2019/08/17 のログ
ご案内:「浜辺」に伊従のどかさんが現れました。
ご案内:「浜辺」から伊従のどかさんが去りました。
ご案内:「浜辺」に伊従のどかさんが現れました。
ご案内:「浜辺」に暁 名無さんが現れました。
■伊従のどか > 「んー、いい天気!
海が近いとすぐ来てぱしゃーって出来て便利」
水着に着替えたのどかが腕などストレッチをしながら歩く。
強固な下着が消え、布一枚になったゆえに一部がたゆ、と揺れつつ。
「ねっ、センセ。
さすがに暑い感じもあるけど海は冷たいかなー」
そういいながら、彼の腕に抱き着こうとする。
■暁 名無 > 「まあ便利なのは否定せんけどな……
しっかし、盆もそろそろ終わりだってのに人が多いな。」
片腕にまとわりつく伊従を適当にあしらいつつ。
砂浜の場所取りとパラソル設置を終えたことでようやく朝からの荷物運びから解放された名無は大きく息を吐いた。
「どうだろうな、連日暑かったから水温も高いだろ。
一応準備運動は念入りにやっとけよ。」
出来ればシャツか何か上に着た状態で、と思ったが時すでに遅し。
些細な動作でも揺れる一部に外野の視線が向けられるのを察する。あんま人居ないとこの方が良かったんじゃないの、と。
■伊従のどか > 「そこは大丈夫!
山ではアレだったけれど海は得意なのよ?
運動神経が悪いわけじゃないし、泳ぎは特段早いわけじゃないけど何でもできるし!」
じゃれる大型犬のごとく。
片手であしらわれたのどかは残念そうにしながら準備運動を始める。
簡単な準備運動だがゆれ、ゆれ。
「あ、そうだセンセ。
後で日焼け止め塗ってくれる?」
ぐいー、と体を回しながら名無をみてお願いする。
■暁 名無 > 「ふーん……」
その胸で海は得意って言われてもな……と生暖かい視線を伊従へと送る。
山での一件を考えるに“何でもできる”というのは海でのハプニングはお任せ!的な意味なのだろうか。
……だとしたら大いに納得できる部分もあるのだが。
「まあ日焼け止めでもオリーブオイルでも塗ってやるよ。
隅から隅まで余す所なくたっぷりとな。」
普段通りの軽薄長身長髪教師だが、周囲の海水浴客は声を掛けてくる様子は無い。
実は来る前に認識阻害の術式をグラサンに掛けて貰ってあるのだ。これによって今日一日くらいは彼を暁 名無だと認識できる者はほぼ居ない。
連れの伊従のどかを除いては。
■伊従のどか > 「なんか信用ゼロの反応?
ほんとに泳ぎは出来るんだって!
もー、あとで雄姿を見せてあげるから!」
ぷんすかぷんぷんと怒りながら準備体操終わり。
荷物から日焼け止めを取り出すと、名無に渡そうとする。
「はい、センセ。
日焼け止めよろしく。
えっちなところ、触ってもいいけどぉ~……あんまり声が出ないように優しくね?」
髪を手でまとめて背中を晒しながら流し目で言う。
いつも通りの挑発攻撃だ。
■暁 名無 > 「へいへい、キタイシテル。」
海の中でどうやって、と疑問を口にしかけたが、そこは伊従の名誉の為に堪える。
その代わり凄く片言な返答をしてから渡された日焼け止めを一瞥して。
「はいはい、とりあえず背中だけで良いんだよな。
他は自分で塗れるしな、その間に俺も準備運動しとこかねえ。」
日焼け止めを軽く振りながら伊従の背中を見て。
えっちなところを触るよりもこういう所の方が、と背中中央を指で上から下へついーっとなぞる。
■伊従のどか > 「そーそー、背中だけ背中だけ。
自分でも濡れるけど、完璧じゃな――ひえぇんふっ!?」
ぞぞぞわっと、くすぐったいような何とも言えない感覚が走り変な声を出す。
弱いとかではなく、ちょっとそれは予想外だった。
■暁 名無 > 「だよなあだよなあ、そういう声出るよな。」
うんうん、と頷いてからニヤニヤと笑みを浮かべる。
してやったりと言った様子で、手に日焼け止めを出しつつ。
「声が出ちゃったって事は、伊従は背骨のあたりがえっちなところなのかねー?
