2020/10/24 のログ
ご案内:「紅葉の山」に阿須賀 冬織さんが現れました。
ご案内:「紅葉の山」に白亜 愛さんが現れました。
阿須賀 冬織 > 今日は楽しみにしていたハイキングだ。
幸い天気も良く、少し肌寒いがそれも動くことを考えればむしろプラスであろう。
リュックを背負って上機嫌に待ち合わせ場所の登山口へと歩く。
彼女がまだいなければそのまま準備運動でもしながら待とうか。

白亜 愛 > 「どーこーかーなー……」

数分遅れて、ちらほら見かける登山客を避けながら待ち合わせ場所へ歩みを進める小さい影。
きょろきょろと見渡し、目的の人物が見つかれば駆け足になる。

「……とっ!ぉるさん!お゛待たせしました!」

阿須賀 冬織 > 場所が農業区と言うこともあり学園地区からのアクセスはあまりいいとは言えないが、それでもちらほらと登山に来た人たちが横を通り過ぎていく。
軽く体を伸ばしたりしながら待っていると、見慣れた姿が。少しすれば向こうも気が付いたようで駆け寄ってきた。

「あはは、おはよ。んなに待ってないから走んなくても大丈夫だって。」

なんて言いながら、頬を緩める。
彼女の姿はミニスカートにパーカー。まあそんなに急な山でもないし、道も整備されているから大丈夫か。

白亜 愛 > 「へへへ。おはようございます。
山登り、遠足くらいでしかやったことがないですから楽しみでした!へへ……。
っさ、早速ですが歩゛きましょうか……」

冬織さんが誘ってくれたから、という言葉を笑ってごまかしいつものように手を伸ばす。

阿須賀 冬織 > 「俺も、ちっちゃいころは時々家の近くの山登ったりしてたんだけど最近は全然だし……
よっし、そうするか。……俺も誰かと歩いたことはないから、ペース早すぎたりしたら言ってくれよな。」

恥ずかしくて最後はごにょごにょと言葉にならない。
……彼女に合わせるつもりなのでそう言ってから、差し出した手を握る。
このやり取りもいつのまにか自分の中ではいつもの行為になっていた。……まあ、握っている間はやはり鼓動が早くなるのだが。

白亜 愛 > 「山のノウハウは冬織さんに任せれば大丈夫ですね!へへ!!」

(握れた!自然に握れた!よね!だ大丈夫!!)

最近は意識して手を出していることがバレたら悶絶ものである。
始めは相手の手の感触を気にしていたが、少し歩けば周りに目が行く。

「ここら辺はまだ緑が多いですね。向こうに進むほど赤くなっててグラデーションっぽいですね……綺麗」

阿須賀 冬織 > 「おう、任せとけって!」

別に登山家でも何でもないしさっき言葉に出たように最近はほとんど登っていないわけだが、
それはそうとしてそんなことを言ったら見栄を張ってしまうに決まっている。
時々、知ってる草木の説明なんかを入れながら山道を歩く。
……なんか手をつないだ時にちょっと違和感があった気がする、がなんでもないかとそのまま歩く。実際それはすぐに薄れていった。

「まあ、時期もそうだし紅葉しない木も結構あるからなあ。
……だな。ほんとに綺麗だ。ここでこんなだけ綺麗なら、上はもっとすごいんだろうなあ。」

彼女の呟きに同意する。始めはどちらかといえば夏!といった山の様子も、今では赤が目立つようになってきた。
……まあ紅葉よりも、隣に見える顔の方が美しく感じるのだけど。

白亜 愛 > 学園街やその周辺では気温でしか感じることの少ない季節感を視覚で受け止める。
見上げれば赤、黄、こっそり緑。
植物の説明を聞きながらのんびりと歩く。

「でもなんかこう、一括りに赤!って言っても、全然違いますね。
頂上から見たらどう見えるんだろなぁ」

ハイキングに誘ってくれた彼の隣を楽し気に歩き、緩やかな傾斜を進む。

頂上に近づくほど身体がうずうずしている様子は遊び盛りの小動物のようである。

阿須賀 冬織 > 彼女の言う通り、赤と括ってしまうのは簡単だが、そのなかにも緑や黄色の混じったものから、それこそ燃えるようなという表現が似合うようなものまで様々だ。
そういった色が織りなす光景は見ていて飽きない。

「だなあ。真っ赤なのも綺麗だけど俺は……こういうちょっと黄色の混ざったオレンジ色みたいなのが好きかなあ。……愛はどう?」

ちょうど足元にあった紅葉を拾い上げて彼女の方に見せる。

ご案内:「紅葉の山」から阿須賀 冬織さんが去りました。
白亜 愛 > 「おぉ……色鮮やかでいいですね!私は……そうだな」

上から降ってきた赤い葉に手を伸ばす。
避けられた。

「こういう、一色!って感じのものがいいなって思いました」

(もしくは、隣を見上げればすぐそこにある茶色、とか?)

そんなお話をしながら、頂上へ向けて坂を上っていく。

ご案内:「紅葉の山」から白亜 愛さんが去りました。
ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「よっこいしょー…っと」

分厚いダンボールの箱を抱えて、少女が会議室に現れる
中には、紙の書類の束がどっさりである。結構重い

データだけでなく紙面で欲しい、という意見を受けて一応作成した
ここ最近の『表に出せる』報告資料の一覧である

それらを四角に囲われた長机に、椅子の数だけ丁寧に並べてゆく

「任意参加だし、何人来るのかもわかんないけど…」

並べ終えると、ふぅと一息ついて、適当な場所の椅子へとかけた

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
お飲み物やお菓子、食器を乗せた台車を押しててこてこ。
ちょっとドキドキしながら、張り紙にあった場所にときたのです。
ここかしら?、と扉をちょっとあけて中を覗きます。
どきどき、オトナな集まりっぽいのです。

「あの・・わたくしも、いい?」

扉の所から出したお顔。
こてり、と小さく首を傾けます。

伊都波 凛霞 >  
今回も進行役を任された凛霞
以前にも一度しているので、まぁいっかな…と受けてしまったけれど

今回は会議というよりも情報共有を目的とした報告会のようなもの
何か大きな議題が決まっているわけでもなく、興味もない生徒はそもそも来ないという前提である

「…とはいえ夏が終わってからここまで、随分色々あったもんね」

小さい事件なら片手で足りないほど、渋谷方面の話をするなら、件の朧車の話がある

「…何か、彼に関する情報も得られればいいんだけど」

行方不明になった風紀委員…
彼とは個人的な交友もあり…捜索の断念は承服しかねる部分も大いにあった
…あくまでも個人的な心情としての話だけど

そんなことを考えていると入り口から覗く視線を感じて…

「あ、えっと…確か…」

名簿で見覚えはある顔、記憶を手繰り寄せる

「幣さん?だよね。お疲れ様。どうぞどうぞ」

相変わらず、風紀委員の名簿にのる顔と名前は暗記しているのだった
そして台車?何やら色々乗っている…

幣美奈穂 >  
何か中で、女の人が紙を持ってます。
紙でなにするのでしょう?
プリント?、もしかして小テスト?
と、なにか授業を思い出して一瞬警戒してしまうのです。
でも、今日はオトナな会議だとすぐ思い出せます。
あれは小テストのプリントではないはずです。

びびっと名推理を働かせた美奈穂、お声を掛けられてぱぁっと明るいお顔を見せます。

「はいっ!。美奈穂です!
 よかったぁ~」

やっぱり入っても大丈夫な会議なようです。
こういうのにはなかなか入れてもらえない美奈穂はにこにこ笑顔で、
台車を押してお部屋に入ります。

机の上にお菓子などと食器を乗せて、台車の上側は飲み物置きまして。
なんか色々と持ってきたようです。
お皿に、駄菓子を小分けして椅子の前に。
喧嘩にならないようにオトナな配慮です。
けっしてお楽しみ会と間違えてません。
ちなみに、お飲み物とお菓子類だけで、書類とか一切持ってきていないようです。

伊都波 凛霞 >  
会場には飲み物などは用意されていなかった
飲み物が必要ならば持参かなといった感じだったが、せっかく持ってきてもらったものならありがたく頂戴しよう
風紀委員の用意したものなら、毒とかの心配もないだろうし

「あ、刑事部の伊都波凛霞です。今日はよろしく」
「まだ開場準備中だし、のんびりしてようね」

そう述べる進行役の凛霞も、椅子にかけてゆったりと手を組み待ちの姿勢
並べられる飲み物とお菓子…甘いものが好きな人なんかには、嬉しいのかもしれない

幣美奈穂 >  
お皿の上にはスアマが1個、タイ焼き1個、甘納豆と金平糖をひと摘みずつ。
別のお皿には買った塩昆布と自家製の浅漬け、糠漬けに梅干しを少しだけです。
それらをお箸で素早くちょいちょいと小分けしたお皿にのせまして。
さっささっさとそれぞれの椅子の前にです。
ふんぬっ、手慣れているうえにやる気溢れている美奈穂なのです。
お楽しみ袋的なポップコーン5袋はまだ開けません。

「わたくし、霊的予防係の幣美奈穂と申します。
 ——凛霞お姉様は何をお飲みになりますか?」

おっとりした動きだけど、手際はてきぱき。
身体を向けて丁寧に両手を身体の前にして頭を下げて、髪の先を揺らします美奈穂は、
とてとてっと台車の方にと。
台車の上には冷たいお飲み物として。
緑茶、麦茶、紅茶(砂糖入り)、みかんジュース、葡萄ジュース、お水
温かいお飲み物は
緑茶、玄米茶、煎茶、紅茶(ティーバック)、インスタント珈琲、白湯、
そしてお鍋に入れたままの海老真薯のお吸い物

にこにことして、無邪気なご様子でお姉様に問いかけるのです。
美奈穂は熱い緑茶なのです。

伊都波 凛霞 >  
「あ、じゃあ麦茶を…」

って、なんだか接待を受けているような気分になってきた
あまりにもこの美奈穂という少女の手際が良い

「凄いね、これ全部一人で準備したの…?」

文字通りの色とりどり
そのうち他の風紀委員や公安委員も姿を見せるとして、この光景には驚くのではなかろうか…

「霊的予防…ってことは今回の朧車の件にも関わったり…?」

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に神代理央さんが現れました。
幣美奈穂 >  
「はぁい♪」

弾むようなお返事で、リサイクルも可能なカップに、差し込んで持ち手となるのを付けますと。
冷蔵庫で冷やしておきました麦茶をとぽとぽとぽ。
コップを台車において両手で零れないようにいれるのです。

「はいっ!。
 お話とかするのに大事だと思いまして・・」

コップを小さなお盆に乗せて運んできます。
美奈穂として、お菓子がないのなんて考えられないことなのです。
そおっと、手を伸ばしやすい所でお盆を留めまして、
言われた言葉にお目めをぱちぱちっとします。

「朧車さん、たくさんレモンシュークリーム様と追いかけられました!
 もう、急にぐわわって来たり、
 お話してたら怒りだしたりで大変でしたわ・・」

しみじみとゆっくり頷きながらお応えするのです。
レモンシュークリーム様こと、ケットシーの◦レオンシュレーゲルスタインハウゼンベルガードルフ伯様。
朧車が煩いのでお昼寝できないと風紀委員会に苦情を申し入れにきたはずの、
妖精界から勝手に裏常世新宿にあるマンションを別荘にしている、
違法入島者・・違法入島精霊猫さんと、何故か朧車の時は大体一緒にいたのです。

神代理央 >  
「失礼します。幾分、遅くなってしまいましたが…」

風紀・公安両委員会の合同報告会…の様なものへの任意招集。
任意であれば参加を見送っても良かったのだが、件の『朧車』についての情報も共有できるとあっては、議事録の閲覧で済ませてしまうのは勿体ないか、と足を向けた。

こういう場で司会進行を何時も勤めている先輩委員の姿に、ちょっとだけ哀愁の色さえ浮かぶ様な苦笑いを浮かべつつ。

「………妙に飲食物が充実していますね」

はて、そういう集まりだったかなと首を小さく傾げながら、適当な席に腰掛けるのだろうか。

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に四方 阿頼耶さんが現れました。
四方 阿頼耶 >  
「どうもー」

軽い挨拶と共に会議室に入ってきたのは、サングラスをかけた男性。
へらへらとした表情を浮かべ、蒼いジャケットを着たそれは既に部屋にいる人物一人一人に軽く挨拶をするだろう。

「公安委員、第四特別教室の四方阿頼耶ってモンです。
 公安委員会側の使いとして参加させてもらうけど、問題ないかな?

