2021/10/19 のログ
『調香師』 > 「実際、興味はないかな
 お仕事と引き換えに居座っていた場所が、いつの間にか『梟』なんて呼ばれ始めて

 彼と連絡を取り合う程度の、結局は外様の協力者だから」

新入りの彼女のような相手がここを訪れる方が当然珍しい
ここは歓楽街。『表』の秩序が生き延びて、『娯楽』の範疇でスリルが取引される場所


「ここは羽の擽り、『Wing's Tickle』。守られるような巣の中
 休まる場所じゃないなら。たまには来て欲しいって思うけど

 飛び立つことを、見送る事しか出来ないのよね」


香りの事と、それに加えて『人の事』くらいは考えてはいるがそのくらい
正面から向かい合わせた笑みは、これ以上今日は出来る事もないかなと、困った風に明かりが見せた事だろう

O RLY >  
「なるり。理解する必要はない、か。確かにねぇ」

興味半分怠惰半分でこの場所を訪れたというのもあるが、
来てみれば成程、確かに”連中が恋しがる”はずだと得心する。
溺れるにはこれ以上はない。

「ま、すっごく、大変に気持ちが悪いけれど嫌いじゃない。
 アクセスしやすいのも確かだしね」

ゆっくりと席を立ち、扉に手をかけると振り返る。
お互いに必要以上の干渉は必要ないだろうし
そういった意味ではこちらに興味もなさそうでやりやすい。

「次はこの香り無しかお茶でも出してよね。
 指示とか序列とかめんどくさいしほっといてくれりゃ適当に働いてあげるからさぁ」

彼女としては形式上の上も、部隊も興味ない。
壊したいときには蛇を押しのけてでも壊すし、
気がむいたら観測もする。そして適当に情報を流して差し上げるだけ。
どうせここの連中も大半が”ーー”だ。

「--じゃぁね、蟲毒さん」

軽く微笑むと片手をひらひらと泳がせ、扉を開ける。

『調香師』 > 「その両方とも、どこかのカフェでも待ち合わせすれば丁度解決できそうね?」

このお店から香りを抜く、と言うのも困難な話
自身も纏わすものとはいえ、幾らか関わりやすくなるのなら、と

「立ち寄るなら気軽にね
 あと、孤独じゃないから。『調香師』だから!」

彼女も貴女を追って立ち上がるものの
きっと、来た時と同じように。自分の調子で彼女は行ってしまうのだろう

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」からO RLYさんが去りました。
ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」に『調香師』さんが現れました。
『調香師』 > 路地裏にある、隠れ家のお店
芳香がそこに至る道案内
そんな『Wing's Tickle』

しかし本日、扉の隙間から香りは漂っていなかった


少女はバスケットに様々な荷物を積み込んでいく
売り物、メニュー表。お客寄せのお香、マッチ
改めて中身の照合を終えて、彼女は表へと足を向けます

『OPEN』、その看板を店内に戻って。日傘とバスケットを手にしました
今日はお外で、新しいお客様を探しましょ

店舗はお休みの日。お出かけの日

ご案内:「歓楽街路地裏『Wings Tickle』」から『調香師』さんが去りました。