そんなところ晒しちゃって大丈夫なのかねー?大胆だなー。」
ケラケラ。変に普段通り挑発するからカウンターされるんだぞ、と言わんばかりに笑いつつ。
行くぞー、と声を掛けてから背中に日焼け止めを塗りたくり始める。
■伊従のどか > 「今のは卑怯ー!
てゆーか背骨あたりがえっちって意味わかんないし!」
顔を赤くしながら反撃。
ぺしぺしと腕を後ろに回してなんとか叩こうとする。
「もー、ちゃんと塗ってよねちゃんと」
■暁 名無 > 「はっはっは。
今すげー面白い体勢してるぞ伊従。」
人間の体は背面に腕が回せるほど器用に出来ていないのだ。
人によっては回せるらしいが、少なくとも伊従には無理だろう。間違いなく。
「割と背骨付近が性感帯って人は居るからなー
ま、そんな事は置いといて塗るよ。ぬるぬる。」
ぺたぺた。
至って普通に日焼け止めを塗っていく。と思ったら大間違いである。
油断させておいて今度は脇腹を指でつつーっと。
■伊従のどか > 「ちぃっ!塗り終わったら覚悟しといてくださ――ひゃんっ!!」
殺す、みたいな顔をしていたところに脇腹アタックをうけ、先ほどよりもいい声で啼く。
流石に二回目なので、名無に向き直ってスコポコその厚い胸を叩く。
■暁 名無 > 「く、ふ。はははは。
ちょっと伊従ー、不意打ちに弱過ぎんよー。」
ワ○ップでガセネタ掴まされたような顔の伊従の台詞が悲鳴で途絶えた事で耐えきれずに笑い始める。
わざわざ振り返って正面から殴って来る伊従を、はてさてどうしたものか、と見下ろして。
「とりあえず、まだ日焼け止め手にちょっと残ってるので。」
自分で広げてね、と告げながら名無よりも厚そうな胸へと掌に残った日焼け止めを塗りつける。
■伊従のどか > 「うっさいうっさい、脇腹とかそういう人体としての急所は誰だってダメなの!」
ぺちぺちと胸板を叩いていたが、日焼け止めを渡すようにぬりぬりされれば。
「あ、じゃあセンセーの背中ぬってあげよっか。
ちゃんと塗っておかないと、焼けた時痛くてお風呂はいれないよぉ~」
完璧に仕返ししようとしてる目。
■暁 名無 > 「え、俺は良いよ慣れてるし。
そもそも魔術で少しだけ日差しを偏光すれば日焼けしないし。」
ふう、と掌を確認してから伊従の肩に何度か手を擦りつけておーわり、と立ち上がる。
準備運動してるから早く日焼け止め塗り終われよー、と声を掛けてから宣言通り準備運動を始める。
結構念入りに。
「……ていうか胸触っても声出さなかったよなー。」
ふと思い出す。あまりにもリアクションが普通過ぎたな、と。
■伊従のどか > 「へー、魔術って便利なんだ。
私もそういうの覚えてみよっかなぁ」
準備運動を始めた名無にそんな反応を返しつつ。
パラソル下の荷物に日焼け止めを片付けつつ。
(胸触られた!胸触られた!胸触られた!)
真っ赤な顔をしつつ、そんな言葉を脳内反覆。
胸にべったり残った白い液は、胸あたりに広げて塗り直し。
どうやら反応を隠してたようだ。
■暁 名無 > 「ま、覚えられるかは運次第だけどな。
一般教科なんて非じゃないくらい勉強も必要だし。」
念入りに準備運動をしつつついでに上に着ていたアロハシャツと麦藁帽を脱いで荷物に重ねる。
余分な脂肪も無く、必要最低限の筋肉だけしっかりと鍛えられた体は人間よりも獣寄りな印象を与えるだろう。
「それで、日焼け止め塗り終わったか?
