2020/07/01 のログ
ご案内:「幻想生物研究室」にセレネさんが現れました。
ご案内:「幻想生物研究室」に暁 名無さんが現れました。
■セレネ > 「…ストレートに言うのは、ちょっと憚られるので。」
言ってしまったら引かれるかもしれないし、相手も己もそれぞれ立場というものがある。
…だから、口に出すべき事柄ではない。
スマホを買ったら見せに来いとの言葉には、勿論だと頷いて。
「ぇ?…ぁ、ぅ、ぇと、その…っ」
”詳細”なんて。軽々しく言う内容ではない。
しかし、言わないと、伝えないと恐らく分かってもらえない。
更に顔を赤く染めながら、
相手は何を思ったか差し出された手、
それに視線を落とす。
徐にその手を取り、熱を放つ己の頬にそっと当てようとして。
「……手を繋ぐだけで済むなら、こんなに恥ずかしくはなりません。」
恥ずかしさに目に涙を浮かべながら、
叶うなら相手を片手で押してソファに押し倒し。
その腰の上に跨って。
「――私を。
”抱いて欲しい”という事、です…。」
告げた言葉。
■暁 名無 > 「ふーん……まあ、何か納得いかんがそれならそういう事で。」
ちょっと憚られるなら態々聞きだす様な事でも無いだろう。
相手は年頃の女生徒だ。言えないような事の一つや二つあるだろうし。……これでとんでもない罵倒とかされたらどうしよう……。
「セレネ?……どうした?」
愈々もってセレネの挙動が不審の域に達する。
そんなに口外できないようなものなのだろうか。
まあ、彼女の魔術に対するスタンスをみるに、秘匿主義というのは分かる。
だとしたら、無理して聞く様な物でもないか──
「……と、お?」
差し出した手をひっこめるより先に、セレネの頬へと当てられた。
さらりとしたきめ細かい肌がほんのりと熱をもっている。
おいおい、やっぱり熱が──
──あ、ら?
保健室へと連れていくべきかと考えた矢先、思いの外強い力でソファへと倒されていた。
そして何故か俺の上に馬乗りになっているセレネ。
「─── え、いや、はい?
いきなり何を、って……つまり、それが、魔力の?」
告げられた内容に流石に面食らう。
ちょ、ちょっと待ってくれ。言いたい事は分かったが、それ俺が押し倒される意味は──?
「な。なるほどな。
だいぶ特異……いや、あながち珍しくも無いかもしれないが、ええと……」
何故俺は押し倒されてるのでしょう?
■セレネ > 相手の手は大きく、男性らしく武骨だ。
擦り寄るように数度頬を押し付ければその分、己の熱と柔らかさが相手へ伝わるか。
――どうやらやっと伝わったようだ。
安堵する表情と共、込み上げる感情は。
どうしようもなく、雌を刺激させる。
「…嫌なのであれば、無理にとは言いません。
同意の上で致したいので。」
今までここまで困惑の表情を浮かべた相手は見た事がない。
嫌われてしまったら。
居場所がなくなってしまったら。
それを考えると、手が震えた。
■暁 名無 > 「ああ、その、嫌という訳ではないんだが、」
どういう状況なのか誰か整理して欲しい。
俺の記憶が正しければ、セレネの魔力補充の方法を訊いていた気がするのだが。
月光浴以外に特殊な方法があると言われ、それは何だと訊いただけだと思うんだが。
「嫌という訳じゃないが……そもそも今、しなきゃならないことなのか?」
僅かに俺の手を掴んでいるセレネの手が震えている。
そりゃあそうだろう、恥ずかしいだろうし、まだ知り合って日も浅い相手に言う様な事じゃない。
「あ、教えてしまったらその相手と、って事なら今すぐ聞かなかった事にするぞ?