 あ、俺ホットココアもらえるかい?」

伊都波 凛霞 >  
「あ、理央く…、神代くんも、お疲れ様。
 大丈夫、まだはじまってないよー」

こういう場ではちゃんとしなきゃ、呼び方を正す
まだ開場前、人がまばらに集まり始めた程度だ

配膳されたお盆から「ありがとう」と麦茶を受け取って…

「…レモンシュークリーム様?」

美味しそうな名前だ
そしてこの場も美味しそうな場になってきた…

「会議ってわけでもないし、ゆるい何かつまみながらっていうのもいいかもね」

ただ、公安委員の中には風紀委員をよく思っていない人もいる、逆も然り
そういった人は手とつけないかもしれないなあ、なんて思いつつ、
任意招集の場なのでそういう人はそもそも来ないかな、なんて思い直した

幣美奈穂 >  
他の人も来ると、ぱぁ~っとまたお顔が明るくなります。
いそいそ。

「駄菓子屋さんのお菓子と、あ、お昆布は買ってきたのですけど。
 お漬物とかわたくしが作ってるのです!
 あとでポップコーンの袋もあけますね!」

小皿をほとんど音をたてず、来た方の前にも置きます。
にこにこ嬉しそうなお顔なのです。
ついでに、

「何かお飲みになられますか・・?」

ついつい、お聞きしてしまいます。
ホットココア!、聞きまして台車の上を見るのです。
ないのです。
ないのですが・・ある場所は知っているのです。

「ちょっとお待ちくださいませ!」

慌て急いでいる風ですけど、草履を履いた美奈穂の足は、
とてとてっと男の人が歩く程度の速度です。
給湯室にココアの粉があったのです!
と、入り口から給湯室に向かう子なのです。

伊都波 凛霞 >  
「あ…」

阿頼耶が顔を見せると、少女は顔に少しの陰りを見せた
落第街での彼とのやりとりにおいて、背を押されたにも関わらず…何も為せなかったからだ
けれど、それはそれと割り切らなければいけない。すぐに表情を正して…

「お疲れ様です。四方さん。お好きな席について下さいね。
 もうじき報告会をはじめますので、しばらくお待ち下さい」

笑顔を作って、そう促した

四方 阿頼耶 >  
「あ、そーだこれ。
 異邦人街名物の『ホットビネスコ包み饅頭』
 皆で食べて頂戴よ」

そういって出すのは紙袋。
ビネスコとは異世界原産の、焼くと香ばしい胡麻のような香りがするのが特徴の胡桃系の木の実だ。
それを砕いて餡にして包んだ饅頭らしい。

「や、久しぶり伊都波ちゃん。
 いやぁ、前の懇親会の時はぶっちしちゃってホンットもーしわけない。色々立て込んじゃってさ。
 
 そっちの小さい子は……お手伝いさんかな?」

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に萌良 さだめさんが現れました。
神代理央 >  
「有難う御座います、伊都波先輩。
であれば何より…というか、寧ろ少し早かったくらいですかね」

己を下の名前で呼びかけた彼女にクスリと苦笑いを零しながら小さく一礼。
何かつまみながら、と言葉を投げかけられて視線を向け直す前に、眼前に置かれる小皿。

「ああ、ありがとう。今日は言葉より食べる方で皆の口元が忙しくなるかも知れないな」

小皿を置いてくれた少女に礼を告げつつ、お盆に置かれた麦茶に手を伸ばす。
温かいものも欲しいな、と喉を潤しながら――

「寧ろ、公安の参加者は歓迎でしょう。
風紀委員会二年、神代理央です。どうぞよしなに」

入室した公安の先輩に一礼して、彼の言葉に小さく頷くだろうか。

幣美奈穂 >  
ここでは見せなかった美奈穂の大冒険。
給湯室で、ココア粉の入った瓶が棚の高い位置にあるのでした。
椅子に乗って危うっしく背伸びしても指先しか届かず。
更に長い菜箸二刀流になって傍から見れば不安になる仕草で
無事にとってくるココア粉の瓶。
本人的に大冒険して会議室に帰ってくるのです。

とてて。とても軽い感じの足音で走って戻ってきます。

「今、ほっとココアもいれますわね!」

じゃぁ~ん、とココア瓶を両手で見せて宣言するのです。
そして鼻歌を楽しそうに奏でながら、ホットココアをちゃっくちゃっく。
お砂糖は美奈穂の好みでだいぶ多すぎぐらいにしてしまいます。

萌良 さだめ > にゃあ。 …あ、やべ。
(ドアの隙間からするりと現れたのは、一匹の猫だった。
 入り口で何かを考えるように数秒止まってから、頭を撫でるように前足を動かした、その瞬間…。
 その姿は人のものへと変化する。 もとい、幻の姿を解いたのだ。
 幻術をもたらすローブを脱いでから、空いている椅子の方へ。)

お邪魔しまーす。 公安の下部組織、戒魔の萌良でーす。
あ、飲み物はあるので大丈夫です。
(挨拶もそこそこに、背もたれにローブを置いてから座る。
 公安の下とはいえ独立行動や謎が多い自分の組織は、こういうときに
 きちんと出て「みなさんと協力していますよ」というアピールをしなければいけないのだ。
 面倒ではあるが…という思いを、取り出したペットボトルのお茶と一緒に飲み込んだ。)

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に鞘師華奈さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「いえ、またああいう機会はあると思いますから。
 私こそ、貴方からの助言や後押しを活かせませんでした。ごめんなさい…」

彼、阿頼耶に対しての負い目はこちらにも同様にあるのだ
場を弁えて…と言い訳を作って謝れなかった自分を恥じる
件の落第街の子供達の顛末については…公安委員にも報告が上がっていたことだろう


そして、ちらほらと人影も現れ…
麦茶で口を潤して、立ち上がる
進行役の席へといそいそ、移動だ

幣美奈穂 >  
人が増えてきました!
そろそろ、ポップコーンをお披露目する頃でしょうか?
するべきでしょうか?
自分で買ったけど中身はまだ知らない5種類の味のポップコーン。
商店街にあるポップコーンダディというお店で買ってきたものです。

なんかお手伝いさんに思われているらしい、
なんてまるで気付いていない幸せな美奈穂です。

ふと、なにか美奈穂の猫センサーに引っ掛かるものが。
ふいっと振り向きますと・・女の子です。
はにゃぁ、と小首を傾げさせてしまうのですけど。
新しく来た方の前にもいそいそと、駄菓子と乗せた小皿を置きます。
塩昆布と浅漬けと糠漬けのお漬物、それと梅干は箸休め用として、
二人で1皿と、その間に置いておきます。

「お飲み物、何か飲まれますか?」

と、ココアを四方様の前に置きながら、他の方にも聞くのです。

鞘師華奈 > 扉を数度ノックしてから、静かに足音一つ立てずにゆっくりと入ってくるスーツ姿の女。
まだ報告会の開始までは少々時間はあったが、既に人数はある程度集まっているようだ。

と、我らがボスの姿が目に留まれば、赤い瞳を数度瞬きをした後に軽く会釈を一つ。
それから、他の面々にも視線を向けながら軽く会釈をしておこうかと。

「どうも、公安委員会所属、2年の鞘師華奈です。こういう場の参加は初めてだけど一つよろしく。」

そう簡潔に自己紹介をしつつ、ついでに「そこの四方先輩とは同じ部署の所属になります」と補足も一応入れておこう。

ともあれ、空いている席があれば特に座る場所に拘りは無いので適当に腰を落ち着けようかと思いつつ。

四方 阿頼耶 >  
てとてととココアを持ってきてくれた小さい女の子に「どうもー」と言いつつ。
伊都波には「気にしない気にしない」と軽く笑って返した。
確かに報告に上がってるが、まぁ……色々上手くいかないものだ。
それに過ぎてしまった事。気に病ませすぎる事も良くはないだろう。

「随分人も増えて来たねぇ。
 あ、ウチからあと一人来るから、皆仲良くして頂戴…っと、言ってたら来た来た。

 それと…君が神代理央君ね。
 お噂はかねがね。
 ウチの…あぁ、”元”ウチのレオがお世話になってるよ。

 他にも色々な子が来てるから改めて。
 公安第四特別教室室長代理、四方阿頼耶です。
 ま、今日は司会進行役に伊都波ちゃんもいる事だし、こっちは気ままにお菓子食べながら色々報告させてもらうつもりだからよろしくね」

軽く笑いながら、後から来た後輩‥‥‥鞘師華奈に「こっちこっち」と隣の席へ誘って、自分が持ってきた饅頭を一つ拝借した。

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に山本 英治さんが現れました。
山本 英治 >  
扉をノックして入ってくる。

「失礼します、風紀委員一年の山本英治入りまぁす」

小さく頭を下げて。
どうにも居心地が悪そうに笑った。

「オーウ、美形揃いじゃないか。気後れするねぇ」

冗談を言って空いている席に座った。
少し痩せた長身がすぽっと椅子に収まる。

神代理央 >  
続々と入室してくる参加者達。
公安委員会の者もそこそこ来ている様子。
それだけ、今回の朧車の一件は公安にも何かしらの影響を与えていたという事か。

「ああ…ウイットフォードは良くやっていますよ。
少なくとも、風紀は良い買い物をさせて貰ったと言って良いでしょう。
最前線に立てる能力者は貴重ですからね。公安程、諜報面に強い訳では無い分、鉄火場で何とかしなければならないものですから」

小さく肩を竦めて、四方に言葉を返す。
そういえば、レオは公安からやって来たのだったな…と今更思い出していたり。
思い出さなければならない程、風紀委員でちゃんと活躍しているのだから、良い買い物が出来たというのは本心であったり。

「…会議前に私も軽く自己紹介だけ。
風紀委員会特務広報部部長、神代理央。二年生。
同僚諸氏はよしなに。公安委員会の皆様においては、此の会議を機に交友を深めさせて貰えればと思う所です。
どうぞよろしく」

ぺこり、と一礼してやって来た者達も含めて周囲に軽く自己紹介。

萌良 さだめ > 公安さん…どうも、お世話になってます。
その…こっそり動いているだけで、他んところの迷惑になったりしてないですよ。
このまえの裏渋谷の…朧車の件でも調査はしましたし。
報告書は、ええと、マルクト…局長から出させます。
(上部組織である彼女たちがいるのだから、頭を下げないわけにもいかない。
 ”マルクト”のやろうめ、自分が出たくないからって俺に押し付けたな。
 心の中でため息を付きながら、公安の皆さんにご挨拶。
 とりあえず、これで最低限の礼儀は果たしたはずだ。
 念の為防衛線も張っておくことにした。)

幣美奈穂 >  
あ、そろそろ座った方がいいのかしら?
美奈穂は空気が読める子です。
5つあるポップコーンの袋の1つを持ち、台車の下から愛用のクッションを取り出しまして。
空いてるお席を選びます。
台車に近い所にしておくのです。
このクッション、「この席とったわ」と場所取りにも使えるとても有能な子なのです。
それにこれを椅子に置いて座ると、高めな机でも問題なく座れるのです。

お飲み物を飲まれる方の前には、それぞれの前にお飲み物を置いてから。
自分のお席に着きます。
足が付かなくてぶらぶらです。
そして、わたくしも次に言うべきですかしら?、と。

「あっ、わたくしは・・あれ?」

そして気付きます。
小皿の上に、知らないお饅頭が増えてます!
どこの子?、とまじまじと見まして。
ポップコーンの袋を机に置きましてから、両手で新しいお饅頭さんを持つのです。
自己紹介してない事、お菓子に意識が向いちゃって忘れちゃったのです!
[1d5→5=5]
ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に織機 雪兎さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「こほん」

咳払い一つ、声の調子を整えて、卓上のマイクのスイッチを入れる

「本日は任意招集にも関わらずのお集まりありがとうございます
 報告会の進行役を任されました、風紀委員刑事部の伊都波です」

よろしくおねがいします、と深々と一礼。言葉を続ける

「定例、という程でもないですが、『朧車』の一件を含めた島内での事件や出来事、戦闘行為など、
 風紀・公安の持つ情報を交換、共有し、より情報の精度を高めることが目的です」

「会議室の周辺には本庁での会議同様結界も張られていますので、盗聴などの心配はありません。
 報告書に上がっていない細かい情報などでも構いませんので、
 島内秩序を守る組織同士、本日はよろしくおねがいします」