こっちも準備運動終わったぞ。ひと泳ぎ行くか?」
伊従が今更顔を赤らめている事など知らずに、軽く伸びをしながら訊ねる。
■伊従のどか > 「はひっ!こ、こっちも終わったから!
じゃ、じゃあいこっかー!」
声をかけられるまでずっと胸の白い液をぬりぬりしていたのどかだが、びくりを反応して、何事もなかったように名無に答える。
腕にくっつき、ぐいぐいっと海へ連れていくだろう。
■暁 名無 > 「ホントに終わってんの?」
腕とか足とか塗ってるようには見えなかったけど、と首を傾げる。
まあ、当人がそれで良いのなら良いのだろう。名無には関係の無い事である。
焼けたとき風呂に入るのがつらいと言ったのは伊従本人だけど。
「またすーぐそうやってひっつく。
歩きづらいだろ、もー……そんな引っ張らなくても行くよ。」
まったく、と言いつつ割と満更でもなさそうだ。
■伊従のどか > 実際、腕はまだともかく、下半身あたりは塗っていないためにおそらく後日、死ぬことになるだろうけれどそれは別の話。
名無にひっつきながらも、あまり嫌そうな顔をしていないのをみて喜んだ顔をして。
「えへへー、センセーそんなことはいいつつ嬉しそうな顔してるし。
美人でかわいい女子高生に抱き着かれて嬉しい?」
サンダルは波に連れ去られない場所に脱ぐ。
名無に笑顔で尋ねながらも、海に足をつける。
■暁 名無 > 「んー、そうだなぁ……
伊従の背がもうちょい高ければ嬉しいかもなあ。」
素直に認めると伊従が調子に乗るので適度に落しながらも。
実際問題巨乳JKにまとわりつかれるのはまあまあ悪い気分はしない。
これで嫌な顔をする男はどんな男なのか見てみたいと思う名無であった。
「美人で可愛いっていうとこだけよく分からんけど。
さて、行くぞ行くぞ。」
一方此方はサンダルを履いたままザブザブと海の中へ。
思った通りそれほど水温は低くないが、気温で火照った体には少し冷たく感じるくらい。
■伊従のどか > 「せ……背は別になくてもいいじゃん!
ほ、ほら、小柄でかわいい、大きくてグラマス!
男性が喜ぶ体型ですよ!!」
自分でそれを言うのもどうなのか。
そんな謎のアピールをしつつ、脚や腰にかかる海水を楽しむ。
「あ、それなりに冷たい、かな?
ほら、センセ。
いい感じの温度かも」
腕から離れ、海水をすくってから名無の体に優しくかけようとする。
■暁 名無 > 「えー、俺タッパのある方が好みだけどー
まあ、そんな必死になって自分を売り込む伊従に免じてやるか。」
大きくてグラマラスって大体意味同じやぞ、と冷静に突っ込みつつ。
男性が喜ぶ体型なのは否定しない。男なんて知らないくせに、と突っ込むのもしない。
「ああ、暑かったから丁度良いな。
んっ……ふぅ。
そうだな、もう少し深いとこ行ってみるか。」
腰のあたりまで海水に浸かりながら、伊従に水を掛けられて小さく声を上げる。
ここから先は伊従には深いか、なんて考えつつ。水面と伊従を見比べて。
■伊従のどか > 「売り込んでませんー。
別にセンセーに買われなくたって、彼氏の一人や二人できますー」
二人目はいらないけど。
名無に誘われて深いところまでいけば、途中から足がつかなくなり立ち泳ぎとなる。
流石にその時には、名無からさらに距離を取る。
あんまり近いと事故るからね。
「あー……冷たくて気持ちいい~…」
■暁 名無 > 「ほう。
それならこうして海水浴に来るのはこれが最初で最後かねえ。」
くつくつ笑いつつ、肩近くまで水に浸れば。
すっかり足が届かなくなった伊従が立ち泳ぎをしているのを見て。
「それで?雄姿とやらはいつ見せてくれるんだ?」
さっそく見せて貰おうじゃないか、と軽く促して。
■伊従のどか > 「え……いや、まぁ……ほら、彼氏が出来てもセンセーと遊びに来るのは全然?いいことだし?ダメじゃないと思いますよ?」
ちょっと不安になったのか、離れたばかりなのにちゃぷちゃぷと泳いで、名無の近くまで寄る。
「雄姿ー?
