常世島内の交通機関には公営、私営の物を含めていくつか存在する。
列車や路面電車、さらには路面バスなども存在する。
それらに乗れば、常世島の様々な地点を素早く移動することが可能である。

常世島を走行する列車は基本的には日本本土の電車と変わるところはないが、一部レトロな車両など特殊な車両も存在する。通勤・通学の学生や職員に使われる。運行は主に鉄道委員会が行うが、いわゆる私鉄のようなものも存在している。
島内の様々な場所に駅があるが、最も大きいのは学園地区の「中央駅」である。

列車やバスにせよ、鉄道委員会が運行を取り仕切る交通機関は多くの島民が利用するため、そのセキュリティは堅固である。
一部私鉄や私営バスは運行に送れが出ることなどがあり、問題視されている。

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参加者(0):ROM(1)
Time:09:32:28 更新


ご案内:「路面バス/停留所」からシャンティさんが去りました。 (05/30-00:59:55)
シャンティ > 「……ん」

去りゆく少女を見送り、女は一息つく

「……いい、目覚め……だ、った……わ、ね?
 そう、ね……私、も……すこ、し……体、を……うごか、さ、ない、と……か、しら……ね、ぇ」

そう、つぶやき……女もまた、どこかへ去っていった
(05/30-00:59:54)
ご案内:「路面バス/停留所」からアリシアさんが去りました。 (05/30-00:56:24)
シャンティ > 「あ、らぁ……
 ふふ……ヒト、なん、て……一皮、むけ、ば……動物、なの、は……かわ、らない、の、だけ、どぉ……」

少し首を傾げて

「で、も……そう、ねぇ……それ、なら……
 ……違い、を……わかち、あう……という、のも……いい、もの、よぉ……?」

互いに異なることなど、ヒトには多くある。
そうであれば、お互いにお互いを認め合う。
もしくは、その違いを分かち合い、わかり合う。

そういう道も協調ではないか

「……あ、ら……あら……個性、豊か、な……姉妹、さん、ねぇ……?」

くすくす、くすくす、と

「ふふ……いっぱい……みんな、と……考え、た……設定――ね?」

そして、先回るように、そういった。
本気で信じているか、は……伺い知れるだろうか

「……ふふ。
 あなた、の……読書、と……生活、に……幸、が……ある、ことを……祈る、わ……ね?
 お姉さん、みた、いに……いっぱい、いろいろ……たのし、んで……ね?」

ほんの少しだけ、また。
不思議な笑みを浮かべ……

「ええ、さような、ら……また、ね。アリシア。
 あぁ……そう、ね。わたし、は……シャンティ。
 その、気が……ある、な、ら……覚え、て……おい、て、ね?」

慌ただしくさろうとする少女にひと声かけた。
なんとも騒がしく、そして微笑ましい少女であろうか
(05/30-00:53:26)
アリシア >  
「ふぅむ………」
「しかし、ヒトに合わせることを辞めたらヒトはただの動物だ」
「協調性、という言葉で表現されるらしい」

ゴミ袋を中身ごと分解してトングを片手に考える。
雨が好きなヒトを傷つけずに雨に対する感情を表現する方法。

「ああ、12人姉妹なんだ。ワン姉様はとても異能の使い方が上手くて」
「スリイ姉様はいたわしくも体が弱く培養槽から出られないが、とっても優しくて強い」
「シックス姉様は砂を作って戦うのが得意で……」

「あー……」

自分でもわかる。とても困った『あー』だった。
どうしよう、今からそういう設定のごっこ遊びですと言って通じるだろうか。

「そ、そうなのか。じゃあ私は今後も読書を続けようと思う」

教わったタイトルを聞いて頷いた。

「ポストヒューマン軟ガンマ線リピーター童話集…」
「なるほど、姉様はとても知的だ、選ぶ本までカッコいいな!」

「そしてキツめのヤバいという漫画か……」
「刺激が強そうだが、読んでみようと思う」

「姉様も本を読んでいたのか……なんだか、本を読む時に誇らしい気分になりそうだ」

うん、と頷いていたが。
ふと、視線を横にずらすと。
空き缶をポイ捨てするヒトが見えた。

「すまない、美しい人よ」
「私はゴミを拾い、ポイ捨てしたヒトに注意をしてみようと思う」

「教わってばかりですまない、また会おう」

そう言ってトングを手に猛ダッシュしていった。
(05/30-00:43:36)
シャンティ > 「ん……ふ、ふふ。
 そう、ねぇ……私、も……正確、に……調べ、た……わけ、じゃ、ない……け、どぉ……」

