2019/07/20 のログ
ご案内:「水着専門店」に伊従のどかさんが現れました。
ご案内:「水着専門店」に暁 名無さんが現れました。
伊従のどか > 「ほらセンセー、ここ、ここ!
ここの店が品ぞろえいいんだって!」

私服姿で、名無の腕に抱き着きながら店を指さす。
今日は今年着る用の水着を買うために連れてきたようで。

暁 名無 > 「分かった分かった、ちゃんと聞いてるっての。」

水着なんてどこで買っても同じだろ。
そう言いたくなるのをぐっと堪えながら、伊従へと返答する名無。
今日は何故か水着を買いたい伊従の付添としてここに居る。

それもこれも期末テストが赤点か否かを伊従と賭けて負けたのが悪いのだが。

伊従のどか > 「あれれ~、態度でいいんですかセンセー?
敗者はもっと勝者にこびへつらうような態度のほうがいいんじゃないんですか~?」

ニヤニヤしながらぐいぐい引っ張って店に入っていく。
勝者の余裕が顔に出ている。

暁 名無 > 「くっ、調子に乗りやがって……
 生徒に媚びへつらって水着屋に来るとかどんだけだよ。」

引っ張るな引っ張るな、と文句を言いつつ抵抗する訳でもなく。
敗者だけど別にそこまで悲壮感があるわけでもない。
買い物に付き合ってと言われたので来たら水着だった、という事だけが納得いかなかったけど、大体は許容範囲なのだから。

伊従のどか > 「……うーん、そう考えるとはちょっと変態っぽいですね。
センセーが女の子の水着を見たいがために私の水着選びに同行するなんて」

そんなことを言いながら、女性用水着コーナーへと名無を引っ張っていく。
当然、そんなことを言うので、周りの女性客たちから変な視線が飛んでくるが。

暁 名無 > 「ああもう、お前もうちょっと黙ってろよ。」

女性客からの視線に居た堪れなくなりつつ伊従に引っ張られていく。
右を見ても左を見ても陳列されているのは水着ばかりで、
ああ本当に水着選びに付き合わせる気だなこいつ、なんて胸中で呆れたりしつつ。

伊従のどか > 呆れた様子を見せる名無に笑いながら、水着を一つ一つ見ていく。

「あ、センセーこんなのどう?
似合うかな?」

そういってシンプルな水色のビキニタイプを手に取って自分に体に合わせてみる。
体に大きさにも、一部の部位にも合っている。

暁 名無 > ふーむ、とただ突っ立ってるだけなのも退屈なので、名無も並べられた水着を眺める。
これからの季節海やプールでよく見掛けそうな、至って普通の水着の数々。
自分が着るわけでもない水着を眺めてるのは、ちょっと油断すると心が虚無りそうだったが、頃合いよく横から声が掛かって

「ん?あー……良いんじゃね?
 冒険する訳でもなく、至ってシンプルで。安牌安牌。」

ちょっと普通過ぎて面白くないな、という言葉は呑み込んで、褒めてるのかどうか判らない返事をした。

伊従のどか > 「んー……」

面白くない。
そう言われていると感じ、難しい顔をする。
やはりもっと攻めなければいけないか、と思い。

並べられている水着をかたっぱしから手に取って。

「センセー、こっちこっち!
試着室の前に居て!」

そういって、一人で試着室に入る。
どうやら実際に着て、みてもらうらしい

暁 名無 > 果たしてどんなリアクションを期待していたのか。
少なくとも童貞の様なリアクションは期待されてないと思うし、ハンガーに掛かった水着を見せられて顔を赤くするほど純な性格ではない。
それはこいつも重々承知している筈だが、と名無は横目で伊従を見つつ思う。
陳列された水着を覗き込むと見える谷間が今日も眩しい、とも。

「なーに悩んでんだか。パパッと決めちまえパパッと……て。」

言ってたら並べられた水着をごっそり持って試着室へ向かう伊従が呼び掛けてくる。

「いやいや、幾らなんでもそれは持って行き過ぎでは……」

内心、嫌な予感を覚えつつ試着室の前へ。

伊従のどか > 試着室でパサパサと着替える音がしつつ。

一着目。
普通のワンピースタイプ。
腰あたりにフリルがついており、どちらかというと子供むけにかんじなくもない。
一部の大きさがあっていないのか、ぎりぎり見えないような感じ。