じゃあどれだけすごいかわからせるために、センセーと勝負してやりましょうか!」
■暁 名無 > 「いやいや、流石に彼氏が居るのに俺と遊びに来ちゃダメだろ。
彼氏と遊びに行け彼氏と。そもそもそんなの彼氏が許しちゃくれねーって。」
何言ってんだ、と苦笑して。
幾ら教師とはいえ男は男、恋人が別の男と遊びに行くことを許容できる男など、そう居るわけがないと。
近くへと来た伊従を見て小さく肩を竦める。
「勝負?
……えーと、何を勝負する気だ?」
■伊従のどか > 「いやいや……だ、大丈夫だって。
えーと、ほら私の彼氏がそんな心の狭いはずがないし……?」
大丈夫大丈夫、と頷く。
若干自分に言い聞かせつつも。
「んー、と。
あ、ほらあそこの浮き
あそこまで泳いで、またここに戻ってくるっていう勝負!」
■暁 名無 > 「そうかなあ。
俺が彼氏だったら普通に嫌だと思うけどな。」
まあいいか、と頭を掻く。
そもそも伊従に彼氏が“出来たら”という仮定の上で話をしているのだから実際どうなるかは分からない。
伊従に彼氏が出来ない可能性も十二分にあるのだ。
「……お前泳ぐのあんまり早くないって言ってたのに、勝負すんの?
一応俺そこそこ泳げるぞ?本当にすんの?」
浮きを確認してから、確認の為伊従を見る名無。
誰が見ても勝敗は確定的に明らかじゃないか、と。
■伊従のどか > 「うぅー……じゃ、じゃあ彼氏作らない……。
センセーとお出かけできないなら、つくらない……」
まるで怒られた子犬のようにシュンとする。
餌付け完了済みだろうか。
「……だ、だ大丈夫大丈夫。
私の雄姿をとくとみよ!
はい、じゃ、よーいドン!」
唐突のスタート。
先手必勝と言わんばかりに即泳ぎ出す。
勝てればよいのだ。
■暁 名無 > 「何でだよ。彼氏と出かけろっつーんだよ、まったく。」
何故そんなに頑ななのか、と名無は首を傾げる。
別に自分と出かけなくても楽しいし面白い事はいっぱいあるだろうに、と。
「そもそも競争したら雄姿見れねえんだよなあ……って
おーおー、やる気満々じゃねえの。先手必勝、ってか。
じゃあ俺もぼちぼち行きますかね……っと!」
伊従から送れること数秒。
とぷん、と海中に消えてから足元の砂を蹴り、一気に加速する。
スタートダッシュで差を付けようとした伊従へとぐんぐん迫り、一気に追いついて
■伊従のどか > ざばざばと泳ぐに泳ぐ。
ふふふ、これだけズルをして離せば後ろを見ても余裕があるだろう。
そう思いいったん止まって後ろを見れば。
猛スピードで追い上げてきてた。
「……せ、せりゃぁっ!」
負けるわけにはいかない。
そのために名無が自分の横を通る瞬間、抱き着いて邪魔をしようとする。
■暁 名無 > そもそもが体のつくりからして違う。
大前提として名無には伊従と違って泳ぐのに邪魔になりそうな脂肪の塊は無いのだ。
水の抵抗をほぼ受けないで泳いで行けば、あっという間に伊従を追い抜いて
「……って、うおおっ!?何だよ急に!」
一気に抜き去って格の違いを教えようと思ったのだが、
横合いから急に抱き着かれて思わずその場で停まる。
水深は既に名無の身長と同じくらいで、名無も水面上に顔を出していれば足が届かないほど。
「危ないから変な事してくるなって、こら!」
■伊従のどか > 「ふs、ふふっ、こ、こうすればセンセーは先に進めないし!
