2020/06/28 のログ
■エインヘリヤル > まあ、決まっている。
最初からどういうつもりで、結局何をしたいのか、の話。
そして、できれば全部。
丸ごと始末したい。
ああ、そういう嗜虐癖があるのかしら?
あってもなくてもいい、処理できるならそれでいい。
「大事なのは、なにがどこへ向かうか、よ」
椅子が倉庫に入るように。
最後の椅子を片付け終われば、それでやることは終わった。
「それを聞いた人はだれもいなかったけどね」
くすくすと。
要するに今日の話、未来に興味がある人は少なかっただけだ
■園刃華霧 > 「そうナ。あかねちん自身、何処まで、何を見てンのカ。
どこヘ、向かってクのか。まー、興味はつきないネ。
後始末ってンなら、そコがまー大事だヨね」
ふむふむ、と。
なるほど、頭のいい連中は目の付け所が鋭いネ。
「その辺マでコントロールされテたカ。
単に、興味がなかッタか。どっちモかネ。」
へらりと笑う。
あかねちんがご用意した世界。
悪かろうがよかろうが、面白そうではある。
アタシはそういうの聞く側じゃなかったけどさ。
「と。片付イたカ。ご協力、ありがトさん」
またも、うやうやしく頭を下げる
■エインヘリヤル > そもそも。
なぜこの場所で、ココからスタートなのか。
場合によっては、集まるという行動の時点で【スタート地点を選ばされた】とも言える。
それでも、あの女は【考えるきっかけになれば】と言っていた。
私は、そもそも人間のクズは【考えないことを、いかにして正当化するか】であると思っている。
「それでも結局、みんなが興味あったのは。
最初から、あかねとやらにどうやって責任を取らせるか。
……そういう話をしていた時点で、最初から話し合いじゃなかったのよ」
ほとんどの人にとって物事をするというのは、自分ですることではなく。
誰かのレールに沿って動くこと。
嫌なら、最初から自分の考えに沿って実行すればいい。
ひとりの風紀委員ごときの提案に右往左往すること自体がずれている。
「いえ、どういたしまして。
コレも、必要なことだもの」
すくなくとも。
とりあえずこの場を片付けるほうが、愚痴と捨て台詞を言って去るより、よほど建設的。
そう苦笑しながら、サヨナラを言った。
「……では、またね」
■園刃華霧 > 「アー……まあ、なンだっけ。球団?会とか。そンなだったネ。
そレも上等だったンだろネ。
なニせ、コッチに乗せりゃオシマイ、だシなー。よくできテる。」
そりゃなー。
そもそも、話し合い、とやらに乗ってる時点でダメ。
うっかりすれば、ココに居ないほうがよかった、くらいまであるな。
「必要なコト、ね……なるホど。おじょーさまはソコか。
ん、あんがとサン。さよなら……ン、また、カ。
まタ会うなラ、どこだロね。まあ、またナ」
自分みたいなロクデナシにこんだけ話すってのも面白いもんだ。
今度会うとしたらほんと、どこだろうねー。
まあ敵でないことだけは祈るよ、ホント。
そんなことを思いながらひらひらと、手をふる。
ご案内:「元トゥルーサイト部室跡地」からエインヘリヤルさんが去りました。
ご案内:「元トゥルーサイト部室跡地」から園刃華霧さんが去りました。
ご案内:「どこか」に夢莉さんが現れました。
■夢莉 > 「ふぅ…」
コツ、コツと、友人とも別れた帰り道を歩く
色々と考える事はあるが、ともあれ……友人たちが元気そうで何よりだった。
そう思いながら歩いていると
■声 > 「―――ナンバー04、ユウリ隊員を確認」
後ろから声がする。
少女の声。しかし、抑揚のない機械的な声。
■声 > そこにいたのは、銀髪の少女。
赤いマフラーをした、褐色の肌がちらりと覗くその少女は、何処か人形のような不思議な雰囲気を醸し出している。
背丈は130~140程度の、小柄で華奢な容姿。
その背には、姿に見合わぬ大型の銃が背負わされていた。
対物ライフルだ。
■夢莉 > 「……アールマティか?」
その姿を見ると、夢莉は声をかける。
知っている顔…ではない。
が、その呼び方をする者…者といっていいのかは分からないが、兎も角その呼び方をする相手に心当たりがあったのだ。
自分の上司…四方阿頼耶が拾ってきた、転移荒野に落ちていたロボットのコア。
アールマティと自分達が呼んでいるそれの、自分達の呼び方だった。
「ずいぶんちまっこいカッコになったなぁお前
それが活動用のボディな訳?
