2021/01/14 のログ
ご案内:「風紀委員会」に神代理央さんが現れました。
ご案内:「風紀委員会」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「風紀委員会本庁 小会議室」に神代理央さんが現れました。
ご案内:「風紀委員会本庁 小会議室」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
■神代理央 >
今夜は、特務広報部のほぼ全ての隊員に休暇が出されていた。
年末年始の活動も含めて、部長である神代理央個人から慰労金が各隊員に振り込まれており、元々荒くれ揃いの隊員達は思い思いの夜を過ごす事になるのだろう。
――但し、それは招集を受けた隊員は別の話ではあるのだが。
「……彼等にも休暇を別途出すべきだろうな。不公平感が出てしまうし…」
大きくも小さくもない会議室。
無機質な長机は綺麗な四角形を形作り、人数分の資料とミネラルウォーターのペットボトルが準備されている。
そんな会議室のホワイトボードの前の席。所謂司会進行役が腰掛ける座席にちょこんと腰掛けるのは、金髪紅眼の特務広報部部長。
何時もの様に思案に耽る様な表情を浮かべながら、資料を眺めていた。
■刀々斬 鈴音 > 「失礼しまーす!」
ノックもなく扉を開けて挨拶をかます。
特務広報部の猟犬、人斬り刀々斬鈴音。
「あれ?まだ部長しか来てないの?鈴音が一番?」
そんな事をいいながらホワイトボードに2番目に近い席。
司会の一番近くの席に座る。
ご案内:「風紀委員会本庁 小会議室」に池垣 あくるさんが現れました。
■池垣 あくる > こん、こん、とノックをして、ぺこりと頭を下げながら入ってくる。
「お待たせいたしました……ええ、すみません、少し準備に手間取ってしまいまして」
そう言いつつ、末席に腰掛ける。
ご案内:「風紀委員会本庁 小会議室」に雪景勇成さんが現れました。
■神代理央 >
元気いっぱい、と言わんばかりの声と共に入室してきた少女に視線を向ける。
その視線の色は、漸く時間に気が付いた、と言わんばかりのもの。
「ん、御苦労。急に呼びつけてすまなかったな。
ああ、刀々斬が一番だ。良く出来たじゃないか。えらいえらい」
特務広報部らしからぬテンションな少女に、穏やかな笑みと共に頷いて見せるだろう。
そして、次いで現れた槍使いの少女には、緩く手を振って答える事になる。
「何、定刻を守るには些か遅い時間だ。急な呼びかけでもあったしな。気にする事はない」
と、末席についた彼女に緩く首を振るのだろう。
■雪景勇成 > 「……ちわーー…来たぜボス…。」
そして、一番遅れてローテンションな声色でやって来るのは、新参者にして特別攻撃課からの出向者の白髪少年。
小会議室をぐるり、と見渡して既に着席していた3人を順番に眺めて。
「…ボスにハバキリに池垣……だけ?他の連中には休暇を出したってのは聞いたが。」
と、疑問の声を出すも別に不満とかそういう感情は見せない。単に確認の為に問い掛けたに過ぎない。
そのまま、適当に空いている席へと気だるそうに移動すれば腰を下ろして。
担いでいた細い鎖が巻かれた棒状の布包みは脇に立て掛けるように置いておこうか。
■刀々斬 鈴音 > 「いえい!流石鈴音だね!」
笑顔でピースを返して
……ついで入ってきた他の面々へは
「大丈夫、大丈夫!鈴音が超早いだけだから!」
そんな風に声をかける。
■神代理央 >
同じく、入室してきた少年には池垣と同じ様に小さく手を振って、適当に空いた席を促しつつ。
「いや、あと一人声をかけてはいるが…正式な部員ではなく、雪景と同じく出向者でな。特務広報部以外の活動でも多忙な奴だからな。来れるかどうかは、そいつの都合次第だとは思うが…」
と、席についた少年に言葉を返す。
さて、時間を考えればそろそろ始めてしまっても構わないだろう。
とんとん、と机の上の資料を叩き、席に着いた者達を見渡して――
ご案内:「風紀委員会本庁 小会議室」に能守重高さんが現れました。
■神代理央 >
「……と、噂をすれば何とやら、かな」
言葉を続けようとして、入室してきた少女に視線を向ける。
「空いている席に座ってくれ。そう固くならず、好きな場所に座って貰って構わない」
■能守重高 > 「聊か遅参御免」