ていうか、早くない!?はやすぎない!?
なんでそんなに早いの!」
ぎゅっと抱き着いて離れようとせず。
妙に暖かい、肌の感触を名無に与えつつ。
泳ぐのを妨害する。
なお、数m前には水着のようなものが浮かんでいるとする。
またのどかの首にひもが見当たらないとする。
■暁 名無 > 「だからそこそこ泳げるって言ったろ。
山の中に調査に行くのと同じくらい、川や海や湖にも来るんだから。
ヤバいのから逃げ切るだけの泳力はあるつもりだぞ。」
サメとか。と、真顔で語っているがサメから泳いで逃げ切れるのはもうそこそこ泳げるとは言わない。
伊従に抱き着かれたままどうすんだよこれ、とゴールとして設定された浮を見やってから、スタートしてきた方を見る。
「………?」
何か浮いてる。
そう思った直後、伊従が妙に暖かい事にも気付く。
そんなまさか、と思いつつ伊従の背にあるであろう紐も探す。
■伊従のどか > 「ヤバイのに遭遇するのを前提としてる方がおかしいんだけど……。
まっ、いいや。
ほらほら、センセ。このまま浮きのところまでレッツゴー……どしたの?」
楽をするつもりなのか。
名無に抱き着きながら浮きまで泳ぐように言うが、じろじろとこっちを見てくる視線に気づき。
なお本人は気づいていない。
のどかが少し動くたびに大きい部位の突起部分が少し主張する。
■暁 名無 > 「そりゃあ何があるか分からんしな。
えっ、このまま行って良いのか?本当に?」
ええ、こいつ気付いてないのかよと渋面を作る。
流石に流された時点で気付かなくとも、抱き着いた時に気付くだろう、普通と。
まあ、伊従のどかが普通の女子の域に納まらないのは重々承知しているが。
「まあ、いいか。
このままだと泳ぎ辛い、抱え直すから一旦離れろ。」
と、いかにもな理由で体を離させ、本当に水着が流されているのか確認しようと。
伊従のモノほどの大きさなら勝手に浮かんでくるだろうし、と。
■伊従のどか > 「??はーい、とりあえず離れ……」
ゆらりと泳いで離れる。
が、気づいたのはその瞬間。
流れる水の感覚の違いに気付き、自らの体を見て。
「……センセ、あの……」
上を腕で隠す。
下は取れていないようだが、上は、今気づいたようで。
■暁 名無 > 「ああ、やっぱり。」
伊従が離れた瞬間、肌色の塊が水面に浮かんできた。
そして同時に自分の置かれた状況に伊従も気付いたようで、慌てて隠したが既に水深は伊従の身長を超えた場所である。
そんなところで腕が塞がれば立ち泳ぎもつらくなるだろうか。
「はいはい、言わんでも分かってる。
そこで見かけたからちょっと取って来るわ。」
と、振り返ってみたものの。
既に波間を漂っていた水着の姿は無く。
■伊従のどか > ちゃぷちゃぷ、と立ち泳ぎをするが、いつまでもこの状態はつらい。
むしろ肩を貸してほしいレベル。
「……センセー、ごめんなさい。
は、はやく水着……」
■暁 名無 > 「あれ……。」
きょろ、きょろ。ついでに水中も確認。
誰かさんが抱き着いていたりしなければすぐに動けたものを、と他人事のように呟いて。
まあでも割と近くにあったのでそのうちまた漂って来るんじゃないかなーとか楽観的に構える。
「……というわけでだ。
すまん、見失った。」
暫し我慢してくれ、と伊従に両手を合わせる。
■伊従のどか > 「……」
さてどうしよう。
困りに困り。
とりあえず、名無の背中にひっついて見られないようにすることだけは行動しつつ。
「……センセ、どうしよ……」
■暁 名無 > 「急に弱弱しくなるな。」
