2020/06/30 のログ
おこん > というわけで、授業なんじゃよー。
(画面に映っているおこんは生徒に向かって手を振り呼びかける。
 テーブルの前にある椅子は2つ。 即ち、ゲストをお迎えする構えである。)

今回の授業は、挨拶の話じゃよ。
挨拶というのは「自分は相手と共通の要素があるぞ」というアピールになるんじゃよね。
無論、挨拶といっても山程挨拶のやりようがある。 言葉、礼、握手、あるいはジェスチャー…。
人ならざるものなら更にバリエーションは増えるというわけじゃな。
というわけで、今回はそのへんに詳しいゲストを呼んだんじゃよ。
それじゃあ呼ぶぞー。 朝宮小春先生ー!
(画面外に向かってすごい勢いで手招き。9本の尻尾もゆらゆらと揺れ動き、
 すごい”来て!!!!!”みたいなアピールをした。) 

朝宮 小春 > ………ええー、っと、こんにちは?
(あはは、と少しはにかみながら手を振って現れる生物教師。
 なんだかんだで異邦人に対しての論文を複数書いて、見てもらっていたところお招きに預かった次第。
 なんだかんだでおこん先生の配信は視聴者が多い。
 特に何もしないこともある彼女の配信に比べれば、桁が一つくらい多い。
 故に、ちょびっと緊張気味。)

………そこまで専門的に調査をしているわけではないですけれど、挨拶は大切ですからね。
どんな仕事についていても挨拶にはスランプが無いとも言いますし。
かといって、相手の文化を尊重しないと挨拶が失礼に当たってしまうこともあります。
今日はおこん先生と一緒に、その辺りを深堀りできたらなと思っています。
(硬い。ゆらゆら動く尻尾とは対照的な硬さを見せつつご挨拶。)

おこん > わー! こはるー! イェーイ!
(すごい勢いで拍手。 ゲストが来ると嬉しい。
 犬の尻尾みたいに左右に揺らしながら手招きして着席してもらった。)

というわけで、こはるじゃよー。
ワシは全体的にコミュニケーションを教えておるけど、
そういったことをよくまとめてくれておるというわけじゃな。
それ故に来てもらったというわけじゃよ。
(うんうん、と彼女の言葉にうなずく。
 なんだかすごい硬い彼女を見て、にまーっと笑った。)

こはるー。硬いのう! カッチカチじゃのう!
なんじゃー? 多少マッサージの一つもせんとだめかー?
(手をうにうに動かして彼女に見せつける。
 ともあれ、真面目に授業をするために呼んだのだからすぐやめた。)

うむ、では実際に、どういったものがあるか教えてもらってもよいかのう。
(彼女に水を向けて、喋ってもらう構えである。)

朝宮 小春 > おこん先生は先輩ですからね。
(尻尾を振りながら歓迎してくれると、可愛い……と頭に手をのせて撫で、八、と気が付いたように。)

……そうですね、コミュニケーションについても纏めています。
ぇ、あっ、いや、マッサージはちょっとダメ、ダメですって。
肩と腰と膝に爆弾を抱えているってこの前教えてもらったんですよ。
(手をうにうにされると、ひぇっ、と思わず声が出てしまって。
 こ、こほん、っと一つ咳払いを間に挟む。)

そうですね、やはり具体的には言葉などの声による挨拶、ボディ・ランゲージと呼ばれる行為による挨拶が一般的で、ほとんどの場合はこのどちらかに分類できます。どちらも使う場合もありますね。

前者はつまるところ言語学の分野になりますけど。
おなじおはよう、でも、年上と年下で分かれていたり、家族とそれ以外で分かれていたり、といった言語もありますので、学ぶ際はしっかり背景まで学びましょうね。
(えーと…と、少しだけつっかえつつも、割と丁寧に解説。
 配信を自分でもちょっとだけしているだけはあるのだ。)

おこん > 先輩じゃよー。 でも撫でてもらうのは好き!!
(耳を横に倒して、頭に伸びた手を受け入れる構え。
 触れ合うのは心地よいし、なにより頭を撫でてもらうのは大好きだ。)

まあ、マッサージはせんといてじゃな…。
なるほど、言葉と仕草が主な挨拶になるというわけじゃな。
背景をきちんと理解せんと、年上に「おはようございまちゅ~」とか言う羽目になる、と…。
これは色んな意味でめちゃめちゃ困るのう。 そういうプレイが好きなの?って言われかねん。
(彼女の適切な説明に補足を入れつつ、重々しく頷いた。
 底まで聞いたところで、はて、と小首をかしげた。)

