2020/07/02 のログ
セレネ > 「すみません…貴方は、何も悪くないのに。
――え?そ、それってどういう…?」

あぁ、いけない事を言ってしまった。
相手は優しいからそうは言うが、良い気持ちはしてはおるまい。
探すかなんて言われると、何が…?と不思議そうに首を傾げ。

「…あぅ…。」

白い肌は全く日に焼けておらず、何かの傷もシミもない。
肩を撫でられれば、またじわじわと上がる熱に顔を逸らして。

染まる肌はほんのりと桜色を帯び、それも一つの情を煽るかのよう。

暁 名無 > 「どういうも何も、そのままの意味さ。
 自分の楽な様に、やりたい様に出来ないなら今回はセレネの気持ち良い所を見つけておこうってこと。
 ……そしたら次の時は自分で動けるだろ?」

肩を撫でて肌の柔らかさを堪能してから、今度は長い髪に触れる。
指の間を流す様に梳きながら、優しく囁くように声を掛ける

「どこをどう触られたら気持ち良いのか、ひとつひとつ確認して行こう。
 なーに、一つ見つかればあとは芋づる式さ。」

手始めに、と押さえる物の無くなった胸へと手を伸ばす。
今度は揉んだりせずに真っ直ぐ薄い桜色の先端へ指を伸ばして。
指の腹で転がす様に、蕾を愛撫してみようか。

セレネ > 「…貴方が何故、私を主体として動かしたいのかは分かりませんが。
男性は普通、自分が動きたいものではないのですか。」

少なくとも己が知る”男性”はそうだった。
相手の指の間を通る髪は、いつも手入れをしているだけあって触り心地は良い物だったろう。

「そ、そういうものですか…?
――ぁっ…!」

伸ばされた手が摘んだのは薄桜色の尖り。
優しく愛撫されれば、敏感に快楽を拾って。

今暫くは、この他言出来ぬ関係性に身を任せる事となり――。

暁 名無 > 「そりゃあさっきも言ったろ?
 お前の為にするからだよ、お前の為なのに俺だけ気持ち良くてもしょうがないだろ?」

一体どんな男性遍歴を持ってるんだ。
そんな事を思わなくも無かったが、今この場で問うのも野暮だろう。
ならば男としてやることは一つ、過去を塗り潰していく事だけ。

「そういうものさ。
 お、良い声出すじゃんか。」

そうして夜が更けるまでの間、文字通りの秘め事は続いたのだった──

ご案内:「幻想生物研究室」から暁 名無さんが去りました。
ご案内:「幻想生物研究室」からセレネさんが去りました。