開始されたかもしれないしギリギリの時間に間に合ったのかはいざ知らず
新参者にして一般隊員から出向扱いにされた銃兵少女。
小会議室をさっと見渡してから金属の擦れる音を出しながら
空いている席へと身を落ち着かせる。常に持参している火縄銃は床にゴトリと置いた。
■池垣 あくる > 「……」
ぺこ、と各員に頭を下げる。
ちなみに、槍は握りしめたままである。
■神代理央 >
「気にする事はない。さて、此れで私が声をかけた者は全員揃った訳だが…」
と、改めて周囲を見渡して。
小さく息を吸い込んで、穏やかな口調で話し始める。
■神代理央 > 「さて、今夜私が声をかけたのは、特務広報部の中でも特に才覚ある者、と私が思っている者達だ」
「純粋な戦闘力は勿論。隊員とのコミュニケーション能力。指揮統制。その他様々な能力面において、他の隊員より優れていると判断し、此処に集まって貰った」
「何れは、特務広報部においても何かしらの役職を…と考えているが…まあ、今は置いておこう。
先ずは、互いの事を理解し、情報を共有し……俗な言い方をすれば、仲良くやって欲しいというのが目的でもある」
「その為、今夜は自己紹介と直近で報告事項のある者から随時情報を上げる程度ではある。
顔合わせだと思って、肩の力を抜いて欲しい」
■雪景勇成 > 最後にやって来た少女へと眠たげな視線を一瞥すれば、緩く右手を挙げて挨拶代わり。
とはいえ、この面子の中では一番気だるそうでやる気がなさげなのは変わらない。
とはいえ、仕事はきっちりこなしているし、その辺りは既にボス等にも報告書は出している。
(…槍に火縄銃に刀に…俺の”コレ”か。やっぱ得物持ち多いな)
と、そんな事をぼんやり思いながらボスの言葉を待ちつつも態度は緩い。
そして、ボスの言葉を他の面子とともに聞いていた訳だが――…
(……いや、俺そこまでコミュ能力高かったかな…ハバキリ辺りなら分かるが。まぁ、いいか。ともあれ)
「あーー…ボス。最近見え隠れしてる”連中”について何か追加情報とかあれば聞きたい。あと、ちょっと偶に単独で任務に当たりたいんだが。」
と、報告というより確認とお願いみたいなもの。一応発言をする前に気だるそうに右手は挙手して告げる。
■刀々斬 鈴音 > 「ところで部長、今日は何の会議するの?
他の皆休みなのに、鈴音たちだけ集めて……。」
鈴音以外のメンバーは元々風紀委員だった者ばかり。
特務広報部所属としてはどちらかと言えば珍しい部類。
共通点と言えば……単体でもある程度戦闘できる技能をもってるというくらい。
「どっか潰しに行くの?喧嘩売って来たとこ??」
さっきの話にもでていた見え隠れしてい連中…
資料の紙を折り紙のようにして遊びながらそんな風に声をかける。
■神代理央 >
「まあ、先ずは自己紹介からだな。名前と、話せる範囲で自分の異能や魔術を説明して欲しい。
順番は…そうだな。来た順で良いだろう。刀々斬、池垣、雪景、能守の順に頼む」
と、言葉を締め括った後。
「……池垣?獲物を握り締めている必要は無いぞ。此処は一応風紀委員会の本庁。謂わば総本山だ。早々、敵の襲撃があるわけでもなし」
「あと、刀々斬はちょっと落ち着け。今日は顔合わせと情報共有だけだ。それと、資料で遊ぶな。減給するぞ」
「……ふむ。その件については、自己紹介後に纏めて答えよう。
雪景の報告書には目を通しているし、活躍も聞き及んでいる。
単独行動についても、情報を皆で共有してからの判断にしたいところだ」
と、それぞれ言葉を返すだろうか。
■能守重高 > 視線が合えば目礼に留まり 神代隊長のみ軽い敬礼をしておく。
テーブルに置かれた資料を手に取り舐める様に眺め始める。
(顔合わせという名の…何か探り合いではあるまいか?)
物静かに隊長や他のメンバーの様子を耳で聞き目で見て見守っている。
(自己紹介が最初か。了解)
メンバーの外見と中身位は区別ついていないと今後問題になりそう。
■刀々斬 鈴音 > 「えー……読んでもわかんないもん。」
そんな事をいいながらも折り目のついた資料を開く。
「じゃあ、鈴音からいくね!
鈴音は刀々斬鈴音だよ!で、こっちは鈴音の相棒のちーちゃん!」
『血腐レだ。』
刀を鞘から抜けば無機質な声が聞こえる。
「異能とか魔術は得意じゃないけどちーちゃんがいるから何でも斬れるよ!
