2020/09/12 のログ
■持流 童男 > 考えなしに入ったはいいけど、どこにいるか分からない。
時間が惜しい、彼らが火災の煙で、どれくらい時間がたったか
分からない。正直一人ではきついものがある。
こちらも火の回りが異様に早い。
だけど僕以上に彼らのほうがこの恐怖と戦っている。
正直、誰か一人いればいいんだけど。消防隊はまだなのか。
応援はまだか。
■持流 童男 > 多分、風紀委員として、やるのは違うんだろう。
あそこで誰かを止めなければいけないんだったんだろう
だけど、あそこで泣いてる母親らしき人が、泣いてた
それを見てたら、もう止まられなかった
それに家族を失う経験なら某もしてる。
だからそれをさせたくない。
ハンカチを口にする。
右から二人の声がする。おそらく。そこにいるんだろう
「おーーい!!!!大丈夫でござるよー!!!風紀委員が来たでござるよーー!!!!!!」
そう大きい声で、そちらに向かう。
■二人の子供 > 「「うわあああああああああん!!!!」」
どうやら二人の子供のうち一人は、
落第街の子供らしいだけど泣いていた。
よほど怖かったんだろう。
■持流 童男 > 「もう大丈夫でござるからな。」
そう二人に言ってから、私服を脱いで。
顔にマスクをさせる。
二人にマスクをさせる。
そして大男の背中に、二人とも背負ってから。
レイチェル殿に、怒られるだろう。凛霞殿にも、理央殿にもどやされるだろう。
だけど、某は、某として正しいと思ったことをする。
「・・・二人とも捕まってるでござるよ。」
そう言って足に異能を使う。この二人と、あの母親らしい人を
助けたい。辛い思いをさせたくない!!!!
例え、落第街の子供だろうと、なんだろうと。
彼らには、きっと、輝かしい未来が待ってるかもしれないから
だから、助けたい
そう言ってから異能が発動される。温かい光と、太陽のような光とともに二人を抱えて
廃ビルの内部を早く動く。少年たちを傷つけないようにするように
■二人の子供 > うっすらと温かい光に少しだけうとうとする。
そして出て、到着した救急車に即効で運ばれていくだろう。
「・・・ありがとう」
そう少しだけ言いながらも
■持流 童男 > 「少しだけ眠ってるでござるよ。」
そう言って火災の廃ビルの内部を突き破って。
中から出てきた。もちろん廃ビルは壊さない。
そして、そのまま廃ビルの内部から閃光の如く。出てくる。
「・・・・なんとか、なったでござるな」
そう言ってから、外に出てくる。
■消防隊員 > 「こら!!!君!!!何やってるんだ!!!」
「我々が到着すれば、君が、無茶をする必要はなかったんだ」
「君の行動でどれだけ、迷惑をかけたと思う!!」
「君は君の行動で、多くの人を傷つけようとしてたんだぞ!」
そう言いながらも、しっかりと言う。
少なくとも、彼らを、待っていたらどうなっていたか分からないかもしれない。
■持流 童男 > 少しだけ目を伏せながらも、
「すまぬな。某は、ただの普通の人間でござる。」
そう切なさそうに言いながらも
風紀委員としてはだめなんでござろう。
まぁ!ばれなければいいでござろうし!
レイチェル殿や、神代殿や、山本殿や、凛霞殿にばれなければ大丈夫!!!