だからほら、そう自棄になるなって……!」
■セレネ > 今しなければならない事か、と問われれば。
そうという訳ではない。
しかし、此処最近月光に当たっていないのでジリジリと魔力は減り続けている。
「自棄になっている訳じゃ、ないです。
…このままだと、減り続ける一方ですし…
暑さでそもそも体力を奪われているのに、魔力も不足してきたら
いよいよ私の身が危ないのです。
だから…。」
そう、これは必要な事なのだ。
己が今後、比較的マシに活動する為の。
「それに、貴方さっき俺に出来る事ならって言ったじゃないですか。
…”これ”は、その中には入らないのでしょうか。」
頬に当てていた手を、ゆっくりと下ろしていき。
己の豊かな胸元でその手を止めた。
■暁 名無 > 「必要な、事なんだな。」
此方を見下ろすセレネの目に嘘は無さそうだった。
それにいたって幾らか話が急すぎる気もするが、それだけ彼女にとって深刻な事態なのかもしれない。
暑さに体力を奪われ、魔力の回復は上手いように行かず、
ただただ消耗していくのみ、というのは確かに危ないように思える。
「言ったよ、言ったけども!
ああもう、分かった。分かったから!」
掴まれた手が下ろされ、セレネの胸元で停まる。
頬でさえ触り心地が良かったのだから、きっとこちらも大分良いんだろうな、と思わずにはいられない。
「でも──本当に、俺で良いのか?」
■セレネ > 必要な事だと、信用してくれた。
強調するように深く頷き、そうだと返す。
このままジリ貧になるくらいなら、急拵えの魔力補充でも重要な事だ。
「…有難う、御座います。」
大分渋々な気がするが。
理解は示してくれたようで有難い。
そうして、確認するような問いかけには。
「貴方で良いから、こうしているんです。
…でないのなら、とっくに他の方としてますよ。」
相手のように多様な属性持ちなら、他にもいるのかもしれないが。
見つかるまで己の体力がもつかも分からないし。
■暁 名無 > 「そう、か──分かった。
協力はするけど……お互いの立場上、他言無用だぞ?」
俺に関しては今更な気がするが、セレネはまだ常世島に来て間もない筈だ。
これから学生として生活するのに、教師と関係を持ったなんて噂が広まればやりづらくなるだろう。
「しかしまあ、何だな。
難儀だなあお前さんも。早く梅雨が明けりゃあ良いのにな。」
口振りにもう少し艶っぽさでもあれば良いのに、と思う。
本当に魔力の補充が目的でするんだな、と思うと男として少しばかりショックを受けなくもない。
他の相手でも良いが一番間近に居たのが俺だったって事だろ……?
■セレネ > 「こんな事。誰かに言ったらお互いの身が危ないでしょう?」
釘を刺されたものの、無論他者に話すつもりは毛頭ない。
――あぁ、でも。
今まで生真面目に生きてきたせいで、こんな気持ちは初めてだ。
誰にも言えない秘密の関係を持つという背徳は。
「梅雨が、明けても。
……貴方が良ければ、また…。」
言いかけて、止まる。
少し、逡巡するように視線を揺らすと。
「また、してくれたら…嬉しい、です…。」
他の相手でも良い訳じゃない。
だが、また相手が承諾してくれるとも限らない。
「私は…貴方だから…したいと、思うんです。」
冷めない顔の熱はそのままに、胸元に置いている手を押し付けようとした。
表情は必死にも、見えたかもしれない。
■暁 名無 > 「分かってるなら、良いんだ。」
いや、良くない気もするが。ていうか良くない。
どこか熱を帯びたセレネの瞳を見て、そんな理は無粋だと頭から払う。
そんな必死な顔をされたら、男ならその気が無くても頷いてしまうに決まってる。
「……ああ、分かった。