よろしくね!」
……風紀委員に所属していたものなら名前は聞いたことがあるかもしれない。
落第街の路地裏の人斬りとしてそこそこ名前が知られていた。
「はい!じゃあ次、あーちゃんね!」
槍を抱えた少女へと自己紹介の順番を回す。
やけに気安い呼び方である。
■神代理央 >
「…一応、他の隊員からの報告書を纏めてあるんだから、わかんないとか言わない。どうしても分からないなら血腐レに読ませろ。そっちの方が話が早い」
と、呆れた様な視線を向けるが、彼女の自己紹介には満足そうに頷いて応える。
明るい空気を纏った彼女が初手、というのは我ながら名采配だったのではないのだろうか。
彼女が元落第街の人斬りだとか、結構ダーティな方法で勧誘したとか、そういうことを気にしてはいけない。
「……ん、ありがとう。それじゃあ、次は池垣かな。宜しく頼む」
■池垣 あくる > 「え、えっとその……」
おろおろ。どこに置こうか、とキョロキョロしていたところで。
「あ、あーちゃん……?ああ、えっとその、はい、自己紹介、ですね……」
びくっと少し身を跳ねさせたのち、すーはーと深呼吸。
そして。
「――池垣あくる、と申します。武器は、この神槍『天耀』、です。
流派は、霜月一天流槍術……異能は、一定距離を高速移動できる『縮地天女』です。もともと辻斬りをしておりましたが、神代先輩に誘われ、風紀に所属することに相成りました。皆々様、よろしくお願い、致します」
ぺこ、と頭を下げ、そのあと、またキョロキョロしたのち、近くの壁に槍を置いた。
「お次は……雪景さん、でしょうか」
■神代理央 >
「……そう、おどおどすることもない。お前の戦闘力は高く評価しているのだ。もっと自信を持って胸を張り、堂々としていると良い」
キョロキョロしている彼女に、少しだけ苦笑いを浮かべつつ。
自ら落第街で勧誘した彼女には、もう少し自信を持って欲しいなと思うばかり。
その槍の腕前は、間違いなく随一のものであるのだから。
「ああ。次は雪景の番だな。宜しく頼む」
■雪景勇成 > 明るく能天気な元・人斬り少女とその相棒の妖刀、そして槍使いでやや挙動不審だが丁寧な喋り口の少女。
(……特攻も割とアレだが、ここも個性的なのが多いな…。)
別に自分を常識人と言うつもりは毛頭無いが。まぁ実力重視ならそういう感じにもなるのだろう。
と、自分の番のようなので気だるそうな仕草とやや眠たげな視線はそのままに。
「あーー…特別攻撃課からこっちに出向している臨時隊員の雪景勇成。武器は…刀剣類を適当に何でも。
強いて言うなら、”コレ”だな…特別攻撃課の隊員が持ってる虎の子の決戦兵装…って奴。
能力は――多種多様な異形の武装の召喚。単に振り回すだけじゃなくて射撃や砲撃みたいな事も出来る。
…あと、ボスには勿論及ばないが広域破壊も割と出来るから、纏めてフッ飛ばしたい時はそっちも出来る。
…んで、武装を射出出来るから――例えば接近戦メインぽいハバキリや池垣の援護も可能だ。」
淡々と、そう説明しながらも”第二異能”については黙秘。そもそも広報部にも知らせていない情報だ。
あと、魔術に付いては使えはするが、あまり味方にも手の内を晒すのはしたくないので、こちらも黙秘。
「取り敢えず、俺に関しては最低限そんな所で――んじゃ、最後に能守だっけ?よろしく…。」
自分の自己紹介は終わった、とばかりに気だるそうなままにバトンを最後の一人に渡すように告げて。
■神代理央 >
「報告書には目を通している。中々派手に暴れている様じゃないか。
…ああ、勿論いい意味で、だぞ?我々の仕事は、違反部活からの注目を集める事だ。
そういった意味では、雪景は良い仕事をしてくれている」
特別攻撃課。
風紀委員会の中でも特別視される組織であり、神宮司を含む過激派にとって目の上の瘤。
此の特務広報部が『課』ではなく『部』であるのもそういう思惑があると聞くが――まあ、今はどうでも良い事だ。
「では最後に。能守、宜しく頼むよ」
■能守重高 > 実力ありきで集っているような個性豊かなメンバーと隊長という構成。
腕さえ立てば名を売る事さえ可能な気がする。いや可能なのだ恐らく。
何処まで掌を晒すかを考えた結果、雪景という青年を見習おう。
全てを晒す必要はないと判断、敵にも味方にも全てを晒すことは禁物であろうと鑑み
―隊長もとい神代より声がかかれば 「は」と返事をしてから腰を上げ
「一般隊員から臨時出向の命が下り参りました、能守重高と申す。
武器は銃火器、刀剣類。飛び道具は大体扱えます。ただ本業はスナイパーではないので悪しからず。
能力の内 魔術は陰陽術系統。つまり陰陽師ですね。銃火器召喚による攻撃も出来ます。
単体より後方支援寄りです。では以後よろしく願います。」
広報部には能力 異能と魔術と特殊があるが魔術のみ報告している。
後方支援向きと名乗ってから ゆっくりと席に座る。
■刀々斬 鈴音 > 「あーちゃん辻斬り仲間だ!!」
あまり、多くない女性部員の一人として勝手に親近感を感じていた鈴音。
辻斬りという共通点を見つけてさらに親近感を高めていく!