「はい、センセーこんなのはどうかな?。
どうどう?褒めてくれてもいいんだよ?」

恥ずかしげもなく、どうどうとみせつけてくる。

暁 名無 > 「……はい。」

試着室のカーテンが開き、ちょっと子供じみたワンピース型の水着を着た伊従が姿を現した。
上背が無い伊従だから全く似合わないと言う訳でもないが、布地が一部に持ってかれ過ぎている。

「まあ可愛いっちゃ可愛いが……アンバランスだな、何と言うか。」

フリルがどうも子供向けのイメージを強く打ち出し過ぎている。
……気がする。

伊従のどか > うーん、反応がいまいち。

むぅ、とちょっと残念そうな顔をしてからばさり、とカーテンを閉める。
また、中でごそごそと音がしつつ。

二着目。
競泳水着。
サイズは普通だが、なにかとマニアックな感じも受ける。

「じゃあ、これとかどう?
センセー、こういう好きなんじゃない?」

暁 名無 > 俺のリアクション見る為に連れて来たんだな、と予想は確信に変わる。
だとしたら目論見を崩してやるのも一興だろうか。うん、それがいい。そうしよう。

「はいはい。
 お前はその水着でどこで泳ぐつもりなんだ?
 いや、さっきよりは似合ってるけど、好きなんじゃない?ってのはどういう了見で言ってんだ」

まあ、みっちりと詰まってる感は嫌いじゃない。
詰まりきらなかった分がはみ出てるのもそれとなくやらしくて良い。
とは思うが、正直に言うと伊従が調子に乗るので黙秘する名無である。

伊従のどか > 「ぶー、そりゃ、ちょっと場違い感もあるけどー……」

大変不服そうな顔。
なかなか褒めてくれないために悔しそうで。
また、試着室のカーテンを閉じる。

そして三着目。

「じゃぁ……こーいうのとかは?
人が来ないような、二人きりの場所だったら、問題ないよね?」

カーテンを少しだけ開けて、上半身だけ見せる。
ほとんど布地がなく、ごく一部だけを隠しているような水着。
もはや何向けなのかすらわからない、いわゆるマイクロビキニ。
カーテンの向こうの下半身がどうなっているかは不明。

暁 名無 > 「学校の授業で着る分には良いかもな。」

やれやれまったく、とカーテンが閉まった後肩を竦める。
そもそもこの夏に着る為の水着を選びに来たのに実用性の低いものばかり選んでどうする、と冷静に心の中でツッコんでおく。
そうこうしているうちに、再びカーテンが……少しだけ開いた。

「二人きりの場所だったら、って今年これから着るやつ選びに来たんだ……ろ……。」

何言ってんだこいつ、と視線を向ければ、伊従がなんか凄い格好を晒してきた。
思わず周囲に人が居ないか確認する名無。幸いにも誰も居ない。

「馬鹿かお前はっ、何でそんなの着たんだよ!」

伊従のどか > 「えー、だってセンセーこういうの好きかなーって……」

嫌いだった?と首を傾げつつ問う。
まぁ、これが好きといわれたらとても困るし、着る機会なんてそうそうないだろうが。
が、一応聞いてみるのは大事なのだ。

暁 名無 > 「いや、嫌いってわけじゃな……かと言って好きだというわけでも……」

ぐぬぬぬぬ、と返答に悩む。
もうちょっと普通の水着で訊いてくれれば良かったのに、と言いたげに歯噛みして。
とにかく無難に答えようと言葉を探りつつ、名無は視線を泳がせる。

何故なら伊従が少し動くだけで凄い揺れるから。何処がとは言わないけど。

伊従のどか > 視線を泳がせる名無に、まぁ少しだけ気を良くしたのか、微笑みを戻し。

「あ、センセーちょっとこっち来てくれる?」

カーテンに身を隠しながらちょい、ちょい、と手招き。

暁 名無 > 「何でだよ、さっさと服着ろよ。」

手招きに怪訝そうな顔をしたが、渋々といった様子で伊従へと近付く。
流石に試着室の中には入らんからな、と釘を刺しつつ。
今は伊従の頭しか見えてないからわりと強気。

伊従のどか > 「いや、まだ水着着てないのあるから……そりゃっ!」

近づいてくる名無の腕をつかみ、グイッと。
わりと本気で力を入れて、ぐいっと名無を試着室に連れ込もうとする。

暁 名無 > 「いや、服着ろってのは着替えろって意味で……うわっ!?」

言葉尻を捉えて上げ足を取るんじゃない、と説教しようとした矢先に試着室へと引きずり込まれる。
変に抵抗すれば伊従が試着室から引っ張り出される結果になりかねないし、それはそれで問題だ。
そもそも奇襲を受ける事なんて考えもしなかったのだけど。

