2020/07/28 のログ
ご案内:「地区ごとの駅」にジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエさんが現れました。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「んん~~~っ……」
電車を降り、大きく伸びをする。
ぐりんぐりんと肩を回して、ふぁさ、と髪をかき上げる。
「あ~~、疲れた。いやでも凄いな、電車、だっけ。馬車とは違うわ~」
大きな胸を揺らしつつ、その場で軽くストレッチをする。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > コキコキ、と肩を鳴らし、ふうっと一息。
ともすれば殺風景な駅のホームを物珍しそうにキョロキョロしたのち、一つ頷いて持っていた旅行鞄をガサゴソと漁る。
「えーっと、あったあった。ふーむ」
取り出したのは地図。
紙の地図をガサガサと広げ、そして、周囲の地形を見渡す。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「…………」
キョロキョロ。
「…………」
じー。
「…………」
キョロキョロ。
「…………」
じー。
周囲を見渡すのと、地図を凝視するのを繰り返す。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「…………」
しばしその動作を繰り返してから、首を傾げる。
そして、地図をくるくると回したりして、いろんな角度から見て。
その場でくるくると回りつつ周囲を見渡す。
「…………ぁー」
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「いや困ったな、初めての土地ってのはこんなに厄介か」
ぽりぽりと頭を掻く。
要するに……どっちへ行けばいいのかまるでわからないのである。
「こればかりは仕方ない。けど、今日中には寮に入りたい……どうしたもんかな」
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「私の錬成術はこういう状況には役に立たないしな……」
はぁ、と溜息。
元々方向感覚がいいわけではないのだが、それにしても見知らぬ土地に一人と言うのはこうも迷うものかと、最初からの躓きにいささかの不安を覚える。
「前途多難、と……目的のためとはいえ、少し早まったかな」
ともあれ、駅のホームに立ち往生していても仕方がない。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「さて……」
とりあえず、切符を通して駅を出る。
駅の外に出て、周囲を見渡し、そしてまた溜息。
「やっぱり交易拠点……みたいなものなだけはあるかあ。あっちこっちに道広がってる」
一本道ならとりあえずそっちに行けたのだが、これではそうもいかない。
うっかりすれば、変なところに出てしまいかねない。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「……まあ、いいか!」
んんーーー、っとまたしても伸びをして、適当に歩き始める。
なんならどこかで出会った人に道を聞けばいいだけだ。
「さて、頑張るか!いざとなったら、シスカに貰った薬でも売れば金に困りはしないだろう!」
『黄金』の位階を持つ友人からもらった最高級の薬ではあるが、背に腹は代えられないのだ。うん。いざとなったら金になってもらおう。
■ジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエ > 「まずはー……うん、なんとなく街並みが整ってそうなこっちにするか。きっと誰かいるだろう、うん」
そう言って、テクテクと歩いていく。
――目的地にたどり着けたかは、本人と神のみぞ知る。きっと。
ご案内:「地区ごとの駅」からジェルヴェーズ・ジスレーヌ・アルヴィエさんが去りました。