2019/04/07 のログ
■伊従のどか > 「ヒルはやめてせんせい。やめて」
がくがくさせるのをやめて、頭の上で真顔になる。
「ぴっ!!」
変な鳴き声をだして、まさぐる手の動きを止める。
絶妙に、触っているような触っていないような感じで、手を止めて固まる。
■暁 名無 > 「何だ、どうした?気になってたんじゃないのか?」
変な鳴き声と共にフリーズした伊従に対して思わず失笑する。
固まった手をそっと抜き出しながら、やれやれ、と溜息をついて。
「いい加減学べよなあ、お前さん自分で思ってる以上に純情なんだから。」
けらけら笑いつつ伊従の手は腿の上に置いて。
■伊従のどか > 顔を赤くし、悔しそうな顔。
頭頂部に置いた顔をゆっくりと下げ、名無の首元までくると。
「がぶー!」
すごい掛け声とともに、名無の首にかみつこうとする。
歯形がつくぐらいには強く、噛みつこうとする。
■暁 名無 > 「いってえええええ!?」
せせら笑ってたら首筋を噛まれた。割と強めに噛まれた。
照れ隠しにしてももう少しやりようがあるだろうとか、そういう事を考えるよりも早く悲鳴が上がる。
「なに、何だよ、何で噛むんだよ!?
いきなり人間を辞めるんじゃない!」
絶対歯形が残ってるだろコレ、と首筋の鈍い痛みに眉をしかめて。
■伊従のどか > 「べっつにー?」
ふんす、とおこったような感じを醸しつつ、お布団の方へ逃げようとする。
「センセー、首元に痕すっごいついてますよ」
■暁 名無 > 「痕とか可愛らしいもんじゃないだろこれ……
あー、ホントだ。わりとクッキリついてんなこれ。」
逃げる伊従を見ながら、首筋を手で摩れば歯の痕が確りと付いているのを確認できた。
どうすんだよこれー、とぶつぶつ言いつつもどうしようもないのは明白で。
「まったく、自分で自滅しただけなのに人に当たるんじゃないっつの。」
布団へと戻りながら伊従へと苦言を呈して。
■伊従のどか > 歯形がついた名無の首を見つつ、むぅ、と唸る。
「……センセー、ごめん。
痛かった?」
とりあえず、いくら感情の思いのままに動いてしまったとはいえ一応謝りつつ。
■暁 名無 > 「まあ、痛くなかったと言うとウソになるけどさ。」
気にするほどのもんでも無かったのもまた事実。
ていうか痛えって悲鳴を上げたろうに、とジト目で伊従を見て。
「ま、伊従の添い寝の代金だと思っておこうかね。」
結局追加の布団を持って来て貰う事も忘れてた。
一組の布団を二人で使うのか、と小さく肩を落として。
■伊従のどか > ふむむ、とちょっと申し訳なさそうにする。
流石に噛むのはやりすぎてしまった。
「……あー、センセ。
ちょっとだけ、いい?」
ゆっくり布団の中で近づく。
■暁 名無 > 布団に寝転べばすぐさま眠気が名無を襲う。
先程無理矢理覚醒したというのもあったからだろうか。
「んー?
手短に頼むぞ、めっちゃ眠くなってきた。」
近付いてくる伊従を見て、欠伸を噛み殺しつつ。
■伊従のどか > 近づいた名無。
首元まで再び近づくと
ちぅ、と柔らかい感触を残す。
「……なんか、噛んじゃってごめんなさい、的な。
それじゃ、おやすみなさいっ」
何かを言われる前に布団にもぐり、背中を向ける。
■暁 名無 > 「ん……。」
首筋に柔らかな感触を残されて。
何気なく指でソレに触れ、少し考えて
「……ったく、ばっかだなあ。」
後悔するならもっと身の振り方を考えろよ、と思いつつ。
ひとまず、布団の中に隠れた伊従を今度は名無の方から背後から抱き締めようとする。
■伊従のどか > 抱きしめられれば、びくり、と反応を示す。
抱きしめられたまま、もぞもぞと動く。
「……」
そしてひょっこりと布団から顔を出し、名無と向き合う。
まぁなんとも、ばつのわるそうなかおで。
■暁 名無 > 「罰として朝までこのままなー」
此方を見る伊従を片目だけ薄目を開けて見下ろす。
くつくつ、とおかしそうに笑ってから、優しく頭を撫でてやろうと。
「いつも一人で来てたから、今回は楽しかったぞ伊従」
腕の中で振り返ったからか乱れた浴衣から覗く谷間も大変に眼福だ、とそこまで言おうとしても眠気で口も回らない。
代わりに抱く腕に少し力を籠めて、そのまま名無は眠りに落ちていくのだった。
■伊従のどか > 「んっ……。
私も楽しかったです、センセ」
ふふり。
小さく笑い、名無に抱き着き返す。
乱れた浴衣は、そのせいで生の感触を与えるが、それに気づくのはきっと朝になってからだろうか。
のどかも、そのまま眠気に襲われ、目を閉じていく。
ご案内:「鷲獅子庵 客室」から伊従のどかさんが去りました。
ご案内:「鷲獅子庵 客室」から暁 名無さんが去りました。