「いきなり何をするんだお前は……!」

伊従のどか > 入ってきた瞬間にカーテンを閉める。
文句を言ってくる教師に対しては、口に指を当てて。

「センセ、静かに。
今、人が来たら大変だよ?」

そっと体に抱き着きながら、にまにま笑って言う。

暁 名無 > カーテンを閉められいよいよ胡乱な顔になる。

「……確かに大変だな。だったらすぐに出した方が良いんじゃないのか。
 この状況はどうもそうは見えないんだが。」

頬が引き攣るのを名無自身も感じながら、抱き着いてきた伊従を見下ろす。
からかうつもりなのは良いが、せめてもうちょっと危険の少ないからかい方をすべき、と温泉で学ばなかったのだろうか、と。

伊従のどか > 「んふふ~、そうしたいんだけど~。
今センセーが動いたら、私、大事なところ見られちゃうから、どうしよっかなーって」

その発言とともに、先ほどまで身に着けていたビキニが上下ともに紐がほどけ、落ちる。
最初からそうなるように紐の緩めていたか、あるいは偶然なのか。
ともかく見られないために、より一層名無にくっつく。

暁 名無 > 「お前は……!」

一応下も着けてたんだな、と場違いな感心をしつつ、それも水着が外れ落ちた今となっては意味は無い。
一糸まとわぬ姿となった伊従に抱き着かれた、までは良いもののこれからどうするのかと言う問題は残る。

「試着するために脱いだ下着とかを見られるのは問題ないのか?ん?」

ホントこの娘は、と呆れつつふと試着室の奥に据えられた鏡に気付く。
名無に抱き着いている伊従の後ろ姿がしっかり反射していた。

伊従のどか > 「んー、見られるのは恥ずかしいけど……。
でもセンセー、本物が目の前にあるのに下着の方が興味あるの?
視線も鏡のほうに向いてるけど?」


確かに、少し派手目の黒い下着はスカートの上に置かれており、名無が少し地面に視線をやればすぐに見える。
が、上目遣いで名無の視線を見て、自分のどこを見ているか勘づいて、くすくす笑っている。

「で、センセ。
ちょっと悪いけど、そこの壁にかけてる水着とってくれないかな?」

視線をやるほうには、水色の、少し装飾がほどこされたビキニがかけられている。
それをとってほしいといっているのだろう。

暁 名無 > 「下着は下着だろ、というか隠さなくてもいいのかって言う話。
 別に見たいわけじゃないし、何ならさっきからちらちら見えてたし。
 鏡だって後ろ姿まる見えなんだから見られないようにするには俺を追い出すのが一番手っ取り早いだろって。」

まあ今更か、と小さく溜息を零す。
結局のところ弄びたいだけだと言うのがじわじわと伝わってくる。

「そこの……ってこの期に及んでまだ水着の試着を?
 ホント、変なとこで神経図太いよなあ伊従って。」

名無は壁に掛けられた水着へと手を伸ばす。
伊従が抱き着いている所為で何かと動きづらいが、どうにか手に取って

伊従のどか > 「ちぇー、センセーほんと動じないよね」

残念そうにしながらも、しかし笑っている。
それはそれで楽しんでいるのかもしれないが。

「だって、間近にいるからこれなら一番よく見てもらえるし?
あ、水着ありがと。
それじゃ……履かせて?」

上目遣いでお願い。

暁 名無 > 「これでも動じてるぞー、表情に出さないようにしてるだけでな。」

まったく、と溜息を零しつつ伊従をしばし見つめる。
しょうがねえなあ、とハンガーから水着の下を外すと、おもむろにしゃがみ込もうと。

「じゃあほら、片足上げろー?」

これくらい想定して言ってるよな?とニヤリと笑みを浮かべつつ。

伊従のどか > 「センセー……なんかやらしーんですけどー?」

ぺしぺし、と叩きつつ。
しかしおとなしく片足をあげて、履かせてもらう。
できるだけ、見えないように気を付けてではあるが。

暁 名無 > 「履かせるのを要求しておいてそれかい。
 別に俺から離れて一人で着替えてくれてもいーんだけど?」

矛盾してねえかなあー、と口を尖らせながらも伊従の要求通りに水着を履かせようと試みる。
流石にしゃがみ込むのは伊従も気まずいというのは察したのか、片膝をつく程度に留めて。

