2019/03/23 のログ
ご案内:「とある住居の私室」にツェツィーリヤさんが現れました。
ご案内:「とある住居の私室」に桜庭 美月さんが現れました。
ご案内:「とある住居の私室」からツェツィーリヤさんが去りました。
ご案内:「とある住居の私室」から桜庭 美月さんが去りました。
ご案内:「とある教師の家の一室。」にツェツィーリヤさんが現れました。
ご案内:「とある教師の家の一室。」に桜庭 美月さんが現れました。
桜庭 美月 > 「……まー入ってよ、あんまり綺麗なとこじゃあないけど。」

どさっと鞄を下ろしながら職員寮の扉を開くと、お相手を招き入れて。
裏路地で出会ってからしばらく経つが、ちゃんとお約束。
一緒に飲もう、と声をかけての待ち合わせ。

正直、お店も考えたのだけれど。
お酒を入れると一撃で酔っぱらって動けなくなってしまう、という話を聞けば、お店は選びづらく。

「狭くて悪いけど、まあ………その分のんびりもしていいからさ。」

女っけはあんまりないお部屋。ソファにテレビにゲーム機が適当に転がっていて。
奥のお部屋が寝室なのだろうけれど、ぴしゃりと閉められていて。

「……あっちは汚いから開けちゃダメだからね。」

なんていいながら上着を、ん、っと脱ぎ捨てて、ぽい、と壁にひっかける。
今日も黒髪ポニーテールの、いつもの恰好。

ツェツィーリヤ >   
「じゃまするよー」

家主に続き入室した女はまるで自分の家のような気軽さでするりと室内に入り込み
ブーツを脱ぐとそっと端に寄せる。
ついでにささっと靴の汚れを拭いつつ室内に視線を巡らせた。

「……まぁ予想通りではあったけれども」

余りにも酒に弱い自分を気遣って部屋飲みという事になったのはいいが
部屋の中の年頃の高校生もかくやという女っけの無さと
服を投げてかける無邪気さに苦笑を漏らす。
なんというか、実にらしし不快ではないが
普段ちゃんと生活できているのか心配でもある。
自分?ハハ、それは言わないお約束。

「ハンガー借りるよ」

一声かけた後コート掛けにチェスターコートをかけると
少し伸びをしてからソファ前の机のサイドに座り込んだ。

「ふぅ」

そのまま背中をソファの足元に預けながら自分が買ってきたつまみを机の上に並べ始める。

桜庭 美月 > 「何が予想通りだったのかねー?
 はいはい、ハンガーは自由にね」

ジト目を返しながら、いつも通りのタイトスカートとワイシャツだけれど、スカートは動きづらいのか、その場でよいしょっと脱いでジャージのズボンを探し始めて。
割と見られていることは気にならぬのか、気楽な格好を求める。

「んで、お酒じゃなくていいんだよね。
 飲み物とかはたくさん購入はしてあるけど。
 ノンアルコールも雰囲気でダメだったりするんだっけ。」

声をかけながら、………ねーや、とつぶやけば、そのままの恰好でソファの前、隣に座り込む。
ワイシャツに下着だけの恰好……うーん、常にこれがデフォルト。
ひじ掛けのようにソファに腕を預けながら、テレビをつけるも、………イマイチ何もやっていない様子で。

