2020/07/07 のログ
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)2」に女生徒さんが現れました。
■女生徒 > 世界と世界が交わり異能や魔術を表の技術として扱うようになって、医療という分野は飛躍的にその技術の段階を上昇させた。軽い怪我なら瞬く間にすっきりと消してしまえる。金かそうではないものを惜しみなく使えばもっと自由が利く。救われる命は増えたが
「………………さ、どうぞ」
女生徒が背後にそうささやく、挑発的な視線を肩越しに――可逆性を得る肉体とは不思議なものであり、医療が進歩すればするほど命が軽くなる不思議な感覚を覚える。実際にはかりに乗せたことがあるわけではないがきっと自分が思うよりも遥かに示される数字は軽いのだろうと漠然と思っ
「~~~~~~ッッッ♥♥」
鋭い音が空気を裂いて、白い背に真新しい痣が生まれた。背を大きくしならせて強烈な痛みに震え上がる――赤い痕は傷一つなかった肌の上に醜い腫れを生み、じくじくと甘い痛みを発した。少し裂けたかな…いやまだ軽い、でも
「じょうず、じょーず……♥ すてき…」
■女生徒 > 「ふぅぅ…残しておいてほしかった?でも他の約束もあるからあ―――ッイ゛…っ♥♥」
続く一発は背に残るは尻に、声で煽れば容赦のなくなる性質の相手は好ましかった。指先がすがっている壁をがりがりとひっかいて痛みを訴える――ぞくぞくする。喉から搾り出す声は鞭をくれられるたびに甲高く震え上がりひきつった旋律を奏でてみせた。
「ちょっと…独占欲出さないでって…明日は食事の約束が…えっそれ使うの?本気?」
調子に乗せるとすぐこれだ――いいけど。舌なめずりをして示されたものに視線を送るが、日帰り医療で治るかどうかは別の話になってくる。どうしようかなと思ったが今日のことを考えて予約は入れてあったのだったか?それほどまでにこの体の傷は軽い、一度腕を失ったこともあったが今でも問題なく動く――金は積んだし相応の医者や能力者とのコネクションがあったからだ。用心深いほど命は軽くなっていく。不思議な話だった。
「また先生におこられちゃうかなぁ……あ♥ …………ッッッ♥」
■女生徒 > 「ところで…ハーブとか好き?紅茶は…あなたは珈琲だったっけ…そうだね…私は好きなんだよね…色も綺麗だったりして面白いよ…ふわーって心も体も落ち着いて…逆にムラムラしたり…?なに我慢できないの?話そうよ…どのみちもうすぐ言葉なんてそうそう出せなくなっちゃうんだし…」
準備が進んで態勢が変わるなか、背面に穿たれた創痕の痛みは未だ疼き、奥歯を噛み締めたいほどの快楽(いたみ)にうなされながら声をかけた。お互いに明日があるし行為を急ぐのは致し方ないことだが若干情緒に欠けている――ああ溜まっているのだろうな。色々と落第街と委員会絡みの状況が「動いた」から。怪我人が居ると忙しくなる。命の重さを掌で感じる時がやってくる。今日もそうだった。だからこそこんなことをしているのか――というとそうではなく単純にこういうことが好きだからという割合のほうが圧倒的に大きい。
「言語化は大事だよ――さん。言わなきゃ伝わらないことだって山ほどあるし聞かなきゃわからないことなんて物凄く多いんだもの。気になることにはどんどん突っ込んでいく――ソッチの意味じゃなくてさぁ♥――そゆのが必要だからあなたはもっと授業とかに積極的になるべきだと思うんだよね…モノは良いのに良くない遊びにばっかりハマるともったいないよ?クスリなんか使っちゃダメだって、ろくでなしになっちゃうんだから――ああうん、わかったわかった大丈夫、そんなに時間もないもんね…」
壊れるか壊れないかのぎりぎりの見極めは大事だ――終わってしまったらそれまでだから。他人にもたらされる終わりはひどく呆気なく凡庸な結末だと思う。ああこれは大丈夫…大丈夫だけどひどく苦しいだからこそ気持ちが良い。興奮からシーツを強く掴むと相手が気をよくしたのだろう。普遍的な夜がしどけなく更けていく。
「――――――――っっぐ……♥」
ご案内:「◆特殊Free(過激描写注意)2」から女生徒さんが去りました。
ご案内:「駐車場、車内」に神名火 明さんが現れました。
ご案内:「駐車場、車内」に小鳥遊 日和さんが現れました。
■神名火 明 > 「いやーあはは、あんなに美味しいなんて思わなかったなぁ…エンピレオ。卒業までにまた行けたら行こうね、小鳥遊先生」
時折受講している講義の教師と、出来たばかりの高級レストランに行く約束を果たしてきたところだった。ドレスはどうしても落ち着かないので食後に着替えてしまったけれども、美食と美酒の法悦は未だに体に残っている。流れていく夜景。その後に買い物にも付き合ってもらったから時刻はもう深夜だ。
「高いワインも買っちゃったー。でもあれだよね、やっぱり先生のお茶。飲みたいな。また今度ゆっくり。ゆっくりといえば最近可愛い格好シてるの見てないな~」
教師と生徒、というよりは学友のようなきやすさで助手席から話しかけつつ、向かうは送って頂く先の寮の駐車場だ。カーナビの指示にあわせて必要最低限の案内をしながらも、少しずつ楽しい夜が終わりに差し向かっていく気配を感じて、シートに深く体を預けながらの溜め息はどこかもの寂しい。
■小鳥遊 日和 > いやあ、こちらこそありがとうございます。 本草学のフィールドワークについてくる生徒さんはあまりいなくて、
ついてきてくださって本当に助かりました。 レストラン代なんて安いものですとも、ええ!