「じゃあ、行くぞー、よっこいs」

まあ、体勢的に胸に顔を埋めることになりますよねこれね。

伊従のどか > 「やんっ」

わざとらしい声をだす。
むしろ、この状況は予想で来ていたのか。
谷間に収められた顔に、自らの顔を近づけ。

「センセーのえっち……」

からかうように、小さくつぶやく。

もちろん、片足はもう水着に入ってますが。

暁 名無 > 「………。」

うわめっちゃ柔らかい。
努めて冷静を保とうとしながらも、名無は感動に包まれていた。
以前温泉にて手で触れた事はあったが顔で感じるものとはまた違うんだな、と感心までする始末。

「う、うっさいな。ほら、足入ったならもう片足も!」

口を動かすと頬が伊従の胸の柔らかさ、肌の滑らかさを嫌でも伝えてくる。
懸命に冷静さを保とうとするが、それもいつまで持つか名無自身だいぶ心配になってきている。

伊従のどか > 「えー、しょうがないなぁ」

顔は見えないかもしれないが、名無の様子にだいぶご機嫌な様子を見せる。
ゆっくりと片足をあげて、水着に足を入れ。
あとは腰まで上げてもらうだけだが。

「センセ、お尻とか……触っちゃダメ、だよ?」

耳元でささやく。

暁 名無 > 「………。」

何がしょうがないのか。何もしょうがなくないのではないか。
そんな事を考えながらゆっくりと水着を上げていく。
同時に顔もようやく胸から離す事ができ、ほぅ、と一息ついて。

「……触っちゃダメっていうのは、こういう風にしちゃダメってことか?」

この小娘は本当に、と若干の苛立ちも混ぜ込んで伊従のお尻を鷲掴みにしてみる。

伊従のどか > 「ふひゃぁっ!?」

今度は本気の、驚きの声。
試着室の外にまで漏れるが、たぶん、まだ気づかれてはいない。

「せ、センセ今ほんとに触った!というか掴んでる!!へんたい、すけべ!」

小声で抗議の声。
離れることができないため、脇腹をぺしぺしと叩きつつ。

暁 名無 > 「こらこら、あんまり大声出すな。
 人、来ちゃうだろ?」

大声を上げた伊従を嗜める様に耳元で囁く。
とはいえ試着室に引きずり込まれた際に遮音の魔術を使っているのだが……

「ただダメだなんて言われたら分かんないだろ?どう触るのがダメなんだ?こうか?
 ふっ、谷間に顔を埋められるのは良くて、尻を触られるのはダメなのか?」

伊従のお尻を掴んでいた手が、今度は果実でも撫でるかのように這わされる。
あんまり調子に乗らせてもこいつの為にならないしな、とは名無の主張。

伊従のどか > 「んー……!」

耳元でささやかれれば、一瞬びくり、と反応するが。

「む、胸は事故だけどお尻はわざとじゃない!
ていうかか、センセ、その触り方、やだ……!」

顔を赤くしながら、逃げるように腰を振る。
離れられれば一番なのだができるわけもなし。
片手で名無の体に抱き着きつつ、脇腹をぺしぺし叩く。

暁 名無 > 「事故だと思ってる割には余裕そうだったけどなあ?」

やだ、と言われれば執拗に尻を撫で回す。
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、ぺしぺしと叩いてくる伊従の抗議もどこ吹く風と言った様子で。

