2020/09/21 のログ
ご案内:「浜辺」に杉本久遠さんが現れました。
■杉本久遠 >
杉本久遠はスカイスイマーである!
エアースイムのために青春をかけ、エアースイムのために筋肉と対話する!
よいスイムは筋肉から始まる。
そして肉体を鍛える事は、精神も健やかにするのだ!
「──ぬぉぉぉぉぉ!」
浜辺を声を上げながら走り抜ける男。
ランニングウェアでビーチランニングに挑んでいる。
ビーチランニングは、脚力だけでなく、全身を鍛える事のできる素晴らしいトレーニングなのだ!
■杉本久遠 >
「──だはぁー!
よし、とりあえずひと休憩だ!」
何本も走り終えると、ようやく走るのをやめて、堤防近くに置いたリュックサックの方へ向かう。
流れる汗をタオルで拭き取り、スポーツドリンクを流し込む。
「だはー!
うむ、今日も調子がいいな、オレ!
日々健康であること、これにまさるトレーニングはないな!」
久遠は偏った筋トレもオーバーワークも絶対に行わない。
それは妹にトレーニングメニューをきっちり決められているからではなく。
感覚的に無理を行わない方が効率が良いとわかっているからだ。
■杉本久遠 >
「しかし、ついに来月だなぁ。
まさか生で見れる日が来るとは。
楽しみで仕方がないぞ!」
来月頭に行われる、エアースイムの大会。
常世島で世界大会が行われるのは、久遠がエアースイムを知ってからは初めての事だ。
憧れの選手達を目の前にできる感動に、震えないはずがなかった。
体から疲労を抜くように、ゆっくりとストレッチを行う。
シーズンの終わった浜辺は、随分と静かだった。
ご案内:「浜辺」にユラさんが現れました。
■ユラ > 「……何してんの」
お散歩でざふざふ砂場を歩いてたら、なんか暑苦しいヤツが居る……と近付いてきた。
半目でヤバい動物を見るような感じ。
「泳ぎに来た感じじゃないし……
……あ、そうか、こういうときは風紀委員……」
端末を取り出してぽちぽちし始めた。
■杉本久遠 >
「んんっ!
見ての通り、トレーニング中だぞ。
ビーチランニングは全身を鍛えるのにちょうどいいからな!」
不審な視線を向けられてもものともせず。
ニカっと笑顔を向けながら、元気よく答えた。
「だから風紀委員への通報はやめよう!
オレは不審者じゃないからなっ!」
端末を操作し始める少年を、久遠は笑いながらたしなめる。