(自分の講義はどうしても野外に出る必要がある。 もちろん生徒たちにも事情があるので
一概に出ろというわけにもいかない。 この日は彼女…神名火さんだけがついてきてくれたのだ。
だいぶ遅くなるまでフィールドワークを行う条件として提示されたレストランに二人で訪れて、
終わったころには深夜帯である。 あまりお酒を飲まない自分の性分が、こと運転に関しては役に立った。)
お茶ですか? ええ、それはもう! 最近ハーブの種類も増やしたんです。 転移荒野で面白い種を見つけて。
成分的には毒も無いし、安息効果があるような感じもあるので、ちょっと自分の力でなんとか…どうしました?
(もうすぐ寮につくのだけれど、なんとなく物憂げな感じの彼女が気になる。 ちょっと路肩に寄せたところで、
声をかけた。 今日は無理をさせてしまって、体調を悪くしたのかもしれないし。)
■神名火 明 > 「えへへへ、ごちそうさまです~。本当に二人っきりだとは流石に思わなかったけど、実際に見て触れてみないと面白くないのは事実だし。それにしてもこの島の植生は本当に外とは趣が違うね、こっち側に異世界のが飛び地してきてたりするのかな…?うーん興味はあるんですけどねえ、どーしてもこっちも毎回とはいかなくてごめんなさい。薬草とかそのへんのも体がたくさんあればもうちょっと学びたいんですが如何せんねー」
仕方なく取っているわけではなくて本当に楽しい時間だった。まさか冗談で提示した約束が通るほどだとは思っていなかったけれどもともすれば年下にすら見えかねない彼の姿が微笑ましくてこちらもにこにこと上機嫌だ。
「ああ、あはは。いえいえちょっとね、次がいつになるかわかんないからちょっと名残惜しいなって…まだちょっと研修とか立て込む感じなので、いやー大変大変」
指摘されるとそちらをくるりと向いて照れくさそうに髪をいじいじ。妖精さんがつけてくれているエクステはたっぷりとした銀のカーテンをうみだしていて、それにしなだれかかるようにして。
「ちょっと…話していきません? 先生がよかったら。すぐに帰っちゃうと、ちょっと…えへ」
■小鳥遊 日和 > ああー、そう言ってもらえると本当に嬉しいです、ええ…!
そうなんですよ、この島の植生は本土と全く異なりますからね。
転移荒野なんかではすでに異世界の蘚苔類が繁殖しているのですが、
中には肉食のものなどがあって…あ、いえいえいえ!本当に、来てくださるだけで感謝ですから!
(ぶるぶると首を横に振る。 こうして一緒にフィールドワークに出てくれるだけで、
もっといえば興味を持ってもらえるだけで本当に嬉しい。 彼女の言葉に相好を崩しながら、
ものすごく楽しげにお返事をした。)
あー、そうですか、研修…。 それならしかたないですね。
フィールドワークは何度もやっているので、ぜひまた来てほしいんですよね…。
あ、あの…!あの…、神名火さん…?
(エクステたっぷりでやる気満々な彼女が、髪をいじっている。
その上に、さらなる”お話”となっては、なんとなくどきりとしてしまうのだ。)
あー、も、もちろんです! 神名火さんがお話したいことなら、いくらでも!