最後にもう一度礼をして、着席する

「さて、それでは本会議ほど肩肘を張る場でもありませんし
 各自報告のある内容を挙手と共に、発言していただけたらと思います」

そう言って、一度マイクのスイッチを切る
あくまでも任意招集、まだ途中から参加、といった人もいるだろう
形式張らず、自由に報告しあうほうが参加者としても進行役としてもいくらか楽である

織機 雪兎 >  
「シツレイシャース、オジャァシァース――アッ」

妙な発音と共に入室する風雲児。
そうしてから会議が始まっていたことに気付く。

「アッ、す、すみませんヤマタノサメボロスから道行くワンチャンを助けてたら遅れました……」

意味の分からない言い訳と共にそそくさと席へ。

神代理央 >  
登壇し、何時もの様に手慣れた様に司会進行を勤める彼女。
何時も大変だな、とは思う。思うだけで自分がやりたいとは露程も思わないが。

「では、私から一つ。
風紀公安両委員会においての関心事であり、直近の事件と言えばやはり朧車の一件かと思います」

「各委員会、及び有志によって相当数が討伐され、朧車については討伐完了という認識で宜しいかと」

「報告書が多々上がっておりますので、私から今更討伐時の状況等を報告する事はありませんが…類似した事件が起こった際の対応については、相応のマニュアルとドクトリンが必要かと思います」

「また、各委員会で共有されていない情報があれば、此処で情報を統合しておくべきかと。勿論、私の交戦情報についても必要があればお答えしますので」


先ずは朧車かな、と挙手と同時に立ち上がって発言。
出だしの話題にしてはちょっと重たいかな、と思わなくも無かったが。

神代理央 >  
「……お前は、偶には定刻通りに入室するという事は出来ないのか?」

と、奇妙な言い訳と共に入室した同僚には、呆れた様な視線を向けてしまうだろうか。
まあ、それも彼女らしいかと苦笑いを零しつつ。

織機 雪兎 >  
「ううううるさいなヤマタノサメボロスと激戦を繰り広げてたんだから仕方ないでしょ」

友人からの皮肉に文句を返しながら適当に空いている席に座る。
なおヤマタノサメボロスなどと言う素っ頓狂な生物は存在しない。

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に日下 葵さんが現れました。
山本 英治 >  
「……あれが最後の朧車とは思えない…」
「っていうと変な物言いになるんだけど………」

「あるだろ、まだ変な怪異が出てくる展開」

座ったまま発言した。
あれだけの攻撃的な存在がこの島にいることも。
今となっては最後の事件とは到底思えない。

「神代先輩が言う通り、類似した事件が起きた時に早急に動ける導線を作るのは大事かな…」
「対怪異かァ………」

伊都波 凛霞 >  
「朧車。討伐要請を受けた時には中規模な発生、とあったんですよね。
 報告書を見るだけでも相当数討伐されているみたいだけど…」

「これで大規模でない、とするならまだまだ上の事態も一応想定しなきゃいけないってことかな…」

凛霞自身は風紀委員としては古株というわけでもない
怪異自体の相手には慣れているものの、街規模の発生案件はさすがに未体験ゾーンである

「私は現地で戦闘はしていないんだけど、
 神代くんでも準備次第では梃子摺るくらいの個体もいたんだよね?」

報告書をぱらぱらと捲くりながら、質問する

幣美奈穂 > この新しい子は美奈穂のお楽しみにするのです。
両手に持ったお饅頭をじっくりと眺めて楽しんでから、
小皿に戻しながら小さくうむうむ頷くのです。
何か、人の話をよく聞いている風にも見えるから不思議です。

気を取り直しまして・・ポップコーン袋をあけま・・開けようと・・ちょっと頑丈です。
両手で袋を引っ張りまして・・ぱぁんっ!、といい音を立てて袋が開きます。
どなたか話していたらごめんなさい。

「あ、朧車さんですか?
 あの、大朧轟さんとお話する時、おやつはお煎餅はだめです。
 あと、熱いお茶を掛けちゃったりしてもダメですよ!
 大朧轟さん、怒っちゃいますから!
 わたくし、今日は失敗に反省して、スアマにしてみたのです!」

周りをあたふたと小動物の様に見ながら、言い訳のようにちょっと早口です。

どのポップコーンが開けたかというと・・ [1d5→1=1]

日下 葵 > 近況の報告会。
公安と風紀委員が情報交換のために集まると言うこの会議に、
あろうことか遅刻しての参戦である。

「よっと。おやおや、結構集まってますねえ。
 どうも、風紀委員会刑事部所属の日下です」

がちゃり、と静かにドアを開けて中を見わたすと、それなりに人がいて驚いた。
中には見知った同僚や友人もいるようで、
それなりにちゃんと会議の体をなしていた>

鞘師華奈 > ボスの言葉と手招きに応じて彼の隣の席に腰を下ろしつつ、それぞれの席の前にきちんと置かれた書類を手に取り、パラパラと軽く捲って流し読み。
飲み物に関しては、先ほど来る途中で買い込んできた缶コーヒーを傍らに置きつつ。

(…さて、私みたいな新人でも名前くらいは聞いた事がある面子も何人か居るけど)

どちらかといえば、今回参加したのはこういう場の空気に慣れるのと風紀の面々と繋ぎを持っておくべきだという打算もある。
とはいえ、それは態度にも表情にも出さず、司会進行役の風紀の刑事課の先輩が開始を告げれば、さて誰から話題を切り出すのやらと成り行きを静観していたが。

(鉄火の支配者――神代理央か。まぁ、矢張り朧車の事が最初に挙がるのは妥当だね)

何せ直近の出来事だし自分や上司を含めた公安の人間も彼の怪異の討伐には関わっている。
彼の報告を皮切りに、ぽつぽつと意見が上がり始めるが自分は静観のつもり――だったが。

「――確かに、風紀と公安で情報共有は密にするべきかと。それと、対怪異に優れた人材の発掘も危急ではありませんが検討の余地ありかと。」

一応、軽く挙手してから控えめに発言だけはしておこう。或る程度の存在感くらいは示さないといけない。

萌良 さだめ > まあまあ、そのキュウビノサメキャットの話はいいじゃないですか。
問題なのは”朧車”の話でしょう。
(見た目はともかく、年長者としては、黙って話を聞いているのもよろしくない。
 二人をなだめるように声をかけながら、第一の議題…。
 多分一番ホットであろう案件について軌道修正を試みる。)

割と数がいたってんなら、予兆として大きな魔力の乱れとかがあってもおかしくないなもんですが…。
当時の段階では、魔術的な見地では人の手の介入はなかったという結論です。
今となっては、恣意的なものなのか、あるいは偶発的なものなのかは追えないですね。
…報告は後日局長から出させますけど。
(風紀の人の発言に首を捻りながら答える。 
 加えて、身内の恥…というのもなんだが、局長を盾にして、
 公安からツッコミが入るであろう部分は埋めておいた。)

四方 阿頼耶 >  
HAHAHAと笑って遅れて来た知人に軽く手を振りつつ、そのまま話を始める。
朧車……実際、直近での一番大きな出来事はこれになるか。

「ウチも合計5体討伐をしたけど、亜種個体が多かったからねーアイツら。

 実際の所、怪異への対処は先ずは撤退、次に対策が基本だからさ。
 相性次第でバカみたいに手こずるから、無暗に人向かわせるって訳にもいかないんだよねぇ」

つまるところ、頭を使わないといけないという事だ。
ヘマをしたのを思い返すように、ちらっと同じ職場の部下にあたる華奈を見た。

「あ、一応朧車に関しては、こっちは対策に向かってた各委員会に送ってあるからさ。
 朧車が再発生、って場合になってもまー…今回ほど事態が大ごとになる前に収束できると思うよ」

鞘師華奈 > ボスからの視線に「分かってますよ」と薄い苦笑を浮かべた。後日反省会でまた説教されそうだが。

と、喫煙仲間が来た。顔を合わせるのは久々か。マモルに軽く右手を挙げて密かに挨拶をしつつ視線と意識は報告会へと戻そうかと。

織機 雪兎 >  
あとから来た知り合い、既にいる知り合い。
それぞれに軽く手を上げたり会釈をしたり。
さて、議題になっているのは朧車についてらしい。
朧車。

「――朧車ってなんだっけ」

ぼそり。
名前はどこかで聞いたことがあるような気がする。

幣美奈穂 >  
・・袋の中を覗きますと、黒めな茶色のポップコーンさん。
お鼻をぴくぴくさせ、漂う匂いは珈琲っぽいのです。
ちょっとオトナ向きっぽい感じです。

濃いめな苦味のエスプレッソ味のポップコーン。
椅子からするりと降りますと、皆さまの前に置いた駄菓子を乗せた小皿に少しずつ追加です。
男の人には多めにしておくのです。

「ぐわぐわって追いかけてくる朧車さん。
 気付いたらお空飛んでるので不思議な怪異さんでした・・」

余った分は袋に入れたまま、台車に置いておくのです。
お菓子やお漬物とか、お飲み物も足りなかったら自分で取って頂いても大丈夫です。
とお伝えしておきます。
もう1つポップコーン袋をとってお席に。
あと4種類ありますから!
あと、なんかにゃんこさん成分のあるお言葉が聞こえた気がするのです!

伊都波 凛霞 >  
「一言で怪異、と言っても多種多様ですからね。
 討伐に関しての初動の遅れからどれだけロスをなくせるか、でしょうか」

多数の亜種も確認されたのが今回の一件の特徴だろうか
飛行する個体や巨大なもの…報告書によってその特徴はまちまちだ

「織機さんは手元の資料に目を通しながらで大丈夫だよー」

事務仕事が常で現場には疎い彼女に、そう促す
机には今回の件に関する大量の報告書、文字の洪水である

織機 雪兎 >  
言われて資料に目を通す。
裏常世渋谷?とか言うなんだか属性てんこ盛りの地域に出たなんらかの怪異らしい。
怪異と言う言葉だけで顔がちょっと青くなる。
けれど仕事なので資料を読み進める。
出来るだけ文字だけ追いながら。

神代理央 >  
「山本の言う通り、朧車に限らず脅威となる怪異が出現する可能性は決して低くは無い。寧ろ、異界…『裏常世渋谷』の状況次第では十分過ぎる程に高い、と言わざるを得ないだろう。
だからこそ、場当たり的な討伐では無く、各組織間で連携した迅速な怪異の無力化が必要だろう。
また、その為のマニュアルは組織レベルで作成、共有するのが理想ではあるが」

と、山本の言葉に頷き、同意の発言を紡いで。

「ええ。単独・共同撃破も含めて数体の朧車を討伐しましたが、やはり私単独では特殊、亜種個体。及び複数の通常個体への対応は難しいものがありました。
私以外にも個人の力量で撃破した者も複数存在するとの報告を受けていますが、基本的にはチームを組んで行動すべきだったかな、と今になって思います」

梃子摺った事を素直に認めつつ、伊都波の言葉に頷いてみせた。

「人材発掘については大いに賛同するところ。但し、優秀な人材の取り合いになっては本末転倒かと。
各委員会への適正と本人の希望を鑑みて、有用な人材を登用する制度を整えたいところですが…此れは、委員会活動の権限では無いかもしれませんね」

ふむ、と考え込む様に鞘師の言葉に返答。
優秀な人材は、何時だって取り合いだ。

「……お煎餅…お茶…?いや、報告書自体は確かに上がっているのだが…そんな牧歌的な怪異だったか?
空中移動型の朧車は、確かに脅威ではある筈なのだが…」

こんな小柄な少女がこんなのほほんとしたノリで答えられる怪異だっただろうか。
まだまだ常世学園は己の常識が通用しないところがあるな、と苦笑い。

日下 葵 > 「おやおや、カナさんに神代くんに、山本さんから伊都波さんに雪兎さんまで。
 これは知り合いだけでずいぶん賑やかですねえ?」

喫煙仲間であるカナ(だけでなく山本くんも神代くんも喫煙者だったと思うが)
に返事を返すと、適当な座席に腰を下ろす。

そして知り合いに一通り挨拶をすると、今度は今日初めて目にする面々に挨拶をする。
その大半が公安の人間の様だったが、風紀委員所属で初見の者も数人見受けられた。

「ちょうど今は朧車についての話題ですかねえ?
 報告会と言っても、私は討伐とかには特に当たってはいなかったんですが。
 ちょっとした被害者、もとい討伐時に留意した方が良い現象に見舞われたもので」