だが、鈴音の辻斬りは弱者を狙ったもの……あくるのそれとは全く違う。
「刀仲間!他にも色々使えるんだ!」
刀以外の武器も使える万能タイプ。
近接戦闘も離れての戦闘も出来る単独で仕事したくなるのも分かる。
「飛び道具と陰陽師!」
陰陽師、実際に見たのは初めてだけどもどんなことが出来るんだろう。
……遠距離での戦いに秀でている。
一人一人の自己紹介の度に相槌を打っていく。
「皆、強そう!!
……でも、この4人の中で一番強いのは多分、鈴音だけどね!」
そんな事を自信満々な表情で言ってのける。
そう、勝てると思っている。実際に思い込んでいるのが質が悪い。
■神代理央 >
「…後方支援の能力者は特務広報部でも貴重だ。是非、その能力を特務広報部で活かして欲しい。とはいえ、まだ出向して間もない。
暫くは、部内の雰囲気に慣れておくのも良いだろう」
丁寧な自己紹介を受け、上司らしく鷹揚に頷きながら彼女の言葉に応える。
申請されている魔術を見るなら、己と同じ様な後方からの火力支援型になるのだろうか。
今後の活躍を期待したいところだ。
「さて。此れで全員の自己紹介が終わった訳だが…。
あと刀々斬。お前の腕は確かに認めるところではあるが……。
…いや、自分が一位だと高らかに宣言出来るメンタルは尊敬に値するな、うん」
と、呆れ混じりな笑みを鈴音に向けるだろう。
■池垣 あくる > 「ええ、皆様お強そうで……はしたないことに、いささか滾ってしまいます」
元をたどれば戦闘狂。じわ、と血が疼くのをぐっと我慢の子。
「辻斬り仲間、というのもまた変な話ですが……ええ、よろしくお願いしますね」
鈴音には、ぺこり、と改めて頭を下げつつ。
「しかし……連携してことに当たる、ということも、あるのですか?」
大丈夫なのですか?と小首をかしげつつ、理央に問いかける。
■神代理央 >
「……コホン。自己紹介を終えたところで、報告事項と何か要望がある者は挙手を。そこで、情報共有を兼ねる。
それが終わった後は、各々交流を深めて欲しい。其処に関しては、私はとやかく口を挟まぬ故な。
確か、雪景から先程要望があった筈だな?ああ、勿論。雪景以外にも報告する事が有る者は、是非話して欲しい」
と、咳払いを一つした後。
情報共有を行おう、と。皆に視線を向けて報告を促すのだろう。
■神代理央 >
「勿論…というより、寧ろその為の顔合わせでもある。
個人の武勇に頼る組織は、本質的に危うい。
各々の戦闘力を乗算出来る様にする事も、戦術的には非常に有効だからな」
それが可能かどうかは兎も角。という思いは呑み込みつつ。
あくるの言葉には、小さく頷いて応えるのだろう。
■能守重高 > ゆっくりと左手をあげて挙手を。
「暫しドローン代わりのものを放ちますか?
報告としまして本日持参しました火縄銃、手元にある銃火器では威力が劣るため現在スペンサーカービンへ変更中です。…以上です。」
懐から折りたたんでいた人型の白い紙束を取り出す。表面に何か文字がかかれたもの。
その形代と呼ばれる紙の束はテーブルの上にさっと置く。
■雪景勇成 > 「――別に俺は強くねーぞ。特別攻撃課の中では下から数えた方が早いレベルだ。」
何か勝ち誇ってるハバキリや、滾っている様子の池垣を交互に眺めて肩を竦める。
謙遜、のつもりもない。そもそもあそこが化け物の巣窟なだけである。
まぁ、強さとかより戦闘面での立ち回りの柔軟さ、みたいなものはそこそこあるとは思うが。
「――あーー前から思ってたので一つだけ…今すぐって訳じゃねーけど…そろそろ『副部長』ポジションの加入を検討しておくべきだと思う。」
と、また気だるそうに右手を挙手してから、その手で指折りを始めて。
「理由は3つ。
――1、ボスが仮に意識不明レベルの重傷で入院した場合の纏め役、指揮役の代行が居ない。
――2、ボスも割りと現場に出向く以上、その間の書類仕事や交渉、情報バックアップを引き受ける№2が要る。
――3、そもそも仮にボスが不在の場合、あの”小太り”が指揮代行っつーのが問題ある。」
と、告げてから一息。まぁ他にも幾つかあるが、個人的に懸念事項の一つはそれだ。
■池垣 あくる > 理央の言葉を受け、再度手を挙げる。
「えっと……では、そのための稽古はどうするのでしょう?
