2019/03/18 のログ
おこん > (心配そうにやってきた彼女の顎ににゅっと水面から現れた水鉄砲が突きつけられる。)

ふふふ…。 おぬしが潜るというならワシも潜る、これでおあいこというわけよ…。
まあ、3回はせんでもよかろう。 これで一対一、引き分けということでどうじゃ。
これ以上大東亜アヒルちゃん艦隊を我々の戦いに巻き込みたくないからのう。
(見よ、と眼で周囲を見るように促す。 湯船の端に押しやられたアヒルちゃんたちは、
 それぞれ転覆したり、あるいは重なったりとむごたらしい有様であった。)

それに風呂はゆっくり入るものであって、水鉄砲で遊ぶところではないからのう!
(火種を作ったのは誰かを忘れてカラカラと笑った。 そのまま水鉄砲を手放してみせる。)

アガサ > 「ええと、確かこの辺……っ!?」

無数の船やアヒルの所為でお湯の中は判然とせず、それらをかき分けた所で水面より伸びる水鉄砲。
次いで現れたるおこん先生に私は両手を上げて降参の意を示す。
先生が痛み分けにしようというなら、抗う理由もないのだから。

「ってそのネタまだ引っ張りますか!」

アヒル艦隊は結構な有様で、上がる時に全部拾って片づけるのを思うと、ちょっとだけ項垂れもしよう。

「あと最初に水鉄砲持ちだしたのは先生じゃないですかあ~まあ、戦端を開いたのは私ですけれど。
これも一種のコミニュケーション、ですか?」

浴室内に良く響く高笑いを上げる隣で、すっかりと言葉遣いを正した私は
先生の言葉の通りにするべく肩まで浸かって落ち着いて、自分よりも背の低い先生を見上げる。
私と違って全身潜った為か、水を吸った髪の毛が随分と重たそうにも見えて。

「確か此処にも乾燥機あった筈ですし、お風呂あがったら乾かさないとですね。んふふ、梳くの手伝ってあげましょう」

お気の毒様。なんて戻った言葉遣いが再び崩れかかって、ついでに相好も崩れるんだ。

おこん > まあまあ~、そうなんじゃよお~。 ワシが誘ったんじゃけど、和平が大事なんじゃよなー。
風呂で疲れてしまうのもアホな話であろう。 賠償金として、風呂をでたら牛乳を奢るでな、勘弁じゃぞ。
(わはは~、ってあかるく笑顔を向けながら、アヒルチャンやお船、水鉄砲を風呂桶に集めていく。
 後でお片付けするとしても、とりあえずいっぱい浮いてると邪魔なものは邪魔なのだ。)

おお、手伝ってもらえるなら助かるのう。 なにせ髪も尻尾も拭うのが大変でな…。
それなら牛乳を2本に増やしてやるかのう。お菓子でもよいぞ。
(水の中をすいすいと動いて。彼女に軽く抱きつく。 水の中だから重たさを感じないので、
 こういうふうにじゃれついたりできるのが嬉しい。)

アガサ > 「喧嘩したり戦う事があってもきちんと和解して、仲直り出来るなら素敵ですもんね。雨降って地固まるって奴です」

勿論そうはいかない事もあるし、或いは多いのかもしれないけれど、そういった物事もいつかはきっと。
強風に薙がれて雨に打たれて、それでも最後に花が咲くなら価値があるんじゃないかと、口には出しきらずとも頷く。
アヒルちゃんや船からしたら災難もいい所けど、それは今回はご勘弁願っておこう。

「尻尾は消せても髪の毛はそうは行きませんもんね。先生もお風呂入る時、髪の毛洗わないなら私みたいにしたらどうですか?」

牛乳二本よりはお菓子がいいな。なんて相槌を合わせてお団子頭を提案。なんてしていると先生がするりと近づいて来て
私の友達とはまた違う色合いの、黄金色の髪が湯に流れて綺麗に映る。

「うひゃっ……ちょ、どうしたんです急に……さては甘えたさんですか?」

目を取られている内に抱き着かれて変な声が出て、それが恥ずかしかったから
誤魔化すように小さな子をあやすような態度をついつい取ってしまって
でも、生憎と妹や弟が居た事が無いからそういった態度はどうしたってぎこちない。

「あー、えーと。よし、そろそろ上がりましょう!ここ、館内に色々喫茶店とかご飯食べれる所もあるそうなんで!」


だからきっと、程なくして先生のこと、引き剥がしてお風呂から上がっちゃうんだ。
それでもきちんと浴室の入り口の所で待っているけど。

おこん > お互いの利益を損なう時、あるいは良くない感情に触れたときに争いになることはあろう。
しかし、それを止められる事ができるのも大事なのじゃ。 そうしなければ…最終的には、
どちらかが滅ぶまで殺し合うしかないのじゃからのう。 そう言う意味では、ワシとおぬしは
とっても賢い選択をした、ということじゃな!ウム!
(雨降って地固まる、という言葉の通りだ。満足な顔で頷いて見せる。)

うむー、そうなんじゃよなー。つるっぱげになってもこまるしのう…。 ふむ、団子か、団子…。
わかった、では風呂から上がったら団子と牛乳じゃなあ。
んふふ…ワシとてこうしてじゃれつきたくなる時があるんじゃよー。甘えたさんでいいんじゃよー。
風呂を上がるまではワシは六歳なんじゃあー。
(ぎこちない様子で自分をあやそうとしてくる彼女に楽しげに声を上げながら、
 鼻先を彼女の首筋や頬に擦り寄せる。 思い切りじゃれつく構えだ。)

おお、そうするかのう。 どれ…喫茶店でしっかりとおごるとしよう。
大人の力を見せてやるでな!
(お先にお風呂から上がろうとする彼女にちょこちょことついていくのでした。)

ご案内:「幽世湯」からアガサさんが去りました。
ご案内:「幽世湯」からおこんさんが去りました。