チラリ、と神代くんに視線を移す。
もし目が合ったのなら、少し意地悪そうにニヤニヤして見せよう>

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に御幣島埜瀞さんが現れました。
幣美奈穂 >  
幣美奈穂、朧車討伐数8。だが本人に討伐した自覚なし。
大朧車を含め朧車の作る無限軌道空間に自由に入り接触、
大朧車と会話するものの、
何もきちんと聞けておらず、それどころか大朧車を怒らせ。
逃げ惑う幣委員を追いかけた大朧轟により討伐数及び委員被害が拡大。
本人は無傷。

なんてことも、報告書なら書かれているかもしれません。
朧車討伐8体のうち4体は、大朧轟が追いかけてきたのに巻き込まれただけなのです。
本人は追いかけられたり追いかけられたり追いかけられたりされただけで逃げてただけです。

「えへへ・・朧車さんがきた理由、お話してくれてたのですけど・・。
 お煎餅食べながら聞いたら、ぜんぜん聞こえないですわね!」

褒められ案件!?、とちょっとテレテレしながらお応えするのです。

神代理央 >  
「怪異の出現予兆、というのは重要な事です。
今回、魔術的な人為介入が無かったという情報だけでも重要なものですから、引き続き調査を継続して頂ければ」

否定の情報、というのは存外貴重なものだ。
萌良の言葉に返す言葉は、寧ろ安堵を含ませたものだっただろうか。

「朧車の再発は、ハロウィンを控えている以上出来れば遭遇したくはありませんね…。
対策を講じているのなら、万が一の初動は公安にお願いしたいですね」

学生達が浮つくイベント前に、異界の異形狩りまで手が回るとは思えない。
収束できるという四方の言葉には、素直に甘えておこうか。


「……その件についても、報告が必要でしょう。
出来れば"被害者"である日下先輩から報告をお願いしたいところではありますが、如何ですか?」

挨拶を返そうと向けた視線の先で、此方に向けられた意地悪そうな視線。
小さく溜息を吐き出すと、彼女に発言を促す様に言葉を紡ぐ。

伊都波 凛霞 >  

「そ、それは…無事で何より…」

報告書に纏めてたときに首を捻る案件がいくつかあったけどそれか、と納得する
テレテレと語る少女、実はこの子スゴい子なんじゃ…と一目置かざるをえない


「被害者…負傷者は沢山出ちゃったね。
 中々こういった規模の怪異討伐ってないから、不慣れの問題もあったんだろうけど…」

何より、一番最後に上がった報告では…自身の友人が行方不明になり、捜索を断念されている
いけないことだとはわかりつつも、やや暗い顔になってしまう

御幣島埜瀞 > 大分時間が過ぎた時間帯にこそこそと入り込んで
隅っこの席に腰を下ろしたちょっと変わった服を着た風紀委員。

置かれている資料をぺらりぺらりと捲って
ああ、うん、と独り唸りながらちょっと資料を眺めたり
報告を出し合っている光景を見つめていたり。

山本 英治 >  
「どうも、日下先輩」

軽く手を上げて挨拶。
知り合いというならかなりの数になるが。
親睦会というわけでもないため最低限にしておくべきだろう。

神代先輩の言葉から発展させて考える。
今後、必要になってくるのは……

「対怪異戦に向いてそうな人ねぇ………」

久那土会、なんて組織がある。らしい。俺は知らない。
『裏常世渋谷』に出向いて色々やってる。らしい。俺は知らない。
そういうところから風紀に引っ張って……

無理か。無理だな。違反部活らしいし。俺は知らないけど。
あまりにも捗々しくない己の思考にうんうんと唸ってしまう。

「伊都波先輩………」

暗い顔になる彼女は、この街の鏡のようだ。
後手に回れば回った分だけ、誰かの大事な誰かが犠牲になる。

織機 雪兎 >  
資料に書いてある、みなみこ先輩の朧車討伐数。
思わず資料とみなみこ先輩の顔を何度も見比べる。
あれ、もしかしてみなみこ先輩ってすごい人????

日下 葵 > 「お茶に、お話……?
 えっと、幣さんでしたっけ?討伐数8……?」

何かおとぎ話でも話ているのかと思うような発言に、手元の報告書を見る。
きっと報告書にはことの顛末がちゃんと記されているだろうと期待したが、
そこに書いてある内容もなかなかブッ飛んでいた。

”本当に話そうとしたのか……”


「お、ちょうどパスが回ってきたので発言の許可を。
 私の場合は討伐任務にあたっていたわけではなく、一般人としての報告となります。
 裏常世渋谷はいわゆる位相のずれた空間であり、
 日常生活を送る上で転送される可能性は非常に低いものです。
 しかし可能性が0ではないというのは皆さんも重々承知のことかと思います。
 
 今回私は裏常世渋谷に呑まれ、その転送先が朧車の内部だったわけです」

神代くんが発言のタイミングを回してくれた。
軽くウィンクするようにして礼を送れば、いつものふざけた口調から一転、
真面目な様子で報告を始めた>

幣美奈穂 >  
ちょっとてれてれしながら、またポップコーン袋との戦いです。
ハサミも持ってくればよかったです。
うーんっ、うーんっ、と一生懸命になりながら、
また、ぱかぁんっ!、と大きな音を立ててポップコーンの袋を開きます。

さて、今回のポップコーンは・・
[1d4→3=3]
神代理央 >  
「……いや、大型の朧車…ええと、大朧轟だったか。
それと交戦し、無事に生還し、討伐数を増やしただけでも十分ではあるのだが…。まあ、その、何だ。任務御苦労…?」

褒め称えるべきだが、手放しで褒め難い。
それでも討伐数8体は経緯こそどうあれ立派な数字。
人は褒めて伸ばすスタイルの己は、少女に素直に賛辞の言葉を述べるだろうか。

「……おや、御幣島先輩じゃないですか。まだ話し合いも始まったばかりですから、どうぞ気兼ねなく」

入室してきた先輩委員。
直接会話した事は無いが、彼女の所属故にその顔と名は記憶に刻んでいた。
入室した彼女に小さく一礼するだろうか。

萌良 さだめ > 継続調査ですか…。 うちはあくまでも公安のリソースなので、合同作戦が終わるまでは…ってところですかね。
その後は個人レベルでできる調査でいいならやりますよ。 上(公安)にナシさえつけてもらえれば問題ないですけど。
(下部組織ゆえの辛さである。 合同作戦ということならリソースは共有だろうが、
 普段は公安の下で動いている組織なのだ。 公安のいうことをきかないケースもあるが。
 そんな状態の中で精一杯できる回答を返してからため息を一つ。
 本当ならもっと調査をしたいところだ。 椅子の上にあぐらを書いて話をきく構えである。)

朧車の内部に? どういう転送があったか、もしわかれば教えてほしい。
魔術的ななにかだったら少しはわかることがあるかもしれない。
(刑事部の人だったか、彼女の発言に顔を上げて声をかけることにする。
 転送術なら…自分も全貌はわからないが、少しだけなら理解できるかもしれないし。)

織機 雪兎 >  
「え、まさかりおりんまもまも先輩ごとぶっ飛ばしたの???」

被害者と言う言葉と朧車の内部に入ったと言う先輩の証言。
うわ、と言う視線を同僚に向ける。

御幣島埜瀞 > 声がかけられた気がする。ふっと資料から一旦顔を上げると

「うむ、神代の倅か。朧車であったか余り縁がなくて済まぬ。
 主らの報告を聞いて把握する事に我は一まず努めよう。」

面識と名前は先輩柄覚えていたが話した事がない。
軽く左手を上げて挨拶代わりとしたい。今後は資料より皆の様子を眺め始める。

伊都波 凛霞 >  
昏い目先の出来事にとらわれている場合じゃない
英治の言葉ではっとなって、表情を作り直す。大丈夫だ、という視線を送り返した

「日下さんの言う通り、怪異自体の発生もそうだけど、
 一般生徒が偶発的に入り込んでしまう危険が問題かもしれないね…。
 それに、偶発的以外にも、任意で入り込む方法も噂レベルでいくつか、
 表に出ない都市伝説として扱われているから、興味本位や好奇心の的になりやすい…」

と、いってもSNSの流れを抑制するなんていうのも無理難題に近いのだが…

「私自身も先日、とあるアプリを使って渋谷の異界に任意的に入ることには成功しちゃってますし。
 いわゆる神隠しにも似た現象でしょうけど、それ自体の警戒も大事かもしれませんね」

言わずとも捜索期限の切れたその友人を探すためだったが、
あくまでも個人的かつ風紀委員の仕事として行ったものではないため、報告には挙げられていなかった

日下 葵 > 「朧車の内部に転送されただけならまだ良かったのですが、
 その朧車と言うのが運悪く風紀委員が討伐しようとしていた個体だったんですね。
 で、討伐の攻撃に巻き込まれて”死にかけた”わけです。
 本来であれば現場から離脱するための転移魔法が作用する所だったんですが、
 空間の位相がずれていたため正常な転送は行われませんでした」

淡々と報告をあげる。
死にかけた、とは言うものの、実際には一度死んでいる。
これはあくまで神代くんの面子を配慮ーーと言うよりも、
彼を精神的に追い詰めるならこの言い方が良いだろうという判断でだった。

「今後、裏常世渋谷において怪異の討伐を実施する機会を否定できない以上、
 任務に当たる際には一般人の有無、周囲の安全を確認する他、
 転移魔法などの空間に作用する魔法が正常動作するかの検証が不可欠かと思います」>

幣美奈穂 >  
なんか、こっち見られてる!。
ポップコーンの袋を開けて、ふうっと満足げにお顔をあげましたら。
見られていることに気付きます。

「あっ、えと。
 今度からハサミも持ってきます!
 あっ、埜瀞ちゃん!」

同じ係の子を見つけました!
前はお姉様呼びだったのに、いつの間にかちゃん呼びな美奈穂なのです。
わーいとばかり、片手をお胸の前で嬉しそうに小さく振るのです。

そして開けたポップコーンは、あっさり酸味の薄い黄色のシークワァーサー味
沖縄な味です。

「埜瀞ちゃんも、朧車さんとか、そういうなんか閉じこもってる人のとこ。
 お邪魔しますってできますわよね?
 ふつーですよね?」

話をそらしておくのです。
そう、これがオトナな対応という奴なのです。
美奈穂のオトナ力、今、120ぐらいです。きっと。

鞘師華奈 > 基本、自分はあまり発言せず周りの発言や意見に耳を傾けながら個々それぞれの考えやスタンスを探る立ち位置で今回は臨んでいる。
手元の書類にはそれぞれの討伐数や状況、どのタイプの朧車を討伐したのかも可能な限り記されている。

(…思ったよりも亜種が多いんだな。それに――この前の睡蓮と探索した時のあの機械仕掛けの蜘蛛の事も考えると)

――朧車とそれに対応した風紀や公安の人員の能力や装備を”模倣”した怪異の出現が今後増える可能性もある。
実際、推測に過ぎないがそれらしき蜘蛛と自分は既に遭遇している。
ただ、これは朧車の騒動が落ち着いた後のプライベートな理由で裏常世渋谷に赴いた時の出来事だ。

――この場で発言するには少々”リスク”も高いし確実に模倣怪異が増える、と決まった訳でもない。

遅参してきた新たな人物に軽く会釈をしてから、少し思案する。提言した対怪異に優れた人材の発掘・或いは育成…相応の時間と何より整備が必要だ。

(神代君も賛同はしているが、確かに人材の取り合いになったら本末転倒であるし)

そも、対怪異に優れた人材を見つけたとして、委員会に所属、あるいはアドバイザーとして協力してくれる保証は全く無い、悩ましい所だ。

「―――そもそも、怪異だって知性があるのは多い。朧車の”模倣”怪異、或いは類似した存在が今後出没しても不思議じゃない。」

ぽつり、と独り言のように述べる。朧車討伐のノウハウはある程度纏めてマニュアル、とまでは行かないだろうがやっておくに越した事は無い気がする。

織機 雪兎 >  
「りおりんサイテー……」

同僚を、しかも女の子を死なせかけるなんて。
ジトっとした目。

日下 葵 > 「山本さんもお久しぶりですねえ?ちょっと痩せました?」

軽く挨拶をしてくれたのは以前公園でタバコを一緒にすった同僚。
何だか以前にも増してやつれている様に見えるが、大丈夫だろうか。
周囲に聞こえないくらいの小声で挨拶を返して、調子を伺ってみた>山本


