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Free7(鍵付き)
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鍵付きの設定自由部屋となります。
基本的な利用方法は他のFreeルームと同様です。
飛び入り参加を確実に避けたい場合などにご利用ください。
なお、鍵付きの部屋でない場合でも、補足欄等に「待ち合わせ中。飛び入り禁止」などと書かれている時は、入室者の意志を尊重してください。
最初に入室する人が自由にパスワードを設定でき、そのパスワードを入力することで後入が可能です。
入室する場合は、入室者同士で私書箱などでパスワードを共有してください。
●フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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参加者(0):
ROM(1)
Time:02:34:12
更新
ご案内:「落第街-十字架の欠けた廃教会」から
マルレーネ
さんが去りました。
(11/23-01:20:25)
ご案内:「落第街-十字架の欠けた廃教会」から
ノーフェイス
さんが去りました。
(11/23-01:20:13)
■
マルレーネ
>
「………ふぅ。」
静かに吐息を漏らす。
何が起こるかと思ったが、………いや、何かは起こっているのだろうけれど。
それでも、目の前で手を差し伸べる対象がいたから、平静のままでいられた。
こうやって後悔すらするタイミングを見失っていくのだろうけれど。
まあ、それもいいか、と割り切って。
「………さあて、使うタイミングが無いといいんですが。」
呟く。
己が身を燃やす時に、大きな炎になるのなら。
それもまた仕方あるまい。
(11/23-01:13:39)
■
ノーフェイス
>
教会の扉は開かれていた。
それをくぐって、夜空の下にまろび出れば。
「…………恐い女」
傷む内臓、暴れる心臓を引きずりながら。
声をかけたものの、色んな意味での危険度に、
そんなことをぽつりと呟いて。
(11/23-01:04:42)
■
マルレーネ
>
「それがまかり通る施設を待ち合わせに指定した貴方の負けでーす。
ここでは私がルールでーす。」
ああ言えばこう言う。大人のようにふるまいながら、子供染みた言葉を返して。
疲れ切ってることは伝わるけれど、直接の心配はきっと無用だろう。
「………あーら。
ふふ、まだ私を清楚な修道女として見てくれるんです?
私の修道院はジャンルを問わないわ。」
ころころと笑いながら、立ち上がる彼女を見上げて。
「ええ。」
本当はまだ心配もある。
いつもの癖で手を伸ばしそうになって、いいや、違うと心でブレーキをかける。
(11/23-00:58:28)
■
ノーフェイス
>
「……年功序列制はんたーい。
それは旧い考え方だとおもうな、ボクは」
力のない返答しかできない。
魔力は精神力だ。
消耗してしまえば、気勢はどうしても緩んでしまう。
実際いまもどうにかこうにか――
「……うん。
いってなかったんだけど、本業はミュージシャンでね」
未だに不整脈と拍動を繰り返す胸元に、手を当てながら。
「修道女様と違って、より俗人ではあるケド。
……だからこそ、お互い生きてたら、素敵なステージをご覧にいれましょう。
お行儀のよいゴスペルやクラシックではないから、
清楚な修道女様には――ちょっと刺激が強すぎるかもだけどね?」
確約できることはない。
明日、一秒先、どうなるかわからないから、お互い生きていたらと。
ぎ、と片手を背もたれにかけて、立ち上がる。
余裕の表情をつくって、見下ろした。
「……じゃあ」
別れの挨拶にも、余計なことは言わずして。
歩けそうだ。闇に乗じ、住処に戻るまでは保つだろう。
彼女も――心配することはあるまい。ずいぶん歩き慣れている様子でここまできたのだから。
(11/23-00:51:48)
■
マルレーネ
>
「でも、私の方が上だもの。