特に、前衛同士の連携はとてもシビアです……鈴音さんと私が、お互いに邪魔し合う可能性も……」
霜月には、連携を主とした流派である千武流という流派もあるが、あくるは学んでいない。
だが、その流派を知るが故に、連携というものの高度さ、そして難しさをある程度認識しているのである。
「ああ、副部長のポジションは、私も賛成です。特に、このようなメンツであれば、指揮系統がしっかりしていませんと、統制が取れなさそうですし……」
■刀々斬 鈴音 > 「鈴音はいつも他の部員の人と仕事いってるよ。
だからきっと連携とかも平気だよ!あーちゃん!」
楽観的。
意外と今参加していない部員達とは友好な関係を築けている刀々斬鈴音。
落第街で活動していたという共通点やその性格、それなりの実力からそこそこ好かれているのだ。
「今までは部長が入院したら休みって感じだったもんね。
副部長……鈴音は…鈴音がなっちゃったらあんまり人斬れないもんね。」
前線に出る機会が減るのはあまりよろしくない。
「けーちゃんとかは?頭いいよ!」
ここには参加していないメンバーをあげる。
違反部活で事務方の仕事をやっていたらしい。
以前鈴音に見舞いのための鉢植えの植物を持たせたのも彼だ。
■神代理央 >
「偵察用のドローンについては、現在は風紀委員会の備品を使用している。しかし、能守の方で別途ドローン代わりの物を手配可能で、その情報が部内で容易に共有可能であるならば、採用を検討しよう。
それと、武器の変更については了承した。特務広報部は、比較的武器の補充や変更は自由度が高い。
他の皆も、必要があれば気軽に申請してくれて構わない」
と、先ずは能守へと。
「副部長、か。役職者の配置については、私も検討していたところだ。自薦他薦問わず、優秀な人材であれば何時でもその任を与えようとは思っている。
何方かと言えば、戦闘職より参謀タイプの者が欲しいところではあるが…」
次いで、雪景へと。
「ふむ。以前池垣とバディを組んだ時はそれほど難儀に感じなかったが…私と池垣は前衛と後衛故な。前衛職同士の連携というものの難しさを過小評価していたかもしれん。
訓練メニューについては検討しよう。その際は、池垣へ意見を求めるかも知れん。宜しく頼む」
更に、池垣へと。
「……案外、刀々斬の様なタイプが向いているのかも知れんな。副部長。コミュニケーション能力に秀でているというのは大きな利点だし、様々な現場において刀々斬が撤退戦を指揮していた事も知っている。
けーちゃん…けーちゃん……ふむ。考慮しよう。面談も必要かも知れんな」
最後に、刀々斬へと。
それぞれの意見、提案に答えを返して――
■神代理央 >
「現在、落第街で流通している違法薬物。そして、特務広報部を狙っていると思われる襲撃事件。
これ等を考慮すれば、副部長の任命と連携強化を目的とした訓練の増設は必要不可欠であると思う」
「唯、此処に集まった面々も含めて、個人行動の方が動きやすいという者もいるだろう。
そういった者達への配慮も必要になるだろうが…まあ、そこは私の仕事だな」
と、言葉を締め括った。
■雪景勇成 > 「なら、アレだな。参謀向きの人材のスカウトの優先度を上げておくべきだろーな。
どのみち、ボスに負担がありすぎると本末転倒だし、そういう意味でも必要だろ。
――で、現状は今いる面子でやりくりするしかねーって話だから…ハバキリが暫定で副部長やって、けーちゃん?とやらにその補佐をさせりゃいい。
コミュニケーションと現場判断はハバキリが担当、その補足と書類・連絡仕事はけーちゃんとやらで分割が妥当だろ。」
他に。何人か事務方経験があるのも確かいた筈だから、負担が大きすぎる場合はそちらにも分散で対応するしかない。
忘れられがちだが、戦闘面よりも内政面の人材のほうが実は貴重なのだ。
■刀々斬 鈴音 > 「えー鈴音副部長?ちゃんと今とおんなじくらい人斬れる?」
前線に出る回数が減らないかの心配。
人を斬るためにここにいるのに人を斬れなくちゃ意味がない。
「じゃあ!じゃあ!皆で連携の練習とかやればいいんじゃないかな?
