2020/07/19 のログ
ご案内:「青垣山」にレナードさんが現れました。
レナード > 「はっ……はっ、はっ……ふーっ……」

てってこてってこ、山道を走る少年が一人。
今日は清々しい晴れの日だったので、走り込みにとやってきたのだ。
時々優しく、時々険しいその造りをひょいひょいと越えて行きながら、
スタミナをつける自主練とやらに励んでいる。

ただ、そんなに長時間を走れるノウハウを持っているわけでもない。
適当なところで立ち止まっては、膝に手を着くように前かがみになって、はふはふと荒くなった呼吸を整えていた。

「はー…っ、はー…、あー………
 ……めっちゃ疲れるし………」

少年の額を汗が滴り、ぽたぽたと山肌に落ちていく。
持ってきたタオルでそれを拭うと、その辺りで少し休んでいこうと考えた。