2020/08/31 のログ
ご案内:「学生寮:池垣あくるの部屋」に池垣 あくるさんが現れました。
■池垣 あくる > 「ふぅ……疲れました……」
溜息を吐きぐったりするあくる。
今日はオフ……だったのだが、ついつい張り切ってしまい、腕章をつけて警邏をしてしまった。
――要するに、浮かれているというわけであるが。
しかし、いろいろ意識して周囲を見ると、情報量がとても多い。
槍以外にはほとんど意識を割かずに生きてきた反動で、外に目を向けた際に圧倒されてしまっているのであった。
■池垣 あくる > 「(ああ……そういえば)」
ふと、思い出したことがある。
自分を風紀に誘った、あの先輩。
彼が言っていた。『赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくるわけではない』と。
そして、本当の子供の作り方は、いろいろ複雑で、だから子供に教えない方針の家庭もある、と。
「実際……どんなものなのでしょう……」
むくりと首をもたげる好奇心。
彼の雰囲気的には秘密にしておきたそうではあったのだが……逆にだからこそ、興味が深まっている。
隠されると覗き見たくなるのは、人のサガだ。
「えっと、こういう時は……」
文明の利器に頼るのが良い。
そう考え、とさっと勉強机の前の椅子に腰かけ、パソコンを起動する。
■池垣 あくる > 「ええと……子供、作り方……」
カチャカチャ、と拙くタイピングをして検索検索。
今までは興味が薄くて、試験勉強のためにしか使ってこなかったインターネットだが、こういう時は便利だなあと考えつつ、検索結果を見る。
「えっと……セックス……?」
満たしても見慣れないワードが飛び込んできた。
■池垣 あくる > 「(なんでしょう……聞いたこともない言葉ですが……)」
首を傾げて数秒考えるも、わからない。
そして、わからない時にこそ検索があるのだ。
「セックス、と……」
カチャカチャ。
入力してクリック。検索をする。
……と。
■池垣 あくる > 「え、ええっ!?」
ガタガタッ!と音を立てて、椅子から転げ落ちてしまう。
検索をして開いたサイト。
そこには、裸で抱き合い、そして体をくっつけ合う男女の画像があったのだ。
「う、うわうわ、ええ、ええ……なんですか、なんですかこれ……!?」
なんだかとってもドキドキしてしまう。とてもイケないものを見ている気がする。
思わず起き上がってサイトを閉じようとして。
「…………」
改めてそれを目にして、凝視してしまう。
■池垣 あくる > 「(わわ……ふわぁ……)」
読み進めていく。
動画まであった。見る。
「(こ、この穴は、そんな意味が……)」
そんなことを考えつつ、自分の股間にあった一つの穴に指を伸ばす。
――そこは、既にわずかに湿り気を帯びていて。
「(お、おしっこをするだけにしては、大きいなとは、思っていましたが……)」
ここに、男性の股間にあるらしい棒状のものを、入れる。
考えるだけで、恐ろしい。まるで、槍で貫かれるかのようだ。
……だけど。
■池垣 あくる > 「気持ち……よさそう……」
そうやって体を貫かれている女性は、しかし気持ちよさそうに見えて。
思わずパンツを下ろして、じっと自分のそこを見つめてしまう。
もちろん、上からの視点なのである程度限度はあるが……。
「(こ、ここはそんなに、気持ちいいんでしょうか……)」
とはいえ、急に大きいもので試すのはあまりに怖い。
自分の指で、ソソ、といじくりまわしてみる。
■池垣 あくる > 「…………?」
特に大きな快感はない。
首を傾げつつ、いろいろまさぐってみる。
と。
「ひゃうう!?」
ビクッ!と体が跳ねる。
「(え、こ、ここ……この、でっぱり……!)」
上の方にある、小さな突起。
特に意味も分からなかったその突起だが、そこに触れると、強烈な快感が駆け抜けた。
■池垣 あくる > 「あっ……んんっ、ふぅ、はあっ……!」
突起を重点的にこね回す。
と、今まで感じたことのない快楽が、ゾクゾクとそこから駆けあがってくる。
「なに、これ……知りませんっ、こんなのぉ……私……!」
あー、あー、とだらしない声を漏らし、口の端からよだれを零しつつ、突起いじりに没頭する。
■池垣 あくる > 「あうっ、ひあっ、あっ、あーーっ……」
何かが来る。
ゾクゾクが極限まで高まって、体が震える。
もう、そこをいじることしか考えられなくなる。
気が付けば、もう片方の手は、自分の胸を揉んでいた。
その先端の乳首をまさぐり、いじくる。
「(こっち、も……気持ちいい……)」
だらしない顔をしているんだろうな、と自分で思いつつ、止められない。
ひたすらに、いじり倒してしまう。
■池垣 あくる > 「ふぅっ、ふぅっ……あっ、ああっ……!」
頭がチリチリする。
火花が弾け、そして、体中に今までにない衝撃が駆け抜ける。
「ああーーーっ……!」
ビクンビクン、と体が跳ねて痙攣する。
そして、胸と股間の突起から、とてつもない快楽が炸裂した。
「はあっ……はあっ……」
気付けば、椅子は体液で濡れに濡れ、自分も汗だくだ。
しかし。
■池垣 あくる > 「きもち……よかった……」
余韻に浸りながら、ぽつりとつぶやく。
これを、この気持ちよさを隠すために、教えてくれなかったのだろうか。
だったら、やっぱり嫌われていたんじゃないだろうか。
だって……それほどまでに、気持ちよくて、衝撃的だった。
でも。
「ちょっと……恥ずかしい、です……」
絶頂を超え冷静になった頭でぼんやりと自分を客観視すると、この姿は、大分とだらしない。
■池垣 あくる > 「……お掃除、しませんと」
ふらふらと立ち上がり、椅子を拭くために布巾を取りに行く。
ふと椅子を見ようとして、パソコンに映っている映像が目に入った。
「(男性のあれを入れてしまったら……どうなってしまうのでしょう……)」
それはとても恐ろしく……でも、とても気持ちよさそうでゾクゾクしてしまう。
■池垣 あくる > 「と、とりあえず、寝て、しまいましょう……」
それを想像すると、なんだかとても恥ずかしくなった。
それに、裸で抱き合うなんて、そう考えるとなんだかとってもイケないことに思えてくる。
「(気にしない……気にしない……)」
椅子を拭くのも忘れ、ベッドに倒れ込む。
■池垣 あくる > 「(…………でも、気持ち、よかった)」
余韻を忘れられず、また触ろうとして、しかしなんだか怖くて手を引っ込めて。
そんなことを繰り返しているうちに、意識は閉じていく。
「(いつか……あんなふうなことを出来るお相手が、見つかるのでしょうか)」
意識が閉じる直前、ふと、そんなことを考えた。
そんな相手が見つかれば……きっと、気持ちよくて、楽しそうだなと。
そう思って、意識は閉じた。
ご案内:「学生寮:池垣あくるの部屋」から池垣 あくるさんが去りました。