2019/03/06 のログ
ご案内:「転移荒野」に桜庭 美月さんが現れました。
桜庭 美月 > 「………これが転移荒野って奴か。」

ふぅん、と顎を撫でながらゆったりと荒野を歩くスーツ姿の女教師が一人。
黒髪ポニーテールの体育教師は、勝気そうな瞳を荒野の先に向けたまま。
本来であれば、この場所はパトロールをするべき場所では無いのだが。

「生徒の姿を見かけたとあっちゃ、行かないわけにも行かんわな。」

んぅーーっ、と伸びを一つ。屈伸をいちに、さんし、と繰り返して準備運動。
何やら………物騒な噂をよく聞く場所だ。
犯罪的な意味ではなく、化け物が出るとかなんとか。

「………いざとなったら逃げられるかな………。」

足の速さには自信があるが、それでもこの島で「自分のここなら勝てる」と安心できたことは一度も無い。
何が飛び出してくるかわからない、ということが若干の緊張感を生んで。

桜庭 美月 > 「といっても、……そうそう、いきなり何かが飛び出してくるわけもない、か。」

ゆったりと歩き回りながら、周囲を見て回る。
不安定だとか、何かが召喚だとか、もうちょっとわかる様に説明してくれ、といつも思う。
理解は全く及ばなかった……なんだかすごいところなんだろう、というイメージだけ。

「………なるほどな、他の世界とつながっちゃってるわけか。
 生徒がどっか飛ばされてなきゃいいけどな。」

んー、と頬をぽりぽりと。
流石にこの荒野で「見かけた」だけの生徒を探すのは無理があるような気もしてくる。

桜庭 美月 > 「まー、いいか……」

これだけ歩いて誰もいないなら、仕方あるまい。
溜息交じりに呟きながら、んぅー、っともう一度伸びを一つ。

ご案内:「転移荒野」から桜庭 美月さんが去りました。