「お、雪兎さんも勘が鋭いですねえ。
 いやぁ、さすがにあの時はビックリしちゃいましたよ」

あっはっはっは!なんて大げさに笑って見せるのは、
当人(神代くん)への当てつけだろうか。
それとも後輩を心配させまいとして気丈に振る舞っているのだろうか。

十中八九前者である>雪兎

御幣島埜瀞 > おや、同じ係の者がおるぞ。幣の令嬢のようだ。
ちゃん付けであったか?違うぞ前は呼び名がお姉様呼びだったはず。
お姉さまという一寸溝みたいなものでなくなってまずは重畳。
手を振っている様子に こっちは軽く額の横付近で左手を振って返す。

「我か?入る先の安全が確保されていれば行けなくもない。
 準備なしにいきなり入るのは危険が及び難しいと見えるが。
 入れるか否か であれば 入れる。」

それが何か?なんて霊的予防係なら出来る動作であるな なんて零し。>幣

伊都波 凛霞 >  
「びっくりした…で済んだのは日下さんの異能あってこそだからね…」

他の人だったら間違いなく…である

「討伐に赴く生徒の戦型にも寄るところがあるだろうけど、一般生徒を巻き込んだら本末転倒だし、
 怪異討伐、渋谷の異界に関わらず注意を置きたいところじゃないかな…」

公安側からの報告なんかは実は初見のものも多かった
手元の資料とにらめっこしつつ耳を傾ければ、霊的予防係の面々は流石専門家と言えるような会話である

神代理央 >  
「出来る範囲で構いません。此方としても、公安委員会のリソースを過剰に消費するのは本意ではありませんから」

萌良の言葉に頷きながらも、過度な調査で消耗しない様に、と声をかける。
風紀と公安の協力体制の第一歩となればそれで良いのだから。

「いえ、先輩も御多忙である事は承知していますから。
情報共有の良い機会です。何かあれば、先輩の立場からも発言頂ければ幸いです」

情報の把握に努める、と告げた彼女に小さく頷いて再び一礼。

「…そう言えば、その模倣怪異とやら。大雑把な情報しか知らないのだが、どの様な個体だったか興味がある。
発言出来ればして欲しいし、詳細な報告書を頂けるのであれば其方でも構わない」

会議は喧々諤々――とまではいかないまでもそれなりに賑わっている。
発言か、報告書かどちらかあれば有難いのだが、と鞘師に視線を向けるだろうか。

「……補足させて頂きますと、日下先輩に重傷…というよりも、一度死亡させたのは私です。当該の一件においての報告書も提出しておりますので、後程会議の議事録に添付させて頂きます」

「……その件に関しては、何も言い訳はしない。完全に私の不手際だったから、存分に責め立ててくれて構わないさ」

日下と織機の二人に、力無く首を振る。
朧車の残骸の中で血の海に沈んでいた日下の姿は、未だ記憶に新しい。

四方 阿頼耶 >  
「実際の所そうだねぇ。
 裏常世渋谷事態が”潜入方法”は確立されてても”取り込まれる”のに関しての法則性が分かり切ってないってのは大きな問題な訳で。
 おかげさまで入る気のない一般人が入っちゃう、って事態が起きがちなの、正直面倒だよねぇ。
 とはいえ現状それを回避するっていうのも…ねぇ?」

何時どんな切欠で裏常世渋谷に巻き込まれるかも分からない。
入る方法が分かっててもそれをどうにかしなければ被害が拡大するのは当然だ。

「何より、さ。
 ”逆”も怖いからね」

逆に”怪異が表に何の拍子で出てくるかも分からない”という事でもある。
言ってしまえば、何時爆発するかわからない時限爆弾みたいなものだ。

幣美奈穂 >  
やっぱり普通のことですよね!
美奈穂は嬉しそうに埜瀞ちゃんにうんうんと頷くのです。
ちなみに美奈穂のやり方は、そういう閉じられた中のものを仮神として拝んで
二拝二拍一拝して入るというので、相手次第ではもう少し色々してからと。
相手を参拝してするりと入っちゃう方法なのです。

雪兎お姉様のお言葉にお目めぱちぱち。
そして、神代様にお顔を向けまして、澄んだお目めで見ながら首をかくり。

「理央お兄様はサイテーさんなのですの?」

純粋な目で真っ正直に尋ねてしまう美奈穂なのです。

山本 英治 >  
「……体調不良が長引いてて…」

日下先輩にそう伝えて苦笑い。
ディープブルーの異能者を殺して呪われた。
そう知っている人もいるかも知れない。
そして最近は頻度が減った上で悪化している。

最近、俺が見る親友の幻影は血塗れで笑っているのだ。

そういえば、ディープブルーのことも議題に出すべきか…
悩んでしまう。今となっては強大な敵なのだが。
わかっていることが少なすぎて対策のしようもない。

伊都波 凛霞 >  
「生徒みんなに理由なしに渋谷に行くな、なんてことは言えないし、今回の件も都市伝説として処理されてますからねー…」

うーん、と麦茶を口元に運んで考える
…と同時に、阿頼耶の言葉にぴくんと反応する

そう…こちらが侵入し、離脱することが出来るのだから、
向こう側から条件さえ満たせばこちらに…という可能性は大いにある
かといってそのプロセスを完全に解析することも難しいだろう

「そうなるとやっぱり対怪異の殲滅精度を上げて
 初動をマニュアル化なんかしつつ後手で迅速に対応するしかない、でしょうか」

日下 葵 > 「普段の私ならビックリすることも無いんですけどねえ?」

通常ならまず死にはしないし、死にそうになれば安全装置が働くから。
ところが当時は本当に死にかけた。
本来であればピクリとも笑えない状況であったことは間違いない。
それでも本人が笑い飛ばしているのは本人の歪な感性のせいだろう。


「責めているだなんてそんなそんな。
 むしろワクワクするくらいでした。
 ともても久しぶりの感覚でしたからねえ?
 それに、私が生きているのも神代くんが”一生懸命”処置してくれたおかげですし?」

気にしない気にしない、なんて言って励ます言葉の端々には、
彼の重荷になるような雰囲気が見て取れる。
そしてわかりやすく肩を落とす様子は見ていて非常におもしろい>

鞘師華奈 > 「――私が遭遇した個体は朧車の討伐が一段落してからだけど、一言で言うなら巨大な機械仕掛けの蜘蛛、かな。
体長は目算で10メートル以上、ビルの壁面に張り付いていたよ。
蜘蛛の攻撃手段は”砲撃”と多数の機関砲による”面制圧の射撃”がメインだった。
――私の推測でしかないけど、これは神代君の能力を参考にした可能性がある。
そして、その機械仕掛けの中身は――いや、核となる本体は小型の影のような怪異だったよ。
朧車の車両内に出現する怪異にも確か同じようなタイプは確認されていた筈だ。」

出来るだけ簡潔に纏めて模倣怪異について情報を求める神代少年に答える。
勿論、プライベートで赴いた”理由”やもう一人”同行者”が居た事はきっちり伏せさせて貰うが。

「――つまり、朧車の内部に居た怪異の”生き残り”あるいは情報を共有していた怪異が君の能力…あの異形を”参考にした”可能性が少なからずあると私個人は思っているよ。」

あまり目立つ発言はしたくないのだけど、気に掛かっていた事だ。何より彼の能力の模倣の可能性がゼロではない以上は本人に話しておく必要があると感じた。

織機 雪兎 >  
「いやまぁ事故はどうしたって起こるけどさぁ……」

風紀の仕事は怪異の討伐だけではない。
これが不死身の先輩だったから良かったものの、一般生徒だったら不祥事なんてレベルじゃない。
安全確認大事。

萌良 さだめ > (朧車の退治に関しては、なにか内部で一悶着があったのだろう。 とはいえ、だ。
 以上ないくらいにわざとらしく、クソデカため息。)

情報交換の場だって聞いてたんだが、身内の晒し上げは情報に含まれるのか?
報告書も出ているそうだし、個人の責任がどうこうって話でもないんじゃないか。
責任を持つのは組織であって、実行した人間じゃない。
そうでなきゃあ人のために動くことなんてできないと思うがね。
(ぷい、とそっぽを向く。 真面目に喋りすぎたし、年下に説教するのもあんまりよい仕草じゃない。)

日下 葵 > 「裏常世渋谷での活動をマニュアル化すると言うのなら、
 活動部隊をユニット化し、その人員のなかに索敵能力者を入れることで、
 一般人の巻込みはある程度減らせないでしょうか。

 大火力の能力者や魔術の使用者はどうしても
 索敵能力や機動力に制限がついてしまうものですし、
 マニュアル化とセットで最小構成部隊の編成を提案します」

つまるところ、事前に防ぐことが難しい事件である。
先ほどのグループでの対応案に加えて構成人員の役割分担までしておいた方が飯井のかもしれない>

御幣島埜瀞 > 普通とは何ぞ。常日頃より精進在るのみぞ。
埜瀞の行い方は怪異を上の立場と見立て下の立場よりお願い申し上げ
二拝四拍一拝をし簡単な儀式を続けてしてからお伺いを行い入るもの。
拍の回数が多いのだけど多い少ないに大きな違いはない。

「裏常世渋谷の空間そのものが異常極まりなく、
 あの地は魑魅魍魎の蔓延る危険地帯ぞ。怪異と人が住まう地は本来分けるべきであろうに。
 都市伝説として残すべきか物語として後世に残るか、ふむ」

「情報交換の地は 身内の恥をさらす所ではあるまい。」
矢張り情報交換会は責任の擦り付けも含まれるかとざっくりと眺めたり聞いたり独り言をつぶやいたり。

幣美奈穂 >  
シークワァーサー味のポップコーン。
椅子を折りて皆様のお菓子皿の上に追加していきます!。
今度は女の子に多めです。

うっきうっきとして、新しいポップコーンを1個。
おいしぃっ!、と両手でほっぺを抑えてしまいます。

・・濃い茶色なエスプレッソ味は美奈穂には早かったようです。
お隣の山本様のお皿にひっそり移動させておくのです。
金平糖の甘さ、それで緑茶をくぴり。
お口直しに、塩昆布。そして緑茶をくぴり。
お口をリセットさせて、またポップコーン。
ちょっと幸せなほわほわした雰囲気を放つ美奈穂なのです。

織機 雪兎 >  
「アイスイマセン」

怒られたのでしょぼんとしておく。

神代理央 >  
余りに純粋な視線で"サイテーさん"と呼ばれるのは中々堪える。
しかして、それは否定出来る事でも無い。

「…あぁ、まあ、そう、だな。うん……」

まして、相手は小さな子供…の同僚。
溜息交じりに、彼女の言葉に頷くだろうか。

「そうですね…。情報収集においては、一日の長がある公安に。実働の対処については風紀メインで動ければ一番理想的ではあるのでしょうが。
今回の件は、鉄道委員会含め各委員会の対応もあってこそでしたから、風紀公安以外の組織とも連携を密にとっていきたいですね」

ふむ、と伊都波の言葉に頷いて。
現状はそれが最適解かな、と内心思案気味。

「……同僚への救命活動は当然の義務であるからな。
寧ろ、そうなった状況を造り出してしまった事を恥じ、以降その様な事態が起こらない様な対策を講じられればと思う次第だ」

気にしない、と言われれば寧ろ気にしてしまう。
小さな溜息と共に、緩く首を振りつつ言葉を繋ぐだろうか。

鞘師華奈 > 「―ーそういえば、一般人といいますか…生活委員会所属の《直し屋》角鹿建悟君が裏常世渋谷に”取り込まれた”際に風紀の特別攻撃課との”共同戦線”で朧車を一体討伐した、という話も聞きましたが。」

そういえば、と。生活委員会所属なので一般人、という訳ではないだろうが非戦闘能力の持ち主と探った情報では届いている。
まぁ、ちょっと気になった事なので話題の本筋からは大いに外れているが。

山本 英治 >  
「どうも?」

幣さんにもらったエスプレッソ味のポップコーンを食べながら。
ぼんやり考える。
これから自分に何ができるだろう、と。

これからも街を守っていくために。
自分が心がけるべきものは何なのだろう。

伊都波 凛霞 >  
『朧車』の議題は直近の事件であることも含め、様座な報告や知らなかった事実が齎される
今後の対策などの意見も含めて、議事録なんて立派なものではないけどちゃんとメモをしておこう
様々な意見や対応策、次に同じ現象が起こった時にはきっと前よりもうまく対応できる…そう感じさせる

