2020/08/02 のログ
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」にアールズアーズアースさんが現れました。
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」に持流 童男さんが現れました。
アールズアーズアース > スラムの奥。
廃ビルの一室、誰もこない物陰。

アレ以来、陽のあたる場所には出ず、そっと片隅から隠れるように眩しい世界を眺めている。

なんとかおねえさまには許しを得たが、だからといっていままでみたいにニンゲンを気取って外に出るでもない。
お気に入りだったテラスの特等席も、もうずっと行ってない。

ただ、じっと見守る。

ああ。

ニンゲンって……いいなあ……。

持流 童男 > 「某はアール殿をアール殿としてみてなかったでござるな・・・」

あるきながらも、体が震える。アール殿の、あの肉塊を思い出す。あの異形の姿を思い出す。

生命の危機に瀕し、怖かったのは覚えている。

「あの子の傷すら、某は目をそらして支えになりたいなんて言ってたのでござるな・・!!!だから今度は、もう目をそらさないようにしたいでござる。」

意思を固くしつつそして
それ以上に怖いのが、

「彼女は、どうしようもない化け物だけど、友達なんだよ・・・仲直りできないのは・・いやだなぁ」

ぽつりと、喋った。

持流 童男 > 「謝りたいでござる。もう一回会えるなら、未だ友達でいられるなら」

元気がないような声で、はっきりといった。

アールズアーズアース >  
「……………………」

でも。
わたしは、ニンゲンじゃ、ない。

おねえさまの言ったとおりだ。
だからってやめらんな……




感じたその一瞬で、ニンゲン
            の動き
              が
              できなくな
 る。




持流の……あの男の気配。

持流 童男 > 「・・・・うーんどこでござろう」

言いつつも探し回る。スラム中を探し回って

歓楽街を探し回って、落第街を探し回ったが見つからない。

一瞬ゾワッと背筋が凍った。

「アール殿・・・?いるので・・ござるか・・?」
恐れながらも、震えながらも、後ろを振り向く

アールズアーズアース >  
「…………あ あ゛ぁああああ
         あ゛あ ああ
 あ
 ああ゛

           あ゛」

あの男だあの男だあの男だあの男だあの男だあの男だあの男だあの男だあの男だ。
それだけで冷静じゃいられない。

殺すか喰うか縊るか〆るか。

それじゃたりないかもしれ な

い。

ともあれ
声を、あげ た。

持流 童男 > 一息をついて

「・・・・アール殿、話があるでござる。」

我儘を突き通せ、エゴを突き通す。

体が震える。思い出して、気持ち悪いと思ってしまって顔がひきつるが、アール殿の方向を見る

「某は・・・!!!!某は、お主に最低なことをしたでござる!!!」

「お主が、お主の傷を見せてくれたのに・・!某は、その傷を見ずに!お主から逃げてしまったでござる!。お主自身をもみてもなかった・・!!!」

「化け物で、怪物なお主をしっかりと見てなかった・・・!!!!自己陶酔野郎でござる・・!」

言いつつも声のした方に喋りかける。

「・・・・ごめんなさい。」

地べたに頭をすりつけながらも土下座をアールさんにする。

「・・・・お主とまだそれでも友達でいたいのでござる。怖いでござるが、恐ろしいでござるが。」

「仲直りしたいでござる。化け物で怪物だけど、友達なんでござるよ。」

「・・某に、僕にその資格があれば・・・、また『友達』になってくれませんか。・・・アール殿」

意気消沈した顔をしつつ、アールさんに対して震えながらもしっかりとした意思で伝える。。

アールズアーズアース >  
部屋の瓦礫の物陰から、姿をゆらりと見せる。
姿形は以前のアールのまま。

そして、姿形しかアールのままじゃない。
目は、ちゃんと見ているのに、どこも見ていない、最初から。

にんげんのかたちをしたにんげんじゃないもの。

「……おそい。
 遅いおそい遅い悪阻い わ」

なのに。

ニンゲンはずるい。
ニンゲンはずるい。

だって、こんなどうしようもないことさえもニンゲンらし
