2020/08/26 のログ
■阿須賀 冬織 > 「そう…ですよね。……うん、守れたはずのものが守れないのは…嫌だなあ。
……おお、確かに相手を傷つけるだけが戦いってわけじゃないっすよね。
ワクワクかはわからないけどちょっとカッコいい…かも?」
銃弾をそらす。……ちょっとカッコいいかもと思う自分がいた。
そういって子供っぽいっすかねと楽しそうにしている先生に笑い返す。
「……! 確かに!
自分のも電気を作った後は物理法則からは逃れられないっすね。
目的……結局そこっすよね。まだきちんと決まってるわけじゃないけど、
来た時よりは見えてきたのかな……?」
確かに、そんな使い方もできる。むしろなんで今まで気が付かなかったのだろうか。
日常の為に使う。まだどこかふわふわとしているが、何もわからなかったときよりかは少しは明確になっただろうか。
■耳守 聴乃 > 「結局使い方次第だからな。
君が異能を訓練しながら良いことと悪いことの分別が付くように
心も訓練していけばいい。
道を違えそうになったら我々教員が正してやる」
そのための教員なんだから。
「子供っぽくていいじゃないか。
異能の使い方は発想力だ。
ちょっと突飛な――それこそ風船で宇宙に行くつもりくらいの方が、
個性が出るモノさ。
まずは電磁誘導でモノ――金属を動かすことから始めればいいんじゃないか?
最初はコイルや鉄の棒を使うといい。
からだ一つですべてを制御するのは難しいが、
導体を使えば電流の向きを制御しなくて済むからな」
楽できるところは徹底的に楽をする事だ。
なんて言って、導線でできたバネを棚の上に戻す>
■阿須賀 冬織 > 「……そうなりたくはないけど。
もし、そうなったときはよろしくお願いします。
……って、すみません。異能って言うより人生相談みたいな感じになっちゃった。」
そうなるつもりはないけれど、未来のことなど言いきれない。
その時はお願いしますと頭を下げてお願いする。
頼れる大人が近くにいるというのはとても心強い。
「風船で宇宙……。流石にちょっとそれは怖いっすね。
成程……楽しながら感覚をつかむってのも大事か。
……アドバイス明日から試してみようと思います。
あ、コーヒーごちそうさまでした。時間とってもらってありがとうございます。」
片付けるのを見ながら、氷が解け冷たくなったコーヒーを飲み干す。
■耳守 聴乃 > 「そうだな、私も柄にもなく妙な話をしてしまった。
まぁ、私は理屈の助言しかできないが、力を役立出るのが工学の仕事だ。
異能を役立てる手伝いくらいなら協力するよ」
人生相談、と言われれば妙に自分の発言が恥ずかしく思えてしまった。
その恥ずかしさをごまかそうと、わずかに残ったコーヒーを飲み干す。
「おっと、そろそろオフィスアワーの時間も終わりか。
もっとゆっくり話したいところだが、あいにくこの後実験があってね。
連絡さえくれればいつでも時間を取ろう。
ああ、君が自在に能力を使いこなしている姿を見るのが楽しみだ」
そう言って、かけてあった白衣を手に取ると、
「お先に。マグカップは流しに置いておいてくれ」
と言って、実験の為に居室を後にするのであった>
■阿須賀 冬織 > 「じゃあ、また相談とか報告あれば……。」
さて、そう言われたからにはより一層頑張らねば。
貰ったアドバイスの練習もそうだし、話しているうちにいくつか思いついたこともある。
夏休みはもうすぐ終わりだが、訓練は続けないとなあ。
「ありがとうございました。自分もすぐに出ますね。」
そうお礼を言って、そそくさとマグカップを流しに置いて水につける。
そうして後を追うように部屋を出ていくだろう。
ご案内:「耳守の居室」から阿須賀 冬織さんが去りました。
ご案内:「耳守の居室」から耳守 聴乃さんが去りました。