朧車に関する報告や意見交換などはほどほどに行われたかな?といったタイミング

「あの…」

挙手はせず、声をあげる
進行役としての言葉でもなく、報告でもない

「この風紀委員の最後の報告書の…行方不明になった史乃上空真咬八という生徒なんですが、
 誰か彼についての何か…、知りませんか…?お願いします、どんな小さなことでも構いませんので」

リストされた報告書の一番最後のページには
救助活動中における消息不明者(LOST)として捜索が打ち切られたことを示す一文がかかれている
風紀委員としては、既に論ずるに値しない内容だ

それでも公安委員も同席するこの場ならもしかしたら何か…と
やや不安に表情を翳らせながら

幣美奈穂 >  
なんか、神代様がしょんぼりさんです。
小皿に乗せてあるタイ焼きを半分こ・・見比べまして、大きい方の頭側を手に取り、
椅子から降りますと、
てこてこ。

そぉっと、神代様のお皿にタイ焼きを半分差し上げます。
美味しいタイ焼きで元気出してくださいませ・・。
そうお祈りしてから、お席に戻るのです。

御幣島埜瀞 > お茶菓子が配られたようなので 南国味のポップコーンなるものを咀嚼。
不思議な味にうむ?と首を傾げて面白き味があるものぞと感心。
しまった 菓子を持参してくるのを忘れてきてしまった。

「美味であったのでお返しと致すぞ」

今あるのはお茶のティーバック(未使用)。それを簡単な式神を起動させて、
ティーバックをてってふと5センチくらいの白い人形の式神が幣ちゃんの皿の上に移動。
お使いが終わればひらぁんと式神はおしまいとばかりに元の紙に戻るのです>幣

織機 雪兎 >  
先輩が口にした名前。
それを聞いて一瞬動きが止まり、慌てて資料を一番最後まで捲れば、確かにその名前が書いてあった。
友人の名前。

「――は?」

視界がぐわんと揺れた様な。

山本 英治 >  
「史乃上空真咬八」

呟いてから、首を左右に振る。
情報を一切持っていない。
それが歯痒くもある。

鞘師華奈 > 「史乃上空真咬八――…」

自分は面識は無いし、公安としては恥ずかしいが最低限の情報しか知らない。殆ど知らないのと何ら変わらない。

ボスは何か知ってる?という感じで隣の上司を一瞥するが。

神代理央 >  
「……私の異能を参考に…?確かに、朧車戦において裏常世渋谷にてそれなりに異能も使用したし、撃破もされた。
しかし、その様な怪異が存在するとなると…力を行使し過ぎるのも考え物だな…」

まさか、己の異能が"参考"にされた挙句、公安と交戦していたとは。
模倣怪異――その存在を危険視しつつも、上手く使えないものかなと思案顔。

「恥を晒す、という点については同意するところではありますが、今回の日下先輩の件については私に非がある事は認めざるを得ません。
ご心配と御配慮は感謝いたします。しかし、同様の事案を発生させない為にも、敢えて身内の恥を晒す真似を御許し頂ければ幸いです」

と、此方に配慮してくれた様な二人に一礼しながらも、今回の件は己に責任があるから、と首を振る。
今回は死者が出なかったからまだしも。次同様の事件が起こった時、前例となるこの件の情報で被害が防げるのならば、それは必要な事なのだから。

「史乃上空真咬八……行方不明になった事は報告書にて拝見しましたが、それ以上の事は…。
朧車の件が収束して以降、私も裏常世渋谷には足を踏み入れていませんので…」

彼女の言葉に、申し訳なさそうに言葉のトーンを弱める。
鉄火場に立ってばかりの己は、彼に対する情報を何も持ち合わせていなかった。
それが、申し訳ない。

日下 葵 > 「それは痛ましい。
 まま、こういう仕事場にいた方が気が紛れるってモノでしょうか?」

体調不良が長期化しているという山本くんの返事に、少し首を傾げた。
怪我は全快したと思っていたが。
もしかして精神的に参ってしまったのだろうか。


「あれ?責任問題になるんです?私の件」

何で一番被害を被っている人間がこんなにヘラヘラしているのだろう。
険しい雰囲気に置いていかれてしまわぬ様、それでいてアホっぽく応答した。
生きてたんだから良いじゃないか。
死なないように対策した上で、死ぬつもりで活動しているわけだし?なんて。

無論組織である以上何かあれば誰かが責任をとるわけだが。


「神代くんが最低なのは今に始まったことじゃないですよねえ?」

容赦が無い。
傍から見たらドン引きしてもおかしくないほどの煽りである>

四方 阿頼耶 >  
「ふーむ」

一瞥した部下の方を見てから、他の様子を確認する。

御幣島埜瀞 > 史乃上空真咬八という者が行方知れず。
情報不所持、我は此度の事件前線には一度も出ていない。
面識がないので探す手段があったとしても手出しすらできない。

幣美奈穂 >  
スアマ、タイ焼き、甘納豆、金平糖の駄菓子が乗った小皿がない方に、渡しておくのです。
お口直しの塩昆布、自家製浅漬け・糠漬け・梅干しはお二人で一皿です。

「わぁ・・こんにちは?」

白い人形ちゃんがティーバッグを運んでおいてくれます。
目を大きくして、嬉しそうなお顔。
ちょんちょんっとご挨拶して突いたら消えちゃったのです。

「カミヤ・・様ですか?」

ティーバッグを両手で持ちながら、おくびを横にふるふるとします。
美奈穂、4年目だけど知る世界は狭いのです。

日下 葵 > 「史乃上空真咬八さんですか?
 私も特にこれといって情報は持ち合わせていないですねえ」


行方不明者。
この島ではよくある……とまではいかないものの、珍しい話でも無かった。
特に風紀委員とか、公安委員をやっていれば行方不明の話は比較的よく耳にする者もいるだろう。
しかし生憎、役に立ちそうな情報は手元には無かった>

神代理央 >  
「……あ、有難う。すまないな、気を遣わせてしまって」

小さな少女に慰められるとは、些か気落ちし過ぎていたかなと思わなくもない。
小さく苦笑いを浮かべて彼女に礼を告げて、タイ焼きをはふはふと頬張るだろうか。

「……思う所があるのは分かるが、それ以上は控えて頂けませんか、日下先輩。
議論すべきは今後類似する事案が発生した際の対策です。
私が最低、という事は否定しませんが、それは議論すべき事案ではない」

此方も責任を感じるところではあるが、落ち込んでばかりいては他の参加者にも申し訳ない。
幾分表情を引き締めると、淡々とした口調で日下に声をかけ、小さく頭を下げるだろうか。

伊都波 凛霞 >  
彼は一生徒、一風紀委員、である
名も知らなければ、名すら知らないのも、面識がなければ仕方がない

「……いえ、ありがとうざいました。
 公安の方々なら、風紀にはない情報が、あるかもと思って…」

捜索が打ち切られる一週間どころか、もう二週間が経とうとしていた
この組織に身を置くなら…そういうこともある

「すいません。腰を折っちゃって。
 島の秩序を守る組織として、今は次に目を向けるべきですね」

…視界の端に、呆然とした顔の雪兎が見える
無理もない。朧車の一件すらしらなかった彼女は、今日初めてそれ知ったのだから

幣美奈穂 > 「裏常世渋谷ですの?
 今度、レモンシュークリーム様に聞いてみます!」

よく判ってないので、明るい元気なご返事です。
裏常世渋谷に勝手に住んでいるケットシーのレオンシュレーゲルスタインハウゼンベルガードルフ伯様なら、
何か知っているかもしれませんから、とお伝えしておくのです。

萌良 さだめ > とりあえず、戒魔局の意見としては…転送魔術は推奨しない。 これに尽きる。
そも、転送魔術は技術的に確立もされていない。 数十キロの塊…人間を移動させることすら難しい。
治療魔術が使えるメンバーを増やすことを推奨する。
(断言。 異能を持っている人も希少、術も安定しない。
 その状況では、厳しい環境で使用するわけにはいかないという判断だ。)


色々な委員会に手を回す必要がある、か…。
この件、合同で対応するなら公安さん側でうまく音頭を取ってもらえると助かるんだけど…。
(チラッチラッ。 公安の人たちに視線でアピール。
 もっとも、親である公安のいうことを効かないことがある戒魔局がいったところで
 どれだけのアピール力があるのかというところだが。)

四方 阿頼耶 >  
周りの様子を見て、反応が落ち着いたところで手を上げて。

「――――一ついいかな?」

発言の許可を求めるだろう。

山本 英治 >  
「まぁ……そんな感じで職場にいさせてもらってます」

首の辺りを掻いて日下先輩に返事をする。
職場にいるほうが落ち着くし、そういう約束もある。
安易な逃げが許されるとも思っていない。

「ディープブルーって違反部活が幅を利かせているので皆さん気をつけましょう」

手短に発言をして、四方先輩の方を見た。

伊都波 凛霞 >  
「あ…どうぞ、四方さん」

気を取り直して、進行役としての務めに戻る
挙手した阿頼耶へと、発言を促した

レモンシュークリーム?様に聞いてみると言ってくれた美奈穂には、ありがとう、と込めた笑みを返す
ちょっと底の知れない彼女。もしかしたら…と思ってしまったのかもしれない

幣美奈穂 >  
「あの子たちなら、なんか見てるかもしれませんけれど・・」

と、さっと窓に目を向けます。
そこには、そぉ~とお顔を隠す窓の外のトコヨスナギツネさんの姿が。
人に見つかると隠れる習性がある精霊の彼ら。
どこにでも現れるあの子たちなら何か見てるかもしれませんけど。
お話してくれませんし・・。

鞘師華奈 > 先ほどからちらっちらっとアピールするような視線を感じる。
戒魔局としては親元である公安側に音頭を取って欲しい、という事だろうか?
ただ、自分はただの公安の新人であり隣には上司も居る。彼もとっくにあちらの視線アピールで察してはいるだろうから自分は取り敢えず黙っておこう。

(と、いうか調査とかならまだしも根回しや調整は私は不得手だからなぁ)

心の中で嘆息。あと、神代君に報告はしたがまぁ彼が何を考えているか、模倣怪異を”利用するのか否か”は彼自身の判断と思惑に任せようか。

日下 葵 > 「おっと、これはお喋りが過ぎましたかねえ?」

いけないいけない。ついついからかい過ぎてしまった。
私も別に遊びに来たわけでは無い。
ーーからかいと呼ぶには度の過ぎた言葉が一度止まる。


「あら、そうなんですか?
 私は魔術の方はからっきしでして。
 私としては腕や足の一本でも、
 ちゃんと転送してもらえればとても助かるんですけどねえ?」

位相のズレた空間では転移魔法は推奨しない。
萌良の言葉に興味を引かれたように応答する>

神代理央 >  
山本の言葉に、ディープブルーの件を議題にあげるべきかと少し悩む。
情報が少なすぎる事。シスター・マルレーネの誘拐事件の初動を風紀委員会としては失敗している事。その理由が如何ともし難い事。
とはいえ、情報は共有されなければならない。
朧車の議題が片付いたら、提案してみるべきかと思案しつつ――

「ええ。公安の意見は是非御伺いしたいところですので、是非に」

挙手した四方に視線を向ければ、此方も一度発言を止めて彼に視線を向けるだろう。

御幣島埜瀞 > 「でぃーぷぶるー?深い青?違反部活は後から後から湧いて出る蝿か?
 然し忠告は受け取ったので気を付ける事と致す。」

精霊か、精霊…窓の方へと視線をつらっと向け
報告会が終わったりした後にこっそり聞いておこうと思ふ。
公安より何か意見が出るようなのでちょっと黙る。

幣美奈穂 >  
お目めぱちぱち。
そうなの?、と位相のずれた空間に入るのは駄目というのに、
不思議そうにして埜瀞ちゃんの方を向きます。
よっぽど拒否したり強力な層でなければ、普通に入れちゃうわよね?
と問う視線なのです。

気を取り直しまして、次のポップコーン!
2回も開けるのに大きな音を立ててしまった美奈穂は、
次の1袋はきちんと考えてます。
四方様に渡して開けてもらうのです!
と、椅子を折りて四方様のもとにです。

次のポップコーンは・・
[1d3→2=2]
四方 阿頼耶 >  
「別件で話そうと思ってたんだけど、丁度いい機会だからさ。

 これは風紀委員の皆さんの耳に通しときたかった事なんだけど、最近落第街に”風紀委員を狙って敵対行為を行ってる個人”がいるんだよね。
 俺らはそいつの事を『F.U.R.Y』って呼んでる。ヒューリィ、つまり憤怒だね。
 