もしかして絶賛試運転中とか?」
落第街の近くなんか用なく歩くのやめとけよ、なんていうのは、相手の見た目に釣られてだろうか。
どうも自分は子供に甘いらしい。
■アールマティ > アールマティか、と言われればこくりと頷き
「はい。動作調整、及び任務終了の報告をと思い。」
がちゃん、とライフルを背負いなおし。
「其方も、潜入及び情報調査、お疲れ様でした。」
■夢莉 > 「…?
いや、調査なんてして…」
そう言いかけた所で、任務と聞いて気が付き、そしてため息を吐く。
あぁ、そういう事か、と。
「……四方の手回しだな? 任務って何だよ」
不機嫌そうな顔で問う。
一人ならず二人の人間の掌の上で転がされていた事に気が付けば、当然の事だ。
■アールマティ > 「…?
聞かされている物かと思っていましたが。」
頭をこてんとして、夢莉にそう言う。
「任務内容は、プランA~C迄。
A:夢莉隊員の”異能”発動を監視。
B:夢莉隊員の”異能”発動を確認した場合、即座に元トゥルーサイト構成員『日ノ岡あかね』を射殺。
C:プランBが失敗した場合、会場の混乱の鎮圧行動の決行。
夢莉隊員の”異能”発動が確認されなかったため、プランAを決行。
会合の終了を確認した為、任務終了。報告の為帰投中です。」
■夢莉 > 成程。
あの野郎め、行かないなんて嘘っぱちじゃねえか。
公安としてきっちり介入していやがった。
行く前に『異能はなるべく使わないように』と言ったのは、軽い理由で異能を使わない為。
ただ普通に帰る為に異能を使ったりしない為の釘差し。
じゃあどんな時に異能を使うかといえば、それは会場から即座に去らなければならない時。
つまるところ、自分がその会場にいる事を『危険』と判断したときに他ならない。
そして万が一自分が異能を使った場合。
夢莉の異能はドッペル。自分が2人存在したことになる異能。
ある動作をする、もしくは一方が死んだ場合、姿が消えてもう一方の自分に記憶が同期される。
会場にいた自分が死ねば当然『何かがあった』事が確定し、自分の意思で異能を解除したとしてもそれは『何かがあった』という事になる。
その場合に即座に公安として、火種を消し去る。
その為の備え。
「……あぁクソ、あのアホめ……」
■夢莉 > 「カナがいるときにお前来なくてほんっとよかったよ……」
知人の前で自分の仲間が知人の友達を殺そうとしていた、なんて知られたくはない。
少なくとも自分は。
「まぁいいや…まぁ、キナ臭い会合だったのは事実だし。
で?ボディの方はどうだよ。
サイズ大分縮んだようだけどよ」
■アールマティ > 「特段不自由はありません」
ぴょんぴょん、と動作を見せるように跳ねてみせ。
その動きはどうにも見た目と相まって愛嬌があるが、本人は特に意識していないのだろう。
「では夢莉隊員、帰投しましょう。
今日はヤキニクと四方室長代理からの言伝を預かっております」
■夢莉 > 「お前、食えんのか…?」
素朴な疑問を覚えつつ
そのまま帰路に就くだろう…
ご案内:「どこか」から夢莉さんが去りました。