2021/02/06 のログ
ご案内:「拘留所」にさんが現れました。
> (焔。今鉄火は出払ってる。戻るまでは少しは時間あるだろ。ちょっとは気ぃ休めとけ)

(了解、ボス。狙われたのはウチ?)

(いや、違う。ただ鉄火の防御抜くのは今んところ難しい。
前の攻撃でわかったが…通常の武器じゃ無理だろう。まだ関係はバレてはいない。そのまま適当に嘘混ぜて情報流せ
嘘を見抜く様な異能にはまだ会ってないな?)

(うん。軽い嘘で試してみた。今のところ反応無いよ。
…もし、出るのを狙うなら、トイレの時かな。…最近は髪がかゆくて仕方ない。
フロアの情報がわかればベスト。…後、もっと火力が欲しいね。銃だとあいつらの装甲も厄介。)

誰もが項垂れ、尋問を大人しく受けるしかない殺風景な部屋。
しかも、捕らわれている者は…目隠しと拘束衣によってほぼ動けない。
唯一、隙があると言えば…掃除が面倒だからか、拘束されながらも別所につれていかれる排泄の時か、とアタリを付けて。

拘束衣を脱ぐことは許されていないため、最近は湯浴みも許されていない。
別に身だしなみを気にするような相手はここにはいないが、女としてはストレスだ。

(ああ、今揃えてる途中だ。準備が整ったら迎えに行く。…それまで耐えろ)

(じゃ、その時を楽しみにしてる。…こっちで暴れる日を)

一応、盃は繋いだままだが…一度会話を止め、ふう、と息を吐く。
尋問はほぼ毎日続いており、あることないことを混ぜて話してはいるが…人によってこちらへの扱いが違う。
殺すようなことはしないようだが…威圧的だったり、妙になれなれしかったり。
その対応で疲弊しているのは事実。

ボスの能力が無ければ、あっさり折れていたかもしれない。

「今日は誰が来るかな」

私にできるのは、そんなことを呟いて。
何も見えない中で、少しでも楽になるように体をもぞもぞと芋虫の様に動かすだけ

> ―――ぎぃ、と扉が開く音がした。
ご案内:「拘留所」からさんが去りました。