 特徴は左腕。鎧みたいな腕で殴ってくる単純なパワーファイターだけど、兎に角凄い執念で襲い掛かってくるのよ。
 現状落第街から外で活動してる様子はないけど、風紀委員は遭遇したら気を付けて頂戴。」

既に被害者も出ている案件。
風紀委員にも耳にしている者はいるだろう。

「ま……今のタイミングで話始めたのには訳あってさ。
 そいつを気を付けてってのもあるんだけど……伊都波ちゃんの話に絡む可能性のある話がコイツについてくるのよ


 ぶっちゃけた話、裏常世渋谷に関わる話…さ」

萌良 さだめ > (質問にはしかめっ面で唸った。 そう、彼の言うとおりである。
 別に人間じゃなくても、武器なり道具なりでも転送が安定してできれば、それが良いのだが。)

腕の一本でも、うまくいけばいい方だと考えているよ。
常世にはいろんな存在が次元を渡ってくるだろう。
ってことは、それだけ安定していないって言えるんじゃないか?
そんな常世の中で…渋谷と裏渋谷はさらにねじれている。

と考えると…まあ腕一本でもきれいに転送できれば御の字なんじゃなかろうかね。
転送魔術はなんとかしたいところなんだけどな、本当に…。
(肩を落としながら答える。 結局の所、未だに誰も転送魔法を完成させ、
 普及させていないというのはそういうことなのだ。)

織機 雪兎 >  
しばし茫然としていたけれど、先輩の話に関係がある可能性がある、と聞こえた。
若干青い顔でゆっくりそちらへ目を向ける。

御幣島埜瀞 > 自己責任で動けばよいではないか。
位相?ああこちらではそういうのであったな。
無理やり危険を冒してまで強行偵察為りに
…一度ゆっくりと認識のずれを御話合いすべきか?という視線を幣ちゃんさんへ。

そもさも得意な事が被っていないから認識のずれはあるわけで。
ばちばちと絡む視線、入れるの認識のずれ 発見。

幣美奈穂 >  
鎮護や結界や黄泉渡りは、幣家の女なら得意とする所なのです。
美奈穂の場合は攻める手段がほとんどないのですけど・・。
首をかくーり。
ここは、係長さんにお話し合いの場として甘味巡りを提案すべきかしら?
視線で会話なのです。

伊都波 凛霞 >  
『F.U.R.Y』…報告書の中で一応見た覚えがある、といった程度だった。記憶を探る

「落第街の危険人物…という認識かと思ったんですが、渋谷の異界に関わっているんですか?」

最近のパトロールでは遭遇していない
運が良かったのか、それとも…

とにかく、もしかしたらの可能性でも見逃すことはできない

神代理央 >  
「ヒューリィ、か。まあ風紀委員会への敵意を燃やす者等、落第街には吐いて捨てる程おりますし。
御忠告と情報には感謝致します。見つけ次第、迅速に対処させて頂きますとも」

やはり落第街の掃滅に力を入れるべきだろうか。
四方の言葉に頷きつつ、裏常世渋谷に関わる事と聞けば其の侭続く言葉を待つだろうか。

四方 阿頼耶 >  
「このヒューリィって男、こっちで調べた結果”裏常世渋谷に侵入してた”って情報が入ってるんだよね。
 そして、それ以降左腕を異形化させる異能を使って風紀委員とぶつかるようになった。

 元々裏常世渋谷には『新しい異能を目覚めさせる何かがある』って噂があった訳だけど、それを実際にやってのけた可能性が高い訳。
 ただこっちで裏常世渋谷に入って調査を行っちゃいるけど、そういう『何か』を発見ないし遭遇は、今のところない。



 つまりこのヒューリィって男は『俺達の知らない裏常世渋谷に関する何らかの情報を持っている』…って考えられるんじゃない?」

あくまで仮説だよ、と言いつつ、自分の考えを報告する。
裏常世渋谷で実際に『異能を入手した』のであれば…の話ではあるが。

「そうじゃなくても、それが事実なら俺たちの知らない裏常世渋谷の『深い場所』が存在するというのを、コイツ自身が証明してる。
 ……手がかりになるかは、分からないけどね?」

日下 葵 > 「なるほど?詰まり破けたり、歪みのある図法を使った地図を頼りに
 実空間上で正しく移動しろと言われているようなものですか」

そりゃあ確かに難しい。

「私としては生きた細胞を別の安全な場所に飛ばしてくれるだけで、
 かなり安心できるんですけどねえ」

萌良の話を聞いて納得。
となると裏常世渋谷での活動は本領の発揮が難しいなぁと。


「F.U.R.Y……?」

初めて聞いた名前だ、と言った顔。
無理も無い。だって報告書を読み込む習慣が無いのだから。

「風紀委員を狙って、ですか。
 最近、そういうの増えましたよねえ」

まるで”風紀委員が治安の悪化を招いている”と言わんばかりの輩。
私も遭遇したことが無いと言えば嘘だ。

「つまり、後天的な異能の発現を、なんらかの方法で意図的に獲得した、と?」>

幣美奈穂 >  
両手でポップコーンの袋を持って、四方様に「あけてくださいませ」と。
ポップコーン袋を四方様の前に突き出すように見せるのです。

うんうん、ひゅーろぃ。あれ、大変ですものね。
美奈穂、きちんと判っておりますわ。
ちょっと辛いのでしょう?
聞いているようで聞いてない美奈穂なのです。

伊都波 凛霞 >  
常世渋谷の裏側に関する噂については色々と調査も進めている
確かに、噂の中にはそんな眉唾のようなものもあった気がするが…

「まさか、本当に新しい異能に目覚めるなんてことがあったとしたら
 噂を噂として殺しておかないと大変なことになりますね…」

自分の異能に不満を持つ者
異能がなく、劣等感に喘ぐ者
可能性という名の麻薬に侵された者

そんな人間は、生徒も含め島中にいるのだ

そして、自分たちの知らないあの異界の情報を持っている可能性には…小さく頷いた

御幣島埜瀞 > 「ひーりぃ?舌噛みそうぞ。風紀委員は軒並み
 裏常世渋谷に警邏する際は身を引き締め気を付けば宜しかろう。
 風紀委員と身バレするとまずいのであれば、単体行動は難しいと見える。」

世知辛い時期になったものぞ。
食べ終わった菓子袋が少しあるので捨てる前に 折り紙をし始めた。
折り終った折り紙は鶴の形となり ひとりでにぱたぱたと
羽ばたいては着地をするの繰り返しを地味に。

神代理央 >  
「で、あるならば」

パチン、と両手を叩く。

「そのヒューリィとやらの身柄を先ずは確保せねばなりませんね。
その男が情報を持っているにせよ、持っていないにせよ。
風紀委員会への敵対行動は何方にせよ感化できませんから」

其の侭下ろされた手は、テーブルを指先でとんとん、と叩き始める。

「丁度良い機会ではありませんか。朧車の件も収束し、風紀公安ともある程度戦力を投入できる幅が広がった。
いっその事、違反部活を、落第街を――」

「大規模に、掃滅しても良いのではありませんか?
学園の治安組織に刃向かうという事がどういう事であるのか、知らしめてやらねばなりますまい」

鞘師華奈 > 裏常世渋谷の『深い場所』。上司の発言を隣で聞きながら、こめかみを指先でとんとんと叩いて考えに耽る。
報告会の最中で申し訳ない気持ちもあるが、自分としては裏常世渋谷には個人的な事情で赴くのが大きい。

(――それだけ深い場所なら、新しい異能の覚醒あれこれは別にいいとして、私が求める”情報”も少なからず存在する可能性はある、か)

ヒューリー…”憤怒”という人物については、上司の発言と同程度の情報しか知らない。
そちらもそちらで気にならないと言えば嘘になる。ただ、矢張り自分としては裏常世渋谷の深部の方が興味は大きい。

「――増えた、というかその”憤怒”さんの活動が更に火種を大きくする可能性も大いに有り得るね」

少なくとも、風紀に反感を持つ者たちから見ればその男の行動原理は兎も角、やっている事は共感する部分もあるだろうから。

四方 阿頼耶 >  
「ハハハ、落第街を火の海にって?
 第四はパス。
 戦争したくないもん」

笑いながらそう言いつつ、美奈穂少女から受け取ったポップコーンの袋を開ける。
あ、いい香りだねぇ。一口いいかい?なんて言い、ひょいっと数個口に放り込んだ。

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」に東山 正治さんが現れました。
幣美奈穂 >  
結界を掛けるとか、解くとか。
黄泉渡りするとか、異界門を封じるとか。
そんなお仕事でないと、半分以上とおくなお話なのです。
でも、オトナな美奈穂はうんうんっと頷いておけるのです。
退治とか討伐とか、美奈穂には遠いお話・・
朧車も、ケットシーの猫伯爵のお言葉で関係しただけなのです。

うんうんっ。
にこにこしながら頷くのです。

すっごく激苦な薄い緑色のビールのホップ味。
開けたポップコーン、ちょっとオトナな味っぽい。
なんかお酒たくさんのんだお父様のような匂いです。

・・これは、ちょっと美奈穂には・・

また皆様の駄菓子皿の上にポップコーン追加です。
男の人のお皿のみにしておくのです。
四方様のお皿には山盛りにしておきます!

次のポップコーンをしょぼんと袋を取っておきます。
2つもオトナ味。残りも全部、オトナな味なのでしょうか・・
(注:残りは濃い甘めの南瓜色・パンプキン味と、つらすぎる超甘味のラグドウゥーネ味:お砂糖の30万倍の味が塗されてるのです)

萌良 さだめ > ”ディープブルー”に”フューリー”ねえ。
(戒魔局にも情報ぐらいは入って来ているが、
 さりとて今の所対応を行うといった話も振ってきていない。
 もぞもぞと座り直してから、ペットボトルに口をつける。)

異能を後から…後天的に得られる?
しかもそんな「まぶた二重にしちゃった」みたいな感じでか?
ううん、どうにも信憑性にかけるな…仮にできるとしたって、
偶然当人だけうまくいったケースってのもあるだろうしな…。
(思考の海にしずみかけていたところに、ハードコアな発言が飛び込んできた。
 ぱっと顔を上げて、何度か瞬きする。)

……。
(チラッチラッ。 再び公安の人に眼を向けた。
 公安として今の話を飲むのか!? という顔。
 調査機関として動いているつもりであって、決して自分は武闘派ではないのだ。)

四方 阿頼耶 >  
「……カナちゃん、このポップコーンいらない?」

笑顔が消え、隣にいる部下にポップコーンを押し付けた。
苦かったらしい。

東山 正治 >  
「────あーあー、クセェクセェ。揃いも揃って面白くない事言ってんなァ。」

会議室の扉が開くと同時に、軽薄そうな男の声が響いた。
目の隈が良く目立ち、薄笑いを浮かべた気配そうな男。
どうも、と言わんばかりに片手を上げれば軽く肩を竦めた。

「所で、面白そうな話してるじゃない。何だっけ?落第街を火を海に?ハハ、そりゃァ、名案だ。……で、その"落第街"ってのは一体どこにあんの?"歓楽街"一個火ィつけるっていうなら、理央ちゃんさァ……随分と大胆な発言だよねェ~。さっすがァ~。」

ぱち、ぱち、ぱち、仰々しく大きな音を立てた拍手だ。

「……で、誰が責任持つの?そういうの。」

鞘師華奈 > 再び戒魔局の人から視線を感じる。と、同時に上司の発言にあちらへと肩を竦めてみせる。

少なくとも、自分や四方たち公安の第四のメンバーについては、神代君の提言は”乗らない”方向性のようだ。
まぁ、そもそも元・二級学生としては一応は古巣でもあるし多少なり身内贔屓もあるかもしれないが。

「…いや、何でそこで私に回すのさボス。…一応頂くけど」

と、いう訳で一口食べてからしばし沈黙。そして「やっぱ私もパス」と彼に突き返したい。

日下 葵 > 「風紀や公安に敵対心持ってて襲ってくる輩は確かにいたけど……
 カナさんの言う通りそのFURYとやらに便乗されてはうかつに警邏もできませんからねえ」



「同じく私も大規模討伐には賛成しかねますねえ。
 と言うのも、私はチマチマと個人を相手にするのが専門ですから。
 組織として大規模に動くのであれば、私は直属の上司の指示を仰ぎたいですねえ」