皆だと予定あわなかったりするかもだから……何人かで!」
一回二回でも合わせて実際に動き方を見ておけば実戦でも違う。
どうしてもあわなければそれほど諦めればいいし……。
■能守重高 > 「魔力の一割が必要で部内で共用使用にすれば事足りますが、
魔力がない方には運用が未知数です。実用に耐えきれるレベルにまでは要改造…」
と神代隊長に言葉を返したところで黙ってしまう。
参謀?この身では難しい話。召喚物に鉄砲隊がいるがあれは式神の一種で実物ではない。
話し合いが進んでいるのである程度決まるまで黙って見守ろう。
■雪景勇成 > 「あーー…要するに、ハバキリは今まで通り前線で戦ったり指揮とかの真似事してりゃいい。
んで、その他雑用、っつーか書類仕事や連絡役とか後方業務をけーちゃん?に担当して貰うって奴だよ。分業ってのはそういう事だ。」
参謀で部長の右腕ともなるメンバーが現状居ない以上、それで暫定的に対応するしかない。
指揮系統についても、案外ハバキリなら割と的確に判断出来る――いや、やっぱわかんねぇな…。
(――ほんと、内政スキル持ちが全然いねぇからな広報部…。)
■神代理央 >
「……そうだな。今のメンバーで暫定的に決定するのなら、それが一番理想的に思える。
雪景には単独での前線任務。能守には後方からの火力支援。池垣には、最前線か私の護衛を頼みたいところでもある。
そうなれば、コミュニケーション能力に秀で、戦闘力を有し、相応の現場判断が出来る刀々斬を、仮の副部長というポジションに落ち着けるのは妥当であろうな」
ふむ、と雪景の言葉に頷く。
尤もそれは、刀々斬本人が了承すれば、の話であるのだが――
「斬れるさ。副部長になったからと言って、書類仕事が増える訳じゃ無い。雪景の言う通り、その辺りは他の隊員に任せておけば良いのだからな。
私が不在の時。或いは、指揮を取れない時。私の代理として特務広報部を前線で率いてくれればそれで良い。
……勿論、手当は弾もう。そう言えば、公安委員会との戦闘から働きづめの刀々斬には、別途報酬を振り込もうとも思っているよ?」
最後の言葉をちょっとだけ強調して。
金で釣ろうとしている言葉。控え目に言っても人でなし。
そういえば、刀々斬を勧誘した時もこんな感じじゃなかっただろうか。
「……ふむ。情報共有という面を重視したい。改造が必要であるのなら、必要な資材や機材は手配しよう。
その辺りは、後日相談したいところだな。能守の時間のある時に、また話を聞かせてくれ」
ドローン代わりの物になるのなら、その映像や音声は隊員内で共有したいところ。
それが可能であるのかどうか、話を聞かねばなるまいなと、能守に答えるだろう。
■池垣 あくる > 「指揮を執られる方に関しては、お任せいたします……私はどうしても、向いていません、から」
ちょっと気まずそうに。そこら辺、自分はあくまで駒タイプだという自覚がある。
「連携は……出来れば、たくさん練習したいと、思います。様々なパターンで練習しておけば、対応力も上がりますし、指揮もしやすいと、思います」
パターンを構築できていれば、駒側も動きやすいし、指揮側も『こうしろ』と命令しやすい。
連携パターンをいくつか固定化しておくことまで含め、稽古の重要性を説くのであった。
■神代理央 >
「連携のパターン、か。確かに、ドクトリンの構築は指揮を出す側にとっても不可欠故な。
……しかし、池垣。お前はもう少し自信を持て。何れは、お前も部下を持つ立場になるやも知れぬ。それだけの器量があると踏んで、私はお前を勧誘したのだ。
無理をしろ、とは言わぬ。けれど、自らを卑下せぬことだ」
訓練と稽古の重要性には、理解の色を浮かべて頷きつつも。
向いていない、と告げる池垣には、困った様な笑みで諭す様な言葉を向けるのだろうか。
■刀々斬 鈴音 > 「そっかーじゃあ鈴音副部長やるー。」
軽い気持ちでそんな風に言う。
落第街の人斬りがコミュニケーションに秀でていると言われるのはいかがだろう。
……人材不足が嘆かれる。
「やったー!!特別手当にボーナス!!部長大好き!!」
近くにいれば抱き着いてそうな勢い。
とても現金。
お金には一切こまっていなのだけども。
「鈴音、頑張って副部長やるね!!」
■雪景勇成 > 「連携は面倒臭ぇが、それも仕事には必要だからな――しゃーねぇ、時間が合えば付き合うぜ。」
池垣の言葉に、面倒臭そうな態度はそのままだがそう声を掛けておく。