お前さんが必要とする時に、な。」
承諾するとともに、手を押し付けられた胸を揉んでみる。
ワンピース越しにも大きさが伝わるほどの膨らみは真綿のように柔らかい。
否応にも体の方が反応し始めるが、流石に正直すぎないか俺の体よ……。
■セレネ > なに、少なくとも今此処には告げ口をするような人物は居ないのだ。
扉もきちんと閉めているし、誰かが入ってくるようなら恐らく分かるだろうし。
「――んっ、」
良かった。良かった。
安堵で体の力が抜けた瞬間、ぐにりと形が変わる胸から走る感覚に吐息が漏れる。
ワンピースと下着越しではあろうが、質量と柔らかさは充分に伝わるであろう。
そして気付いた、尻の下の違和感。
――もしかして。
「…先生、案外正直者なんですね。」
■暁 名無 > 「そりゃあ……そりゃあな。」
うるせーやい。俺も自分自身の正直さに驚いてるところだ。
セレネの朴訥さに感化でもされたのだろうか。全く、情けない。
「これからするって解ってるのに、こそこそ隠す方が変だろうが。
それに、お前の所為だからな、こんな……」
やらしい胸しやがって。
手の中で柔らかく形を変える様子に怒張は増すばかりで。
■セレネ > 「私の、せいだなんて…っ。
す、好きでこんな身体になった訳じゃ…っ。」
無遠慮に揉みしだく相手の手。
上がる熱は欲を刺激し、表情にも洩らす吐息にも艶が生まれる。
「――っ。」
ますます実体を持ち始めるそれに、息を呑む。
己で、興奮してくれているのか。
それが堪らなく嬉しい。
艶やかな顔に、思わず笑みが浮かんだ。
■暁 名無 > 「その割には……何て顔してんだ。
清楚で真面目なタイプかと思えば、とんだじゃじゃ馬だよまったく。」
次第に艶やかな顔つきになって来たセレネを見て思わず苦笑する。
生真面目かと思えば幼子の様に泣きじゃくったり、こうして艶めいた顔をしてみたり。
どれが本当のセレネなのか、それとも全てが本当のセレネなのか。
「興奮、するのは良いけどさ。
流石に腰、動かすには気が早いんじゃないか。」
本人が気づいているのかいないのか。
まるで俺の怒張を煽るかのように、セレネのお尻が僅か前後に動き始めていた。
■セレネ > 「…だ、って。
私だって…一人の女なんですよ?」
じゃじゃ馬だなんて初めて言われた。
しかしそれでも、別の面を見せる己に嫌な顔することなく受け入れてくれる相手は。
…とても優しい人に思えて。
「え…っ?」
言われて気付いた無意識。
ピタッと腰を止めては。
「……。」
いくら、ご無沙汰とはいえ。
流石に急ぎ過ぎだと内心で叱咤する。
「先生、は。
こんな私は…嫌、ですか…?」
こんないやらしい己は、嫌いなのだろうか。
不安そうに上目遣い。
■暁 名無 > 「そりゃあ、こんだけ実っといて女じゃないって言われる方が驚くわ。」
セレネの胸を揉む手を一旦止め、掌で持ち上げるように乳房を揺すってみる。
「ふふ、やらしい奴め。」
腰の動きが停まった。
やってしまった、と言わんばかりの表情には失笑を抑え切れそうになかったが、
「……その上目使い、ズルいよな。
可愛くて一瞬何も考えられなくなる。」
嫌なわけないだろう、と思いつつも。
言葉で答える代わりに掴まれていない方の手をセレネの肩に回し、そのまま上体を起こして唇を奪ってしまおうと。
■セレネ > 「それはもう…そういう趣味の人くらいでしょうね…。」
己の胸をマッサージしていた手が止まり、唐突に胸を揺すられる。
ふるふると動きに従って揺れる胸に、何をしているのだろうかと目を瞬かせて。
「…あぅ…。」
恥ずかしい。
恥ずかしすぎる。
いくら、いくら相手だからと言って…。
「――何も、考えなくても、」
