2021/03/19 のログ
ご案内:「青垣山」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「ん~~~~、やっぱり自然の中に居るのは気楽で良い。」

木々が鬱蒼と生い茂る青垣山。
その山頂付近に、ぽっかりと開けた場所が出来ていた。
恐らく大型の飛竜種が塒にでもしていたのだろう、大人が三人は囲めそうな太さの木が、
さながらカラスの巣に使われるハンガーの様に編み込まれている。
ミステリーサークルよろしくなぎ倒された木々の一つに腰掛け、俺は山からの眺めを一望していた。

「さて、ここの主は……ううん、残念。多分帰っては来ないか。」

視線を足元へ向ける。
この巣の主は飛び立ってから数日から1、2週間ほど経過しているようだった。
そんなに長時間巣を留守にする事は今の時期あまり無いことだし、付近で大型の飛竜の目撃は聞こえていない。
とすれば、元の世界に帰ったのだろう。一目見ておきたかった気もするが、まあそこは運次第なので次の機会を祈りつつ。