困っているのは分かるけど、と背後に回った伊従に呆れつつ。
どうしたものか、というのは名無も考えてる所だった。
浜に戻れば衆目に水着を流された伊従を晒すことになってしまう。
「んー、とりあえず背中におっぱい押し付けるの止めようか。」
■伊従のどか > 「……えっちな気分になっちゃうから?」
むふふ、と耳元でささやいてみる。
いやいやこれでも困ってるんですよ。
ただそんなこと言われるとちょっと面白く思ってしまうだけで。
「センセ、えっちなきぶんになっちゃうんです??」
■暁 名無 > 「なるって言ったら伊従が相手して鎮めてくれんのかー?」
こんな時に調子に乗るな、と呆れ半分で答える。
挑発してくる割に伊従自身は性根が純情であることも知っている。
まったく性質の悪い奴だ、と背後の女生徒に呆れ果てて。
「90cm超えの大物が押し付けられてれば、男なら大抵はそうなるだろうよ。」
■伊従のどか > 「えー……えー………」
あ、正直に言うんだ、とちょっと驚きつつ。
少し困る素振りを見せ。
「ど、どっか隠れられる場所があれば、それもやぶさかじゃないかな、なんてー」
あはは、と笑い。
■暁 名無 > 「はいはい、言ってみただけだ。」
そんなこと出来る根性が無いのもよーく知っている。
伊従がどんな反応を示すのか気になったから言ってみただけで、
実際はそれほど気分も昂揚しているわけではない。
けどまあ、今の言葉は覚えておこう、と呟いて。
「とりあえず、伊従の水着を探すのが先決だな。
誰かのところに流れ着く前に見つけて、伊従に装備させ直す。」
■伊従のどか > 「……み。見つけてくれたら。
ほんとに、してあげるよ?」
ちゃぷちゃぷと肩を借りつつ泳いで。
名無の後ろでささやいてみる。
ともあれ、見つかってからの話なのだが。
見つからないとやばいのだが。
■暁 名無 > 「お前にそんなことする度胸は無いだろ。
……まあ、どのみち見つけないとどうにもならんしな。
ちょっと密偵を出すか。んーと……」
水着のポケットを探る。
泳ぐときに畳んで仕舞ったサングラスと、ラミネート加工された小さな紙片。
それらを取り出して、確認した後、サングラスだけまたポケットにしまって。
「さてさて、ちょっと集中するから邪魔するなよ。」
伊従に声を掛けると、紙片を顔の前に掲げ、意識を集中させる。
すると水中に幾つか灯りが点り、それらは熱帯魚の様な姿へと変わるのだった。
■伊従のどか > 「これは……魔術?
センセ、こういうのもできるんだ?」
科学一辺倒ののどかにとっては奇妙な光景で。
なかなか面白いものでもある。
触れるのかな、と手も伸ばしつつ。
■暁 名無 > 「ああ、召喚術……感覚的には式神を扱うのが近い。
俺が契約……飼育してる生物をこうやって呼び出して使役するんだ。」
すっかり普通の魚と遜色ないが、よく見ると目が無い。
また小さな手足のような物があることから、魚類ではないと分かるだろう。
「こいつらに探して貰う。水の中で素早く動ける方が良いだろうし。
まずは水着に残ってるだろう伊従の痕跡…皮脂とか匂いとかを覚えて貰うか。」
その言葉を合図に、伸ばされた伊従の手をするりと躱して魚もどきたちは、その大きな胸へと群がる。
そして鰭のような感覚器が柔肌を撫で始める。
■伊従のどか > 「へぇー、召喚術。
こういうところでも使えるんだ」
不安定な場所だけど、それが出来るのが本人の力量なのか。
関心ながら手を伸ばしていたら、するりと避けられ。
「へっ、やっ、ちょっ……!まって……!