                        くて羨まし イ。


でも、謝られたところで、何も変わらない。

な に も。

「たす け
  ようと も 
      してなかったくセ、に」

ああ。
ニンゲンの形をしているのに、ニンゲンの声にすらならない。
ひどく、惨めったらしイ。

持流 童男 > 「・・・あぁ、本当にそのとおりでござる」

言いながらも、しっかりと目を合わせる。
未だ震えて怯えながらも、後ろに下がるが話はする。

「某は、お主を・・・助けようともしてなかった・・・」

「化け物で、怪物なお主を、見ようともしてなかった」

「甘い言葉でお主の秘密を暴いて、そして覚悟も無く自分可愛さで、逃げた・・・強姦魔でござる・・・」

悔いるように言いつつ、自分の顔面を一発思い切り殴リつける。

不甲斐ない自分が許せない。

「お主の傷を暴いて、支えるとか言ったくせに、某は、お主を傷つけた。」

「・・・すまない。こんな某が、友達に仲直りできるなんてそんなわけないでござるよな」

悲しい顔をしつつも、そう言いながらも

アールズアーズアース >  
「どう
 して

  くれ る
    の?」

あああ。
ニンゲンのすることだからどれもこれもニンゲンでニンゲンらしくてうらやましいしうらやましくてうらやましいくらいうらやましい。
だってこんなの、どうしようもなくニンゲンだ。

だから、足りなイ。

「なに ヲ
   ど
 う
   なかな
 おり
 す る
    の?」

ニンゲンを試されてるのかニンゲンを試してるのか、自分でもわから
                              ない。

ただ。
ひどく落ち着かないことだけは自分でもわかってい
                       る。

持流 童男 > 怖くて、一歩下がりつつも
しっかりと声を出す。

「某が、お主を・・しっかりと受け入れて、しっかり見て、会話したら。また友達になれたら・・そしたら、仲直りにならないでござるか・・?・・お主が受け入れてくれるかどうかは別でござるが。」

怯えつつも、ウワズリながらも、

「自分勝手ですまないでござる。だけどこれは某のエゴなんでござる。」

言い切った。

アールズアーズアース >  
「だか

     ラ」

ああああああ 
   あ ああ
    あ。

よくわか
   ッた。
なにもわかって
 な

  こと
 を。

わか
       ら
せる  ひ
   つよ
うが

    あ
 る



「腕

 ちょう
   だ



 そうし
   たら

     まんぞ
 くするかもし
   れな
い」

一歩、足を進めた。
普通に歩いただけなのに、ずるりという音がきこえたきがした。

ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」にさんが現れました。
> 「すとーっぷ!」

割り込むように壁が張られ

「だめだよ、アールおねえさん」

ふわり、と間に入ったようぢょ

アールズアーズアース >  
「……!?
 !!!!?!?!!!!
               !?」

一瞬で固まる。
どうしていいかわからなくなって転ぶ。

「あ
 あああああ あああ   あ ああああああ?






 な んで?」

なにが起きたかわからないし、何故居るのかわからない。

> 「にんげんらしくいたいんでしょ、アールおねえさん?」

めっ、と叱るように


「そっちのおにー?おじさん?今ちょっとぢょうちょふあんていだから、アールおねえさんから離れた方がいいよ?」

ふわりと、蒼い光が広がる

「それとも、アールおねえさんを、い じ め た の?」

ナイフを片手に取って

持流 童男 > 「・・・・そんな・・そんなわけ無いでござろう」

言いつつも後ろに下がりつ泣きそうな顔をしつつも

「もう・・・・アール殿の友達は名乗れないでござるな。某は、もう、駄目でござるよ。・・・あとはお主ら二人で、仲を育むでござる。どうせ某には、・・・何もできない」

言いつつもその場を後にする。

ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」から持流 童男さんが去りました。
アールズアーズアース >  
「だっ て」

どうしたら

    いい

       の?

「だってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだってだって

 わたし


 ニンゲンじゃ
 ない


 んだよ……ぉ」

そのままうずくまるようにくずおれた。

> 「むう、さいきんのおとなはよくわからない」

むーと、去った方向を見ながら

「アールおねえさん、だって、にんげんじゃないじゃない、にんげんらしくいたいなら、ルールをまもらないとだめなんだよ?」

側に近づいて

アールズアーズアース >  
「だって……だって……」

ぶつぶつと繰り返している。

「あのひとが、わたしを
 みて
 くれな
    いの」

ぐすぐすと泣いている音が聞こえる。
人間らしく振る舞おうとしているからだ。

なのにスカートが半分溶けかけている。

> 「アールおねえさんは、あのひとにどうしてほしかったの?」

視線を合わせて

アールズアーズアース >  
「ともだちでいたいよ……ぉ。
 やだよぅ……こ
       ん
 なのや
        だよぅ………………

 た
 すけ
 て……」

ぐずぐずになって、なんだか今にも溶けそうな雰囲気だ。
実際に溶けているのはスカートの裾ぐらいだけれど。

> 「なら、ほんにんにいわないとだめじゃない?」

よしよし、と頭を撫でるように

「だいじなことはほんにんにいわないとつたわらないよ?」

じーと見つめながら
「そも、なんで怒ってたの?」

アールズアーズアース >  
「みて、ほしい
      よ……

 た
 すけてほ しい
         のに」

すべてはそこだ。


「あのひとは……わたしにたすけてっていうの
 ニンゲンが!

 ニンゲンなのに!

 さいしょから
         ニンゲン
          な
          のに!」

わたしは友達でいたいのに。
あの人はじぶんがたすかりたがってた。
わたしは……それじゃたすからない。

「……ずるい、よ」

> 「うん、そっか、そうだよね」
頭を撫でながら

「ともだちって難しいよね?」
うんうん、と思い出しながら


「アールおねえさんは、なかよくしたいんだよね?」

ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」にさんが現れました。
アールズアーズアース >  
「……したい。
             けど」

希ちゃんにすがりつきながら、ぐすぐすと泣いている。
そうするのが正しいニンゲンだから。

「どうしていいか……わから
                                ない  の」

> 「希も、よくおこられるけど、ちゃんと、あやまらないと、だめだよ?」

「けんかしたら、あやまらないと、だめ」

諭すように、人間のルールを

「お互いあやまれないと、ずっとずーっとけんかしたままだよ?」

撫で撫でと頭を撫でる

アールズアーズアース >  
「みてくれ
     ない
         の」

そこだ。
ゆるせないのは。

「ニンゲンらしく いられ
       ない
      くら     い

 ぼろぼろ

 に

  なったの

                  に」

再び、闇の色が濃くなる。

「じぶんにうそついて

 たす
   け
          て


  ってお ねがい       は


                         あやまること、なの?

 たすける、そういってたのに。
 じぶんだけ たす  かって
 わたしはたすけてもらえない の?

 どうしたら
    い
    い?」

ニンゲンはよく知っている。
知ってる中ではコレは、侮辱とかに近い、そういうやつだと。

そう、おぼえている。

> 「アールおねえさんを見てないってこと?」

ふむ、とようぢょは考えて

「助けて欲しいのは自分なのに、アールおねえさんを助ける
って言ったの?」

それはようぢょから聞いても理不尽ではないのか?

「アールおねえさんはその人と、どうなりたいの?」

アールズアーズアース >  
「あたまを さげ れば
 じぶん が きもちだけあれ ば

      ぜんぶゆるして
          くれるって

         信じ
          こんで
                  いる の」

そう。
自分が気持さえあればいいと思っている。
そしてそれ届かなければ勝手に絶望する。

わたしは、どこにも いないまま。

「わたし が
 くるしくて も

 つらくてもかなしくてもさびしくてもくるしくてもいたくても
    そんな の
              かんけ
               い
              なくて

