのも悪くはないな。」

仕事も納めた年末の午後。
暇を持て余した俺は運動不足解消も兼ねて訓練施設に来ていた。
ちなみに午前中は休みの間の食糧とか諸々の買い出し。
それだけも十二分に運動不足の解消になったんじゃないかと思うけど、どうせすることも無いので。

そんなわけで1時間ほどトレーニング器材をはしごして、シャワーで汗を流し今に至る。

「やっぱ冬休みだからか、利用者もそんなに居ねえなぁ……」

スポーツドリンク片手に廊下を歩きながら、軽く見回ってみる。

暁 名無 > 「にしてもまー、こんなに予定が空いてるの何年振りだろうな。
 忙しいのは忙しいで嫌なもんだが、暇なら暇で碌なもんじゃねえや。」

ぶらぶらと見回りを続けながら独り言ちてみる。
未来に帰って最初の年は、知り合いも全部俺の事を綺麗さっぱり忘れていたショックでちょっと茫然自失で過ごしてたけれども。
年明けからはさっさと日本を発ったし、その後は生きる事に必死で落ち着いて過ごすという事はしてなかった。
未来に帰る前は……まあ、忙殺されてたし……。
こうして暇になってみると、ガキの頃から根っこは変わってないな、と思える。妙に落ち着かないというか、何というか。

「まあこれ以上の運動は明日以降布団から動けなくなる気がするから控えるとして。」

かと言ってこのまま帰るのもなー、と手持無沙汰を抱えたまま当てもなく歩くだけ。
時々異能の訓練をしてる生徒に声を掛けられ、返答したり。

暁 名無 > 「年の瀬だってのに熱心な生徒も居るには居るんだな。
 まあ異能は物によっちゃ死活問題にもなるし、制御訓練は日課にしてるのも居るか。」

生憎と俺には異能自体が無いので制御訓練を行う必要は無い。
けれど制御訓練自体の有用性は理解できる。
ただ、年末くらいはゆっくり過ごしても良さそうなものだけどな。
まあ日課に空きを作ってしまうと落ち着かない、というのもあるんだろう。多分。

「せめて俺も人並みに魔術や異能を使えりゃあな……」

異能は持ち合わせてなければ、体質上魔術を行使するのも不得手。
身体を動かすくらいしか出来ない事は折に触れて周知してはいるが。
少しだけ、教員として力不足を感じる時が無いでもない。

ご案内:「訓練施設」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
そんな、修練に励む訓練施設。
その中で、電子機材など一切ない和風な畳間の一室。
日当たり良好、冬ですがぽかぽかです。
そこに、もうすぐ帰省しますが、それでも時間があればなにがしかの修練に励む美奈穂です。

必殺技を磨くため、左素振り50回、右素振り50回。
ブラシを振ってから、中華ファンタジー系異邦人のお友達に教えて頂いた、
強くなる秘法の一つをやってみようとするのです。

それは、動物さんの動きをまねるというもの。
なるほど、あの素早さを、と。
お友達の動物さんをコーチにお呼びしまして・・。

「すやすや~♪」

お腹を出してのべーんと仰向けなにゃんこさん。
そのまねをしまして、畳間で仰向けにのべーんと寝転んでいる美奈穂です。
こう、結構おねむになりそうで・・我慢です。
これは修練、寝てしまっては――。