2019/05/26 のログ
ご案内:「幻想生物研究室」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「あ~~~~っつい 何だこれ。まだ5月なんですけど?」

休日の幻想生物研究室。暁名無はデスクに突っ伏して音を上げていた。
机の傍の窓は開け放たれているものの、そこから入って来るのは初夏を通り越して真夏としか思えない熱気ばかり。
エアコンがしばしば壊れるこの研究室では外からの風が命綱になりかねないというのにこの仕打ちか、と半ば溶けながら名無はデスクに頬をつけぼやいていた。

「うぅ……仕事なんてサボってプールとか見に行けばよかった。」

ぐすん、と涙ぐんでみるものの、途端に虚しさが込み上げてくる。

暁 名無 > 「しーーーーっかし、今の時期でこれだと夏本番はどうなっちゃうのかね。
 出勤してる途中で死んじゃうでしょ。この暑さで仕事は無理でしょ。」

ビール飲もうビール。どうせ汗かいたらアルコール抜けるし。
そう呟いてゆらゆらと陽炎の様にデスクから立ち上がり離れ、部屋に備えられた冷蔵庫へと向かう名無。
文明の利器ばんざーい、と力なく讃えながら缶ビールを取り出すと、プルタブを起こして一息ついてから一気に呷った。

「くーーーーーぃっ。やっぱ暑い日には冷えたドリンクっすわー。
 これで後はプールとデッキチェアと水着美女があればカンペキ。」

まあ屋内、しかも学校内だけどなここ。とまたしても我に返って虚しさと戦い始める名無であった。

暁 名無 > 「ま、デッキチェアは無いけどソファはあるしな。
 夏本番までこいつに頑張って貰おう。どっこいせ。」

缶ビール片手にソファに寝転ぶ姿は、教師としては不適合極まりない。
しかし本人いわく『反面教師も立派な教師』との事だから、改善する気はあんまり無いようだ。

「しかし暑いな……日が沈んだらもう少し涼しくなってくれりゃ良いんだ……が……」

ふわぁ、と欠伸をするとビールを一気に飲み干し、空き缶片手にソファで寝始める名無。
1時間後、所用で訪れた他教科の先生にこっ酷く叱られたのだそう。

ご案内:「幻想生物研究室」から暁 名無さんが去りました。