2019/04/27 のログ
ご案内:「常世大ホール」に史乃上咬八さんが現れました。
史乃上咬八 > ――――ドォンッッッッ


ドォンッッッッ


ドォンッッッッ


砲声のような音が、規則正しく、トレーニングルームから響き渡る。
GWという世間一般の多くの人間が、普段自分が向かうべき「仕事」をこなす場所から離れるだろう中。
彼一人だけが、真昼間のトレーニングルームで、ただ一人。

バンテージを巻いた拳で、一心不乱に、規則正しく、同じ位置に、何度も、何度も。

「シッ……!!!」

――ドォンッッッッ!!!!



拳を、突き続けていた。

ご案内:「常世大ホール」に史乃上咬八さんが現れました。
史乃上咬八 > ――――やがて、音が鳴りやむ。

……扉の開く音。そして閉じる音。

後に残るのは、赤い跡が色濃く、一点についたサンドバッグと、足元に残る、大量の汗の雫の跡のみ。

ご案内:「常世大ホール」から史乃上咬八さんが去りました。