先程、自己紹介で刀剣類をメインで扱うとはいったが、お世辞にもこの男の技量・技巧は高く無い。
ぶっちゃければ、武術方面の熟練度は低いのだ…他の要素でソレを補っているだけ。
ならば、前線はそれこそ彼女やハバキリに任せて、二人と組む場合は自分は中衛からの武装射出で援護が妥当だろう。
で、その援護もタイミングが必要になるのでやっぱりある程度の摺り合わせや訓練はどうしても必要になる。
ちなみに、この少年も駒、というか淡々と機械的に仕事をこなすスタイルなので似たようなものだ。
指揮なんてガラでもないし、殿役くらいは担うが現場指揮なんてしたくない。
「んじゃ、ボスもハバキリもそう言ってるし、暫定副部長はハバキリで。仮に今後、参謀役が加入したらソイツに交代して、ハバキリは現場指揮と前線アタッカーに専念して暴れてもらう感じでいいんじゃねーかな。」
■能守重高 > 「極めて上質な紙より耐久性に優れた和紙が必要です。
土台の紙質が現状その辺のコピー用紙では難しく、高級和紙にあたる奉紙が手に入りにくいです。
あと必要なものとしてメンバー…方々のお名前は本日覚えましたので繋げても
よさそうであれば都度お繋ぎ出来ます。一人一台連絡用ドローンとして用意すれば良さそうです。
…後日相談ですか 了解です」
火縄銃はいつの間にか床からなく代わりにいつの間にかいたのはテーブルの上に羽を休める鷹みたいな代物。
テーブルの上にあれほどあった白い形代と呼ばれる紙がなく代わりにあるのは鷹のようなもの。
「連携?了解です。」
部長が神代が不動として 暫定副部長が刀々斬、参謀役未定…了解。
■池垣 あくる > 「は、はい……頑張り、ます……!」
頬を赤く染めつつ、理央の言葉に頷く。
どうしても槍に依存して、それ以外がなかったあくるにとって、このように認められるのは嬉しいことであった。
「では、刃々斬さん、よろしくお願いしますね。私を、上手く使ってください」
ぺこり、と頭を下げてから。
「その術……霜月の式術にもよく似ています。同型の術式であるだけあって、似通うのでしょうか……?」
能守の術に、興味津々という感じで目を向ける。
■神代理央 >
「ありがとう。まあ、今のところ暫定の役職だ。副部長、という肩書になるかも分からぬ。其処は、追って書類を回そう。
勿論、仮の役職が其の侭本決まりになることもある。その時は、頑張りに応じた報酬を出そう」
成果型報酬というのはとても大事である。
最低限の報酬を出しつつ、頑張った分だけ褒美を与える。
やる気というのは、先ずはその承認欲求を満たすところから。そして、給与や報酬というものは、それを明確に表した数字。
だから、刀々斬の威勢の良い言葉を頼もしく思いつつ、その仕事っぷりに期待して頷くのだろうか。
――流石に、大好きとまで言われる程現金な言葉には、苦笑いを浮かべてしまうのだが。
「ああ、雪景の言う通りで構わない。
…しかし、その場を取り仕切る能力は、個人的にとても好感が持てる。副部長は兎も角、現場の部隊長からやってみないかね。出向者という立場が、色々と難しい物である事は理解しているが」
仕事であればこなす、という彼の考え方は特務広報部に是非とも必要なものだ。
特別攻撃課から本格的に引き抜いてしまおうか、なんて思いながら、冗談交じりに言葉を投げかけてみる。
「和紙、か…。入手そのものは容易ではあるが、数を揃えるのが課題かな。
ああ、その鳥…鷹、がドローン代わりの物かな。パスの様なものを繋げられるのであれば、是非頼んでおきたいところだ。
今日はあくまで顔合わせ故な。細々した話は、また今度、ということだ。すまないが、宜しく頼む」
テーブルの上の鷹をしげしげと眺めながら。
能守の言葉に、小さく頷くのだろう。
「期待している。ただまあ、先程も言ったが無理はしない事だ。
慣れぬ事を無理に頑張っても意味はない。ゆっくり確実に、こなしていけば良いのだからな」
頬を赤く染める池垣に視線を向け、もう少し褒められ慣れて貰った方が良いかな、なんて考えながら。
小さく笑って、彼女の決意に頷くのだろう。
■刀々斬 鈴音 > 「任せて!あーちゃん!鈴音人使い上手いから!!」
鈴音の指揮の能力はそこまで高くはない。
血腐レの助言を合わせればなんとかそれなりくらいにはなるかもしれないが……。
「皆で暴れて、部長以外にもヤバいのがいるって見せていこうね!!」
神代理央の鉄火の支配者のワンマンチームであった特務広報部から……。
それだけではない特務広報部へ……。