少し、考える。
どう、応えたものか。否。
どういう応えを与えるべきか。

「……2割、とか……そう。少な、い……よう、な……気も、する……わ、ね?
 うん……で、もぉ……別、に……人、に……あわせ、なく、ても……いい、の、よぉ?」

好みなどは違って当然。
あとは趣味の問題でしかない。
わざわざ合わせに行くほどのことではない。

「……姉さまたち」

ぽつり、と小さく繰り返す。
小さな違和感を更に増させるそれ。

「そう……いっぱ、い……いる、の、ねぇ……
 何人、兄妹……なの、か、しら……?」

笑いを収め……静かに聞いた。
なんとなく、先が思いやられる気が、少しだけした。

「う、ん……いい、わ……ね、ぇ……アリシア。
 とて、も……興味、ぶか、い……感想、よぉ?」

常人ではない視点や解釈、目線は。
正直、凡百な回答よりは面白いと感じ取った。

「えぇ……お気づき、のとお、り……あなたの、お姉さん、は……
 本を、読む、の……好き、だった、わぁ……?
 そし、て……ライト、ノベル、も……ね?」

あなたも読むといいわ、とアリスから教わったタイトルを伝えた。
(05/30-00:32:26)
アリシア >  
「うん?」

相変わらず突然、流麗な言葉遣いで話し出すことがある。
そうか、これが緩急。
話術の秘奥と聞いた。なるほど……日本語が上手い。

「ああ、困ってしまうんだ」

と笑顔で答えておいた。

「そうなんだ、雨が降るとアレだからな」
「って……雨が好きなヒトもいるのか?」
「……参考までに、だが…雨が好きなヒトはどれくらいの割合でいる?」

眉根を寄せてそれを聞く。
もしかしたら、雨が好きな人の前で否定の言葉を言ってしまうかも知れない。
それはとてもはしたないことだ。

「ああ、私はアリシアだ。アリシア・アンダーソン」
「可愛らしいだろう? 私は姉様たちと同じ顔をしている」
「つまり完璧な美を体現しているんだ」

相手はどうやら笑っているらしい。
そして彼女の笑い声は、密やかでとても綺麗に感じた。

「他には、金太郎だな。なんと飴からのスピンオフ作品だ、物語性があるな」
「いや……姉様が図書館で借りた本をこっそり調べてみたんだが」
「……木乃伊の旅だとか、スラッシャーズ!!とか」

「ライトノベルが多かったな……?」

ライトノベルを読めばきっと私も姉様の精神性に近づけるに違いない。
今は借りられていたが、次に図書館に行くのが楽しみだ。
(05/30-00:11:24)
シャンティ > 『「――」そういって、少女は困ったように頬を掻く』

謳うように女は唱える。

「ぁ、は……そう……困っ……て、しま、う……の、ねぇ……?
 ね、え……あな、た?」

くすくすと女は笑う。
ほんのわずか、三日月に唇が歪む

「雨、きら、い……なの、ね? ふふ。
 話、が……あう、わ、ねぇ……ええ、ええ。
 雨、だぁい、好きな……人、も……いる、の、だけ、れ、どぉ……」

くすくす、くすくす、と笑う。

「あら……あら、あら……
 そう、そう、なの……ね、ぇ……
 素敵、ねぇ……かわい、らし、い……わ、ねぇ……あなた?」

言い過ぎてしまってなんとか訂正する少女。
その様子を笑顔のままに受け入れて

「あぁ、ちが、った……わ、ねぇ……あな、た……だ、なん、て。
 ゆる、され、ないわ――ねぇ……アリシア?アリシア・アンダーソン……?」

どこか意味ありげに、名前を紡ぐ
しかし

「……」

少女の繰り出す本の感想に、しばし黙り込む。

「あ、は……ふふ、あは、は……ふふ……」

先程までの含み笑いのような小さな笑いではなく、
この気だるげな女にしては珍しい、笑い声が漏れる

「ぁあ……いい……いい、わぁ……
 そう……そう、なの、ねぇ……アリシア。
 そう、見る……の、ねぇ……あ、はぁ……」

気だるさではなく、笑いで息切れしたような苦しそうな呼吸で口にする。

「ほか、に……も、読んで、る……の?
 それ……お姉、さん、に……教わった、のぉ?」
(05/30-00:00:37)
アリシア >  
「そうだな、今くらいが過ごしやすくて良いかも知れない」

困ったように頬を掻いた。
どうにも自然体というやつは難しい。

「雨……そうか、雨…」

人間は雨が降ると嫌なんだな。
ここは話を合わせておかないと。

「ああ、雨は大キライだ」

真顔でそう答えておいた。

そして姉様の話が続くと、喜色満面で頷いた。
やっぱり姉様は最高なんだ。

「ああ、姉様は私に名前をくれたんだ、だから私はアリシア・アンダーソンを名乗っていられる」

そこまで早口で喋ってから、言ってはいけないことだったと気付いた。

「そういう設定でごっこ遊びをしていたんだ」

相手の言葉に頷いて。

「ああ、本は大好きだ。日本の本はとても興味深い」
「桃太郎とか面白いよな、犬、猿と来て鳥じゃなくてキジなんだ」
「意表を突かれる、とても面白い本だった」

「あとは……浦島太郎だな、多分だが…」
「彼は乙姫との褥で母親の話を出したに違いないんだ」
「そうでもなければ、恩人があんな仕打ちを受ける理由がないからな」
(05/29-23:43:39)
シャンティ > 「ふふ……そう、ね、ぇ……
 晴れ、すぎ、ても……暑く、て……仕方、なさそ、う……よね?」