 あのひと


    が
    じぶんの
                    キモチだけで

 ゆるしてください



                       って、たすけを
             もとめる
                の」

わたしのすがた。

こんな気持ち悪くてクズでゴミで無様で。
ひどくて醜悪な。
そんなすがたなんかだれにもみせたくない。


のに。


「そうやってわたしを、くるしめる の に」

なのに、許されようとするのは。
ひどくニンゲンらしいけれど。

ニンゲンはコレを許すか、と言われれば。

知っている限り、普通は許さない。

「たすけて 
 ほし い

 わたしは、そうおもっちゃ、だめなの
 かな?」

> 「うーん、そうだなあ、ぶんなぐっちゃえ!」

ようぢょは過激な事を言った

「だって、それはそっちがわるいからね」

「あと、それはいわないとだめだよ、伝わってないもの」
ゆっくりうなづいて

「つらいときは、つらいっていわないとつたわらないよ、アールおねえさん」

撫で撫で、ぎゅ

アールズアーズアース >  
「醜悪でひどくておぞましくてゴミでクズで気持ち悪くて最悪で忌まわしいくらいに無惨でどうしようもないのに。
 それ で

 いいの?」

化け物は、ひどく、自分の姿にコンプレックスを持っていた。
もともと、まともに助かると思っていない。

それでも、必死にすがりついていた。

> 「人間のほうがもっと酷いと思うんだけどなあ」

希は、実体験から思う。


「いいんだよ、だって、いいたいことは、いわないとつたわらないもん」

アールズアーズアース >  
「ニンゲンがひどいのは し ってる」

ニンゲンは何をやってても、それはいい。
えげつないと言われるようなところもニンゲンの魅力だ。

問題は。

大好きなニンゲン観察もまともにできなくなったこと。
そして、はじめての友達に裏切られたことだ。

「………………まあ、我慢 する」

許せない。
が、許すかどうかは話してから。

それもニンゲン的にしろと。

そこまでは、なんとか我慢すべきだと言われれば……しかたない。

> 「むー、アールおねえさんは人間好きすぎるからなあ」

あやすように撫でながら

「ちゃんとできたら、おさんぽしようね」

にこーっと、ゆびきりって小指を出して

アールズアーズアース >  
「……ごめんな さい」

震える腕で小指を出す。
ああ、余計な体力を使いすぎだ。

でも実際、追い詰められていたせいで。どうしていいかわからなかった。
最悪、10年ぐらいこもらないといけないかもしれなかったし。

> 「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
にこーと笑って答えた


ゆびきりげんまん、嘘ついたら「はりせんぼんのーます、と、ゆびきった」

「おちついた?」

アールズアーズアース >  
「……すこし」

スカートの溶け具合や、髪の溶け具合を調整する。

幼生体に甘えることが出来たのが癒やしになった部分はあると思う。

> 「もーちょっと、一緒にいるね」

苦笑しながら、側に居て

アールズアーズアース >  
「……いいなあ、ニンゲン」

頭をぽて、と希の膝に乗せる。

「だいすき……」

すんすん。

> 「もー、あまえただなあ、アールおねえさんは」

膝枕をして、優しく頭を暫く、撫で続けてくれたとさ

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ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)1」からアールズアーズアースさんが去りました。
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持流 童男 > 「・・・・なんで・・・なんでここに来てるでござるか・・・!!!!!!」

言いつつも自分で自分に驚愕する。死のうと黄泉の穴に行こうとした。

しかし気づけばここに来ていた。

「・・・・最低だ・・・未だ未練があるっていうのか・・!!!!!!」

「・・・・風菜殿に・・・も、面目立たねぇ・・・。アール殿にも・・・!!!」

崩れ落ちる。


「あぁ畜生。頼りたいなぁ。ど畜生・・・・・覚悟してたのに・・・これだ・・・!こんなくそやろうが。こんな人間以下の畜生が・・!!!!!」

「・・今更、まだ友だちになりたいって思ってんのか!!!!!まだ未練があるっていうのか!!!こんな、初めてできた!!!!!!初めてできた!!!女友達を!!!!!裏切った!!!!!大馬鹿野郎が!!?」

壁に思い切り頭を叩きつける。

持流 童男 > 「・・・・・生きたいのだろう、友だちになりたいのだろう・・!!!あの幼女の・・言ってたとおりだ・・・もう某は・・・・・・」

本当にかまってちゃんだ、何もできない。だけど、どうしても、

「あぁ畜生・・・!!!!!!!!また友達になりたいなぁ!!!!!」

涙が溢れてくる。

「本当に虫がいい話だけどさ・・!!!!」

持流 童男 > 「・・・アール殿、ごめんなさい。・・・風菜殿にももう・・・会わす顔が・・・ラヴェータ殿にも・・・もう・・・・・」

「・・・・・ありがとう、アール殿・・・お主と友だちになって楽しかった・・・」

「もう二度とお主と友だちになれないのだろう、その資格が某には無い。」

・・・いっそ記憶から消えたらいいのだろうとそれさえも思った。
だけど

「本当に自分勝手でござるよね。お主が覚悟してたのに、逃げ出して、最低でござる・・・、なのに、お主の記憶から消えたくないって思ってしまう。・・幼女殿と、幸せにな・・・アール殿。いい友達を持ったじゃないか」


そう言いつつその場を後にしようとする。

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