2020/09/21 のログ
ご案内:「浜辺」に杉本久遠さんが現れました。
杉本久遠 >  
 杉本久遠はスカイスイマーである!

 エアースイムのために青春をかけ、エアースイムのために筋肉と対話する!
 よいスイムは筋肉から始まる。
 そして肉体を鍛える事は、精神も健やかにするのだ!

「──ぬぉぉぉぉぉ!」

 浜辺を声を上げながら走り抜ける男。
 ランニングウェアでビーチランニングに挑んでいる。
 ビーチランニングは、脚力だけでなく、全身を鍛える事のできる素晴らしいトレーニングなのだ!

杉本久遠 >  
「──だはぁー!
 よし、とりあえずひと休憩だ!」

 何本も走り終えると、ようやく走るのをやめて、堤防近くに置いたリュックサックの方へ向かう。
 流れる汗をタオルで拭き取り、スポーツドリンクを流し込む。

「だはー!
 うむ、今日も調子がいいな、オレ!
 日々健康であること、これにまさるトレーニングはないな!」

 久遠は偏った筋トレもオーバーワークも絶対に行わない。
 それは妹にトレーニングメニューをきっちり決められているからではなく。
 感覚的に無理を行わない方が効率が良いとわかっているからだ。

杉本久遠 >  
「しかし、ついに来月だなぁ。
 まさか生で見れる日が来るとは。
 楽しみで仕方がないぞ!」

 来月頭に行われる、エアースイムの大会。
 常世島で世界大会が行われるのは、久遠がエアースイムを知ってからは初めての事だ。
 憧れの選手達を目の前にできる感動に、震えないはずがなかった。

 体から疲労を抜くように、ゆっくりとストレッチを行う。
 シーズンの終わった浜辺は、随分と静かだった。

ご案内:「浜辺」にユラさんが現れました。
ユラ > 「……何してんの」

お散歩でざふざふ砂場を歩いてたら、なんか暑苦しいヤツが居る……と近付いてきた。
半目でヤバい動物を見るような感じ。

「泳ぎに来た感じじゃないし……
……あ、そうか、こういうときは風紀委員……」

端末を取り出してぽちぽちし始めた。

杉本久遠 >  
「んんっ!
 見ての通り、トレーニング中だぞ。
 ビーチランニングは全身を鍛えるのにちょうどいいからな!」

 不審な視線を向けられてもものともせず。
 ニカっと笑顔を向けながら、元気よく答えた。

「だから風紀委員への通報はやめよう!
 オレは不審者じゃないからなっ!」

 端末を操作し始める少年を、久遠は笑いながらたしなめる。