くすくす、と少女の言葉に笑う。
軽く、空を見上げるように顔をあげ――

「曇り、も……悪、く……ない、わ……ね?
 気持ち、も……いい、わ、よ。
 雨、は……いや、だ……けれ、ど。」

真面目にいったのか、それとも誂っているのか
その気だるい口調からはなんとも捉えづらいかも知れない

「ん……えぇ……
 女、の……私、から……して、も……きれい、な……子、だった……わ、ぁ?」

どこか、遠くを見るようにして……ほんの僅かにだけ会った少女のことを思い出していた。
目に映るわけではないが、それでも
良い印象だったことだけは覚えている。

「ん……お姉、さん……好き、なのか、しらぁ……?
 ふふ。いいこ、だった……わ、ねぇ……」

そして、ほんの少し考えて

「……あな、た……は……本、好き……?」

そう、問いかけた
 
(05/29-23:36:19)
アリシア >  
「いえ、いえ、いや、私は、何も」

まずい。美形の上に礼儀正しいタイプだ。
私はボロを出さずに丁寧な対応ができるだろうか?
日本語というのは、とても難しいぞ。

「ああ、おはよう。気持ちの良い……」

空を見る、曇り空だった。

「……気持ちの良い曇り空だな」

視線の先を見る。どうやら私を見ているらしい。

「そ、そうか! 姉様の知り合いか!」
「私はアリス姉様の妹型なんだ、姉様は綺麗だっただろう?」

やや興奮気味にそう言って。

「あー……そうだな、姉様は卒業してしまった。私は入れ替わりにここで学んでいる」
(05/29-23:27:06)
シャンティ > 「ふふ」

くすくすと、女は笑った。
馬鹿にするでもなく、ただ面白いとでもいうように。

「おど、ろか、せて……しま、った、かし、らぁ……?
 えぇ……あり、がとう……ね?」

そのまま、金髪の少女に頭を下げる。

「……さ、て。
 ん……まず、は……おは、よう……ござ、いま、す……から、かし……らぁ?」

人差し指を唇にあて、少し考えてから目覚めの挨拶をする。
そのまま、虚ろな瞳をまるでまじまじと相手を見つめるかのように向ける。
その視線には焦点があるのか、どうか。
そこに気づくだろうか

「アリ、ス……えぇ……
 ほん、の……すこ、ぉし……だけ、だ、けど……ね?
 姉、様……と、いう、こと、はぁ……妹、さん?」

相手の言葉から想像できることを口にする。
ただ、それにしては記述に違和感がある気もしている。

「いれ、かわ……り、で……きた、の……かし、らぁ……?」
(05/29-23:23:22)
アリシア >  
「うあっ」

不動の存在から急に声が漏れた。
私はそれに驚いてしまったんだ。

「動き始めた……? ああ、バスなら…その、アレだ」

時刻表を指した。
これが親切のうちに入るのであればよし。

そして急に彼女が流麗な言葉遣いで似た顔立ち、と言った。

「アリス姉様(あねさま)のことを知っているのか?」

いや、待て。今はまだ彼女は私の顔を見てはいない。
ならば、何故……?

「おはようございました?」

小首を傾げて彼女を見た。
ゴミ拾い用のトングが所在なさげに右手に収まっていた。
(05/29-23:13:36)
シャンティ > 「ん……」

女の薄い唇から吐息のような声が漏れる。
それは彫像でもなく、死体でもなく、生者の証であった。

「……ぁぁ。いけ、なぃ……わ、ねぇ……」

ぽつり、と気だるい声で言葉が紡がれる。

「そろ、そろ……動き、はじ、めた……か、しらぁ……?」

本を手に、立ち上がろうとして……

『◆◆と似た顔立ちの金色の髪をしたその少女は、ゴミ袋とトングを持ち佇んでいた』

謳うようにそこまでいって
顔を、アリシアに向けた

「……あ、らぁ……?」
(05/29-23:09:00)
アリシア >  
私は。
どうにも。
停留所というヤツが苦手だ。

片手に大量にゴミが入った袋。
片手にトングを持ったまま。

私は彼女? をじっと見ていた。
流れる美しい銀髪。
美を形にしたらこういう存在であろうという顔。
瞳を覗き込むも、微動だにしない。

人形、だろうか。

 
私はたまたま路面バスに乗ることがあった。
だが停留所があまりにもゴミだらけ。
生活委員会が来るまで我慢ならなかった私は。
ゴミ袋とトングを錬成し、ゴミ掃除に勤しんでいた。

そこで見つけたのは────
(05/29-23:01:52)