先輩らしいこと、させて頂戴?」
微笑む。明るいところで、と言われれば。
「明かりを消さないと恥ずかしいわ?」
なんて、冗談で返す女。
修道女と呼ばれていても、どうにも俗っぽいところは変わらない。
いやまあ、荒くれ者とたっぷり一緒に過ごしていましたからね。
「………それはそれ。
耳に残ったけれど、私だって緊張していたのだから。
今度は普通に聞かせてもらえる? 私はそれが聞きたいな。
もうちょっとリラックスして、ね。」
ふてくされた頬をつつきながら、ね、と笑う。
何も言わないけれど。つまるところ、それだけ。
気持ちが伝われば、と穏やかな言葉。
(11/23-00:42:13)
■
ノーフェイス
>
つんと突かれるだけでくらりと頭が揺れるものの。
どうにか正体を取り戻すと、長い深呼吸、のあとに笑った。
「あー、ちょっと、手が汚れちゃう。
コドモ扱いしないでってば。もうりっぱなオトナなんですから。
……次は明るいところで、でしょ?」
追いかけることはしない。距離が交わるのは今だけ。
これ以上は過干渉。今は。お互いに。
成すべきことはした。
「…………」
笑みが、深まる。
伝えたいことは伝わったらしい。やっていることは悪ふざけ。
善行ではない。むしろ悪行。
でも、命がけで――本気だ。それは間違いなかった。
託した期待と奇跡の重みをわかってくれれば、それで。
「……うたの感想」
そこで目を閉じ、ふてくされたように低い声。
(11/23-00:36:31)
■
マルレーネ
>
「なーに言ってるんですか。」
こつん、と指で額をつついてやりながら、全くもう、とため息をついて。
相手がどのくらいのダメージを受けたのかは分からない。
分からないけれど、おおよその当たりがつく。
だから………、何かの言葉を求めるようなことはしない。
「……ふふ、そうですか?
全く、口が上手いんだからもう。」
ぐしぐし、とちょっと頭を撫でて返すのは、普段の表情。
元の調子を取り戻すならば、べったりとくっついておくのはやめよう。
少しだけ間をおいて、座り直す。
「………………私はまだ、よく分かりません。
ですけれど。
………ふふ、貴方の"本気"だけは伝わった、って感想だと、おかしいでしょうか。」
そっと手の甲で、口元をぐい、と拭ってあげて。
(11/23-00:24:54)
■
ノーフェイス
>
「………」
薄っすらと眼を開ける。黄金の輝きが消え入る炎のように細くなっているが。
みじかい言葉にすら、ただ僅か、触れた彼女の服の布地を掴む。
「ぅ……」
問われた言葉には、ただ頷く。
自分の格好つけを尊重してもらえたようで、ならばそれに応えるのみだ。
身を預けない、縋らない、ただほんの僅か……貸してもらうだけ。
心残りは――ない。それをもたないように生きてきたつもり。
なんだか、この世界にもどってきて、ひとつみつけた気がするが、喪ったばかりだ。
うっかりと意識を手放しかけるほどの安心感を、しかし享受しようとした自分に鞭打った。
せめて俯いて溢れさせぬよう、それでも修道服に赤黒い染みを零すだろう。
ぼたぼたと長椅子の座面をつたい、床を濡らすその鮮赤、漏れ出ていく魔力と生命。
撫でられた瞬間伝った涙は、呼吸の苦しさがもたらした生理現象か。
「…………、……」
僅か、目元に隈を浮かべながらも、吐き出した数分後には、呼吸が落ち着いた。
「……汚すなら別の体液のが良かったよねぇ」
顔をあげると、へへ、と笑って、顎まで伝う紅を、手の甲で拭った。
他人に代償を強いるなら、こちらも代償を支払う必要がある。
都合のいい話はなかった。奇跡を押し付ける側にも相応のリスクがある、というだけ。
僅かにだけ身体を離す。もう大丈夫だ、と。ありがとうは、言わない。
「いままではここまでにはならなかったんだけど。
美女のまえだからかなぁ、興奮しすぎちゃったかも。
……ねぇ、どうだった?」
背もたれにしなだれながら、彼女のほうを向いて。
汗で濡れる髪をかきあげると、またべたりと汚れてしまうが。
表情はだいぶ、調子を取り戻してきた。
(11/23-00:14:32)
■
マルレーネ