(ここは頼られた男として頑張るしかない。 胸を張って元気よく答えた。)
■神名火 明 > 「そんなこと言うと、朝までって甘えちゃいますよー?これでも私は意外と甘えん坊で通っていたりするんですし、先生とお話するの楽しいし。最近はほんとに家で遊ぶとかそれ系のことばっかりだったからほんとにあちこちデートしたみたいで…、ねえ」
身を乗り出す。運転席の扉側まで腕を伸ばして彼の肩にそっとかけるとそのまま乗り上がり、顔を見合わせる。フロントガラスの風景を隠すように彼の視界を侵して奪い去る。今や地球人種の混血がどれほど一般的かなどは最近は考えることもなくなったが、日本人離れした碧眼が潤んで乙女めいて細められる。
「だめですよー、食べられちゃったりシちゃ…先生がいなくなったら私悲しくてどうにかなっちゃいます…卒業したら私がいなくなるかもなんですけど…また一緒に歩いてみたい…広い荒野だって楽しいものでいっぱいだし、私は楽しそうにしてるあなたを見るのが好き、みたいです」
もう片方の手はそうっと女性めいた稜線の頬に添えられて、着飾ることを許されぬ整えられた爪が、指が、そうっと愛しげに愛撫する―毒蜜の声。体を重ねた。二人分の体重をシートが受ける形になって。
「…あきくん、って呼んでいい?」
■小鳥遊 日和 > ええ、もう朝まで甘えてくださって大丈夫です! どんなお話でも聞きますよ!
そんな風に褒めてもらえると、またフィールドワークにお誘いシたくなりますね。
(熱心な生徒さんがいてくれるとすごく嬉しい。とはいえ、なんだか彼女の圧がちょっと強い気はするが。
ずい、と乗り出した彼女が目の前に迫る。 きれいな碧眼に少しだけ見惚れた。)
え、ええ、食べられたり…? そうですね、転移荒野なんかは危ないですから、最善の注意を払って探索しないとですよね。
卒業したとしたら、ぜひ一緒に研究に、参加してもらいたくて…ええ、もちろん、あの…あの…神名火さん…?
(彼女のしなやかな指がそっと頬にふれる。微かにひんやりとしていて、すべすべのそれが優しく動く。
まるで蛇に睨まれたかのように身動きが取れない。 彼女の重さと自分の重さを、シートが受け付けて微かにきしむ。)
……は、はい…。
(年下の女性に呼ばれるには、だいぶ愛らしい呼び方だけれど、不思議と彼女に呼ばれても嫌ではなかった。
ごくりと息をのみ、従順にうなずく。)
■神名火 明 > 「卒業してもかあ…、じゃあほんとにここの病院に就職しちゃおっかな…?なんだかプロポーズみたいだね…、嬉しいな…いいよ、あきくん。私も一緒にいたいと思ってるし…きっともっと楽しい毎日になるよね…美味しいハーブティも頂いて…」
酒の勢いかとりとめのない話を繰り返しながら、頬から首へ――細い輪郭をやさしくなぞって胸板に掌が這い回る。艶かしく。愛の動き。眼前でちろりと赤い舌が唇を舐める。ふるえた首肯が可愛らしくてうっとりと眼を細めちゃう。
「あきくんって本当に可愛い。ああ、もちろんそれ目当てで講義に出てるわけじゃないからね?ちょっと最近また――太腿のほうお肉ついたでしょう、私、麻酔科医の彼ほどじゃないけど見たら体重とか体格だいたいわかるんですよね、人間なら特に正確に。抱き心地が良さそう…一緒に寝るなら…なんて、不祥事ですよね」
普通は卒業するまで我慢するのに――肩に添えた手を彼の耳まで移動させて耳殻の内側をなぞりあげながら、体はついに膝をあげて先生の体をまたぐ形に。レバーを操作して体重に応じてシートを後ろに倒してしまえば、彼の視界は天井との間に隔てる明の見下ろす様に。
「…………」
唇の前にひとさしゆびをたてる――いっかいだけ。じぃっと碧眼で見つめて彼のこたえを待つ。
■小鳥遊 日和 > は、はいっ…ハーブティなら毎日新しい味を試せますし、最近はお菓子なんかも自前で用意し、て…!
なんか毎日お味噌汁作るみたいな感じですね、あは、あはは……。 う、うぅ……♪
(首筋から胸板に、するすると掌が這う。 自然と体が固くなり、必死に我慢しようとしても声が漏れる。
彼女の赤い舌がまるで獲物を目の前にした獣かなにかのよう。 その鮮烈な赤が眼に入ると、思わず息を飲む。)
ありがとうございます…。 あのっ、はい、すみません…。 ハーブティに合うお菓子の試食をしてて、
最近ちょっと太った自覚はあるのですが…。 ―――っ…♪ お、おわっ…!?
(がくん、体が揺れる。 ロックが外れたシートはフルフラットな状態まで倒れる。
驚いている間にも、彼女の手は体を這い回り、さらには自分をまたぐ形。
彼女が人差し指をそっと立てて示す行為に、今のまま抗うことなんてできない。)
その、今なにかあるよりは、きちんと合意のもとなら、もんだいはない、かと……。
(こくん、と小さくうなずく。 心臓が早鐘を打つ。 彼女に押し倒されてしまうというのも
ちょっと情けない話だが、 彼女の言葉に頷いて見せた。)