「じゃああれ作ろう!!特務広報部のなんか!腕章みたいなやつ!!」
漆黒の装甲服とは違う装備してないときでも特務広報部を示すもの。
■神代理央 >
「…さて、各々各人の事を僅かにではあるが理解した頃合いだろうし、後は歓談と交流の時間にしたいと思う。
仕事の話ばかりでは、互いの事も知れぬ故な。
とはいえ、直ぐに『さあ話をしてください』と言っても難しいだろう。直近の事件や、特務広報部外の事でも構わぬ。
疑問に思った事、興味があること。何でも気軽に、今日の面々で話を弾ませて欲しいものだ」
「勿論、私に質問や提案があればそれでも構わない。随時、答えよう」
顔合わせと、交流。
仕事も大事だが、先ずはコミュニケーションから。
池垣が能守に話しかけている様子を眺めながら、より交流を深めて欲しい、と言葉を告げる。
そして、早速刀々斬が上げた提案は、皆で語らうに相応しい話題。ほう、と目を細めて――
「エンブレムや腕章は、確かに必要かな。特務広報部と一目で分かるシンボルは、確かに必要だろう」
■能守重高 > 鷹は目を瞑って身じろぎしなかったが徐に目を開くと嘴を開き欠伸をする仕草をはじめ
羽繕いをし始める。まさに鳥の仕草そのもので自然な動きをし人工に作られた式神とは思えない演技を始める。
それを撫でながら指を徐に差し出すと ぴょいがしと小さくジャンプしてテーブルから指へ腕へ肩へと移動していく。
「霜月?とは? 陰陽術は系統が似るかと思われますが
…ただ最初に接続する手順は似てはいないと思われます。あとは似ているかと。」
鷹を肩に移動し終えたので池垣さんへと声を返す。
「個人個人に対して接続鍵を用意すればあるいは…」
細かい事は後日と先ほど耳にしたので隊長に対しての言葉はそこで途切れる。
■雪景勇成 > 「――仕事に私情は挟まない。敵/味方の線引きはきっちりと。そういう方針だからな俺は。
――ま、そこはどうせあの小太りさんが根回しとか今もしてんだろ。
――俺としちゃ、こっちに正式に配属でもそれはそれで上からのお達しなら従うぜ。」
肩を竦めて。上下関係はきっちりしている、というかそういう意味ではとても真面目だ。
そして、味方を助ける為ならあえて”巻き添え”にする事も躊躇しない。
本来の所属である特別攻撃課の行動方針がそもそも敵を叩き潰す事――仕事なら幾らでも暴れるし敵意も殺意も引き受けよう。
ある意味で、多少なり部長である彼と似た所はあるといえばあるのかもしれない。
「――腕章、ねぇ。俺はそういうデザインとかイメージはいまいちだからな…まぁ、余程変なデザインでなけりゃ別に構わんぜ。」
■池垣 あくる > 「ええと、霜月というのは、私が武を学んだ御家です。そこでは、巫術、という形で、そのような式術も教えておりましたので……私は、そちらの方は苦手でしたが」
なのでお見せは出来ませんが、と困ったように頭を下げて。
「動物を模した式を使役する……という点は似通っています。それ以外は違うのかもしれませんが、そこはなかなか……」
実際は符術くらいは使えるあくるであるが、そこは一応隠しておいて。
それに、式術に関してロクに使えないのも事実である。
「腕章は、良いと思います。身に着けていれば、自分の立場を自覚するのにも、良いかと」
腕章に関しては、頷きを返して。
■刀々斬 鈴音 > 「えー最近の事件、最近の事件……何の話する?」
ぱっと思い浮かばない。
記憶力には自信がない。
「えーと、いー君は最近ちらちらしてるあの違反部活についてどう思う?」
雪景の方を向いて言う。
いー君。勇成なのでいーくん。
「デザイン!あれにしよう!!鉄砲とか刀とかデザインに入れよう刀かっこいいよ!」
腕章かなにかのデザインについてはそんな感じ
■神代理央 >
「…神宮司先輩か。よもや、特別攻撃課から人を抜いて来るとは思わなかったがね。
正式配属については、私からも要望を出すつもりではいる。唯、結果については…まあ、君の言うところの"上からのお達し"次第だろうな」
公安委員会との一戦の後、暫く大人しくしていたかと思ったが。
今度、彼とも話をしなければならないだろう。
「…では、腕章やエンブレムの類は皆賛成という事で構わないな。
デザインについては此方で纏めよう。なるべく威圧感を与えるデザインにしようとは思うが…」
其処まで告げてから、はしゃぐ刀々斬に何度目かの苦笑い。
「分かった分かった。刀も検討してやろう。何せ、副部長様の御希望だからな?」
最後の言葉は、少しだけ揶揄う様な口調であったのだろう。