今のは前者…要するに言語での挨拶じゃな。
では、後者…動作による挨拶にはどんなものがあるのかのう。
(角を擦り合わせたり、尻尾を絡めたり、そういったものは自分も知っている。
 とはいえ、説明に関しては彼女のほうが得意そうであるからして、遠慮なく問いかけた。)

朝宮 小春 > (よしよしよしよし、と撫でて金色の髪のさらさら感を堪能する。可愛い。)

そうですね。……そういうことになります。
まあでもこれは、異邦人だからというわけではなく、昔からある話ですからね。
プレイどうこうに関しては分からない、としておきますけど。
(視線をそらした。そういう嗜好があることくらいは知っているが。が。
 知らないふりをしても責められないだろう、うん。)

そうですね、例えば手を挙げる行為だったり、それこそこうやって頭を撫でたり。
もしくはそうですね………こう、ハグするようにしたりとか。
(ぱふん、とおこん先生をハグして、よしよし、と背中を撫でる。胸に顔を埋めつつ。)

……後はこちらの世界でもありますが、頬や唇にキスしたりとかもありますね。
(ちょっと頬を赤くして、あはは、と説明をして。まだハグ中。)

おこん > うーむ、これは撫で慣れておる…。
(髪を撫でてもらう感覚に眼を細める。
 ちょっと表情を緩ませつつ、相手の言葉に頷いた。)

まあそうじゃのう。 幼児語であるとか、各変化であるとか、
そういったところは色々と気をつけねばならぬことの一つじゃな。
(視線をちょっぴり逸らす彼女を見て、そっとスルー。
 もし彼女が反応したらすごい勢いで絡むところだったが、
 極めて落ち着いた反応であった。 何より授業なのだし。)

うむ、手を挙げる。 ヘーイ!ってやつじゃな。頭を撫でる。
そしてハグ…んお、おー……。
(頭を撫でてもらった後にハグ。 なんだかちょっと子供みたいな扱いだ。
 とはいえ悪くはない。 柔らかい胸といい匂いに、顔と精神が埋まる。
 変に動いたりして気にされるのも嫌なので、おとなしくハグされるがままになった。)

なるほどなるほど、キス、キスか…。 昔は口吸いなんて言っとったが、
どうにも無粋でのう。 キスというとちょっと愛らしい感じがないかの?
それでこはるよ、今ワシのことをはぐして頭を撫でてくれたわけじゃが、
キスはしてくれんのか? んー?
(彼女に抱きつき返しながら、胸の谷間に鼻先を押し付けるようにしてじゃれつく。
 上目がちに彼女を見上げながら、ニンマリと笑って彼女を見て…。
 頬を染めているのを見てしまった。 ぴくんと狐耳が立つ。)

朝宮 小春 > ふふ、そうですか?
おこん先生も撫でられ慣れてたりしません?
(言いながらも、穏やかによしよし、と撫でる。
 スルーもしてくれたので、そのまま誤魔化すように撫で続けて、撫で続けて。)

そうそう、手を挙げたり足を軽くぶつけたり。
(子供のような扱いをしながらハグしてよしよしと撫で繰り回していれば。)

……あー、そうですね。
今の子にも通りがいいですしね、口吸いと言っても多分分かってもらえませんし。
あ、でも、キスにしろ何にしろこちらの言葉ですから、相手には伝わらない場合も多いですからね。

……ぇ、ええっ……!?
え、えーっと、挨拶、挨拶、です、か。
そ、それはまあ、……………挨拶ですから、まあ………。
(じゃれついてくるおこん先生の言葉に、びく、っと身体を震わせて。
 視線を右に、左に、少しだけ迷いながら……頬がじわじわ、っと赤く染まって。)

………す、すこしなら………。
(冗談を冗談と理解できないポンコツ教師。恥ずかしがりながらも、ぽそりと狐耳に吐息と共に言葉を落とす。)

おこん > 撫でられ慣れとるよー。 みんなワシのこと女児扱いするもん…。
まあ撫でてもらうの大好きじゃから、別に文句もないがのう。
うむ、うむ、なるほど…まあジェスチャーとなると言葉だけではなく、
種族特有のものも出てきそうじゃなー。
(細い指が確かめるようにそっと髪を這う。
 それだけで心地よくて、わずかに鼻を鳴らした。 
 相手の柔らかさに包まれつつ、のろのろと頷く。)
 
