2019/03/26 のログ
ギルゲイオス > 「リクエストがあれば、何時でも撫でまわしてやるぞ。
もっとも、我よりもきれいなおねーさんとか、かわいらしい女の子に撫でてもらった方がもっと良いだろうがな」

(はっはっはっと笑う魔王様。地上に出たので、隠すあれもこれも無い状態で。
場合によってはその辺の葉っぱが上手い事ディーフェンスしてくれそうではあったが)

「左様、では少し待て
風が当たるが、害はないのである」

(全裸仁王立ちの状態から、パンパンと小気味よく両手を打ちあえば。
足元から勢いよく温風が吹き付けてきて。体の温度を保ちつつ、滴を飛ばし、身体を乾かしてゆく。
トイレとかにある、あのブワーっと吹き付けてくるやつから、着想を得たらしい。
頭の天辺を通り抜ける頃には、気にならない程度に水気も無くなっている事だろう。
そこからいそいそと服を手に取ると、ズボンを脚に通し、シャツを着て。腰に本をくくりつけ、ジャケットを羽織る)

「さてさて、では帰りであるが空を飛んでゆくぞ。街の入り口まで行けば問題ないか?
男子寮住まいであれば、そこまで一緒にゆくが」

(片手を相手へと差し出す、握り取れ、という事だろう)

猫宮 俊 > 相手が笑うのに合わせてふふっと微笑む少年。
どっちが望んだことだったかなんだかよくわからない雰囲気だった。

身体の下から吹き付ける温風に身を任せて、水分が飛んだ後ちょっとだけしっぽに残った水分も振って落とす。
自分もまとめてあった服を取って下着、シャツ、ズボンと身につける。ズボンの尻の所には穴があるらしくそこに尻尾も通して。

「飛んでいけるんですね、凄いです……。
えっと、僕は堅磐寮ですけど、男子寮からも近いのでそこで大丈夫ですよ」

相手の手をしっかりと両手で握って、間違えて離したりしないように。
自分は男なので男子寮でも良かったのだが、少し小柄なのを自分でも気にしていて、男子だけの環境じゃない堅磐寮を選んでみていた。そもそも絶対数が少なくはあるのだが。

ギルゲイオス > 「堅磐寮の方か、まぁよい。どっちにいっても大差はないのでな。其方を送り届けてから、我は男子寮に帰るとしよう」

(どうせ飛んでゆくのだから、わざわざ相手の方を歩かせるのも、なんだかなという判断で。
相手を目的地にまずは連れてゆくという方向で、決めたようである。
なお、抗議は受け付けないらしい)

「最初は浮遊感で妙に思うかもしれぬが。慣れればどうって事はないのでな、力を抜いておくのだぞ。
変に逆らおうとすると、余計に安定が悪くなるのでな。制御は全て此方に任せるがよい」

(手の握り合わせ具合を確かめるように軽く振ってみせれば、小さくつぶやくように魔王の口元が動いて。
そこからフワッと、地面から解き放たれるような浮遊感。
何かの力に引っ張られてゆくように高度があがれば、先ほどまでの温泉も、木々も、眼下。代わりに、街の明かりが見えてくる。
それなりの速度も出ている筈だが、不思議と風が当たる感触がしないのは透明な防護膜を張っているせいだろう。
日が落ち始め夜が訪れ始める時の頃。
空を滑るような飛行は、街との距離を狭めていって。
やがて堅磐寮にたどり着き別れを告げると、距離もそうないとそのまま魔王様は歩いて帰ってゆくのだった)

猫宮 俊 > 相手の言葉に頷き、少しだけ深呼吸して身体の力を抜く。
浮き上がればおおっ、っと感嘆の声が漏れる。ちょっとだけバランスが気になりつつも、大きく身体を動かしたりはせずに尻尾だけ何となく動かして気を紛らわせたり。

やがてたどり着けば相手にお礼とお辞儀をして、歩いていく相手を見送ってから自分も寮内へと入っていった。

ご案内:「山の中にある温泉」から猫宮 俊さんが去りました。
ご案内:「山の中にある温泉」からギルゲイオスさんが去りました。