センセ……っ!あの、魚っ……!!!」
絶妙な触り加減に身もだえする。
くすぐったいというか、ヤバイというか。
とにかく名無の背中で身をよじり、抗議の声をあげながら何やら色っぽい声を出している。
■暁 名無 > 「小さくて簡単な命令を聞く程度のやつならな。
大きいのは流石にこういうところじゃちょっと手間が掛かるけど。」
背後で身悶えている伊従に少し我慢しろ、と声を掛けつつ。
一方で魚達はそれ以上に容赦がない。
一番水着に触れていたであろう、胸の突起へと重点的に感覚器を伸ばす。
「こいつらは本来ネット……電子の海を泳いでる奴らでな。
こうやって現実世界で顕現しても物質をデータとして解析しサーチする事が出来る。
まあ、探し物には最適な奴らだ。
問題は……人体をその感覚器で触れられると、データ化の影響で感覚が鋭敏化されることくらい。」
微弱な電磁波で神経が興奮状態になるんだな、と解説をしているが、
場所が場所だけに割と洒落にならない事態ではある。
■伊従のどか > 「やっ……!せ、説明はいいからこれ……っ!!」
びく、びく、と名無の背中で震える。
爪をたてながら手に力を込めて声を我慢するが。
「センセ……っ、これ、ほんとにマズ……や、あっ、~~っ!!」
軽い限界を迎えそうになった瞬間。
あふれ出そうになった声を我慢するために、名無の首に噛みつく。
■暁 名無 > 「いててて。
何だよ!急に噛みつくなって!」
首筋に噛み付かれれば流石に抗議の為振り返る。
同時に魚たちは充分なデータを採取したのか、海中を方々へ散って行った。
「ほら、もう大丈夫だろ。
しばらく感覚は残ると思うが、それくらいは我慢できるよな?」
両胸とも敏感になった伊従の心中を察する事は名無には出来ない
が、こうでもしないとまともに水着探しは出来ないんだ、と半ば自分に言い聞かせて。
■伊従のどか > ぎゅっと名無にしがみつき、しばらくの間呼吸を乱す。
耳元ではぁはぁと繰り返し。
「……センセ……。
責任はとってもらうから……」
今度は優しくだが、もう一度だけ首を噛む。
顔は見えないだろうが、真っ赤にしつつ。
■暁 名無 > 「責任……ねえ。
さて、どう責任を取れば良いのやら。」
ふーむ、と耳に荒い息を吹きかけるように呼吸を乱している伊従を一瞥し。
やれやれと言わんばかりに溜息を吐いていると、首を甘噛みされて小さく肩が跳ねた。
「……まあ、そのまま放っておいても治りは遅いだろうしな。
水着が見つかるまでの間、少し手伝ってやるか。」
よしよし、と伊従の頭を軽く撫でると、おもむろに体ごと振り返り、
体勢的に名無が伊従の背に体を寄せる形になろうと。
■伊従のどか > 「ふぇ……ちょっ……センセ!?」
別段抵抗はせず、そのまま名無の体にくっつく。
「センセ!?な、なになに!?何するつもり!?」
■暁 名無 > 「何って……俺なりの責任の取り方?
データ化の影響による感覚の鋭敏化はようは肩こりみたいなものだから。
ある程度解せばすぐ解決する……」
伊従を背後から抱き締めると、なるべく早く済ませるから、と耳元で囁いて。
その後感度の上がった胸を撫でる様に手を這わせ始める。
■伊従のどか > 「へっ?か、かたこり?ほ、ほぐすって……!
ま、待ってまって……!」
止める前に、胸に手が這う。
瞬間にびくりと反応し、何かを我慢するように息を漏らす。
「セ、センセ……!まって……っ!
こ、ここだと、こわい……!」
ぱちゃぱちゃと手で水面を叩く。
掴むところもなければ、足に力を込めて地面に立つことも出来ず。
自分を支えるものがどこにもなく、名無を求めて体をまさぐる。
■暁 名無 > 「怖い?……ああ、そうだな。
せめて伊従の足が届くとこまで戻るか……」
わかった、と頷くと伊従を抱えたままゆっくりと後退し始める。
さながらラッコの様に海面に浮かびながら移動し始めたため、伊従の上半身は水面から出てしまうことになる。
幸い周囲に人は居ないが。
「にしても……水で濡れてる所為か何か妙な手触りだな。」
時折胸に添えた手に力が篭りつつ、そんな事を口走って。