挨拶じゃからな、挨拶…挨拶じゃよね? あの…こはる?
顔赤くなってるし、なんかすごい、すごい乙女な態度取られるとな?
ワシもなんていうか…照れくさくなってくるんじゃけど…。
(ちょっとだけ震えたあと、視線をさまよわせた挙げ句に頬を染める彼女。
 どう見ても「挨拶」に求められる態度ではないやつである。
 見ているこちが気恥ずかしくなってきて、かっと熱くなる頬を隠すように
 彼女の胸の谷間に顔を押し付けた。)

ぁふっ…! 耳、みみぃ…!
(耳にそっと落ちる、しっとりとした吐息と声。
 尻尾の先までブルブルと震わせながら唸った。)

わ、わかった、わかった。 挨拶じゃからな!
挨拶じゃからな!!! のう!!挨拶じゃぞ!!!
(カメラの方を指差して宣言する。 そう、挨拶である。決してやましいことはない。
 なんだか二人の雰囲気が甘酸っぱいものになったとしても、挨拶である。
 胸から顔を離して彼女に向き直る。
 肩に手を置き、眼を閉じてそろそろと彼女の顔に自分の顔を近づけた。)

朝宮 小春 > あはは、それこそ、見た目と実際の差についてもどこかで授業した方がいいかもですね。
見た目で大丈夫と思っても、ということもありますからね。
(よしよし、と一番子供扱いして、抱きながら頭を撫でる教師。
 どうしても抱き心地は先輩というより子供が近い。)

挨拶、挨拶、ですよ? 大丈夫です、別にそんな、そういうわけじゃないですから。
挨拶。……そう、挨拶ですから。
(静かに耳に言葉を下ろせば、それが相手を刺激していることも知らずに。
 カメラに向かってこくこくと頷く。 やましくはない、やましくはないはずです。)

………は、はぃっ!………
(身を固くしながら挨拶。挨拶……。
 あれ、そういえばキスで精気を吸い取るとか何か聞いたような気がしなくもない。
 大丈夫なのかしら、なんて、現実逃避気味に抱き着いてくるおこん先生を軽く持ち上げてあげて……。)

…ん、きゃっ!
(片方が寄りかかれば、バランスを崩して二人が床に転がって。折り重なるように床に倒れ込み。二人の顔は画面外。)

………………ん。
(小さくくぐもった声だけを、マイクが拾う。)

おこん > そうじゃなー。 ワシみたいに撫で回されるの嫌なヤツもおるかもじゃしな。
それにしても、撫で方がうまいのう、うむ…。
(優しくなだめるような手の動きが心地よい。
 とろんと表情を蕩けさせながら、今や彼女にじゃれつくことしか出来なかった。)

挨拶…挨拶じゃからな、うん…。 ん、っ…んむ……。
(ころん、と二人で床に転がる。 今から画面を見た人は、
 ゆらゆら揺れ動く9本の尻尾だけが映っているのを見て首をかしげるだろう。
 彼女に”挨拶”であることを確認してから、そっと唇を重ねる。
 くぐもった声、小さな息遣い、微かな水音…。 時折画面上の尻尾が
 ぴくりと震え、もどかしげに揺れた。)

朝宮 小春 > 挨拶、……ですからね。はい………。
(穏やかな声をかけながらも、重ねられる唇を受け止めて。)

………ん、っ、ふ…………っ、んん…っ!!
(二人分の吐息と声しか聞こえない授業。
 尻尾が揺れれば、その下になったタイトスカートから覗く足も、ぴく、っと震えて。
 挨拶、挨拶と思いながらも、きっと相手が打ち切るだろうと思えば、素直にそのまま受け入れ続けて、次第に瞳がとろーん、としてきてしまう。)

(もし万が一「相手が打ち切るだろう」とお互いが思っていたのなら、たっぷりと粘液質な音と吐息だけを生配信。)

おこん > っふーっ、ん……っ、こはる、こはるぅ…。
(尻尾が切なげに揺れ動く。 彼女の名前を呼ぶ声は、 すっかり艶に満ちたものになっていた。
 画面に映る尻尾は、震えることが少しづつ増えていく。
 そして荒くなる吐息、水音、鼻にかかった甘い声…。
 これが挨拶だと打ち切ればそれで済むのだが、何となくそれはもったいない気がして、言うに言えなかった。
 タイトスカートごしに震える足に、尻尾が絡みつく。自分も彼女の首に抱きつくように腕を回す。
 …そのまま濃密な”授業”はしばらく続いた。)