「そんな風に尻振って……まるで誘ってるみたいだな。ん?」

伊従の抵抗を鏡越しに見ながら耳元で囁き続けて

伊従のどか > 「さ、誘ってないからぁ!
てか、センセ、ほんとに、まずいから……!」

脇腹を叩くのを止め、名無の服を掴む。
だんだん足から力が抜けてきているのか、しゃがみそうになっている。

暁 名無 > 「思ったより根性ないなあ。」

今にも膝が崩れそうな伊従の様子を見て、見下したような笑みを浮かべる。
まあ場所も場所なのでこの辺で止めておくか、と手を離し、そのまま水着もするりと上げて。

「はい、上手に履けましたー。」

いいこいいこー、なんて頭を撫でてからかってやろうと。

伊従のどか > つかれたように呼吸をする。
まさかここまでされるとは思ってもみなかった。

「……センセのすけべ、へんたい。
さいてーです、ドウテーヤロウ」

抱き着くのをやめ、胸元を隠してからゆっくりと離れる。
微妙に涙目にもなっていた。

暁 名無 > 「残念ながら童貞ではない。
 他はまあ……否定しないけどな。」

ケラケラ笑いつつ、離れた伊従を見てそろそろ試着室から出ようかと背を向ける。
その前に一度外に誰も居ないか確認しないと、と思い立って。

「ほら、さっさと上も着けて見せてくれよ?」

伊従のどか > 「……センセーのばーか、ばーか。
出てくとき他の女の子たちにみつかっちゃえ」

最悪な呪いを吐きつつ、最後の抵抗に、腕を叩く。

暁 名無 > 「自分で引きずり込んだくせに酷いなあ。
 ……そういうこと言う奴はこうだぞ。」

外に誰も居ないのを確認すると、腕を叩かれながらも試着室を後にする。
その際しれっと床に置きっぱなしの伊従の下着を拝借していった。しかも上だけ。

伊従のどか > 「えっ、やっ!ちょっ、センセー!?」

いつの間にか手に持っていた下着を盗まれ、慌てる。
取り返そうにも片手で取り返せるとは思っておらず、仮にここで暴れれば外にばれるのでそんなことは出来ず。
出ていく名無を見送ることしかできなかった。

数分して。

上下揃ってビキニを着た伊従が出てくる。
大きさもちょうどで、まぁ悪くないんじゃないか、というデザイン。

本人は大変、不服そうな顔だが。

暁 名無 > 「はっはっはっはっは。」

ひらひらと下着を靡かせながら試着室を出る。
その後試着室の外から「うわ……え、90……え?」みたいな声が聞こえたとか聞こえなかったとか。

数分後。

「おお、似合ってんじゃん伊従。
 最初からそういう無難なのにしとけば良かったのに。」

なんでマイクロビキニなんて着たのか。

伊従のどか > 「……ありがとうございます……。
それじゃ、着替えますんで……」

ピシャリ、とカーテンを閉める。
きっと褒めてもらえて照れているのだろう。
顔が真っ赤になりつつ試着室に引っ込んだ。
褒めてもらう前から顔は紅かったが。

数分もすれば、私服姿で、胸元を腕で隠しつつ伊従が出てくる。
なお、私服はそれなりに体のラインがでる服装だったりする。

暁 名無 > 「なに畏まった口調になってんだあいつ。」

褒められ慣れてないなら褒められることを求めるなよ、と呆れ顔で見送った後、はたと思い出す。
そういやブラ返して無くない?と。でもカーテン閉まっちゃったし、と悩んでいるうちに再びカーテンが開いて。

「お、おう。おかえり。」

私服姿に戻った伊従を見れば、なんだ何とかなったんじゃないか、と。

伊従のどか > なぜか胸元を腕で隠しつつ、名無に近づけばがっしりとその腕をつかみ、抱き着く。
自分の腕の代わりに名無の腕で胸元を隠すようにしているが。
感覚が良ければ、最初来店するときとは違って、違和感を覚えるだろう。
感触の違和感を。

「ほら、センセー。
早くレジにいきましょう。
さっきの水着買いますから、はやく」

そういって、レジまで名無を引っ張っていこうとする。
手には先ほどの装飾のある水色ビキニ。

暁 名無 > 「まあまあまあ、そんなに焦らんでも。
 ていうかそれで良いのか?本当に?」

前三つは何だったんだ、特にマイクロ。
そんな疑問を持ちつつも、急ぐ伊従を宥める。店の中で急ぐのは危ないからね。

「それにしても、92かあ……でかいとは思ってたがまさかそこまでとは。」

ぽつり。何の事とは言わないけど。ぽつり。