言いかけた言葉は相手の唇に封じ込められ。
奪われた感触に蒼を大きく見開いた。
■暁 名無 > たっぷり十数秒、セレネの唇の感触を味わう様に口付けを交わす。
こういう時は目を瞑ってるのが常套なのでセレネが目を見開いているとは全く気付かなかった。
そして慣れた手つきでカーディガンを脱がしていく。
「……ん。
何も考えなくても、何?」
唇を離して、それでもお互いの吐息が混じるくらいの至近距離で、
キスの直前に何か言いかけていた続きを訊ねる。
■セレネ > 思考が止まる。
相手は手慣れているのか、問答無用に唇を堪能していく。
煽られる熱に滲む情の炎。
まずは一枚と、カーディガンを剥がされた。
白のベールを纏わなくなれば、後は目が覚める程の青だけで。
「…ぇ、ぁ、ぅ…っ」
己の蒼と、相手の赤銅が混じる。
二の句を継ぐ為口を開くがどれも言葉として機能はせず。
恥ずかしすぎて思わず相手に抱き着き、その首筋に真っ赤な顔を埋めようとした。
■暁 名無 > 「なんだ、何もないのか?」
首筋に顔を埋めるセレネに思わず苦笑する。
そんなに恥ずかしそうな態度を取られるともう少し苛めたくなる。
カーディガンをソファの背に掛け、今度はワンピースに手を掛ける。
……が、その前に。少しセレネの背を撫でてブラのホックを探す。
「このまま脱がされる方が良いか?それとも自分で脱ぐ?
……俺としてはどっちでもいいけれど。一応ね。」
■セレネ > 「…な、何も、考えなくても…いいって…言いたかったんです…っ」
相手の首に顔を埋めると、香る匂いは相手が普段吸っている煙草の香り。
…なんだか、不思議な事に落ち着く気がする。
背を撫でる相手の手が何を探しているのかなんて気付く事もなく。
「じ、自分で脱ぐのは…は、恥ずかしい…ので…」
わざわざ聞いてくれる優しさに、あの人とは大違いだなんて
相手の服を軽く握り。
「ぁ、貴方の好きなように…で、構いません…」
己は相手に従う、と。
■暁 名無 > 「おいおい、俺の好きな様にってなあ……
一応、お前の為にする事だろう?自分で楽な様にしようとは思わないのか?」
少しだけ戸惑う。一方的になるのは出来れば避けたいしな……
そう考えながらも手はホックを見つけ、ワンピースのファスナーを下ろしてからホックを外す。
あとは肩を潜らせるだけか……。
「それなら、まあ……しょうがないな。」
今回限りだぞ、と笑って首に顔を埋めるセレネの耳元にキスをひとつ。
「さ、じゃあちょっと離れてくれ。すぐに済むから。」
そう告げて、セレネが離れれば一思いに脱がしてしまおうと。
■セレネ > 「…自分の楽なように…というのが、よく分からないんです。
いつも、好き放題にされてましたので。」
嫌な事を、思い出した。
服を握る手が爪が食い込む程強く握り。
するするとワンピースのジッパーを下げ、緩む下着に何をされたのか遅い理解を示す。
「ひゃっ…」
真っ赤な耳に口付けをされたなら、思わず小さな悲鳴を上げてしまい。
離れてくれとの言葉に、大人しく少し身体を離し。
脱がされる青に包まれていた白磁の肌が晒される。
■暁 名無 > 「そうか……そりゃ悪い事を言ったな。
じゃあ事のついでだ、探してみるか。セレネの気持ち良いところを、さ。」
半分自分に言い聞かせつつ、目の前に晒された裸身に目を奪われた。
静脈が浮き出そうなほど白い肌はどこも滑らかさが見るだけで伝わってくる。
「綺麗な肌だな、セレネ。」
組み伏せたくなる衝動を捻じ伏せつつ、微笑みを浮かべてみる。
今はセレネの中の嫌な思い出と、緊張感をなるべく解していくのが目的だ。
ワンピースを腰元まで下ろしきれば、露わになった肩を撫でようと。