朝宮 小春 > おこん、せんせ、っ………。
(とぎれとぎれの声。は、はふ、はっ、と、先日スポーツをした時のような声が漏れる。
 足は僅かに膝を曲げて、時々きゅ、っと伸ばされては、また曲げられ。
 そこに尻尾が絡みつけば、最初に触れる時にびく、っと跳ねて。

 お互いに言うに言えなくなれば、次第に増える水音。
 次第に名前すら呼ばなくなって、水音だけが響き渡り。
 お互いにぎゅう、っと強く抱きしめながら…………。)

………ふ、はっ……。
(ようやく唇を離して、……そこからしばらく、無言。)

……ぁ、っ! 配信!
(思い出したかのように、おこん先生を抱きながら起き上がって。)

おこん > んっ…んっふ、んむーっ…。んう、ぅ…。
(しばらくの時間、揺れる尻尾だけが配信されていた。
 小さく、くぐもった水音だけが響き渡る。 
 我に返った彼女が起き上がったときでも、
 おこんは未だ彼女の首に抱きついていた。)

ん……配信…? うん…。
(蕩けた表情で言葉を繰り返すけれど、すぐに彼女に向き直る。
 ほっぺた、そして首筋…。 ひとしきりキスを落とし終えた辺りで、
 ようやく我に返ると、そのままぎこちなく視線をカメラに向けた。)

…つまりじゃな! えーと…挨拶というのは、複雑な過程を得ることがあってじゃのう!
例えば、今のように十数分ぐらいかけて”挨拶”とするようなところもあるわけじゃな。
ちょっと実演すると刺激が強かったから音声だけの放送になったが、雰囲気は掴んでもらえたと思うんじゃよ!!
なあこはる! おぬしもそう思うじゃろ!!
(冷静になってくると、自分たちのしでかしたことが恥ずかしくてたまらない。
 とりあえず必死に理由を捏造して、彼女に同意してもらおうと企む。
 配信中に教師同士のキス生配信などという形で学校にタレコまれては、
 怒られることは確定的に明らかだ。)

朝宮 小春 > ん、ゃ、ひゃぅ、っ……!?
(首筋にキスを落とされれば、艶っぽい声まで漏れてしまって。
 だ、ダメですよぅ……、と頭を撫でる。甘やかし。)

……そ。……………そうですね! 昔そんな挨拶があるって聞いたことがあったんですよ。
おこん先生は流石に物知りですね。 あははは、はは。
でも気を付けてくださいね、これは上級者向けですからね。

はい、もちろんです!!
(こちらも耳まで真っ赤にしながら、必死にがくがくと頭を縦に振る。
 わかっています!と目でサインを送りながらも、首筋に艶やかなキスマーク。
 本人は気が付かないまま。)

あ……、挨拶はなかなか奥が深いですね、
ほ、他に挨拶とかあるんでしょうか。
他の挨拶に挑戦してみる、というのもいいかもしれませんね。
拳をぶつけるとか。ハイタッチとか。
(笑いながら話題を変えようとすれば、「リクエスト受け付けてくれるんですか!」なんてコメントが流れて視線が泳ぐ。
 なんかやばい雰囲気だ。)

おこん > なんじゃー、そんな素っ頓狂な声を上げて…。”挨拶”なんじゃぞー?
(もっとジャ札帰宅なるけれど、宥めるように頭を撫でられるとそうもいかない。
 おとなしく彼女に抱きついたままでキスは取りやめになった。)

上級者向け、そうじゃな! 最初のうちはもっとわかりやすい挨拶が必要になるじゃろうから、
そっちから覚えた方がよいじゃろうな! うむ、こはるのお墨付きじゃぞ、わかったかのう!
(彼女と一緒にすごい勢いでカメラに向けてうなずきかける。 赤べこもかくやといった有様だ。)

うむ、他の挨拶といえば…鼻先をくっつけたり、頬を擦り寄せたりするというのがあるのう。
こはる、他になにかないかのう! こう…ワシらでもできそうなやつな!
オラッ、今コメント出したの誰じゃ! そういうのは投げ銭できるお姉ちゃんたちにやるんじゃよ!
(このままでは女教師おねロリ”なかよし”生配信になってしまう。
 コメントを牽制しつつ、なに平穏な手段はないか、彼女に目で訴えかけた。)