少なくとも、今ここで二つ返事に了承できる提案では無かった>

織機 雪兎 >  
らくだいがいをだいきぼにしゅくせい。
何を言っているんだろう。
未だショックから抜けきっていないのもあって、ぼんやりと物騒なことを言っている友人に視線を送る。

御幣島埜瀞 > 「落第街を火の海に 修羅にしたいのか?
 霊的予防係は手を引いておく。少なからず我は引く。
 戦場は始めるのは簡単であるが終わり方が難しい。
 戦をしたいのであれば 遣りたいものだけで致せ。
 したくないものまで巻き込むな?」

銃後の世界は惨めぞ。公安は血の気が多いと見える。
遣りたいものが遣りたいようにやってしまえばよいのに。

「責任は…本来であれば組織 然し 此度は…個人か?」

大規模討伐に勝手に巻き込むな愚か者め、と神代の倅を見つめる

四方 阿頼耶 >  
「おや、意外な人の登場だ。
 こういう所には足運ばないと思ってましたよ?」

新たに来た”同業者”に対し、笑顔で手を振りつつ。
同業者と言っても仕事を共にした訳ではない。
ただ、公安は内々の組織。
自然と顔や名前は知る、というだけの話だ。

幣美奈穂 >  
あっ、オトナな先生っぽい人!
美奈穂、いそいそとお菓子が乗った小皿とお茶のご準備です。
不人気なホップ味ポップコーンもお皿に山盛りです。
それをお盆に乗せて東山先生の所に。

そして、残り2つのポップコーンの袋。
真剣に祈ります。
今日、この部屋に来て一番真摯な雰囲気を纏います。

これをどなたに開けて頂こうかしら・・と、きょろきょろ。
埜瀞ちゃんと同じで、霊的予防係とは関係なさそうなのでお話、
きちんと聞いてない子です。

伊都波 凛霞 >  
少しだけ迷い、口を開く

「転移荒野からの異邦人や不法入島者が次々に落第街に流れ着いたりする現状を見て、
 大規模に動くとしてどれだけの規模が必要なのか、被害の計算もした上で、成功の目は?
 っていう話になるかな」

「それに…」

もう一度、迷うようにゆっくりと口を開く

「私達は落第街の総合戦力を全然把握できていない筈。
 火を撒かなければ眠っている獣だって、起きてくるよ」

島が整備されてから、落第街が誕生してから
時代がそれなりに流れて尚、状況が変わっていないのだから

「よくて一進一退、それこそ四方さんが言うように戦争になるかもしれない。
 …そしたら、その火は落第街だけを燃やすとは限らないね」

新たに現れた人影に視線を送りつつ、そう言葉を終える

鞘師華奈 > この軽薄な声は――と、思って視線を向けた先には東山先生が居た。ああ、やっぱりな、と。聞き間違いではなかったか。
こちらは上司とは対照的に無言で軽く会釈をするに留める。

まぁ、新人の自分からしたらそういう態度が関の山だろう。
ちなみに、勿論第四の一員である彼女も彼と仕事を共にした経験はぜんぜん無い。

山本 英治 >  
その時、来たのは……東山 正治。
あの公安の……
いかん、気圧されている場合ではない。

「いや、その………さすがに落第街に手ぇ出すのは…ね」
「罪のない人だっているさ……落第街の何もかも、悪しき存在じゃあ………」

体調も悪けりゃ歯切れも悪い。

東山 正治 >  
「阿頼耶ちゃん聞いてよォ。俺実は昨日二時間しか寝てなくてさァ。
 んで、随分と"眠気覚まし"の良さそうな事してるからさァ、つい?」

ヘラヘラと笑いながら応対する。
 
「所で、公安諸兄の皆は"余計な事"口にしてなァい?
 別にいいよ?仲良しこよし、学生の本分だ。
 ……けどさァ、俺達の"本分"は忘れないように。"隣人も友達も味方"だなんて、考えて公安やってんじゃないでしょ?」

公安とは諜報機関である。
その秘匿性は厳守すべきものだ。
特に、"合同会議"となればこそ、下手な発言から芋づる式に漏れかねない。
大袈裟と言われればそれまでだが、"大袈裟"だからこそ、影の秩序が保たれた。
東山は教師だが、"隣人(ドウギョウ)を信頼"してはいない。
口元とは裏腹に冷めた視線が、公安所属者に向けられていた。


────要するに浮かれるな、喝を入れに着ている。


話せるべき情報は共有し、そうで無い事は決して口にしない。
せめて、諜報機関たる"信用"位は持って欲しいものだ、と東山は思っていた。

東山 正治 >  
「あ、どうも。所でこれ塩?俺キャラメルがいいんだけど……。」

山盛りのポップコーン…ご機嫌なおやつだ。
え、これ配って食ってたの?此処本当に会議?
東山は何とも言えない引きつった笑みを美奈穂へと向けていた。

御幣島埜瀞 > 東山教諭の姿を見ゆ。公安の顧問か違ったとして何かしら関りがあると聞く。
会釈をするに留まり 何かしらの報告会が最早違うものになった事に肌で感じる。

「そうか 情報漏洩は組織という単位で見れば危険であった。
 幣ちゃん?我はもうお暇するぞ?朧車とヒーリィについて聞けただけ良しとする。
 では 我は帰るのでな。失礼致す。」

風紀と公安は本来別々の役目を持っている筈、風紀は風紀 公安は公安と別々に動いた方が良いと思う。

…等と思いながら 席を立つとさっくりと皆に会釈をし大会議室を後にしていく。

神代理央 >  
――まあ、賛成の意見が出る訳無いだろう。
寧ろ、出て貰っては困る。風紀公安両委員会を巻き込んでの大規模抗争など、戦力を果てしなく摩耗するだけの泥沼だ。
しかし、それでは落第街や違反組織にどう対応していくのか。
これからも場当たり的な対応を続けていくのか。


「落第街、という呼称に問題があった事は謝罪しましょう。東山先生。しかし、責任問題まで此処で議論する事でしょうか。
寧ろ、そういった責任をどう回避していくか、という建設的な議論を求めたいところではありますが」

以前、己を詰問した教師に静かに視線を向けつつ、小さく肩を竦めてみせる。


さて、周囲を見渡し、発言を一通り聞いて。
やはり賛同が得られない事に、わざとらしく深い溜息を吐き出した。

「成程、違反部活への厳正なる対処は同意を得られないと。
であればどうしますか。ヒューリィなる者個人への対処は…まあ、可能でしょう。所詮は個人、公安の諜報力と風紀の実働部隊が本気を出せば、大事にはなりますまい」

「しかし、此の侭違反組織への対処が後手後手に回る事は如何なものかと。
事件が起こってから対応するのでは、犯罪の抑止という面において二歩も三歩も敵に後れを取っていると言わざるを得ません」

「そう言った点において、正しく先日発生した『ディープブルー』なる組織の活動再開と誘拐事件は、我々が後手に回った事件の典型的な一例です。
詳細は報告書を閲覧して頂ければと思いますが…正規の学生であり、シスターでもある学生が誘拐された事件、風紀委員会はその事件そのものに気付く事が出来なかった」

「犯罪は起こり得る。そして、それを事前に防ぐには限度がある。
であれば"犯罪を起こす事自体が得策ではない"と思わせる事が必要ではないでしょうか?」


周囲をぐるりと見渡して、穏やかな笑みと共に首を傾げてみせるだろうか。

日下 葵 > ”あ、この人ヤバいな”

今しがた入ってき教員らしき男。
その言動の端々には”嫌味”と言うにはやや過ぎた威圧感を覚える。
言っていることや立場は私や、他の人と同じはずなのにどうにも”信用ならない”

「仲良しこよしってわけでも無いですよ、きっと。
 彼ら彼女らは真っ当にお仕事してますって」

もう少し生徒を信用してやってくださいよお。
私たちだって命張ってお仕事してるんですから。

ペットボトルのコーヒーを飲み下しながら、
あくまでヘラヘラした態度を崩さず、
それでいて探りを入れるように答えて見せた>

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」から御幣島埜瀞さんが去りました。
幣美奈穂 >  
そして、気付いている方がいるか判りませんけど。
美奈穂や埜瀞ちゃんは、祭祀局や他の組織との紐付きなのです!
(ばばーん!)

余っている分から、濃い苦味のカプチーノ味とうっすら酸味なシークワァーサー味も
東山先生のおやつ皿に追加です!
お皿には、スアマにタイ焼き、甘納豆に金平糖も入ってます。

「はい!。どうぞお召し上がりくださいませ!」

にこにこ無邪気な笑顔の美奈穂です。
先生にものおじもしない、パーソナルスペースの狭さ。
ついでに、と。
誰も手に取らない海老真薯のお吸い物をお椀に入れて、先生のお盆の上に。
そして、ポップコーン袋を開けてくださいませ、と。
両手で持って袋で口元を隠しながら、東山先生に少し首を傾げさせてお願いなのです。

織機 雪兎 >  
新しい人が来た。
誰だっけ。
駄目だ、頭回らない。

「――すみません、ちょっと気分が良くないんで早退します……」

このままここに居ても何もできない。
話も全然入ってこないし。
返事を待たずに立ち上がり、ふらふらと扉へ歩いていく。
一度ゴンと扉にぶち当たり、改めて扉を開けて帰って行った。

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」から織機 雪兎さんが去りました。
東山 正治 >  
「理央ちゃんさァ、幾ら組織だからって"甘えた発言"はよくないなァ。
 テメェのケツもふけないようなら、会議で言っていい発言じゃないでしょ?」

「そこは言おうよ、男らしく『ミスったら俺の首飛ばします』位。」

そもそも、この場でその発言自体が"迂闊"と言わざるを得ない。
落第街は確かに、此の島に置いて切っても切れない問題だ。
力技で解決できるのであれば、とっくにそうしている。
そうできない理由位、あの"鉄火の支配者"がわからないはずもない。
実に冗談めいた発言だが、その目は相変わらず笑っていない。

「所でさァ、風紀の方々もお疲れの所悪いんだけど
 "こう言うの"が生まれないように、身内同士で注意してくんない?
 いやいや、勿論現場仕事が大変なのもわかってるんだけど、さ。
 ……何事も、"節度"というのが必要でしょ?委員会に教師も生徒もクソもねェ。けどなァ……。」

「─────"イケナイ事"は"イケナイ事"だ。賛成意見出してる奴がいたら、どうしようか頭抱える所だったよ。」

神代 理央の荒唐無稽な発言を
冗談でも"賛成"なんていえばどうなる事か。
少なくとも自制手段の一つや二つ、持ってもらわなければ困る。

「ストレスたまるのもわかるけど、ちょーっと風紀全体で"浮ついてない"?
 シンデレラだのなんだの、ディープブルーとかヒューリーとかさ。
 いやいや、お互い協力するんなら、情報交換は大事だ。けどさァ……。」

東山 正治 >  
「『真っ当に仕事するなら、それこそ最低限で切り上げて持ち場に戻れよ』」

ただ食っちゃべるだけの会議なら、ただの親睦会だ。
そんなものに、わざわざ会議室を使うべきではない。
葵の発言を一蹴するかのように、おやつ皿を片手に踵を返す。

「じゃ、そう言う訳で俺は仕事戻るから……あ、此のおやつは貰ってくよ。」

「頭、使うからねぇ。」

まさに、言うだけ言って帰っていくのだった。

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」から東山 正治さんが去りました。
萌良 さだめ > まあ、公安としても今の発言はあんまり同意できないって感じみたいなので、
戒魔も同じだとは思います。 まあうちのボスの言うことだから、
ある日いきなり手のひらを返して賛同するってことも…あっ。
(微妙なラインの回答をしていたところに現れたのは、公安担当の先生だ。
 下部組織の自分は強くでるわけにも、目立つわけにもいかない。
 そっと知らんぷりしとこ…と言わんばかりに猫をかぶる、もとい猫耳フードをかぶる。
 そのとたん、姿はキャットに早変わり…するわけではない。
 周りの人からは猫に見えるだけだ。 注視すれば見破ることもできるが、
 視界の端に入っている程度では気づかれないだろう。)

…潜伏用の装備で来てよかった…。
(町中の調査をするのに人間がウロウロするわけにもいかない。
 でも、ねこなら大丈夫。、この欺瞞作用を持つ猫耳ローブは、
 自分の必需品の一つでもあるのだ。
 そのままこそこそと、人の視界に入らないように隅っこを
 移動するようにして会議室を後にするのであった。)

ご案内:「学園校舎・大会議室(イベント)」から萌良 さだめさんが去りました。