しばらくチャンネルを一巡して、テレビを消す。

ツェツィーリヤ >   
「君の可愛らしさってとこかな」

臆面もなく口にしながらモノグラスを外すと、体を後ろに倒して
着替える様子をボーっと眺め、呟かれた言葉にくすりと笑みをこぼす。

「今日は寒いからエアコンつけようか」

かなりラフな格好と姿勢でテレビを眺める姿を横目で眺めながら
飲み物もいくつか机に置くと辺りを見渡すと

「少しごめんね」

ソファに片手をつき、上体を起こしながら
唐突にまるで抱きよせるように身を寄せ……

「ああ、やっぱりこれだ」

家主の座り込んでいる家具の向こう側、
端っこに埋まる様に投げられているそれを見つけ、
その姿勢のまま片手を伸ばす。

桜庭 美月 > 「何言ってんのよ。」

ジト目のまま、相手の言葉にふふ、っと笑う。
お世辞は何にも出ませんよー、って軽く呟きながら軽く伸び。

エアコン、と言われて少しだけ周囲を見回すも、それっぽいものはなくて。どっかに投げ捨てたっけ、と思う間に。

「……わ、っと、とっ!?」

軽く抱き寄せられるようにしながら距離が近くなる。
相手の胸に顔を埋めながら抱きとめるような……軽く押し倒されるような恰好になり。


「……取れた?」

頬を赤くしながらも、見上げて一度問いかける。
取れたならどきなさいよ、なんて脇腹をつんつんとつついて。

ツェツィーリヤ >   
「温度設定もまた適当にして……全く」

その姿勢のまま空調を起動し、ポチポチと操作する。
やたら高い温度になっているがこれは風邪をひく元。
脇腹をつつく感触には気も留めず
適度な温度に設定数値がなった事に満足げな雰囲気を醸し出すと
そこで初めて真下を見下ろし真下で頬を赤らめる姿に笑みを浮かべる。

「嗚呼そうそう、さっきの問いだけど、言っているのは本心だよ?」

ふふ、と楽しそうに笑うとすっと身を引いて机の上に手を伸ばす。
細い棒のチョコ菓子を片手で手繰り寄せると一本咥え、
体をソファの足元に預けると後ろに倒れるようにさかさまに家主を再び眺めて。

「これくらい日常茶飯事だろ?」

そう言いつつ口元に悪戯な笑みを浮かべる。

桜庭 美月 > 「………ばーかばーか。とりあえず本心はいいからどきなさいってば。
 褒めても何にも出ないっての。」

はっきりと真上から微笑みを落とされれば、う、っと声が詰まって視線を逸らす。
悪戯な相手に翻弄されながら、こっちも不満げにしつつ、チョコ菓子を口に咥えて。
エアコン設定も適当。服の置き場所も適当。多分何もかも私生活は適当。

「おあいにく。こっちは仕事ばっかりでそういうことにゃとんと疎くてね。
 そっちこそ、そういったことが日常茶飯事なわけ?」

答えてみろよー、なんて相手のチョコ菓子の端を摘まんで、うりうり、と上下左右に動かして軽い悪戯をお返し。
割と彼女の悪戯は、子供っぽいそれ。

「んで、お酒はいらないでよかったよね。
 あんまり悪戯すると飲ませるぞ、ほんとに。」

と、用意した二人分のグラスを並べる。

ツェツィーリヤ >   
「へぇ?疎い……ねぇ?」

悪戯な表情のまま一瞬思案する。
”仕事柄”自分はそういう場面が少ないとは言わないが……
まぁいいか。

「まぁ、私は悪い女だからねぇ」

ケラケラと笑いながら返しの悪戯に目を細める。
宛ら子供が悪戯する様を眺める様な表情だが
お酒の話題になるとその表情を曇らせる。

「前にも言ったけど残念ながらとんとアルコールには弱くてね
 大体どのお酒も美味しいのに困ったことだよ」

はぁ……と溜息を零しながら眉を寄せた。
酔いつぶれても良いなら浴びる様に(一缶程度)のむのだが
そうすると色々と都合が悪い。

「ほー、飲ませるってどうやって?」

瞳を見つめたまま机の上の缶に手を伸ばし
そのまま器用に片手で封を開けた。
プシュ…という空気の抜ける音を聞き流し興味深そうに聞き返してみたり。

桜庭 美月 > 「悪いなーってのはよーくわかった。
 疎いも疎いさ。ずーっと仕事しかしてないわけだし。」

肩を竦めてため息一つ。
悪い奴を追っかけていたと思ったら、いつの間にか生徒をおっかけるようになっていた。
まあ、それを嫌だと思っていないのだからいいんだけれど。

「悪戯をあんまりにもするなら、こう、捕まえて無理やり?」

どうやって、と聞かれて上手い返しができるほど考えていたセリフではない。
むしろ、ちょっと焦って、こう、ヘッドロック的に、と捕まえての乱暴な行動を口にする。

「まあ、飲めないってならお茶かジュース程度でいっか。
 私もそれで付き合うからさ。」

まーまー、そうそう悪戯もしないだろ、なんて言いながら改めて隣に座りなおして、二人のグラスの隣にちょっと子供っぽい缶を並べて
肩が触れ合うくらいの距離であっても、あんまり気にする素振りは無いまま、下半身は下着だけの姿。
根本的に脳が子供なのか、ちょっとおかしいところがあるのか。

オレンジジュースにしよっかなー、なんて選びながら、問題なく注げればグラスを合わせようと。