朝宮 小春 > あ、あいさつ、挨拶です、ね。
(こくこく。おこん先生にもカメラにもがくがくと頷いて見せる。
 思い出すだけでどんどん真っ赤になっていくんですけど。
 逆に血が頭に行き過ぎて卒倒しそうなんですが。)

そ、そうですね、分かりやすい挨拶………というよりも、どんな挨拶が大事なのか、相手のことをよく知る、相手の文化をよく知ることが大事ですね!!
(それでも割と真っ当なことを言い放ちながらも、お互いにぎゅっと抱き着いたままなので、既にもうなかよし生配信ではあるのだけれども。
 外見的にも、中身的にもおねロリである。立場逆になるけど。)

………そ、そうですね、そうですね………尻尾……尻尾……。
ああ、毛づくろいとかそういうのが挨拶になることもありますね。
こうやって、こう……。
(尻尾の根元に近い部分を、かりかりかり、っと軽く掻くように毛を漉いてあげる優しい教師。優しさ。)

おこん > 挨拶、挨拶じゃな! ウム!!挨拶!!
(あいさつって、なんだ? 湯だった脳みそがバグり始める。
 二人して抱き合いながら真っ赤になっている中で、彼女の言は続く。)

うむ、そう、そうじゃよ! 相手とのアレじゃよー。 あの…。な!
例えば外国では頭を撫でる行為は悪霊を呼び寄せるといって忌み嫌うところもあってな。
そういった背景や風習、文化を知らねば不要な地雷を踏んでしまいかねないんじゃよ。
(すごい勢いで何度も頷いた。 なんとか話がまとまりそうである。
 心の中で安堵のため息をついた。 これで無事に配信を締める方向に持っていけそうである。)

おお、尻尾か! ワシの知ってる限りでは尻尾同士を…。
(語ろうとしたところで、すっと彼女の手が伸びる。 ターゲットは尻尾の付け根。)

そうじゃに”ゃい”ぃぃ――――――!!
(声にならない声を上げ、背を弓のように反らして固まる。
 ぎゅうっと彼女の服を握りしめ、ゆっくり口を動かす。
 『す と っ ぷ』。
 尻尾の付け根を容赦なくいじられるショックは、おこんから声を奪っていた。)

朝宮 小春 > ひゃぁあああああっ!?
(尻尾を軽く漉いたら、すごい悲鳴があがるから、一緒になって悲鳴をあげて。)

ああ、あ、っ、ご、ごめんなさい、おこん先生、大丈夫です?
(慌てながら手を離して、頭を撫で、おろおろ。)

こ、こんな風に、ダメなこともあるから、絶対に気を付けましょうね!
そ、それでは、ちょっとおこん先生を驚かせちゃったから、こ、ここまで、ここまでです!!
(慌てながらおこん先生を抱きしめ。配信のスイッチを慌てて切る。
 ごめんなさい、ごめんなさい、と慌てながら、音声だけがしばらく流れて。)

おこん > う、うぅぅーっ…っふーっ、ふーっ……!!
(彼女にしがみついたまま、自然と呼吸が荒くなる。
 頭を撫でてもらっていると少しだけ落ち着くけれど、
 尻尾の付け根への刺激は最早我慢の限界だった。)

こはる…こはるぅ…責任とってほしいんじゃよぉ…。
尻尾も、ちゅーも足りぬ…。 後生じゃ、こはるぅ…。
(配信は終わりだと彼女が言うや否や、哀願するような切なげな吐息混じりの声でおねだりする。
 情欲に燃えた瞳で彼女を見上げ、尻尾を揺らしながら迫る。
 音声だけ残ってしまった配信には、微かな衣擦れと洗い呼吸音がはいったかもしれない。)

朝宮 小春 > ………へ、っ!? お、おこん先生、おこん先生……っ!?
……ひゃ、ぁっ!?

(声だけが響いて、どさっ、っと倒れ伏す音。
 しばらくは抵抗するばたばたという音が聞こえていても、その音はすぐに聞こえなくなって。 衣擦れの音に、僅かな声。水音。呼吸音。

 彼女らにとって幸運だったのは、放送枠の存在。
 この時点で、30分の枠が終わってしまえば、ぷつりとその放送枠は終わってしまってしまう。
 安全安心、健全な教育番組です。)

ご案内:「コミュニケーション学 授業」から朝宮 小春さんが去りました。
ご案内:「コミュニケーション学 授業」からおこんさんが去りました。