>
「いいよ。」
言葉はその3文字だけ。
押しのけようとする力に負けることもなく、その紅すら体で受け止めようとする。
「病院に行く、ってわけでもないんでしょう。」
そんな気がした。
だから、少しだけ間をおいて、そんな言葉を投げかける。
「大丈夫。ちょっとだけ無理をしたのよね。
ほら、私もそうだったもの。わかるわかる。」
合間合間に軽口を入れながら。
背中を叩くような所作はしない。頭を撫でたのも、一度だけ。
そこから先は黙っていた。
それこそ、落ち着くまで1時間でも2時間でも、そのままでも構わないといった空気。
本当に毛布か何かのように、包み込むだけ。
こうしている方が、自分もまた落ち着くから。
(11/23-00:00:17)
■
ノーフェイス
>
「う、ん」
胸をかきむしるようにふれながら、
包まれると、どこかむずがるように身を捩りながらも、
彼女の動きを阻害することもできぬ、というようで。
支えられる肉体は、活力に満ちていた先までの姿より、弱々しく、そして重い。
暖かく、柔らかい。
人によりかかるということの心地よさを教えるかのようで、
まずいな、と内心考えていた。
「………キミの挑戦に、期待、してるよ」
ようやく、腰を落ち着ける。
「ふ、ぅ……」
そのぬくもりに、安心を――してしまって。
「…………ッ」
ぐ、と片腕で、彼女を押しのけようとする。
もう片方の手は、みずからの口元を覆っていた。
うつむいて、汚さぬようどうにか距離をとろうとしながら。
吐いていた。薄闇、月明かりが指の間から溢れる色を鮮やかに紅く照らす。
異様な発熱と吐血は、ほんの僅かな気の緩みがもたらした、異能の反動を受けきれなかった姿だ。
(11/22-23:51:03)
■
マルレーネ
>
………女は、ただ聞いていた。
歌は少しだけ懐かしい気分がするようで、初めて聞くようでもあり。
心が落ち着くようで、……それでいて、やっぱりざわめくような。
その上で、心に落ちる何かに気がついてはいても、それに反応はせず、忌避感も示さない。
ああ、何かが"ある"んだなあ、と受け入れながら、目を閉じたまま。
歌の内容も、淡々と耳に入れる。
祈りをそこでも捧げるように、手を組んだまま。
……その歌が終われば、そっと目を開き。
「………。お疲れ様。」
唄い終わった相手を、ぽふん、と受け止めて胸に埋めるように。
毛布で包むように腕を回して、無理に立たせず、一緒になってまた長椅子に腰かける。
(11/22-23:44:54)
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ノーフェイス
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「――……、……あ、」
ものの一分ほど。歌い上げた、それだけでその儀式は終わる。
全身に吹き上がる汗に、荒らげた息は、極限の疲労の証だ。
終わったよ、と言ういとまもなく。
寄る辺をもとめて、膝をふらつかせながら、どこかに腕を伸ばした。
(11/22-23:32:10)
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ノーフェイス
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ただ、うたが響く。
優しく、強く。
透き通らぬ、甘く掠れた音で。
紡がれる詞は、
異邦の旅人の故郷のことばに、聴こえるような。
意味が判ぜずとも、内容が判るような。
祈りの歌だった。
祈る者の歌だ。
苦境に生きる者が、今在る理不尽に対して、
ただ、祈る。
きっとうまくいく、と願いながら。
手を組んで、指を絡めて。
歌い上げられるその最後までも、
物語に、神の存在は欠片も語られることはなく。
祈りながら生きるだけの。
与えられるものは、歓びでも苦しみでもない。
ただそれを受けた心と身体――魂に、直接。
ほんの幽かな、だが確かに、何か――異物が、
ひとしずく――ぽたり、と垂らされる。
そんな感覚。
(11/22-23:31:42)