さーってと
「では!!某これから、同人誌買いに行くので!!さらば!!」
そう言ってからとんずらをこく。
■消防隊員 > 「あ!!待ちたまえ!!!」「クッソ早い!!!」
そう言いながらもこちらは消防をしている。
■持流 童男 > しばらくすれば、鎮火されるだろう。
後日その後、二人の少年は病院に行き。事なきを得た。そして
二人とも口をそろえて
「風紀委員に助けてもらった」
と感謝の言葉を述べたという新聞を手に入れて。
少しだけニヤッと笑いながらもエロゲを買いに行った
ご案内:「落第街 廃ビル火災現場」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「治癒病棟・個室」に壊れた歯車時計さんが現れました。
■壊れた歯車時計 > 常世島の医療施設――委員会の者も多く世話になるその施設の3階。角部屋の個室で一人の少年が昏々と眠っている。
微かに呼吸の音が聞こえる以外は静かで物音一つ無い。腕には点滴のチューブが繋がれており、反対側の腕…その手首にはリストバンドのような物が巻かれている。
「――――」
寝息は静か、を通り越して不自然に小さいくらいで。今にも息が止まりそうな程。
時々、何かに魘されるかのように僅かに眉を潜めて身じろぎをするが、目覚める様子は無い。
病室の壁に備え付けられた時計が刻む針が、ゆっくりと確実に時間を刻んでいく――けど、彼の”時計”は――…
「―――…い、と。」
昨日、たった一人の白い少女によってあっけなく壊された。だから今は何も刻めない、何も戻せない。
一度砕かれた物はそう簡単には戻せない。そして、此度壊されたのは物ではなく、人の心であり精神であり――…。
■嗤う妖精 > 「"そう思っているのはおまえだけだ"」
薄っすらと三日月に口元を歪めて彼女はそう告げた。
「目をそむけ続けるのも結構だが――おまえは"ここまで"だ」
黒光りする拳銃(ピースキーパー)を己のこめかめに押し当てて彼女は言った。
蒼い蝶が、つめたく嗤う。
――…
――――――…
――――――――――…だから、お前には”誰も救えない”。
■壊れた歯車時計 > 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■-------!!!!!!!」
■壊れた歯車時計 > 目を見開く、銀色の血走った目が何処とも知らぬ白い天井を映し出した。
反射的に飛び起きるように上半身を起こし、呼吸を乱しながら体を震わせて。
「……が、う。…俺は――い、と。…止ま――ま、だ。」
嗚咽交じりにブツブツと呟く、ダラダラと嫌な汗が滴り落ちる。倒れ伏す直前の光景が脳裏を過ぎった。その言葉も。
「――――うっ…!」
口元を押さえる。点滴のチューブや手首のよく分からないリストバンドに気を向ける余裕も無い。
そもそも、今の自分が何処に居るかも少年は考えたり気付く余裕すら無く。
■??? > 『人とまともに向き合ってこなかったお前のこれが末路だ』
うるさい、
『直すだけしか出来ない?それはただのお前の思い込みだ』
黙れよ、
『――自分を傷つけるのは幾らでもやればいい。それで誰かを無自覚に傷つけるのはどうかな?』
俺は――、
『往生際が悪い。とっとと楽になれ――壊れた歯車時計』
■??? > 『今のお前には――誰も救えない。”約束”一つすら守れない』
■壊れた歯車時計 > 「うっ…うぉええええっっ!!」
耐え切れず吐いた。みっともなく。吐しゃ物で布団を汚しつつ…なんとも無様だ。
「―――嫌、だ……俺は…■■るんだ…せめて、約束一つ、くらい…は」
だって、
それすら出来なかったら、
俺は、
何の為に――…
「ちく……しょ、う。」
嗚呼、分かっていた。こうなるって。きっとずっと前から。
目を背けてきた、愚直に進んで”逃げてきた”。感謝の声も、忠告も、全て聞いていながら省みず進んできた。
「俺は……どうすればいいんだよ、なぁ…?誰か、”誰か教えてくれ”」
ふらつきながら、ベッドから立ち上がろうとして――顔面から派手に床へと転がり落ちた。
――そこで再び意識が途絶する。
数時間後、巡回の医師や看護師に発見されるまで、きっと情けなく無様に彼は床の上で転がっていた。
――路傍の石ころみたいに、取るに足らないガラクタみたいに。
ご案内:「治癒病棟・個室」から壊れた歯車時計さんが去りました。